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更新日令和6(2024)年3月22日
ページID38428
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令和5年度第4回柏市男女共同参画推進審議会会議録
開催日時
令和6年2月19日(月曜日)午前10時~午前11時30分
開催場所
パレット柏 多目的スペースA
出席者
(委員)
大村委員、橋本委員、木野委員、村上委員、津波委員、萩原委員、横山委員、小林委員、岡林委員
(事務局)
佐伯共生・交流推進センター所長、小泉主事補
議題
1. 第三次柏市男女共同参画推進計画の令和4年度実績報告書に係る意見書案の再修正案について
2. 柏市男女共同参画推進計画の改定について
3. その他
議事(要旨)
1. 第三次柏市男女共同参画推進計画の令和4年度実績報告書に係る意見書案の再修正案について
実績報告に係る意見書案の再修正案について説明を行った。
その際の主な意見は次のとおり
- 大村委員
計画の名称が「男女共同参画推進計画」となっているが、「男女」という2つの性に限らずに推進していこうということを表すのがよい。名称が中身を拘束しているところがあるため、議論をするうえでも「男女」をどうしようということにあまり視野を狭めないようにしたい。
- 小林委員
男女ではないとすると、具体的にどのような感じか。
- 大村委員
性別は2つではないということが話題になってきていると思うが、法律では「男女共同参画社会基本法」となってしまっているので「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」における計画について、国には作成義務があるが、市町村に作成義務はないため、次の柏市の計画にどこまでうまく入れ込んでいけるかだと思う。
- 津波委員
男性と女性という風に分けてしまっているというのは、すごくわかる。「女性の」活躍や「女性の」防災委員というように男性と女性で比べてしまうところはある。そういうところの表現についても考えなくてはいけないのでは。表現は探していかなければいけない。
- 大村委員
性的少数者にあまり話を持って行きすぎると、現状として存在しているジェンダーギャップというところから逸れてしまい、それはそれで問題だと思う。
- 津波委員
それぞれどちらも考えていかなければならない。
- 大村委員
まずは女性と男性のギャップを埋めていくところが根本で、並行して性的少数者の推進をしていく。
2. 柏市男女共同参画推進計画の改定について
柏市男女共同参画推進計画の改定に伴いコンサルタント会社を利用するにあたり、作成する仕様書の内容についてご意見を伺いたい。
- 横山委員
コンサル会社の決め方はどのようにするのか。
- 事務局
とくに決まった会社はないので、見積もりを取った中から応じてくれる会社に発注をする予定だ。
- 大村委員
準拠する関係法令等の中に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」も入れたほうが良い。
- 岡林委員
市民へ啓蒙をすること(例えば、啓発用のDVDを作成するなど)は考えているか。
- 事務局
ここには含まれていない。
- 大村委員
計画改定のスケジュールはどうなっているか。
- 事務局
前回の審議会で大まかな計画案を出している。1月から8月までに旧計画の総括、新計画の指標や取り組みについて審議をして、9月には具体的な施策を考え、来年1月にパブリックコメントを実施、2月から3月でまとめて、施行をしていく流れである。
- 大村委員
この審議会でまとめていくのか?
- 事務局
全体的に関わっていただくが、コンサルタント会社の連携の内容により、これから決めていく。
- 村上委員
女性活躍推進法だけではなく、働き方改革関連法は色々あると思うので、男性が育児休暇を取りやすくすることを推進するなどして男性の働き方を変えていかないといけないと思う。
- 橋本委員
例示列挙している法令の一番下に「その他関係法令」とあるので、ここに当てはまるのでは。
- 村上委員
明記をしないと、「女性活躍推進法」としか書いていないので、全体的に「女性」が中心になってしまうのでは。
- 橋本委員
明記したほうが、契約の相手方にも重視していることが伝わると思う。
- 村上委員
女性活躍だけだと古いと思う。女性だけに頑張れと言うだけではなく、家庭の輪には子育てや家事もあるため、そこを男性が担っていけないと無理な話になってしまう。
- 橋本委員
「千葉県条例」と短くまとめるするよりも、正式名称を入れた方が伝わるのではないか。
- 岡林委員
推進計画の審議会委員からの意見書を入れてもよいのではないか。
- 事務局
いただいたご意見は反映して、こちらのメッセージとして具体的に入れていきたいと思う。
3.その他
当センターでは、毎年、男女共同参画に関する講座を実施しているが、来年度のテーマについて、審議委員の皆様からのご意見を伺いたい。
- 津波委員
2月17日の中光先生の講座はとてもよかった。色々な人に聞いていただきたいと思うので、引き続き「性の多様性」を取り上げてもらいたい。これまでの実績として参加者が少ないので、どんな講座だったら、皆さんが参加したいのかを聞きたい。学ぶ部分がありつつ、参加しやすいようにハードルを上げないような内容で。
- 小林委員
性の多様性やジェンダー平等は今の時代大切だとは思う。自主防災会に入っているが、女性の防災員のボランティア研修をやりたいとの意見があった。女性が災害の時に困ることは、女性の目線でないとわからないこともあるので、参加したいなと思う。
- 村上委員
柏市で防災ボランティア研修を一般向けにやっているのか。
- 事務局
町会に対して、防災安全課で講習を行うことはある。
- 村上委員
町会だと、町会に入っていない人や若い人もいるのでは。
- 津波委員
町会や自治会から女性が何人か参加することはある。年齢層が高めで、参加者に偏りはある。
- 小林委員
子育て世帯の防災をやることで若い人に参加してもらえる。
- 村上委員
ミルクなどの備蓄がどこにあるかなどの情報が伝わっていない。避難所のカギを開ける人や誰が避難所を管轄しているのかなど。
- 津波委員
実際に機能しなくなってしまうのではないかというところが危惧されている。柏市は今まで大規模な災害がなく、災害を経験している人が少ない。子育て世帯は柏市以外から来ている方がすごく多いので、そもそも柏市のことをあまり知らない方に、どのように発信すればよいかが課題。
防災ハンドブックは市役所の防災安全課で配布しており、そもそも市役所までわざわざ取りに行く人が少ない。
- 橋本委員
都内に住んでいるが、東京都では、ポストに防災ハンドブックが配達される。費用は掛かるが、幅広く配布できる。
- 小林委員
うちでは防災ハンドブックを自治会で作成した。
- 津波委員
柏市は広いので、すごく地域差がある。地域差を埋めていけたら。
- 橋本委員
人気の講座と人気のない講座をセットで抱き合わせることによって、人を呼び込めるのでは。パパの育児参加の講座が人気みたいなので、これと防災をセットでやるなどが良いのではないか。
- 岡林委員
何年か前に千葉県の外国人の方に対する防災支援(やさしい日本語による周知徹底)の講座に出席したことがあるが、障がい者、高齢者、大人、子どもなど支援の内容が違い、防災という括りだと、多種多様になってくる。
男女共同参画の中で、防災を考えると、縦軸と横軸があるため、考えるべきことが多い。LGBTQの方に絞ってもよいのではないか。
- 津波委員
災害時は日常から気を付けなければいけないことが浮き彫りになってしまう。日常でもそれぞれ不便を抱えているが、普段はそれでもなんとかできていても、災害時には全部出てきてしまう。それがうまく機能しないと子育て世帯だけではなく外国人や高齢者、障がい者などそれぞれが大変になってしまう。防災は幅広くなってしまいがちではあるが、防災安全課にも出前講座をやってもらえるので、うまく人を集められればと思う。
- 横山委員
違う切り口になるが、実施講座一覧を見ると「女性」や「パパとママ」といったようにテーマに偏りがある。もう少し若い人たちの参加などに焦点を当てながら何かできないのかと思う。自分が勤めている企業でも、若い人は一人で身軽なので、ある程度自分で自己解決ができてしまい、長く働いていても家族を持っている人に比べたらどうにかなってしまうため、そこまでクローズアップされない。例えば、80時間~100時間働かなければいけないという人を見ると、若い人が挙がってくる。子どもや配偶者がいる場合はそのような働き方はできないため、ある程度、配偶者と分担しながら子どもの送迎などをしている。このようなことは、結婚して考えるようになった。なかなかシングルの時はそこまで踏み込んで考えられないと思う。結婚して子どもを産むことだけが全てではないので、若いうちから生き方や考え方を学ぶことはできないか。若い視点から意見を吸い上げて、若い人が何を考えているかを拾っていくことが大切なのでは。
- 横山委員
行政は対応が遅くて、融通が利かないと思う時がある。民間レベルで新しいことを検討していってほしい。まず、できることやできないことを検討して、その上での判断が必要だと思う。
- 小林委員
講座は大体何曜日に行っているのか。
- 事務局
土曜日に行っている。
- 大村委員
標準家庭を基準にして考えてしまうところがあるため、色々な生き方をしている人がいるというところを意識してもらう機会を設けるのは良いと思う。
- 横山委員
マイノリティの人たちにもしっかりと目を向けていくことによって魅力ある柏市になっていくのでは。柏市を回していくという点では、マジョリティに目を向けることが必要だと思うが、それと両輪を回していくことができれば良いなと思う。
- 村上委員
せっかくパートナーシップ・ファミリーシップ届出制度をやっているので、若い人たちの選択肢として、色々な家族の在り方があるという発信ができると良い。届出をされた方で、「私たちはこういう生き方をしました」ということを発信していただける方がいらっしゃれば、生の声を発信していただくのも良いと思う。
- 津波委員
実際に聞くと、視野が広がると思う。
- 岡林委員
DVなどの子どもに対する啓発をした方が良いのでは。DVを受けた子は、大人になると自分もDVをしてしまう傾向がある。学校教育の中でそのような授業はできるのか。
- 萩原委員
教育委員会から、そのような啓発の案内は定期的に来ている。性の多様性や性教育については出前授業をしていただいている。昔よりは、意識はできていて、意識の高い保護者の方なども参加してくださる。だが、本当に来てほしい人には来ていただけない。担任と子どもたちとの関わりの中で、DVを受けているのではないか、ヤングケアラーなのではないかという点を教育委員会と連携しながら話し合っている。大々的なDVの授業は、今のところやっていないと思う。
- 木野委員
年間10校くらい、中学校ではデートDVのロールプレイングを用いた授業を行っている。自分たちの関係性を見つめられるという点が良いと思ってやっている。
資料
令和4年度実績報告に対する意見書(再案)(PDF:513KB)
傍聴
傍聴者なし
次回開催日時
令和6年5月予定
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