更新日令和3(2021)年2月26日

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令和2年度第2回柏市立柏高等学校第三次教育計画策定委員会議事録

令和2年度第2回柏市立柏高等学校第三次教育計画策定委員会議事録

1.開催日時

令和3年1月20日(水曜日)午後3時から午後5時まで

2.開催場所

沼南庁舎501会議室(柏市大島田48番地1)

3.出席者

策定委員

岡崎委員・塚本委員・増田委員・河嶌委員・宮島委員・増子委員・後藤委員・石田委員・加藤委員・須田委員・中村委員

事務局・作業部会

松澤学校教育課長・杉浦教職員課長・関根学校財務室長・浅野学校施設課長・逆井指導課長・須藤児童生徒課長・石田学校教育部参事・近藤学校保健課統括リーダー・萩原教育研究所統括リーダー・新井教職員課統括リーダー・岡崎教職員課管理主事・金子市立柏高校教頭・高井市立柏高校教頭・西村市立柏高校事務長・滝沢市立柏高校教務主任

4.協議等

1.教育計画の方向性について

1.望まれる市立柏高校と育てたい生徒像 「柏で育てる 柏を支える 市立柏高校」
1.将来望まれる市立高校
  • 柏市民から愛され、必要とされる高校
  • 柏市全体で、市が設置する唯一の高校であると認識され、常に関心を持ち、支援・協力してもらえる学校
  • 多様な生徒を受け入れ、個々の夢をかなえる学校
  • 地域(柏)を将来支える人材を育てる学校
2.育てたい生徒像
  • 課題を乗り越え、生涯にわたり学ぶ意欲を持ち続ける生徒
  • 主体的に考え、行動する力を持ち、社会人として自立できる生徒
  • 自他の違いを認め、共生する心と資質を持った生徒
  • 地域社会に貢献する意欲を持ち、将来の地域を支える力を持った生徒
3.育成する資質・能力
  • 社会人としての基礎・基本(マナー・常識・教養など)
  • 他人の意見にじっくり耳を傾け、自分の言葉で自らの意見を語ることのできる力(コミュニケーション力)
  • 他者と協働する力(受容性・協働力)
  • 失敗をおそれず、挑戦し続ける力(主体性・挑戦力)
  • 自ら課題を見つけ、学び続ける姿勢
2.教育計画の方向性
1.豊かな学びを支える学習環境の充実
  • 未来を創る「ICT教育」を推進する。
  • 学力向上につながる授業改善を目指し、「イチカシ学力スタンダード」を策定する。
  • 通学に係る利便性と安全性を向上するため、学校所有バスの活用を検討する。
2.地域と支え合うキャリア教育の推進
  • 一人の市民として社会に貢献する姿勢を養う、「シチズンシップ教育」を実践する。
  • 様々な体験を通して、将来ビジョンを持ち、自らの進路を主体的に考える姿勢を養う。
  • 地域と連携することで、地域の将来を支える人材を地域全体で育てる意識を醸成する。
3.地域と歩み続ける部活動
  • 部活動の運営について、共通理解を深める。
  • 地域と連携した活動を継続する。
  • 地域スポーツや文化の拠点として、地域の部活動を支える存在となる。
4.「イチカシの魅力」発信の改革
  • 情報発信の中心となる学校のホームページを刷新する。
  • 生徒が主体的に学校の魅力を発信する体制を構築する。

2.具体的な施策と取り組みについて(進捗状況の報告)

1.ICT教育の推進(イチカシ版GIGAスクール構想)について
  • ネット環境の整備を進める。
  • Google for Educationを活用したICT教育の充実を図る。
  • 近隣大学等と連携し、STEAMS教育の検討を進める。
  • ICTを活用した柏市及び市立柏高校の課題解決に取り組む。
  • ICT教育に係る職員研修を実施し、教職員の活用技術を向上する。
2.「イチカシ版学力スタンダード」の策定について
  • 生徒が身につけるべき学力を明確にした指導や評価について教職員の共通認識を深め、授業改善や学力向上につなげる。
  • 教科間で関連性を見つけ、連携し、教科横断型の授業を展開する。
  • 基礎基本を中心に「わかる授業」を展開し、基礎学力の定着を目指すとともに、生徒にわかる喜びを実感させる。
  • 市教委指導主事訪問を含む授業練磨の取り組みを行う。
3.スクールバス導入の検討
  • 受益者負担での運用を示したところ、希望生徒は全体の30パーセント程度である。
  • 今後は、保護者を対象とした同様の希望調査を行い、運用について検討する。
4.地域と支え合うキャリア教育の実践について
  • 総合的探究の時間を活用した取り組みとして、市や関係団体等と連携し、講演会や探求スキルアップ講座、公務員初心者講座等を開催する。
  • 情報のインプットにとどめず、知り得た情報について自ら調べたことや意見を発表するアウトプット活動を重視する。
  • NPO等外部団体が主催するキャリア教育プログラムを取り入れる。
  • 学校設定科目として、「地域研究」や「職業体験」を選択科目として設置し、市や関連団体と協働で行う課題研究や長期インターンシップの取り組みを推進する。
  • 放課後や長期休業中に、公務員講座や短期インターンシップの取り組みを行う。
5.その他、検討中の取り組みについて
  • 国際理解教育や異文化・多様性理解教育を推進する。
  • 選択科目群に希望進路に応じた科目を設置し、より特色あるカリキュラムを編成する。
  • 学習活動や進路実現活動との両立を目指した部活動の運営を検討し、生徒の主体性を伸ばす部活動のあり方を明確にする。
  • それぞれの取り組みを計画的に実施していくため、校内組織づくりを進める。

3.各委員からの意見

【塚本委員】
魅力発信の方法として、「広報かしわ」を活用してはどうか。また、部活動を目的に入学してくる生徒が多いとのことだが、市立柏高校は優れた英語教育を行っている。姉妹都市から派遣されたALT2名も活躍している。そうしたことを中学校の先生方にもっと知ってもらえるとよい。夏休み等に中学校の先生方を招いた教科ごとの研修会を開き、施設や学習指導などを知ってもらう機会を設けてはどうか。
【加藤委員】
市立柏高校は地域と長く交流を続けている。連携というより、こうした交流をこれからさらに強化していくとよい。交流することでどのような効果があがるのかを明確にし、そこをアピールできるとよいのではないか。
【須田委員】
コロナ禍において、中3生徒は情報収集が十分できていない。唯一の情報源が各高校のホームページである。ホームページの充実は志願者の増減に関係してくるかもしれない。生徒が主体となって作り上げる学校紹介等は魅力を感じる。市立柏高校のことを知らない若い教員が中学校は増えているので、教員を対象にした説明会やPR活動があるとよいのではないか。
【増田委員】
コロナ禍において、保護者会の活動も制限されてしまった。情報共有等を図るために、学校のホームページにある保護者会のページをもっと活用したいが、市立柏高校はネット環境があまりよくない。保護者会活動をもっとアピールするためにも、ネット環境の改善について、保護者会として学校と連携できることを考えていきたい。
【岡崎委員】
提案のあった多くの取り組み等について、市立柏高校の先生方が、端的に分かりやすく説明できる体制を作ることが重要である。こうした取り組みをすることで、子どもたちがどうなっていくのか、市立柏高校の教職員全員が共通理解し、いつでもはっきりアピールできなければ計画は作っただけで終わってしまうだろう。
【石田委員】
ホームページの改善について、どうすれば見てもらえるかについて説明があったが、情報の更新も重要である。
【宮島委員】
キャリア教育の推進は、一定の市民ニーズがあるだろう。キャリア教育を進めていくことで、生徒自身の学びが深まり、学力向上にもつながるのではないか。計画策定の中で、地域の方々や学校設定科目に造詣の深い方をメンバーに加えられるとよい。
【後藤委員】
多様な生徒を受け入れることも市立高校の役目の一つと考える。そのための取り組みを考えなければいけない。環境の充実よりも、豊かな学びの内容や、どのように教えていくのかに焦点を当てるべきである。また、市立柏高校の情報を一般の市民が無意識に見るようなPR活動が必要ではないか。
【増子委員】
説明のあった将来像について、きれいな文言をどのように具体的に実現していくのか、しっかり取り組まなければいけない。具体的な出口戦略について、もっと検討が必要である。学校が変わるためには、まず教職員の意識が変わらなければならない。学校は、単なる「教える」「教わる」場から、「学ぶ場」さらに「発信する場」「創作する場」へ変容していく。全教職員が教育計画の策定に携わる校内体制の構築が最も重要である。
【河嶌委員】
市立柏高校が、今なぜ「選ばれない学校」なのか、市立柏高校の全教職員が原点にかえって考えなければいけない

5.連絡

来年度の教育計画策定委員会について

  • 全3回程度の会議の開催を予定している。
  • 来年度前半において、進捗状況を報告した取り組み内容を整理したものを提示する。
  • 来年度後半において、各取り組みの実施計画を練りこんだ教育計画書を作成し、提示する。
  • 詳細な会議日程は、今年度末に通知文を送付する予定である。

お問い合わせ先

所属課室:学校教育部教職員課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎2階)

電話番号:

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