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柏市学校給食将来構想(学校給食のあり方検討)
柏市の学校給食は、旧柏地域の小中学校(51校)と風早南部小学校では、学校の敷地内に調理場があり、その学校分の給食のみを調理する方式(以下「自校方式」という。)、旧沼南地域の小中学校(11校)では、複数の学校の給食を学校給食センターで調理し、給食時間までに配送する方式(以下「センター方式」という。)で実施しています。
しかし、各調理場は老朽化が進行するとともに、平成21年に施行された「学校給食衛生管理基準」への適合といった課題を抱えています。
また、近年、学校給食を取り巻く環境は大きく変化しており、食育の推進や食物アレルギー対応の重要性が高まるとともに、少子高齢化の進行に伴う児童生徒数の減少や働き手の減少に対して、持続可能な学校給食の実施体制が求められています。
そこで、本市では、これらの課題を克服し、将来にわたり、安全・安心でおいしい学校給食の提供を実現するため、令和3年3月、センター方式を基本とした「柏市学校給食将来構想」を策定しました。
その後、学校給食に期待される食育推進上の効果も踏まえつつ、これから迎える本格的な施設の改修や更新において学校給食を安定的に提供していくため、より現実的に実施可能な給食提供方式の方向性を示すものとして、令和6年3月に改訂を行いました。
「柏市学校給食将来構想」
構想の概要
柏市学校給食の基本方針
柏市における学校給食の現状と課題、学校給食に関する意見を踏まえ、次のとおり「学校給食の目標」と「基本方針」を掲げます。
【学校給食の目標】
安全・安心でおいしい給食を将来にわたり提供し、子どもの健やかな成長につなげる
【基本方針】
- 安全・安心な給食を提供する
- 栄養バランスのとれたおいしい給食を提供する
- 食物アレルギーに対応した給食を提供する
- 食育を推進する
- 将来にわたり安定的な給食提供体制を構築する
学校給食提供方式の方向性
- 自校方式調理場は維持していくことを基本とします。
自校方式は、給食提供にかかるコストが割高になるものの、調理食数が少ないことから手作りしたり、手間をかけたりする献立を取り入れやすいことや学校に調理場があることで給食をより身近に感じられるなど、食育や食を通じた学びを進めやすい環境にあるため、可能な限り維持していきます。 - 学校給食センターは建て替えることとします。
学校給食センターは老朽化が進行しているため、万が一事故等が発生した場合はその影響が11校に及ぶこと、また、旧沼南地域における自校方式調理場の整備は、物理的な制約が大きく、すべての学校に設置することができないこと、さらに、新たに整備する学校給食センターの調理能力に余裕を持たせることで、自校方式調理場の改修時等にも代替給食を提供することが可能になることを踏まえ、センター方式を継続していきます。
なお、今後の施設整備は、本将来構想に基づいて策定した「柏市学校給食施設整備計画」を踏まえ、学校給食衛生管理基準への適合を図っていきます。
「柏市学校給食施設整備計画」
柏市学校給食施設整備計画は、「柏市学校給食将来構想」で示した柏市学校給食の基本方針及び学校給食提供方式の方向性に基づき、安全・安心で安定的な学校給食の実施に向けた施設整備を計画的に推進していくことを目的として策定しました。
パブリックコメントの実施(結果)
柏市学校給食将来構想改訂版(案)について、以下のとおりパブリックコメントを実施しました。
- 実施期間:令和6年1月4日(木曜日)から令和6年2月5日(月曜日)まで
- 閲覧場所:行政資料室(市役所本庁舎1階)、行政資料コーナー(沼南庁舎1階)、近隣センター、富勢出張所、柏駅前行政サービスセンター、学校給食課窓口、市のホームページ
詳細は、柏市学校給食将来構想改訂版(案)のパブリックコメント実施結果をご覧ください。
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