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更新日令和3(2021)年3月25日
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第5次プロジェクト校(平成30年度~令和2年度)
柏中学校区
目指す子供像
- 気持ちのよいあいさつができる児童・生徒
- 話をきちんと聞くことができる児童・生徒
- 思いやりの心を持つことができる児童生徒
- 自分の考えや意見を持つことができる児童・生徒
- 自分のことは自分で行うことができる児童・生徒
各校の取組
柏中学校
目指す子供像
基礎的な知識・技能を身につけ、自ら活用し意欲を持って課題解決に向かおうとする生徒
取組内容
個に応じた指導
- 補習体制の体系化(補充学習会の実施、家庭学習支援)
- 習熟度別少人数授業の実施
思考力・表現力・判断力の育成
- 活用型学力向上を目指した授業改善
- 定期テストの検討(活用力を問う問題づくり 指導と評価の一体化)
- 学習場面での、対話活動、振り返りを取り入れた指導
柏第一小学校
目指す子供像
自ら学ぼうとする高い意欲を持ち、自分の考えを表現できる児童
取組内容
基礎力を高める個に応じた指導
- 学習スタンダードの作成
- 学力・学習状況調査の活用による個に応じた指導
- 人材を活用したティームティーチング指導
- 計算テスト、漢字検定の実施
- 家庭学習の自主学習ノートを通して、学ぶ習慣づくり
- 放課後ステップアップ学習会を2つの学年から1年生(2学期から)を加えて3つの学年で実施
活用力を高める指導
- 柏市学力調査で、活用の学力の傾向について分析
- 話し合いや議論の場面がある授業づくり
- 自らの考えを持ち、表現する場面のある授業づくり
- 「考え、議論する」道徳の授業づくり
- 表現力を高めるための手立ての研究(ICTを含む)
- 学校図書館を活用し、読書量を増加させ、読書会、ビブリオバトルの実施による、表現の場を設定
旭東小学校
目指す子供像
自ら学ぶ意欲や学ぶ習慣が定着し、何事にも主体的に取り組む子
取組内容
個に応じた指導
- 学習スタンダードの作成
- 学力・学習状況調査の活用による、個々の学習状況の把握
- 把握に基づく手立ての検討、授業改善
- 個別指導を徹底して行う時間の設定
活用型学力向上とユニバーサルデザインの考えに基づく授業改善
- 図書館やパソコンを活用した調べ学習の充実と表現活動の実施
- ICT機器の活用
- 場に応じた話し合い活動の設定
- 保護者と連携した、家庭学習の習慣化
柏中学校区の成果
三校とも、各支援員と連携することできめ細やかな指導を実現できている。図書館指導員との連携では、十分な感染症対策を行いつつ学校図書館の利用率を高めたり、子どもの貸し出し数を増やしたりする多くの“手立て”が確立できた。その結果として図書館の利用人数、図書室を使用した授業の回数が増加しており、成果につながっている。また、TT指導や少人数指導員の活用によって、下位の児童および生徒への個別指導・支援を手厚くすることができたことで、学力の底上げに結び付いた。旭東小では、児童対象アンケート「学習したことがよくわかる」の肯定的回答率は80%と良好であり、学習意欲の向上が見られた。同校では振り返りシート「学びスイッチ」の作成を通して、子ども自身の学びの記録だけでなく、定着度の把握、児童の意欲、指導者側の反省や振り返りとしても活用できている。これは、学区を通して参考にしていきたい取り組みである。
柏中学校区の課題
コロナ禍により、昨年実施したような異年齢との交流や学区で連携したビブリオバトルなどの、学級・学年・学校を超える交流活動は行えなかった。また、各支援員を十分に活用しつつも、児童生徒自身が互いに伝え合ったり、作業や活動を行ったりする時間が少なくならないよう考慮した授業展開を心がけなければならないだろう。さらには、ICTの活用による授業展開の幅が広がったことも含めて、魅力ある課題設定を行うこと、問題解決能力を育成するような教材教具発問の工夫など、我々の指導法の研鑽が必要である。そのためには、学びづくりフロンティアプロジェクト終了後も引き続き学校同士の連携に力を入れて子どもたちの学びを支えたい。
手賀中学校区
目指す子供像
学ぶ楽しさを知り、仲間と学び合う児童生徒の育成
各校の取組
手賀中学校
目指す子供像
学ぶ楽しさを知り、将来の夢と希望を持ち、自分自身に限界を置かず仲間と学び合う生徒
取組内容
- 個に応じた指導の進展
- 個々の生徒の学力状況の把握
- 個々の生徒の指導録の作成・共通理解
学び方の支援
- 学習場面での学び合いを設定
- 学校図書館の整備・活用
- 学力学習状況調査結果に基づく、指導方法の改善
手賀西小学校
目指す子供像
進んで課題を追究し、学ぶ楽しさを実感できる子
取組内容
算数学習における個に応じた指導
- 手賀西小授業形態の確立
- 学力学習状況調査結果に基づく、つまずきの原因に応じた指導方法の改善
- 学ぶ楽しさを実感する教材の開発
学校図書館・ICTの活用
- ICTを活用したわかりやすい授業づくり
- 学校図書館の活用による表現力の育成(ビブリオバトル、読書会)
- 学校図書館の環境整備
手賀東小学校
目指す子供像
伝え合う力を高め、学習に対する意欲を身につけ、仲間と連帯感を味わう児童
取組内容
学習内容を確実に身につける指導
- 個々の学力学習状況の把握、カルテの作成
- 学習場面での話し合い活動の設定
- 学校図書館の活用による、ビブリオバトルの実施
- 放課後や夏休みを活用した、補習学習
個性を伸ばし、仲間と協力し合う体験活動の充実
- 体育、音楽・図工での身につけさせたい力と行事の取組を意識した年間計画の作成
- 理科における実験の充実、夏休み理科実験教室の実施
手賀中学校区の成果
- 柏市学力・学習状況調査で、学力の向上のエビデンスを示すことができた。
- サポート教員等のきめ細かい指導により、落ち着いた状況で学びに向かう児童生徒が多くなり、学習意欲の向上につながった。
- 図書館指導員やICT活用推進アドバイザーの配置増により、図書やコンピュータの教科学習での活用が進み、豊かな学びが実現できた。
手賀中学校区の課題
- 今年度は、新型コロナの影響で行事や交流活動の多くが中止されたため、今後の状況を考慮しつつ、改めて次年度以降の計画を立てることが必要となった。
- 家庭学習の取り組みについて共通して指導してきたが、さらに家庭との連携を深め、学ぶ習慣が身につくよう取り組んでいく必要がある。
来年度に向けて
手賀中学区は、令和3年度より開始される「柏市GIGAスクール研究校」に指定されている。GIGAスクール構想により1人1台端末が整備された学校環境において、子供たちが学習活動に情報端末を効果的・効率的に利活用するためには、教職員の意識改革と学校体制づくりを早急に進めていく必要がある。来年度も共通の課題解決に向けて連携し、小中9年間を見通した1人1台端末の活用計画を作成していきたい。
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