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更新日令和5(2023)年3月17日
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令和4年度第4回柏市男女共同参画推進審議会会議録
開催日時
令和4年12月26日(月曜日)午前10時~午前11時30分
開催場所
パレット柏 ミーティングルームE
出席者
(委員)
大村委員、橋本委員、木野委員、中光委員、中島委員、庄子委員、小島委員
(事務局)
仁尾共生・交流推進センター所長、野戸副主幹、金子主事
議題
- 柏市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度に関する要領(案)について
- 令和3年度実績報告書について
- 令和2年度実績報告書の意見書について
議事(要旨)
1. 柏市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度に関する要領(案)について
事務局から柏市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度に関する要領(案)についての報告を行った。その際の主な意見は次のとおり
- 小島委員
宣誓制度を届出制度へ変更したとのことだが、その違いは何か教えていただきたい。
- 事務局
当事者支援団体の方から、「制度は届出としてほしい。婚姻届は届出でできるのに、パートナーシップ制度は宣誓しないといけないということに不平等感が生じる。」とのご意見があり、変更することとなった。
- 木野委員
当事者の方から宣誓には顔出しが必要になるとの話を聞いたことがある。
- 大村委員
法律だと、施行後3年を目処に、中身の見直しをするといった見直し条項をつける場合がある。今回初めて制度を制定するため、今後新しい意見や不都合が出て、見直しが必要になる場合があると思われる。実施状況を見ながら、柔軟に検討するという受け止めでよいか。
- 事務局
11月に実施したパブリックコメントの意見に対して「制度開始後も当事者からのご意見や近隣自治体の動向を参考に検討してまいります。」と回答しております。今後も審議会に諮るなど、制度をより良いものにしていきたいと考えております。
- 庄司委員
内容については賛成です。パプリックコメントの意見の中で、松戸市がパートナーシップ宣誓制度を制定されてるとあるが、柏市との違いがあれば教えていただきたい。
- 事務局
ファミリーシップ制度が含まれるかの違いがある。松戸市はパートナーシップのみの制度であるが、柏市はファミリーシップも含めた制度となっている。
- 庄司委員
パートナーシップに関して、受けられるサービスに違いがあったりするのか。
- 事務局
受けられるサービスは自治体によって違いがある。ほとんどの市で市営住宅の入居申請はできるが、全体としてそこまで多くのサービスはない。市としては、利用できるサービスは増やしていきたいと考えている。
- 庄司委員
自治体によって受けられるサービスが違うことがわかりました。
- 木野委員
ファミリーシップ制度をつけると、その家族の子どもが保育園に入る時や特別支援や就学援助も有効になる。
- 大村委員
今回の制度では、本人の親は含まれないのか。
- 事務局
現在のところ未成年の子どものみとしている。
- 木野委員
介護される側の人数がものすごく多いので、親を含めるといった考慮をした方がよいのではないか。
- 中光委員
ファミリーシップを含めたことで、子どもの就学に関する面では、より踏み込んだ内容になっている。
- 大村委員
相互承認制度について、協定など結ばなきゃいけないのでハードルが高くはなるが、検討した方がいい。
- 橋本委員
病院での利用というのは、あくまでも柏市内の病院だけを想定しているのか。
- 事務局
現在、市立柏病院に交渉している。民間の医療機関となると医師会になってしまうため、今後交渉し、広げていきたい。
- 橋本委員
あくまで利用できるのは柏市の病院ということで、松戸市に搬送された場合は利用できないということか。
- 事務局
現在のところそのようになる。制度について理解のある他自治体が受け入れていただければ、利用できるところも広がっていくと思われる。
- 橋本委員
そのあたりは他自治体との連携が必要になってくるのではないか。
2. 令和3年度実績報告書について
事務局から報告を行った。その際の主な意見は次のとおり
- 庄司委員
柏市ではパートナーシップ・ファミリーシップ制度もそうだが、市民が柏市に住むことに魅力を持ってもらうような取り組みをしていると感じるが、どこまでそれを市民が知ってるのかが疑問である。たとえはパブリックコメントの周知についての質問に対して、ホームページやリーフレット、その他事業者に対して啓発に努めていくと回答しているが、これだけで伝わるのだろうか。若い人たちはSNSを、子どもたちも学校の学習の中で端末を使用しており、情報は洪水のように溢れている。市として啓発の方法を検討していくべきではないか。
- 事務局
センターでTwitterのアカウントは持っているので、若い人に見てもらえるような情報を流していきたい。またInstagramは子育て支援課でアカウントを持っているので、広報の協力してもらうことは可能。パートナーシップ・ファミリーシップ制度は3月15日施行予定で、広報かしわ3月15日号で特集を組む予定。今年から広報広聴課にシティプロモーション担当を据えており、そちらとも連携しながら柏の良さをプロモーションしたい。
- 庄司委員
教職員の一般財団法人東葛教育会館では、柏市PTA連絡協議会との関わりがある。ファミリーシップ制度が始まるということは、学校教育の面でもプラスになると思われるため、関係団体に協力してもらえば周知・啓発ができるのではないか.。
- 木野委員
柏市では30回も男女共同参画フォーラムやっているが、チラシを配ってもなかなか人が集まらない。せっかく良い内容だったのに、集客できなかったので、周知の方法は考え直さないといけないと考える。子育て関係のイベントと繋がったり、アピールの仕方とテーマの選択を考えていかないと難しいと思う。
- 橋本委員
イベントはオンライン配信もしているのか?
- 木野委員
オンラインでも実施したが、あまり集まらなかった。
- 庄司委員
見逃し配信のように一定期間見られるようにするのはどうか。どれぐらい視聴されたかも参考にできる。
- 中光委員
学校でもパスワード設定して、期間を設けた配信を行っているが、ほとんどの保護者の方に見ていただける。PTA連絡協議会と柏市教育委員会の生涯学習課がコラボする予定があるが、そこに男女共同参画担当なども一緒になって横の繋がりを広げていくのがいいのではないか。
- 庄司委員
男女共同参画だと堅苦しいが、人権教育的な部分で学校教育にフィットする。自分も相手も大事だという考え方を持つのは、すべての担任の先生がクラスを持った時に、望むことだと思う。
- 中光委員
みんな違ってみんないい。違いは間違いではないというメッセージは大事である。それが広がるのは横の繋がりがあるからこそだ。
- 庄司委員
柏市民が住みやすくするために行っていることを発信することは、柏に住みたい市民が増えることにもつながる。学校教育とコラボすることで、多くの保護者に知ってもらうことができ、興味を持ってもらうきっかけになるのではないか。より深く知りたい人はホームページとか、リーフレットなどにつながると思う。
- 中光委員
横のつながりは以前よりも進んでいるように感じる。LGBTガイドラインの作成にあたっては、私や児童生徒課にも声がかかり、私たちの意見も聞いてくださったりと、市長部局だけでなく教育委員会とも連携した取り組みができてきた気がする。
- 大村委員
関心を持ってもらう周知の方法としては、開催した講演はそのダイジェスト版を流すといったやり方があり、逆にこれからのものについては予告編として短くしたものを流すやり方がある。
- 中島委員
学校が開催したイベントに参加したが、保護者の方がいないことがあった。
- 中光委員
それは学校のアピールが足りなかった。
- 木野委員
学校側が好意的であれば集まる。団体で性教育の講演を行ったが、それには70名の参加があった。
- 中島委員
地域の方にも声かけするのも大事だと思う。
- 庄司委員
学校側の問題もあると思うが、スポーツインストラクターを呼んで、運動が好きになるワークショップを開いた際は、PTA連絡協議会との協力もあり、チラシ等の効果がとてもあった。
- 事務局
男女共同参画という言葉の隣に、ジェンダー平等と併記する件に関して、今回から変更している。
3. 令和2年度実績報告書の意見書について
事務局から報告を行った。その際の主な意見は次のとおり
- 中光委員
学校では、家庭科や社会の時間で、男女共同参画の勉強をするが、SDGsの5番目がジェンダー平等であるということを教えている。その際に、「男の子は男らしくするべきとか、女の子はこうあるべきというのではなく、みんなが活躍できるってことがジェンダー平等だよね。」と話している。男女共同参画という固い言葉よりもSDGsと結び付けた方が子どもにも浸透しやすい。子どもから「女性の校長先生って全然いないよね。」ということも言ってくる。「女性だと校長先生になれないの?」とも聞かれる。もしかすると、企業や役所よりも、学校現場が1番進んでいないと思う。子どもがジェンダーギャップの意識を持ち始めたのはいいことだが、まず、事例が少ない。
- 木野委員
SDGsで性教育関係について話してほしいって、高校生が言ってきた。
- 中光委員
SDGsは単体ではなく全部繋がってるんだとわかっている。
- 庄司委員
チーバくんのSDGsのデザインがいいと思う。5番にジェンダー平等が掲げられているが、千葉県は唯一男女共同参画の条例がない。
- 中光委員
NWECで、千葉県だけないのですよと言われ肩身が狭かった。
- 木野委員
ここ数年でね、急に変わってきたので、2年ぐらい前の流行語大賞で、ジェンダー平等が1位か2位に入っていた。若い人たちの意識はガラっと変わってる。
- 橋本委員
子どもと繋がりのある大人であれば、子育てがSDGsの入り口であると思うが、子どもと接していない大人に向けてもアプローチしていく必要がある。
傍聴
傍聴者1名
次回開催日時
令和5年2月10日(金曜日)
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