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更新日令和4(2022)年9月14日
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第3回柏市いじめ重大事態調査検証委員会報告書提言等の対応に関するアドバイザリーボード会議録
1 開催日時
令和4年8月18日(木曜日)午後7時から午後8時38分
2 開催場所
柏市役所沼南庁舎5階501会議室
3 出席者
委員
黒木委員長、原副委員長、岡崎委員、高委員、林委員、柗冨委員、八重樫委員
事務局職員
田牧教育長、宮島生涯学習部長、三浦学校教育部長、原田学校教育部理事、松澤学校教育部次長兼学校教育課長、野口同課統括リーダー、福島教職員課長、桑原同課統括リーダー、並木指導課長、羽田同課担当リーダー、藤崎児童生徒課長、中村市立柏高等学校長、新井同校教頭、新井教育総務課長、浦上同課統括リーダー、佐藤同課担当リーダー、澤畑同課副主幹、風間同課主査
4 内容
- 開会
- 市立柏高校の部活動活動方針について
- 生徒等の相談支援について
- 部活動に係る実効性の確保及び活動方針の徹底について
- 次回日程確認
- 閉会
個人の特定ができるような不開示情報を含む説明を行う可能性があることや、委員の専門性や識見、経験等を踏まえた自由な発言を維持するため、会議を非公開とするものの、発言者名を伏せて発言の要旨を公開することとした。
事務局からの説明、質疑及び意見交換は次のとおり。
(1) 市立柏高校の部活動活動方針について(要旨)
(委員長)
次第に従い進めさせていただきます。2の「市立柏高校の部活動活動方針について」を事務局から説明をお願いいたします。
(市立柏高等学校長)
今回は、私のほうから活動方針について説明させていただきます。前回、委員の皆様に御提示した内容から変更した部分を中心に説明させていただきます。前回は、学校現場として本校の実情やそれに伴う要望、あるいは危惧されることを申し上げさせていただきましたけれども、その内容も踏まえて反映させたことによって、前回お示ししたものから変更をしている部分がございますので、その点について説明申し上げます。
資料1、「市立柏高校部活動活動方針について」を御覧ください。表紙をめくっていただきまして1枚目、これまでの論点整理、これは前回同様でございます。本校の事故があった当時、活動時間が非常に長かった、あるいは適切な休養日の設定がなされていなかったという点を反省して、それをきちんと設定していくというところが大きな目標の1つになっております。めくっていただきまして、2の基本的な考え方、こちらが今回変更がある部分です。
まず、第2回のこの会議の後、事務局に対し学校の要望、現状等を説明し、少し変更をしたところです。そこに、挙げてありますように国のほうで出しているガイドラインの考え方は、できるだけ踏まえた内容とするということは、前回のとおりですが、そのガイドラインどおりになかなか全てやるのも、難しいというような私のほうの考えもございまして、ガイドライン上に示されております中学校の教育の基礎の上に心身の発達や進路に応じて多様な教育が行われていること、高校がですね。そういったことに留意すると。
また、部活動のガイドラインとは別に、前回もお話が出ましたけれども、国のほうで部活動に地域移行に関する検討会議の提言書というのも出ておりまして、そこには、地域移行は主に中学校を対象とするというふうになっているのですが、そこに続けて、高校については、義務教育を終了し進路選択をした高校生が、自らの意思で部活動への参加を選択している実態や多様な教育活動を行われている高等学校の中で、スポーツ、これはつまり部活動のことですけれども、部活動に特色を有する学校が存在することなどの面で、中学校とは異なる状況にあるというようなことも述べております。そういったことから、本校の場合は、まさに部活動に特色を持っている学校ということもございます。そうした点から、少しガイドラインからは、外れる部分もあるんですけれども、まず休養日については、3番目に書いてあるように、最低限の休養日を年間80日以上とします。これの根拠は、最初に学校のほうから提案した平日は週1日以上休み、それから週休日については、毎週ではなくて、隔週で土曜日か日曜日、どちらか1日を休み、つまり月に2日以上を休養日として設定するということを、年間を通して、設定したいということです。これは、前回は、平常時と繁忙期で休養日の設定の仕方を分けていたんですけれども、年間を通して今申し上げたような形で休養日を設定すると。これで設定しますと、年間52週で計算しますと年間78日の休養日を取るということになります。80日というふうに切りのいいところで、最低限80日、今申し上げたような形で休養日を設定するというところが大きな変更でございます。
それから、下から4番目のところですけれども、これもまだはっきりしたことは分からないんですけれども、国等が今後、高校を対象にした部活動のガイドラインというものを策定するような話も出ているというようなことも聞いております。そういったものが出た場合には、改めてその内容に従って見直しをしていくということです。そういった長時間練習の見直しをして、なおかつ休養日をしっかりと確保するということで、バランスの取れた高校生活を生徒たちに送ってもらって、心身の充実を図ることを目指すということにいたしました。
そして、その休養を与えることが、生徒たちにとってもパフォーマンスを一層上げることになるということも生徒たちに指導しながら、教員にも量から質へという部活動の指導体制、このスキルを向上させていく研修等も開いていくということです。
市立柏高校がこういった取組を今後部活動においてやっていきますよということを、今後広く内外、特に中学生等に示していきたいというところが変更追加した部分でございます。
その次のページは、前回、皆様から御意見をいただいたことを踏まえて、活動方針の考え方をまとめました。最初のところは、長時間練習からとにかく転換して、量から質への取組を学校全体でやっていくよということ、それから2つ目は、今申し上げた国からガイドラインが、高校用のガイドラインが新たに出た場合には、それに沿って見直しをしていくということ。それから3番目も質を重視した量から質への転換を図って部活動を指導していく。それから四つ目は、生徒の主体性を重視して、生徒が中心となる部活動、これを学校全体で取り組んで一層活性化を図るというものでございます。
それから、4番目、次のページですけれども、これは、今説明させていただいたのが表にまとまっております。前回からの変更は、まず課業日の欄の休養日の設定の仕方、一番右側の土日等の週休日、これを月に2日以上設定するということに変更いたしました。それから、それに伴って、真ん中のところですけれども、年間の最低の休養日を80日とします。ただし、大会等の日程等により、先ほど申し上げたような定期的な休養日の設定ができない場合でも、必ず代替の日を後ろ8週間以内に設定をするということにしております。
それから、一番最後の欄のところ、特別な場合ということで、これは大会前とか特別な事情で、例えば週休日は基準6時間以内で活動することにしておりますけれども、大会前等でもう少し練習を、活動したいという場合の上限を8時間というふうに設定をいたしました。これが、認められるのが年間80日以内ということで設定をしております。特別な場合というのは、練習試合は6時間で終わる場合もありますけれども、6時間を超えるような場合もあります。それから、大会前に土日の練習で少し長くやりたいというような場合もございます。大会当日も含めて、そういった場合には、年間80日の中で調整をしていくという意味でございます。
それから、次の5番目の過労死ライン等のものですけれども、前回は、課業日のところの授業時間がもう少し多い時間になっていたんですけれども、あれは、生徒が学校にいる時間を全部まとめた時間で、これよりも少し長くなっていました。もう少し厳密に授業時間とかショートホームルーム、掃除の時間だけにしました。昼休みの時間とか、休み時間を除くと、月119時間10分というのが細かくあります。それから、平日、それから土日、月でこれだけの時間数になるというものです。この算出した時間をどのように算出しているかというのは、次のページに参考として算定表が出ておりますので、こちらを参考にしていただければというふうに思います。
それから、6番目の公欠、授業がある日に授業に出ないで活動をする、公欠と言いますけれども、この日数の見直しということで、これはどこの学校でも公欠をする場合は、校長が主に部活動で大会等の日程から考えて、平日に大会を行う場合もあります。それから、本校の場合は全国大会等でかなり遠方で大会がある場合もありますので、そういったときに午後から移動で、午後の授業を公欠する等ございます。そういったルールですけれども、大会に係る日程は、校長が必要と認めた分を最低限公欠として認める。これは、今までどおりです。今、ここの公欠の日数が取り上げられているのは、主に吹奏楽部がこれまで平日に訪問演奏といって小中学校に訪問演奏に行っているときに公欠をしておりました。これは、以前も説明いたしましたけれども、かなり前は、依頼があれば、依頼があった分だけ演奏に行くというようなこともありましたけれども、やっぱり生徒の公欠が非常に多くなってしまうのはよろしくないだろうということで、これは数年前に学校のほうから学校で年間5日以内というふうに定めておりました。今年度は、4日行くことになっておりましたけれども、それは全て中止になってしまいましたが、公欠の数をなるべく少なくしたほうがいいということもございましたので、これまで年間5日としていたものを原則年間3日以内ということに定めました。3番目のところ、公欠の必要があるかないかということを精査するということは、これはもうこれまでもやってきたとおりでございます。引き続き精査をして校長が公欠の判断をするということでやっていきたいというふうに思います。
次の7番目ですけれども、じゃあ、公欠をどれぐらいあるのか、その年の大会等の日程にもよります。例えば、体育館関係の部活動でバレーボールとかバスケットボールとか、バドミントンは、大会日程も重なりますし、それから同じ体育館を使ったりする関係もありまして、どうしても休日で全てが行えない場合に、どこかの種目が、平日に行うというような年もあります。毎年そういうわけではないんですけれども、これは、例年の実績から2学期以降も見込んで今年度大体公欠の見込みがこれぐらいの日数になるであろうというところを示してございます。吹奏楽部は、全国大会にほとんどの大会に進んでおりますので、やはり上位大会に進む分だけ公欠の日数は多くなるということになります。
それから外種目は、天候によって土日に予定していたものが流れてしまったりすると、平日に開催というようなこともあって、公欠がこれより多くなるという場合もございます。
それから、8番目の自主練習と登下校時間についてということで、朝の自主練習は、顧問の監督下であれば、1時間以内可とするというふうにしたいと思います。ただ、本校駅伝部も非常に活躍しているのですけれども、駅伝部は走り込みがあるので、いつも朝の涼しい時間帯にメイン練習をしますので、こういった特別な理由がある部については、顧問の指示に従って管理職に当然届けをして行うということになります。ちなみに本校の駅伝部は、6時半から活動を始めて8時まで走り込みを1時間半やります。午後は1時間から1時間半、放課後ですね。ウエイトトトレーニング等を行うということで行っております。
それから下校時間については、活動が終わり次第30分以内にということで、前回お示ししたとおりだと思います。
それから、放課後は、基本的には、練習時間が延びないようにということで自主練習は原則としてさせないということを考えておりますけれども、ただ、やはり高校生ですので、大会前など個々の課題をもう少しやりたいという生徒もおります。ですので、そういった申出があった生徒については、顧問の監督下で1時間以内自主練習を認めるというような形を取りたいというふうに思っております。
それから次の9番ですけれども、試験前の活動ですけれども、これは原則部活動は停止ということで、今もやっております。ただ大会がその後にあるというような場合については、1時間の活動を認めるということで、これは校長の判断でやりたいというふうに思っております。
最後のほうに書いてあるように、部活動と特に3年生になってからの進路活動ですね。それの日程が重なったりというような場合には、進路選択をすることを十分生徒が主体的にできるように配慮しながら部活動の指導をしていくということを職員の方にも再度徹底していきたいというふうに思います。
先ほど、資料の説明がありましたように、前回の提示した内容から変更をした部分についての変更理由をつけたものですね。そちらのほうで今私が説明したような内容が大体網羅されているかと思います。
簡単ではございますけれども、活動方針の変更については、以上でございます。
(委員長)
ありがとうございました。ただいまの事務局からの説明について御意見、御質問等がありましたら挙手をお願いいたします。
(委員)
2つ、今のお話、資料を拝見して質問というよりは、単純な私の意見と考えていただければいいのかなと思うのですが、1点目が、今の御説明の中で、地域移行のガイドラインの中で高校の特色をというお話が。その文言は私も分かっているんですけども、あれは、あくまでも地域移行の提言なので、その地域移行の提言のあの中で大きな要点というのは、令和5年度から7年度までの間に休日の部活動に教員が関わらないように移行しなさいという文言になっているんですよね。それを高校に全て、先ほどおっしゃったような特色ある学校に高校が3年間で適用できるかというと、これは難しいということで、ああいう文言になっています。逆に、今の御説明の基本的考え方のところにあるガイドラインの考え方をできる限り踏まえた内容とするという方針で言うと、このガイドラインでは、高校も原則このガイドラインを適用するというふうに書いてあるんですよね。だから、今の御説明はちょっと違うんじゃないかなというのが私の意見の1つ目です。
あと、2つ目が、このガイドラインの背景とか地域移行の背景の中に、もちろん生徒の問題が第一番目なんですけど、合わせて教員の働き方改革という点があるわけですが、この御説明にあった提案の中で、単純に私自分で計算してみたんですけども、教員の今の法律で御存じのとおり、45時間を超えてはいけないということになっているかと思うのですが、その前の働き方における法律で言えば、年間360ですよね。この活動、このまま行った場合には、働き方という面ではどうなのかな。80時間を超えてしまうのではないのかなという素朴な疑問を持ちました。
以上です。
(委員長)
ありがとうございます。ただいまの御意見に関して事務局のほう何か御意見ありますか。
(市立柏高等学校長)
先生、御意見ありがとうございます。1つ、私のほうで地域移行のほうの先生御指摘のとおりで、私のほうでまだ勉強不足なところがございました。参考にさせていただきます。
それから、職員のほうは、基本的には全ての部活動、複数顧問を配置しておりますので、一人の職員がずっと毎回見ているわけではないんですね。だからそこは、そういった先生がおっしゃったようなところができるだけ解消できるように、全ての部で複数配置しております。職員のほうも上手に休暇等も消化しながら、その辺は、対応するようにということで、指導しているところでございます。
(委員長)
ありがとうございます。委員にお聞きしたいのですけれども、その地域移行で教員が部活動に関わらないというようなお話がありましたけども、そうすると学生というか、要はどういうふうにすればいいでしょうか。
(委員)
そこら辺は、私専門ではあるんですけども、説明すると非常に複雑なところがあるので、まさに今、柏市さんも中学校のほうでは、法人化を目指すなど取組を進められていて、スポーツ庁や文化庁の言い方を借りると、地域の実情に応じて子供たちの文化スポーツ活動のできる環境を整えて、そこに移動しなさいと。私なんかは実際にそういう団体をつくって、自分の学校では、例えば、バスケットボール部は、もう土日は部活はさせませんでした。その代わり教員の兼業を使ったり、地域の方を使ったりして、そういう団体によるスポーツ環境を整えて、そこで子供たちが選択的に選んで活動するというような、一例を言えばそんなような状況をつくっていくということです。
(委員長)
そうすると、顧問というのはいなくなって、例えば、いろいろ活動している地域の団体に任せると。
(委員)
やり方は、実は、先ほども筑波大学のコンベンションで、全国各地域の取組がいろいろ御紹介されていたので、また後で柏市さんにも御紹介させていただければとは思うんですが、渋谷区さんなどは、渋谷区が法人をつくり、渋谷ユナイテッドという法人を作り、そこが運営するようなものをやったりとかですね。スポーツ少年団を母体にした取組とか、大学の力を借りた取組とか、その地域の実情に応じて、様々なものがあると思います。
(委員長)
そうすると基本的なところで、例えば法人が運営すると。そしてその指導をするのも法人の誰かなので、学校の連携ということになると思うんですけども、その練習時間をどう把握するかというところで、ここに顧問の許可、顧問の下でというふうに書いてありますけれども。ここはその手続をもう少し学校が関わるような形にすればいいわけですね。例えば、当該申請をして、その申請をある程度顧問なりが許可をすると。ただ、その生徒の状況とか、いろんな状況を把握しているのは、やっぱり学校側なので、そこをどういうふうに団体は、指導ができるかというところが、ちょっとすり合わせが必要ですよね。
(委員)
今ここで出されているのは、学校として基本方針ですけれども、今話題になった地域移行というのは、学校とは切り離したものになるので、こうした基本方針とかは、適用になるのかどうかというのは、またちょっと別の問題だと思っています。
(委員長)
了解しました。ほかに御意見はありますでしょうか。
(委員)
ガイドラインは、もちろん大切なものだと思うんですけど、今現在いる子たちが、この市立柏高校にこれをもって入学してきてというのがあるので、今の子たちが急に変わるというのですごくかわいそうというか、というのもあるし、そこに関しては、やっぱり高校のほうから保護者と生徒たちにはなるべく理解を得られるような形で説明なりがあるべきかなというふうに思いました。
(委員長)
ありがとうございます。他の委員、いかがでしょう。
(委員)
私の頭のほうが整理できていないんですけれども、これは2回目から3回目の資料4を見ると、3回目の提示内容は何となく後退しているような感じがしないでもないのですが、変更理由を見ると総合的な時間数は減らしているというふうに理解して、先ほどもおっしゃっていましたが年間の中で調整するということで、全体としては減らされているということですよね。活動に波があるのは当然ですし、夏休みとかあるので、そういう工夫は必要かなと思うのですが、繁忙期が危ないというか、やはりどこかに集中してしまっていると、そこで精神的に苦しくなるとか、そういうこともあるかなとは思いますし、本当に年間スケジュールを明確に示していただくと分かりやすいかなというふうに、どこが危ないのかなというのも分かるし、ちょっと今までも全体の数字で追われているので、少し実感が湧かないという感じではあるので、何か工夫するにしても具体的なもののスケジュール感が欲しいなというふうに思っています。
(委員長)
ありがとうございます。何か御意見ありますか。事務局のほうから。年間を通して山谷があるので、そこをもうちょっと具体的に示してほしいということですので。
(市立柏高等学校長)
全ての部活動で、部によっていろいろ大会の在り方が違っていたりするので、一律に大体こんな感じというのは出しづらいところはあるんですけれども、もちろんこれが最終的なものが決まったときには、年間スケジュールを各部のほうから管理職のほうに出させて、それを管理職も入れながら適切に決めたとおりのルールを守れるかどうかというのは、確認していくということはもちろんやっていきますし、それから、どうしても大会の日程上、基本は平日は週1日、それから月に土日2日なんですけれども、これはできるだけこの形を守らせると。ただ、どうしてもずれちゃう。大会が詰まっているときには、代替をなるべく近いところに入れさせるということで指導していくということになると思います。
(委員長)
ありがとうございます。それでは、他の先生、いかがでしょうか。
(委員)
私も答えはないんですけど、2点ほど。1点目は、先ほど国のほうから高校向けのガイドラインが出る、予定というか、そういう話がありましたけど、それはいつ頃出るものなのか。仮に、それができれば、高校の間でもいわゆる進学校みたいなところと、スポーツに力を入れているところで、ある程度種類分けした上で対応できると思います。それができれば一番いいと思うんですけども、現状、これができたらこちらに移行しますというのは必要ないかなと思います。まだ可能性の段階であるとすれば、です。これが一点です。
もう一点は、先ほど、市柏とすれば、活動日とか休養日とか、公欠の日数とか。それから自主練習はどうするのかとか、登下校の時間とか、特別な場合の活動時間とか、いろいろ細かく整理をしてくださったんだけども、一体誰がそれを確認するのかということです。顧問の先生だとすると、またそれが先ほどの御指摘ではないですけども、大変な負荷になるわけですね。ですから、もしこれを実際にやられるとすれば、1年に1回実態はどうだったのかということを数年間は継続確認するとか、そういう仕組みまで考えておく必要があると思います。高校以外の関係者が、中立的な立場でチェックし、問題があれば、PDCAを回す、改善につなげる、ということをやらなければいけないんじゃないかなと思います。
細かな時間制限などよく練られているのですが、多分現場の先生方は、運用となるとなかなかできないのではないか、これを根づかせるのは難しいんじゃないかなと思い、発言させてもらいました。
以上です。
(委員長)
ありがとうございます。今の御意見に対して、何か御意見ありますか。
(指導課長)
先ほどの高校のガイドラインですけれども、報道ベースでしかないのですが、今年度に出るであろうということで、はっきりとした日程は、出されてはいないです。
(委員)
今年度に出るんですね。
(指導課長)
今年度という報道ベースであります。
(委員)
じゃあ、かなり具体的なんですね。審議会ももうできたような状況なんですか。審議会が立ち上っていないと、多分ガイドラインの議論は進まないと思います。
(指導課長)
まだ、そこまではいっていないという形です。
(委員)
できれば、いつ頃審議会を立ち上げて、何か月ぐらいで結論を出されるのか。パブリックコメントも受けた上で、最終的なガイドラインはどうなるのかということは確認をしておいて頂ければありがたいです。
(指導課長)
なるべく情報を得るようにはしておるのですが、今の段階ではその情報で。
(委員)
しかないんですね。
(指導課長)
はい、すみません。
(委員)
補足なんですが、実は、そのガイドラインは、もっと早く出そうと動いていたわけなのですが、先ほどのような状況、まず中学校ということがあるので、遅れているんですけれども、ただ、先ほど言ったように現在のガイドラインに正確な文言で言うと、高等学校段階の部活動においても、本ガイドラインを原則として適用し、速やかに改革に取り組む。という文言になっていますので、もしこれが出るということ。こうやって書いていることから考えると、もう間違いなくこの平日2時間、週休日3時間という形で出てくる。もうこれが書いてあれば、それを動かすことはあり得ないので、そうなると思うんです。そうすると、もしそれが仮にですね、今年度中にもし出たとしたら、大幅に反抗になってしまうということが危惧されるなと私は。私、室伏長官とか運動部活動担当と直に非公式の会議をやったこともあるんですけども、ちょっと高校では、特に本当に活躍している高校とかあるから、中学校と全く同じ時期に同じようにやることにはなかなか難しさがあるということはおっしゃっていたのは確かです。
(委員長)
そうすると、またこれを変更しなければいけないとかということになりかねないということですかね。それともう1つ、誰が見るのかという点ですね。これについては、どうお考えでしょうか。
(市立柏高等学校長)
今、学校のほうでは、基本的にどこの学校でも自校がつくっている基本方針がどうなっているかというのは、最終的に管理職がチェックするんですね。もちろんそれは、活動実績を各部から上げてもらいますので、それを見ながら、活動状況を確認して指導すべきところは指導をする、改善するところは改善してもらう。またその次の月にそれがちゃんとできているのかどうか。それから、一番最初に年間計画を出してもらっていますので、それに準じているかどうか、その辺を見ながらやっていくことになるかと思います。ですから、基本的には、チェックは最終的には管理職がやるということになると思います
(委員長)
管理職ということは、担任ということですか。
(市立柏高等学校長)
校長、教頭です。
(委員長)
そうですか。
(指導課担当リーダー)
補足させていただきます。柏市のほうでは、中学校、小学校それぞれ対象のガイドラインを令和3年度から新たに改定して運用しているのですが、その中で、実際の活動時間がどうかという今後集約が必要だろうということで、市内統一のエクセルのシートを作成して、それを学校に配付しております。今、学校とも調整しながら、今後それが活用できるのであれば、高校のほうでも同じように使っていただいて、予定表をいずれにしても保護者、生徒に向けて出さなければいけないと思うのですが、その予定表を作っていくと自動的にその横に活動時間を入れることで集約されていくような、そういったものは市のほうで準備ができるかなとは考えております。それを学校のほうから報告を受けて市のほうでも適切な対応が取れるのかなというふうには考えております。
以上でございます。
(委員長)
それは、個別の管理ということではないですよね。個人個人の管理ということではないですよね。
(指導課担当リーダー)
そうですね。部活動全体です。
(委員長)
部活動全体のですね。
(指導課担当リーダー)
活動時間という形になります。
(委員長)
分かりました。他の先生、御意見いかがでしょうか。
(委員)
整理等ありがとうございました。結論から言うと、私は、現場の部活動顧問としては、前よりもずっとすっきりした提案のされ方じゃないかなというふうに思っています。後半にも書いてありますが、定期考査年5回あるとすると、その中でこのガイドライン以外のところでも、6日間休みが取れるということですから、年5回で30日ということになると、100日以上、文章にも書いてありますが、休みが取れるというように理解していますので、かなり踏み込まれたなというふうには思います。
また、高校として、こういうような基本的な考え方をオープンにするというのは、なかなかされていないというふうに思いますので、2番のところの最後にも書いておられますけれども、広く内外に周知しということですから、これは顧問が逸脱行為をすれば、周知しているわけですから、保護者や生徒のほうからそれは違うんじゃないかというような意見も出やすいなというふうに思いました。
また、将来的なところで、たらればを話せば、意見としてまとまらないと思いますので、現段階において今現状で示されているガイドライン等でお話をするのが一番かなというふうに思いますので、同じく2番目のところの青い部分の一番最初に書いてありますが、国等が高校生を対象とした新ガイドラインが策定した場合は、その内容に従うということですので、1回決めたから、もう改定しませんよということではなくて、今後も改善、改定をされていくものというふうに思いました。何よりも、随分新しいというか、今までになかったなと思うのは、3番目の一番最後のところに生徒本位の部活動を確立し、一層の活性化を図るというふうに、前にも示されていますけれども、書かれていますので、期待したいなというふうに思いました。
以上です。
(委員長)
ありがとうございました。他の先生いかがでしょうか。
(委員)
私自身も前回の表とかから比べると、すごく分かりやすくなっているなというふうに思って、すごい大変だったんだろうなというふうに思いました。その上で、2つ私から意見を述べさせていただきたいと思います。
1つは、この部活動の時間の区切り方とかを、守らなくちゃいけないのは、生徒になるのかなと思います。これまでのこのアドバイザリーボードでも、恐らく学校の活動時間等へ労働時間というものをパラレルに考えて、過労死とかと踏まえてやっているのですが、やはり労働と部活動と大分違うのかなと思って、生徒は、部活動がしたいかなとは思います。僕たちは、できれば働くよりも余暇を楽しみたいとは思うので、そういう意味で、この時間が決まったから、じゃあ守ってねと言ったときに、生徒たちの理解が直ちに得られるのかというところはあるのかなと思います。先ほど、3項の最後には、生徒本位の部活動と一方では書いているけれども、一方では、活動時間が決まっている、休みも取らなくちゃいけないよというのは、やはり生徒としてもすぐに理解ができるものではないので、地道な説明というものがやはり必要になってくるのかなと思います。そこについては、やはり教育委員会として、先生方に御指導をいただいたほうがいいのかなというふうに思いました。
あと、これは、今すぐにというわけではないんですけれども、やはり高校1年生と高校3年生では大分成長の具合とかも違いますし法律的なことを言うともう18歳は大人、成人ですので、婚姻もできるし選挙もできるしというような状況で、でも部活動は区切られていますというのは、ちょっとなかなかどうなのかなというところがあるので、あるいは学年によって活動の自由度を決められるというのもありなのかなと。そうすると、また教員の負担量がかなり増えちゃうのかなと思うので、これは、後々ということでもし考えていただければありがたいなと思います。
以上です。
(委員)
確かに、今回提案された内容は非常に前回と比べてすっきりしたというか、大体理解できるような案になっているので、よかったと思いますけれども、1つ、非常に言いづらいことですけども、この過労死ラインですが、生徒の部活動とそれから労働、時間外労働と、これは全く異質な部分も当然あると思うんですね。比較して過労死ラインに達しないということでやっていますけども、この過労死ラインという言葉が、私は、これは脳心臓疾患の基準であって、自殺の基準ではないということを、まずやっぱり認識していただかないと、この過労死ライン、何で脳心臓疾患の基準を用いたのと言われると、これは回答がないと思うんですよね。あくまでも、この精神疾患にかかって自殺をした。その自殺をどう予防するかということで、この委員会ができて、アドバイザリーボードもこれに対して提言ということなので、なるべくまとめてあるこの過労死のラインの算定とか、ここは例えば長時間の部活動のとか、何か置き換えるような形にされたほうが、私はいいんじゃないかなというふうに思います。
以上です。
(委員長)
ほかに何かありますでしょうか。
(委員)
ガイドラインに基づいてということなので、1つ提案なんですが、国のガイドラインにもあるように、大会等については、上限を設けて、過度な負担にならないようにするということが提案されているのですが、例えば、茨城県でもそれは盛り込まれていますし、つくば市では、年間月1回程度という制限が、これはもちろん中学校のことですけども、そういう制限がかけられているのですが、今回の柏高校さんの活動方針には、その大会についての上限とか、そういうものは設けられていないように思ったので、管理上、管理職から見たらそういうものを設定していくといいのではないかなと思いました。
以上です。
(委員長)
よろしいですか。あとは何か御意見ございますか。どうぞ。
(委員)
生徒本位の部活を確立しというところの文言としてはとてもすばらしいんですけれども、どうやって彼らが自分で納得して、その時間を減らされるという気持ちではなくて、自ら効率的な練習、その上でちゃんと勝っていくんだというような意識を持って取り組めるような、どういうことを考えていらっしゃるかなと。今の雰囲気でいくと、どうしても生徒さんは、上から時間を規制された。練習ができないというような発想になってしまうんだと思うんですけれども、やはりそこがその生徒に対する意識改革というか、自発的にそれを乗り越えていくという気持ちになってもらう必要がやっぱりあるかなと思うので、その辺をどう考えていらっしゃるか伺いたいと思います。
(委員長)
ありがとうございます。いかがでしょうか。
(市立柏高等学校長)
ありがとうございます。今、御指摘のとおり子供たちにその辺のところを本当に自分たちがそうだなというふうに思ってもらえるのには、かなり時間がかかるだろうというふうに覚悟しています。ただ、本当に休みなくずっと毎日連続して、しかも長い時間練習していた時期が実際あったわけで、それがそれはもう科学的にも決して活動する上でいいわけではないということはいろいろなところで証明されているものですから、まず、そういったところを丁寧に説明していくと。
ただ、今の3年生なんかについて言いますと、今の3年生は高校1年で入学してきたときに、もう最初から2か月臨時休校で、6月もずっと時差登校とかでそういうスタートをしているんですね。ずっとこの3年間コロナのままで来ていて、実際やりたいことがあまりできないまま今3年生になって、今年度やっと学校自体は、部活動もかなりコロナ前の形に戻せるようになって、彼らは最後の1年だけなんだけど、やっとできるようになったというところで、今その活動が制限されてきているということについては、なかなか納得はしてもらえてないのが現状です。3年生についてはですね。だから、この間も申し上げましたように、かなり勇気のある子は、校長室に何回か来て、どうして今になってこうなんだというようなことはありますが、私のほうでも今申し上げたような説明をして、校長が言うので、子供もしようがないなと言って多分納得はしてなくても、その場は帰っていきますけれども、ただ、いずれにしても時間はかかりますけれども、丁寧に子供たちに科学的な根拠とかをもって、説明をしていくと。
一番なのは、それをやりつつ、今までと同じ成果が彼らが得られれば、先生たちが言っていたことは間違いじゃなかったんだなと。そこだと思うんですね。だから、こういうふうに制限していった中で、今まで自分たちが目指していたところ、先輩たちが目指していて、達成できていたところが、この先、仮に達成できないことがずっと続くとなると、なかなか納得してもらえない。だから、そうならないように我々もやっぱりいろいろな指導方法を考えて研究していかなきゃいけないなというふうに思っております。
(委員長)
よろしいでしょうか。ありがとうございます。ほかにはいかがでしょうか。
(委員)
あまりよく理解していなかったんですけど、生徒本位という意味は、生徒はみんなもっともっと練習したいと思っているので、これに応えるということなんですか。その前提で、今議論をされているんですか。そうではなくて、中には、これ以上やりたくないという生徒さんもいるんじゃないですか。周りのプレッシャーからやらざるを得なくて、やってきたという。そういう生徒さんもいるのではないですか。
(市立柏高等学校長)
恐らくですけれども、人数がたくさんいればいるほど、そういった、今先生が御指摘の生徒もいることはいると思います。ただ、もちろん一人一人に全部それを聞いたわけではありませんけれども、アンケート調査なんかをしたときには、やはり練習はもっとやりたい。自分たちでやりたいという数のほうが圧倒的に多いということはあります。
(委員)
分かりました。ただ、この言葉は非常に良い表現ですけど、逆にこれを持ち出すことで、管理がルーズになっていくことだって十分にあると思っています。つまり生徒がやりたいと言っているんだから、そこは何とかしてやりたいというように、顧問の先生が融通を利かせるとか。そういった運用になってしまう、細かくいろいろルールを決めても、機能しなくなってしまうんじゃないかなと懸念しているんです。取りあえず、ここでは、生徒本位というのは、やりたい生徒さんがやれるようにしてあげるということ、そういうことが前提なんですね。
(市立柏高等学校長)
よろしいですか。今、先生が御心配の点は、こちらの事務局の話し合いの中でも、何でも生徒の希望とやったら何でもありになっちゃうんじゃないかと。今おっしゃったようにルールなんかあってないようなものになってしまうじゃないかというような懸念の御意見はたくさんいただいていますので、まず決めたルールは、守るということですね。例えば、自主練習とか、そういったところも事務局内では、それをやることで、じゃあ、全体の練習時間が結局延びちゃうとか、そういうことになりかねないかな。最初は放課後の自主練習なんかも、もうなし、認めないというふうにしたほうがいいという意見もございました。それは、私のほうで、それもできなくはないんですけれども、高校生なので、やっぱり大会前なんか具体的に言いますと、例えば、バスケットで言うとエースがシューティングが調子悪くてちょっと残ってやっぱり少しやりたいというときがあるんですね。それも駄目というのは、どうだろうかということで、生徒がそういうふうに言ってきたものについて、校長が最終的に認めるというような形を取るということにしてあります。ですので、何でもかんでも、じゃあ全部やりたいのを全部やらせると、そういうふうにはならないようにしていくというところは守らなければいけないことだと思っています。
(委員)
私の印象では、やりたい生徒は当然いるんですよね。それでみんなで集団で活動したことが一生の宝になるみたいな人もいると思いますし、同調圧力によってある程度引っ張られてやっている人もいて、今回の自殺の生徒さんは、途中からやはりそちらのほうについていけないというか、自分の気持ちが入っていかない状態になって、孤立していくというようなところもあったのかと思うんですね。なので、生徒本位といったときに、やりたいという生徒だけが本意ではなくて、やはり生徒の気持ちをきちんとフォローしながら、それぞれの生徒が選択できるような環境というのはやっぱり望ましいと思っていますし、私が思っても学校側がちょっといけいけの感じがあるので、やはりそこら辺をある程度今回の事件を踏まえた教訓としていただきたいというのはやっぱりあると思います。
(委員長)
具体的には、先生、どういうふうに。
(委員)
こちらの資料3の医療との連携みたいなところにちょっとありますけれども、やはり言葉にできない生徒さんがいます。そういうときに。
(委員長)
これは、先生、後で説明してもらってからでよろしいですか。後で説明があるので。
(委員)
そうですね。
(委員)
ちょっと医学的な時間のルールが労働というか、いわゆる自殺の認定基準でも、それから過労死の認定基準でも出てきたのは、これは、時間外労働が依然労働者はやるべき仕事をすると。寝ないで仕事をすると。これが当たり前の時代もあったんですけども、結果的に過労、自殺、あるいはいろんな脳心臓疾患、も出てきたというので、何が根拠になっているかというと、いわゆる睡眠なんですよね。睡眠が取れないで働いていくと。徹夜で仕事をすると。徹夜で仕事をしても死なないとかですね。昔はよく言われたんですけれども、そうじゃなくて、睡眠がやっぱり取れない状況が続くと、いろんな身体、あるいは精神におかしくなってくると。特に自殺の認定基準では、睡眠時間が生理的に確保できない状況が数週間続くと、鬱病等の精神疾患の発症と因果関係があるというふうなことを根拠にして、この時間のルールができてきたので、やっぱり身体的な健康、あるいは精神的な健康のためには、この睡眠を削らないように、やっぱり考えていかなきゃいけないというのが基本じゃないかなというふうに思います。
(委員)
先ほど私が言ったことが議論の対象にちょっとなったと思いますので、私は、生徒本位部活動というのは、今の教育の流れから言うと、以前はティーチングだったんですね。先生方が、こうしなさい。ああしなさい。ということで、活動時間も先生方が決めるというようなことだったんですけれども、今、大学の部活動を見ていますと、青学さんなんかもそうですけれども、もうコーチングの時代に入っているんですね。やらされている感から、やっている感の活動になっていると、それは、個々人においても、自分で個々の課題を解決する方向の活動と。それを認めてあげるようなのが、生徒本位の活動なんじゃないかなというふうに考えています。ですから、これは理想ですけれども、できるようになってくれば、各自が自分の問題解決というようなところにいくんじゃないかなというふうに思っていますので、そこを学校内で何とか先生方の勉強会を開いたりとかして解決していただければありがたいなというふうに思っています。
以上です。
(2) 生徒等の相談支援について、部活動に関わる実効性の確保及び活動方針の徹底について(要旨)
(委員長)
ありがとうございます。それでは、次に進んでよろしいでしょうか。それでは、次の「生徒等の相談支援について」及び4の「部活動に係る実効性の確保及び活動方針の徹底について」でございますが、ここは一括して事務局から説明をお願いいたします。
(教職員課統括リーダー)
お手元の資料3のほうになります。
まず、要旨を申し上げますと、前回のアドバイザリーボードで配付された資料に、アドバイザリーボード、総合教育会議での御意見を踏まえた論点の整理というものがございました。その中で示されている具体の検討項目3点のうち、先ほどは1番目のことについて御確認をいただいたわけですが、この後は、そのときの資料の2番目、3番目の項目について対応の具体例、予定を含みますが、それをお示ししたいと考えております。
なお、前回の会議で一部説明をした内容も含まれますが、御容赦いただければと思います。あわせてですが、言うまでもないことですが、これをやったら全て安心というものはございません。恐らくないと思われますので、定期的に改善していく、見直しをしていくということが実施の前提になるということも御留意いただければと思います。
それでは、資料3の1になります。論点整理の具体の検討項目(2)「生徒等の相談支援について」です。
ここにおけるポイントは、2点となります。すなわち1.生徒が相談しやすく、職員も情報を共有しやすい環境を構築すること、及び2.早期発見、早期対応を基に適切なタイミングで支援や医療につなげることということになります。
具体的な対応例をアからクに挙げておりますが、アからカは個別の項目、キとクは、情報共有や連携に関するものです。アからカにおいては、様々なチャネルで生徒の声を細かく拾えるようにということで幅広いものになっております。
まず、アです。相談アプリ「STANDBY」の導入です。既に、今年の6月から実施、導入済みです。もう既に市立柏高校の生徒からも相談が寄せられているというふうに聞いています。
イ、心の健康チェック。柏市内の中学校の一部では、毎朝生徒が一人1台端末を使って、自分の心の健康状態について申告をするということをやっております。シャボテンというウェブサービスを使っています。それを市立柏高校においても、そのシャボテン、あるいは同様のサービスを使って実施しようとするものです。現在、小中学校に習って、高校のほうでも一人1台タブレット端末の公費導入を検討しているところです。それが実現すれば、より容易に心の健康チェックが行えるようになると考えられます。
ウ、いじめアンケートの頻回実施です。前回も説明をさせていただきましたが、今年度から質問項目を精選した上で月に1回実施というふうになっております。前回の会議で、月に1回だと多いのではないかと、負担増にならないかという御懸念の声もいただいたところです。今年度の実施状況と、イにお示ししたこころの健康チェックを組み合わせることで、頻度は、今後調整も可能かと思われます。現在、取り急ぎですが、やれることからやっていこうということで進めたところです。
ストレスチェックの導入、今年度から導入ということで準備をしています。秋から冬にかけて実施する予定です。本人には、結果票が、管理者には結果レポートが届くということになっています。本人宛の結果票は業者に確認したところ、圧着シートで届くもので、本人や他の人が開けたらもう元に戻せないので、プライバシーが確保されるということです。
オ、スクールカウンセラーの常駐化、勤務日数増、スクールソーシャルワーカーの新規配置です。これは、今年9月及び10月からそれぞれ実施していきます。日数や、相談相手が増えるということで、専門家が生徒にとってより身近な存在になって、相談してみようと生徒が思うようになることも期待されます。
また、勤務日数が増えることで、時間に余裕ができるので、会議などに参加してもらって情報交換をするということも容易になってくるのではないかと。現在は、なかなか厳しいところがあるので、その点が期待されます。
それから、カ、今のオに関連してですが、勤務日数を増やすということで、部活動に直接関わっていただくと。実際に見学などをしてもらって、部活動の状況を直接把握してもらって、それに基づいて生徒に対応してもらえるようにということを可能にしたいというふうに考えています。それによって、教職員とはまた違った目で部活動の状況を見てもらうと、把握してもらうということも期待しています。
ここまでが、個別の項目となります。
それから、キとクになります。キ、「変化」を職員が連携して共有する部分ですが、前回の会議でも御指摘いただきましたが、それぞれが把握した情報がそれぞれ止まりということではなくて、把握する情報を守秘義務に注意しながら情報を共有していただいて、連携して動くということになります。それに向けた校内組織の整備ですが、今でも、例えば、学年の生徒のことでしたら、学年会議というものがあったりします。そこにスクールカウンセラーが入るということで情報の共有は可能です。そのほか、それ以外の校内整備、校内組織の整備が必要というふうに、やはり認められるようでしたら、実際に動くのは学校なので、学校で特別な委員会、あるいは会議の設定などを行っていただくということになると思います。これは、実際に中学校では臨機応変にやっているということがあるようですので、それをぜひ参考にさせていただきたいと思います。
それから、ク、医療との連携です。医療との連携を行う場合は、原則として外部との窓口は管理職、救急車を呼んだりとか、そういった非常時については養護教諭からも連絡をしてもらうことがありますが、それに加えて、今後はスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどからも、校医と連携ができるようにというふうに考えています。校医からは、生徒の個別の状況に助言していただき、医療機関を紹介していただくというようなことも期待しているところです。
資料3の表面1番については、以上となります。
続けて裏側のほうの説明も一括して行わせていただきます。
2、論点整理の具体の検討項目(3)「部活動に係る実効性の確保及び活動方針の徹底」です。具体的な部分をアからエに示してあります。ア、部活動の実施状況の把握と点検、これは、先ほども話が出たところですが、現在もう既に実施済みのところです。年間活動計画については、顧問から学校管理職のほうに提出されていますが、月ごとの計画と実績、これは、教員が管理職に提出し、指導課のほうでも最終点検を行うという流れになっています。
イ、定期的な職員研修の実施、部活動改革を実施すると、この趣旨がこういうことだということを定期的に職員に確認をするということで、しっかり決めたルールを守っていくということを職員に徹底するということになります。
それから、ウ、安全性や学習時間の確保を進める環境整備。(ア)、(イ)とありますが、先ほどタブレットのことにも触れましたが、タブレットは、心の健康チェックと学習活動の両面に役立つものです。
また、(イ)昇降口のオートロック化や人感センサーの増設、警備センサーの増設は、生徒が教員の目の届かないところで、許可なく残留しているということがないように、これは生徒の安全確保にもつながるものですので、そういった施設面での安全確保も進めたいというところです。
最後にエ、生徒募集に関してですが、(ア)、(イ)にその要旨も書きましたが、部活動で自己実現を目指したいということで、市立柏高校を志願する生徒は多くいます。学校説明会の機会などを通じて、これからの市立柏高校が、どのような部活動の姿を目指していくのかということについて、説明をしていくと。それによって、先ほども話題になっていましたけども、部活動の今後の在り方について、生徒も職員も共有していくということ、そのものを目指すものです。
以上になります。
(委員長)
ありがとうございました。ただいまの事務局からの説明について、御意見、御質問等がありましたら、挙手をお願いいたします。いかがでしょうか。順番に意見をいただいてよろしいでしょうか。
(委員)
今、出たことについては、特別にはないんですが、本当は、キの変化を職員が連携して共有というのが、一番未然防止、様々な生徒指導の未然防止には、私は有効だと考えていまして、私の学校ではチーム担任という形で、複数の職員が一人の担任に任せるのではなくて、担任を学年全員でやるというシステムで行っていて、それも、非常に有効であったなとは思っていますが、そこら辺は学校の判断なので、押しつけるとかそういうことではなくて、様々な複数の目で見守っていくことが大事だろうと思っています。
(委員)
これだけのことをされるというので、すごく大変なことだと思うんですが、やっぱりシステム化するということに関して、アンケートをやったりとかといっても、見落としているのはあるかなと思うので、人と人との対話が一番じゃないかなと思いますので、その辺は、先生たちは大変だと思うのですが、そこの見落としだけはされないようにやっていただきたいなと思います。
(委員)
職員の連携というのも非常に大事だと思うのですけれども、私は、高校の組織のことが詳しくないので、何とも言えないのですが、なかなか発言しにくかったことが、報告書には書かれていると思うんですね。なので、やはり職員同士のコミュニケーションについて、やはりもっとフラットにできる環境、もしくは職員研修の中で、そういうコミュニケーションを、言ってみるとアサーションというか、空気を読まないできちんと主張できるような環境をつくって行かないと、なかなか反対意見が述べられないみたいなことになりかねないかなと思いますので、やっぱり学校の先生方の意識改革がまずあって、生徒たちも自然にそういう闊達な会話ができるようになっていくのではないかなというのを、報告書の中で非常に意見を述べにくい空気だったのではないかというのも、生徒も先生もそういう中で練習をしていたのではないかという、ちょっとそういう印象を持っておりまして、その辺が改善されればいいなと思います。
(委員)
先ほど説明いただきました資料の1つ1つについて、質問と意見を述べさせていただきます。最初相談アプリの話があったんですけども、このときに何か相談を既に受けているということがありましたので、どのような相談が生徒さんから来ているのか、2、3で結構ですので、教えていただきたい。これが一点目です。
それから、ウのところで、アンケートの実施ですけど、やっぱりアンケートって質問数が多いとなかなか応えるのが面倒になりますので、先ほど説明いただきましたように、厳選した上で行うこと、これに大賛成でございます。
それから、4、ストレスチェックの導入、これも最初のア、イ、ウ、エと全部関わってくるんですけども、何かもうちょっと別の方法があるのかなというふうに思っていまして、これは次の点と併せて申し上げさせてもらいます。
それで、裏のほうに行きまして、活動実施の把握と点検ということなんですけど、これは、先ほど言ったことの繰り返しなんですけど、結局最終的には、教頭とか校長先生が確認しますよというのは、企業で言えば、結局社長が最後に見るからいいという話と同じになってしまいます。そうすると、やはり対外的には説明責任を果たせないだろうな、というふうに思っています。かといって、何か社外の監査を入れるというのも、ちょっと行き過ぎの感じがするんですけども、少なくとも、生徒さんたちのストレスの状況というのは、こういうアンケートだけではなくて、客観的な確認が必要かと思います。例えば、企業であれば、タイムカードを使ってきました。これに倣い、高校も、練習する場所が限られているんでしたら、生徒さんたちが何時に来て、何時に出ていったのかとか、記録に残しておけば、顧問の先生もそれを見れば、1人1人のストレスの状況を時間数という視点から把握できますよね。何かそういう形で、客観的に管理する仕組みをつくってもらえるとありがたいと思っています。ただ、私が言いたいのは、がちがちに縛って練習をさせるなということではなくて、取りあえず、今回、決めたルールで厳格にやってみて、実は、望んだような成果が出ないということであれば、そこで改善すればいいこと、PDCAを回すということです。ほかの部活動については、時間数がオーバーすることはほとんどないでしょうから、まず吹奏楽部でやってみる、その際の簡単な方法として、タイムカードというのもあり得るのかなと思っています。
それから、最後のエなんですけど、生徒募集の話ですけど、これは、既に募集要項というのは出ているんですか。もし公表されているのであれば、一度見せていただきたいです。本当に学習が第一だというようなアピールをして、もちろんスポーツあるいは部活にも力を入れるということをアピールされるのもいいんですけども、本当に生徒本位の募集要項になっているのか、確認したく思います。皮肉っぽく言いますけど、生徒中心だというのは分かりますけども、部活が強ければ、学校中心ということだってあり得るわけですね。生徒募集のためにここのところで成果を上げておいて、それをアピールして生徒を集めるということだってあるわけですから。そういう意味で、本当に生徒中心でやろうとしておられるのか、募集要項というのを一度見せていただきたい、本当にそういうスタンスで取り組もうとされているのかを確認させていただきたく思います。
(委員長)
ありがとうございます。今の御意見に対していかがでしょうか。
(児童生徒課長)
匿名相談アプリSTANDBYの相談内容につきまして、御回答いたします。市立柏高校は6月からSTANDBYのほうを導入いたしました。7月29日時点で現在9件相談を受けております。相談の内容としましては、部活動に関すること、それから心身、心と体に関すること、それから教職員との関係に関すること、それからお友達との人間関係の悩み、それから学習や進路について、この辺が中心になっております。
以上です。
(委員長)
ありがとうございます。時間管理に関してはいかがでしょう。労働者のことを、今おっしゃいましたけども生徒さんもそういった形で、どのぐらい例えば部屋にいたのかとか、ICカードを使えばできるという御意見でしたけども、なかなか難しいと。何か御意見ございますか。
(市立柏高等学校長)
そうですね。企業さんのようにタイムカードとか、今、それが可能なのかどうかというのは、すぐお答えできないんですけれども。
(教職員課統括リーダー)
タイムカードではないんですが、今回のことの対応について様々検討をする段階では、実は、下校のときに、今例えば、民間のスイミングスクールとか塾に登塾した、塾から帰りますなんていうときに、タッチしたりするようなああいったシステムを導入できないかということで、それによって保護者も、「あ、もううちの子下校したんだ。」とかいうことが、LINEなんかで情報が入ってくるというふうなことは、安全な施設整備の部分で加えられないかと検討していたところがありましたので、今日そういった御意見をいただいたことも踏まえて、その点も今後の検討課題と改めてさせていただければと思います。
(委員長)
ありがとうございます。よろしいでしょうか。
(委員)
先ほど、STANDBYを使って相談が9件ほどあったというんですけど、これはもらったものに対して、どのように対応をされているんですか。学校として。
(児童生徒課長)
このSTANDBYにつきましては、基本的には匿名の相談アプリということになっております。というのは、実際実名でやらないことによって、相談のハードルを下げるという意図で行っております。ただ、その中で学校さんのほうとは、こういった相談が入りましたということの情報共有はさせていただいております。ただ、そのときに、このアプリの特徴としましては、チャット機能がついていますので、うちの指導主事がその相談のあったお子さんに対して返信をします。何度かやり取り、キャッチボールをするんですけれども、それで、例えば話を聞いてもらってすごくすっきりしましたみたいなことであれば、それはそこで終わらせるような形、そういった取組をしております。
以上です。
(委員)
質問が1つと、あとは要望が1つです。
いろんなシステムの導入をされていますが、例えば、STANDBY等の費用というのは、それはどこがどういうふうに出しているのかとかというのを後でお聞かせください。
もう1つは公立学校の宿命ですけれども、毎年多分3分の1、少ない年でも4分の1の職員が異動をされると思うんですね。ですので、新着任対象者等が有望かなと思うんですが、職員研修をぜひしていただいて、市立柏高校は、今こういう形でこういうところに力を入れて指導をしているんだというベースの部分での共通理解が図れるようなことをしていただければなというふうに思います。
以上です。
(委員長)
ありがとうございます。何か御意見ございますか。
(児童生徒課長)
STANDBYの予算に関しましては、児童生徒課のほうで持っている予算で、小学校、中学校、全て一括でお支払いしているような形になっております。このSTANDBY、かつてはSTOPitというふうに名前が変わったんですけれども、導入の段階から柏市で検証をして、今かなり多くの自治体に広がっているということで、値段的には非常に安く抑えていただいているところがございまして、1校当たり4万円という予算で行っております。
以上です。
(委員長)
4万円というのは、1つの学校がということですか。
(児童生徒課長)
そうです。本来であれば、アプリですのでワンダウンロード幾らという形なんですけど、柏市に関しては、1校という形です。
(委員)
3点ほど質問や意見というか要望を述べさせていただきたいと思います。
まず、この1番のアからクまですごくよく考えていただいたんだろうなというふうに思います。そこで、ウのいじめアンケートというものの実施方法について、記名、無記名、あるいは紙媒体であるとかウェブでやるのかというところは考えられるかと思うんですけど、どういう方法を検討されているのかをお聞かせください。
(市立柏高等学校長)
今回の毎月をやる前は、以前にも説明しましたけれども年3回各学期に1回ずつ調査を行っておりました。それは、紙媒体で記名もさせます。質問項目は小中学校と全部今年度からそろえて質問をして集めております。それから、その学期に1回から月に1回になった部分については、今までやっていなかった月ですね。要するに。そこの部分については、グーグルホームを使って生徒たちのほうに入力をさせて、悩みがあってもなくても、ない子はない子でありませんというふうに入れて、全部それで集約することで少し職員の集約の負担を減らしながら、ピックアップをして、何か相談ごとを書いてきた子には面談をするというような形をとっています。
(委員)
ありがとうございます。僕自身、これを読んで思ったのは、月に1回も実施されるのであれば、記名と無記名、そして紙とウェブを組み合わせるような形でアンケートを実施するというのが、恐らく記名には記名のよさがあるし、無記名には無記名のよさがあるので、いろんな部分からアンケートをより正確に反映できるのかなと思い、聞いているとそういう形だったので、すごくいいなというふうに思いました。
次に、このアンケートであったり、ストレスチェックの結果票ですね。これをいつまで保管しておくのかというところは、恐らく検討が必要なのかなとは思います。高校3年生が卒業すればその場で破棄するのが恐らく法的には正しいことなのでしょうけれども、ほかの項目との兼ね合いというか、検証する上で記録を残しておく必要があるのかということは、考える必要があるのかなと思いました。
最後に、キのグループ守秘義務という言葉を勉強不足で初めて聞いたんですけれども、やはり情報を共有するというのは、とても大事なんですが、他方で地方公務員には守秘義務というものもあるので、個人的に相談を受けたものもすぐにほかの教諭や関係者に共有しちゃうということは、恐らく守秘義務の問題からかなり問題があるし、生徒との信頼関係という意味でも、問題があると思いますので、そこについては、どこまでの情報は直ちに共有すべきなのか、どこまで生徒との関係において守秘義務を負って生徒に了解を得た上で共有すべきなのかというところを線引きする必要はあるのかなというふうに思います。
以上です。
(委員)
ありがとうございます。守秘義務というところで、難しいなというふうに思ったんですけども、私からは、いろんなチャネルが導入されて、子供たち、生徒たちもいろいろ利用できるというのは非常にいいと思うんですけども、内容的に例えばストレスチェックの導入とありますけども、これは厚労省が心理的な負担の程度を把握するための検査というふうに位置づけて、これを1次予防というふうな位置づけをしています。しかし、このストレスチェックは、いわゆる産業医の面談にどうつなぐかということをどこでも工夫しているんですね。この内容ももう始まって5、6年たつんですけども、いわゆる57項目が基本になっていますけども、今80項目とか、自治体も80項目を選んだりしているんですが、この内容的なところは、どういうふうに考えていらっしゃるのかというのが1つ。
それから、あとカウンセラーがその部活動の状況を直接把握というふうに言いますけども、これはカウンセラーは、やはりいろんな関わり方が、例えば、集団にどう係るかとか、あるいは個別にどう係るかとか、どういうふうに心の中に入っていくかということなので、この関わり方については、やっぱり十分カウンセラーと協議するということが必要だろうというふうに思います。
それから、この変化ですね。先ほど委員がおっしゃったことですけども、これは非常に大事なことで、例えば何かサインを出している。このサインに対してどう対応するのかということを協議する。そして、これを共有するということが絶対にこれは必要なので、それを医療につないでいくというところをやっぱり重視していただければというふうに思います。
ここに、校医に相談可能にするということですけども、できれば、この協議に校医が入るというふうなことがあると、そんなに頻回じゃなくても、これは具体的なことは有効になるんじゃないかなというふうな気がします。いろんなチャネルがあるのはいいんですけども、このダブらないような形で検討していただくということも必要かなというふうに思います。
以上です。
(委員長)
そのほかに何か付け加えたいこととか、何かありますでしょうか。
(委員)
先ほど申し上げた生徒募集のところですけども、限られた時間で効率よく練習し、最大限効果を上げるという、この方向でぜひお願いしたいんですけど、募集要項でも、そういった記載があるんでしたら、見せていただきたいということです。
(市立柏高等学校長)
現在の募集要項は、もう既に6月の段階で県のほうに出してありまして、いわゆる募集要項というのは、入試でどういった生徒をどれぐらい、どういう基準で入れますよというのが募集要項なので、そこには、こういったことについては、特に触れていないですね。学校のいわゆる学校案内のパンフレットみたいなものを作っていますけれども、それも今年度作ったものについては、まだこういった文言は入っておりません。
(委員)
分かりました。それでは、学校案内ができた時点でまた共有させていただければと思います。よろしくお願いします。
(委員)
1つ言い忘れたんですけれども、この声がかかるというところで、内科、整形、いろんな科がありますけれども、やっぱり精神科医は精神科医療には直結しているので、精神科医を校医として入れるということが一番ベストかなというふうに思います。
(委員長)
何か、そのほかに委員の先生方何かありますでしょうか。どうぞ。
(委員)
これは、いろんな学校で事件、事故が起こったときに、安全配慮義務違反というのがございますね。その観点から言うと、資料というのは、先ほど卒業したら廃棄というのが原則というふうにおっしゃったのですが、卒業後にあのときこういうことがあって、こうなったんだというふうになった場合に、廃棄しているともう学校としては対処のしようがないと思うのですが、そこら辺はいかがでしょうか。
(委員)
弁護士も弁護士法上3年間の記録の保管義務があるんですけれども、やっぱり後からのクレーム対応のために、5年保管している弁護士がいたり、もう10年保管している弁護士がいたりということで、やっぱり長めに保管するということがあると思うんですけれども、じゃあ、そのときにやはり生徒の了解というものが今回の場合あったほうがいいのかなとは思います。外には出さないけど、一応保管は何年間はしておくからねということの了解があれば、保管しておいたほうがいいかな。ただ、その容量の問題であるとかというのは、またほかには考えなくてはいけないかなと思います。
(委員)
病院の場合は、クリニックの場合は、5年間ですね、カルテは。保存しなければいけないと。ただ精神科の場合は、非常に後になっていろんなことが出てくるし、書類とか非常に長く傾向を見るということがあるので、私が病院にいるときには、10年以上、そのままずっと残しているというふうにしておりました。
(児童生徒課長)
よろしいでしょうか。柏市のいじめアンケートの保管については、小中学校も合わせて5年間保管ということで、周知しております。
以上です。
閉会
(委員長)
ほかには、いかがでしょうか。
最後に、全体を通じて何か気づいた点、御意見はありませんでしょうか。
それでは、これで、第3回アドバイザリーボードを閉じたいと思います。どうもありがとうございました。
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