【実施報告】第32回柏市男女共同参画フォーラム ~誰もが自分らしく暮らすまちへ~
令和6年11月16日(土曜日)に第32回柏市男女共同参画フォーラムを開催しました。
誰もが自分らしく暮らすまちへ向けて、男女共同参画について考える機会となりました。

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基調講演「子どもの性教育」は未来のカギ~ジェンダー平等と性教育のホットな関係~」
基調講演では助産師/性教育YouTuberのシオリーヌさんを講師にお呼びし、ジェンダー平等という切り口から性教育の大切さについてお話いただきました。
自分自身を大切にすること、お互いを理解し尊重し合うことを学びました。
- 講師:大貫詩織(シオリーヌ) さん(助産師/性教育YouTuber/NPO法人コハグ代表理事)


~参加者アンケートから(抜粋)~
- 自身の子どもに対する性教育の仕方について改めて考えることができた。
- 自分の身体は自分のもの、権利も自分のもの、決めるのは自分、の考えを再認識させられた。
- SRHR(性と生殖に関する健康と権利)を知らなかった。知識がないことを突きつけられ、刺激された。ユースクリニックは素晴らしい、とても必要だと思う。
分科会1「ジェンダー後進国を抜け出すには~ジェンダー平等を阻む課題に向けて私たちは何できるのか?ともに考えよう~」
分科会1では日本のジェンダー平等が進んでいない背景、課題などを弁護士という専門分野から検証していただき、私たちにできることは何かを共に考える場となりました。
- 講師:緒方蘭 さん(東京合同法律事務所 弁護士)
- 企画・運営:新日本婦人の会柏支部

~参加者アンケートから(抜粋)~
- 内容は大変大切なことだと感じた。今考える時に大事な点に絞って話していただけるともっとわかりやすいのではと思った。勉強不足でした。考える良い機会となった。
- 表題と直接結びつく内容ではなかったが、国連の議定書の批准の重要性や共同親権について勉強させていただいた。
- 共同親権の内容は様々あり難しい問題と感じた。
分科会2「こどもの心の声を聴くアドボカシー」
分科会2では子どもの声に耳を傾け、思いや意見を表明できるように支えることであるアドボカシーについて学び、子どもが自分らしく生きていくために大人がどのように子どもに寄り添っていくと良いのか理解を深めました。
- 講師:川瀬信一 さん((一社)子どもの声からはじめよう代表理事/こども家庭庁参与)
- 企画・運営:CAPなのはな

~参加者アンケートから(抜粋)~
- 川瀬さんのお話はとても有意義で、実のある話でした。少しずつでも子どもの権利のこと、アドボカシーのことを知っている大人が増えたらいいなと思った。
- お隣の方とたくさん話せて、川瀬先生のお話もよかった。ご自身のお話に始まり、我が子と地域の子と関わる上で大切なことをたくさん教えていただいた。
- もう少しお話をお伺いたかったという思いです。大変興味深いお話だった。
分科会3「実証経済学でみるジェンダー格差~日本経済復活のカギを探ろう!~」
分科会3では実証経済学の視点からジェンダー格差についてお話いただきました。実証研究についてご紹介いただき、ジェンダー格差の解消は経済の再生に密接に関わっていることを学びました。
- 講師:牧野百恵 さん
- 企画・運営:グループSEC、ふらっとライブラリ、かしわ女性会議

~参加者アンケートから(抜粋)~
- 説得力のある講演をありがとうございました。初めて知る話がたくさんあった。
- 資料を見ただけだと書いてあるデータが何を示すのかわからないが説明を聞いてよくわかり、経済学の面白さを感じた。
- 目からうろこの話がいっぱいで、また今後に生かせる話が多くてよかった。
展示「叫ぶ芸術」展 ~ポスターに見る世界の女たち~
女性政策を研究している三井マリ子さんが収集された、女性解放運動や男女平等推進に関するポスターを解説とともに展示しました。

~参加者アンケートから(抜粋)~
- それぞれ厳選されて展示されていると感じた。
- 世界のポスターをこのような形で見られることに感謝です。
- じっくり解説を読むことができ、ポスターの訴えている内容を理解できた。