トップ > 子育て・教育 > 学校教育 > 教育への取り組み > 学びづくりフロンティアプロジェクト > 第1次プロジェクト校(平成25年度~27年度)

更新日令和3(2021)年2月26日

ページID5923

ここから本文です。

第1次プロジェクト校(平成25年度~27年度)

土中学校区 風早中学校区

土中学校区(土中学校、土小、増尾西小)

目指す子供像

自ら夢や希望に向け、学校図書館を積極的に活用し、課題に対して仲間とともに意欲的に解決する児童生徒の育成

取組内容

学校図書館を有効に活用した授業づくり

  1. ことばの宝箱
    読書活動の中で見つけたお気に入りの言葉の記録集づくり
    (知識を豊かにし、感性を育てる。)
  2. 図書館指導員と連携した、調べ学習や読書会、ビブリオバトルの実施
    (仲間とともに、情報を収集したり、考えを伝え合ったりする力を育てる。)

複数教員で子供をみとる

  1. 教員の得意分野を生かした、複数教員で授業づくり
    (土小のコラボ授業の実践)
  2. 放課後子ども教室(算数教室)での選択制コース別指導
    (増尾西小のスモールステップ学習の実践)

成果と課題

  • 語彙力・表現力については、「ことばの宝箱」の本から見つけた言葉の獲得に留まらず、「読書会」や「ビブリオバトル」を通じて、自分の思いを込めた言葉の獲得へと発展させることができた。
    さらに、読書を通して育んだ「仲間に考えを伝える楽しさ」は、各教科領域の指導でも生かされ、主体的・対話的な授業づくりがなされようになった。
    小学校で培ったこの力は、中学校で、アクティブラーニングを導入した授業づくりにいかされている。
  • 図書館指導員や理科教育支援員、サポート教員、栄養教諭等とのティームティーチングは、授業の流し方やポイント、子供の理解度や成長の様子等の話題でコミュニケーションをとるきっかけになり、複数教員で子供にかかわる組織体制を作ることができた。また、複数教員で指導することにより、担任が全体指導をする際に、T2教員が個別指導にまわることができた。これにより、学習の評価、見取りをしやすくなり、埋もれがちな児童の考え方のよさやつぶやきを賞賛しやすくなった。この賞賛の積み重ねが児童の自己肯定感を向上させ、自分の考えを表現できる子供の育成につながるっていると考えている。

(補足)土小学校は、「平成29年度子供の読書活動優秀実践校」において、文部科学大臣表彰を受けました


風早中学校区(風早中学校、風早南部小学校、大津ヶ丘第二小学校)

目指す子供像

「読み・書き・計算から活用へ」自ら学ぶ風早っ子

取組内容

学校図書館を核にした授業づくり ~9年間で1000冊読破を目指して~

  1. 足を運びたくなる学校図書館の環境づくり(読書をして言葉や思いを蓄える)
    • 9年間の読書記録を作成する。
      (3校共通の読書目標 9年間で1000冊読破、読書量の見える化)
  2. 図書館の本を活用した授業づくり (読書で情報を収集する、思いを伝え合う)
    • 問題解決学習で学校図書館を活用する。
      (学習課題についての調べ学習・調べたことを「伝え合う」学習の実施)
    • 読書会、ビブリオバトルを実施し、読書を表現活動につなげる。

複数教員で子供に指導助言を与える

  1. 中学校区で学習習慣や生活習慣を見直し、9年間で継続的な指導を実施
    各学校では、全教職員による、同一歩調の学習指導・生徒指導を実施
    (基本の学習ルール、生活ルールを徹底し、その場でできたことを複数の目で評価し、自己肯定感を高める。)
  2. 高学年の教科担任制(大津二小)の実施
  3. 放課後子ども教室の実施

成果と課題

  • 3校が9年間を見据え共通テーマに取り組むということで、様々な情報交換や人的交流ができ、連携が深まった。
  • 朝読書の習慣化により、1時間目の授業のスタートが円滑になった。
  • 「読書会」を授業の中に組み込み、子供たち一人一人の感想を交流し合う経験を繰り返すことにより、考えを表現する楽しさやお互いを認め合う仲間意識が芽生えてきた。
    読書会で培った「共感的な意見交流」は、各教科の指導でも生かされ、学び合いのある授業づくりがしやすくなった。(発表しやすい、聞きやすい、伝えやすい雰囲気づくりができた。)
  • 複数教員で指導することにより、個に応じた支援、自信を持たせる声かけ、働きかけが充実した。
    この賞賛の積み重ねにより児童生徒の自己肯定感が高まり、生徒指導のスパイラルが機能し始めた。

お問い合わせ先

所属課室:学校教育部教育研究所

柏市大島田48番地1(沼南庁舎4階)

電話番号:

お問い合わせフォーム