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更新日令和6(2024)年11月27日
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柏中学校区での義務教育学校設置を目指して
概要
柏市では、これからの時代に求められる質の高い教育を実現すべく、小中一貫した教育を行う義務教育学校の開校を計画・準備しています。
今回の計画は、柏第一小学校の校舎の老朽化による建て替えにあわせて、柏中学区の柏第一小学校と旭東小学校を柏中学校の敷地へ移転、同一敷地内に小中9年間を見通した一体的な新校舎を整備し、義務教育学校として開校することを目指すものです。
資料をご用意しています。ぜひご覧ください。
義務教育学校の計画に至った経緯
学校現場では今、
- 小学校から中学校への進学にあたって生じる学習面や学校生活上の大きな変化
- 小学校高学年から増加傾向にある不登校
- それぞれの特性を持つ子ども一人ひとりに合わせた教育への取組
など、様々な状況への対応が求められています。
それらに対して、9年間を見通した切れ目ない支援を組織的に行うために、全国的にも小中一貫教育の導入が進められているところです。
柏市でも、柏第一小学校の老朽化による建て替えとあわせて、柏中学校区の柏第一小学校と旭東小学校を柏中学校の敷地へ移転、
同一敷地内に小中9年間を見通した一体的な新校舎を整備し、教育環境と教育効果をより高められる義務教育学校の開校を計画しています。
義務教育学校で期待されるメリット
一番大きなメリットとして、小学校から中学校への進学時に体験する大きな変化(小中ギャップ)の解消・緩和が挙げられます。
義務教育9年間の系統性・連続性に配慮しながら、小・中学校という枠組みを超えた教育を行うことで、学習面・生活面の向上が期待されるほか、夢や目標を持って、より充実した学校生活を送ることができるようになります。
そのほかにも、こんなメリットがあります。
- 9年間を見通した柔軟なカリキュラムによる特色ある教育活動や、小学校段階からの教科担任制の導入による専門的な指導、小中学校教員の相互乗り入れ授業によるきめ細かな学習指導を行うことで、学習意欲の向上が期待できる。
- 小学校と中学校の教員による、組織的・横断的できめ細やかな指導、切れ目のない支援が行える。
- 新たな出会いで友達の輪が広がり、子どもたち同士の交流が活性化されることや、上級生・下級生の交流によって、下級生への思いやりの心や上級生への憧れの念を抱くとともに、集団生活への安心感が生まれ、社会性が育まれる。
義務教育学校の学区(通学区域)
現時点での計画では、柏中学校の学区と同じ区域にする予定です。
他校への学区外就学には、可能な限り柔軟に対応します。
地域と協働した学校づくり
(1) 地域協議会
幅広い視点でより良い学校づくりを検討していくため、保護者や地域住民も交え、柏第一小学校、旭東小学校、柏中学校の学校運営協議会委員を中心とした「地域協議会」を令和6年9月に設置いたしました。
本協議会では、多種多様な事柄を取り扱うことから、学校のあり方やコンセプトなど、ソフト面を取り扱う「総務分科会」と、学校の施設整備といったハード面を取り扱う「施設分科会」の2つの分科会に分かれて、検討を進めています。
地域協議会で話し合われた内容は、「地域協議会だより」として発行し、公開しています。
(2) 意見交換会
より良い学校づくりに向けて、保護者・地域の皆様からより多くのご意見を伺う機会として、要請に応じて実施する「出前講座型の意見交換会」を令和6年11月より受け付けています。
申込み方法などは意見交換会のページをご覧ください。
新たな学校に関する疑問や不安なことを解消する機会としても、ご活用ください。
これから整備予定の施設設備
- 新しい時代の学びを実現する教室環境
- 活動に応じて席の形態を変更できる、約80平方メートルの広い教室(一般的な教室は64平方メートル)
- 教室の前面・側面・背面に大型のホワイトボードを設置
- 防災機能が強化された体育館
- 既存の中学校体育館の他に、新たに体育館を整備し、十分な運動スペースを確保
- 地域の防災拠点としても機能できる丈夫さ
- 多目的に使用できる施設
- 保護者説明会、学年の集会、体育などで使用できる広々とした多目的ルーム
- 地域と連携・協働する空間
Q&A
小学校と中学校を1つの学校として、「義務教育学校」の設置を検討します。前期課程6年間、後期課程3年間が設定されます。 |
通学路の安全確保は、市教育委員会としても大変重要と認識しています。 一つの義務教育学校とすることで今よりも通学距離が近くなる児童がいる一方、遠くなる児童も発生します。 それら通学距離が延伸する場合の対策の一つとしてスクールバスの運行を検討していますが、実際の運用にあたっては、児童や保護者の個々の事情も踏まえて、できる限り柔軟に運用したいと考えています。 スクールバスだけでなく、ソフト・ハードの両面から必要な対策を検討・実施する考えです。 |
小・中学校の児童生徒合わせて1,400人程度を見込んでいます。 その分、教員も配置されますので、児童生徒一人ひとりに対応できるようになっています。 |
義務教育学校を設置する柏中学校の敷地面積は、約4万平方メートルと市内で最も広いため、 |
小学校段階の学習内容は、他の市立小学校と同様に前期課程(1~6年)で取り扱う予定ですので、 |
現地での建替えの場合、新校舎の完成までに「仮設校舎の整備⇒引越し⇒既存校舎の取壊し」を複数回繰り返す必要があります。 その間グラウンド使用不可、運動会の実施困難、授業中の振動・騒音など、およそ5年以上教育活動に支障をきたしてしまいます。 そのタイミングで通う子どもたちの教育環境のためにも最善策となるのが今回の計画です。 |
義務教育学校を設置する柏中学校の敷地には、新たに体育館を設置し、一定の避難所機能を確保していきます。 跡地については現時点では決まっていませんが、地域コミュニティや防災機能としての役割も考慮しながら、 |
令和6年2月から6月にかけて対面やオンラインでの説明会を開催しました。 また、保護者や地域のかたからより多くの意見を伺う機会として、令和6年11月より出前講座型の意見交換会を受け付けています。 |
市教育委員会では、学校規模に関係なく、比較的規模の大きな義務教育学校も含めて視察を行い、 (これまでに視察した比較的規模の大きな義務教育学校の例)
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1クラスあたりの児童数の上限は、学校規模の大小に関わらず、関係法令で35人と定められており、 また、不登校は学校の規模とは関係するものではありません。 一定規模以上の学校には、追加で教職員が配置されるため、一人の校長のリーダーシップのもと、 |
柏第一小学校だけを柏中学校の敷地に移転新設し、旭東小学校は現校地のままとした場合、 その点も含め教育委員会内部において、「子どもの教育環境が最優先」の視点のもとで検討を重ねた結果、 |
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