更新日令和5(2023)年12月11日

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令和5年度第1回柏市特別職報酬等審議会議事録

1.開催日時

令和5年10月11日(水曜日)午前10時から11時30分まで

2.開催場所

柏市柏五丁目10番1号

柏市役所本庁舎5階第4委員会室

3.出席者

委員

対面出席委員(5人)

徳永委員(会長)、中屋委員(副会長)、阿部委員、長谷川委員、平野委員

オンライン出席委員(2人)

萩嶋委員、山下委員

事務局(6人)

飯田総務部長、清水給与厚生室長、石井給与厚生室副主幹、清水給与厚生室主査、松沢給与厚生室主任、笠原給与厚生室主事

4.議事及び意見交換

(1)諮問事項について

総務部長から、会長に諮問書の受け渡しを行った。

【諮問事項】

市長、副市長の給料の額並びに市議会議員の報酬の額について

(2)柏市特別職報酬等の状況について

  • 事務局から説明

総務部長から本審議会の設置経緯等について説明後、担当から資料に基づき報酬等の状況について説明した。

  • 質疑応答

(長谷川委員)柏市の年間の市債の償還額はどのようになっているか。

(事務局)令和4年度の決算で見ると、年間の償還額にあたる公債費は91億9,300万円となる。ただし、こちらには元金だけではなく、利子も含まれている。

(長谷川委員)一般会計の累積発行残高はどのくらいか。

(事務局)一般会計ではなく、柏市全体の債務残高となるが約1,198億円となる。

(長谷川委員)一時期より市債の返済が順調に進んでいるという印象を持っている。財政の方針などはどうなっているか。

(事務局)債務については、返済額以上に借りないという方針に基づき進めてきた結果、債務残高の圧縮に繋がっているものと考えている。

(長谷川委員)一時期、市債が2千億円以上あり、毎年100億円以上返済しているという記憶があった。90億円ぐらいの返済で済んでいるということは、順調に計画が進んでるということか。

(事務局)市債残高自体が減ってきているというところから、それに伴い償還額も減ってきているものと考えている。

(徳永会長)債務の利払いは、固定なのか。金利は、長期金利が上がれば、国債の利払いの金利も上がってくる。柏市の場合はどうか。長期であった場合、やはり急激に上がってくるのか。また借入期間はどうか。

(事務局)銀行からの借入は入札方式をとっており、その中で一番低い金利を出したところを採用している。基本的には固定金利で借り入れを行っている。銀行からの借り入れは最長10年となる。

(阿部委員)今回の対象を市長、副市長、議員の3点に絞った理由は。

(事務局)条例で審議会の担任する事務は決まっており、市長、副市長、議員が対象となる。教育長、上下水道事業管理者、常勤監査委員については、これまで一緒のタイミングで改定をしてきた経緯があることから、参考として意見をいただきたい。

(長谷川委員)例えば市庁舎の建て替えとか、あるいは道路整備とか、これから大きい支出予定によって緊縮財政が予見されることはこの5年以内にあるのか。

(事務局)公共施設関係については、第2期目の公共施設等総合管理計画を現在策定している。基本として、この計画に基づき、公共施設に対する方針を決めていくことになる。現状、想定される点は、長期的に修繕を要するものとして学校関係が一番多くの床面積を持っているが、その維持管理の手法としては大規模修繕、長寿命化、建て替えといった方法が考えられる。今後、生産年齢人口割合の減少などによる市税の落ち込みなども想定されることから、財政運営上は、ある特定の年度に集中するのではなく、平準化を行いながら、必要なものから修繕等を実施していく。またそれと並行しながら、時代やニーズにマッチしなくなってきた公共施設については、そのあり方も含めて検討していく。

(長谷川委員)人口減少という話があったので伺う。歳入の減少として市民税があると思うが、柏市の1人当たりの年収は減り続けていると聞いている。今後の柏市税において、将来予測としてその減少を、比較的楽観的に考えているのか、それともある程度数字を見込んでいるのか教えていただきたい。

(事務局)将来の状況については、市の最上位計画である「第6次総合計画」が現在策定中であり、財政推計はその中で示していくことになる。市の歳入の根幹をなすのは、市民からの税金、特に固定資産税や市民税となっていることから、人口減少の部分は人口推計と照らし合わせながら、財政の推計を行っているところである。

(徳永会長)過去のエビデンスはいただいたが、次の中期計画に関するデータはあるか。次の5年を考える上で参考となり、提供していただきたい。

(事務局)担当課に確認の上、お出しできるような資料があれば、次回提供させていただく。

(中屋副会長)財政状況や他の市、中核市と比較を考えると、引き上げても良いかなとは考えている。ただ昭和56年当時は、議員の給料は市長の給料の約半分くらいだった。今は、市長の給料に対して6割くらい。一律に下げた結果かとも思うが、柏市長は休みなく働いているので上げたほうが良いと思っている。その反面、議員は兼業の場合、専業の場合とあるが、日給で良いのではという市民の声も聞く。また、稼働日数を考えると6割は多いのではないかという考えもある。ただ、上げるのであれば、一律で上げなければならないのかなとも考える。

(事務局)市長、副市長と異なり、議員は常勤ではないという話だが、活動内容に関する資料について、議会事務局から提供を受けたものをお示しさせていただいた。市長も議員もそうであるが、コロナ禍というところもあり、本来の活動、行事の出席の件数が少なかったということを、それぞれの事務局から聞いている。

(長谷川委員)委員会によっても、忙しい委員会もあれば、そうでない委員会もある。

(中屋副会長)動いている人とそうでない人の差もある。

(長谷川委員)議会の方から、日当にしたほうが良いのではないか、というような提案があってやるものであり、審議会は付属意見として出してもいいかもしれないが、議会が最終的に議論して議決すべき内容であると考える。議員の中で自分たちがどうしたいのかいうのが大事であると思う。

(阿部委員)難しいところ。企業のように人事考課が出せるわけではない。

(長谷川委員)なかなか政治活動を評価するのは難しい。

(阿部委員)新聞でも、市立病院の建て替えで180何億円必要とか、或いは義務教育学校だとか、数字が出ている。確定した計画とは言えないかもしれないが、その辺だけは取り込んだ、先々の見通しを示していただいた方が、市民感情からも良いと思う。

(長谷川委員)現時点の計画の不確定要素はあるかもしれないが、色々な事業があるから、給料を上げないという話ではないとは思う。緊縮財政をしなければならないという状況の中で、給料を上げるというのは本末転倒だが。前に向かって積極的に楽しい柏市を作っていくんだという明るい未来を見ながら、議員や市長に頑張ってもらおう、ということで給料を上げるのは正しい方向であると思う。そうすれば、柏市の職員の人達も、自分たちの上昇分を気持ちよく受け取れるし、みんなハッピーってことになるのでは。

(事務局)大きいものでは市立病院、その他、そごう跡地の取得をこの間の市議会の市政報告の中で報告したところだが、購入価格は相手方と交渉中であり金額等はまだ出てない状況。また、学校等の公共施設等の事業で予定されているものもあり、今現状で数字等がまとまっているもの等で公表できる熟度まで達しているものについては提示させていただく。

(萩嶋委員)先の意見のとおり、明るい柏市ができるなら、給料をあげてもいいと思うし、現状維持ということであれば、給料を特に上げる必要もないのかなと思う。

(平野委員)前回5年前の会議の時は緊縮財政が続いていて、もうそろそろいいかな、ずっと給料上げていなかった、ということもあり少し上げた経緯がある。市民サービスはそのまま緊縮財政のままであり、建物もあちこち老朽化している。確かに、財政面は数字的には良いのだが、もう少し活気のある、市民を大切にした政治をしていただけないかな、っていうのが私たち市民の気持ち。本当に働いている市の職員の方はすごくよくやってくれており、そこの給料を上げるのは良いが、特別職はもうちょっと待っていただき、もう少し市民サービスを良くしていただけたらと思う。

(徳永会長)中期計画のベースとなる数字を出せる範囲の中で出していただくことを再度お願いする。市民目線と人事院勧告の乖離もあると思うことから、なるべく処遇等の判断につながる資料をお願いしたい。

(3)今後の進め方について

  • 事務局から想定スケジュールを説明
  • 質疑応答

(長谷川委員)審議会設置規則の第1条に規定のある条例について提供いただきたい。

(市)次回の会議の際に用意する。

5.事務連絡

次回第2回審議会開催は10月19日(木曜日)午前10時から、第3回審議会開催は10月30日(月曜日)午前10時を予定。(ただし、第3回は変更可能性あり)

6.傍聴

2名

7.配布資料

お問い合わせ先

所属課室:総務部給与厚生室

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎2階)

電話番号:

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