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更新日令和6(2024)年7月25日
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柏中学校区での小中一貫校(義務教育学校)設置を目指して
概要
柏市では、これからの時代に求められる質の高い教育を実現すべく、小中一貫した教育を行う義務教育学校の開校を計画・準備しています。今回の計画は、柏第一小学校の校舎の老朽化による建て替えにあわせて、柏中学区の柏第一小学校と旭東小学校を柏中学校の敷地へ移転、同一敷地内に小中9年間を見通した一体的な新校舎を整備し、令和10年4月に義務教育学校として開校することを目指すものです。
詳細は以下のファイルを参照ください。
リーフレット〔令和5年9月8日発行〕(PDF:1,391KB)(別ウインドウで開きます)
小中一貫校の計画に至った経緯
学校現場では今、
- 小学校から中学校への進学にあたって生じる学習面や学校生活上の大きな変化
- 小学校高学年から増加傾向にある不登校
- それぞれの特性を持つ子ども一人ひとりに合わせた教育への取組
など、様々な状況への対応が求められています。それらに対して、9年間を見通した切れ目ない支援を組織的に行うために、全国的にも小中一貫教育の導入が進められているところです。
柏市でも、柏第一小学校の老朽化による建て替えとあわせて、柏中学校区の柏第一小学校と旭東小学校を柏中学校の敷地へ移転、同一敷地内に小中9年間を見通した一体的な新校舎を整備し、教育環境と教育効果をより高められる「小中一貫校」の開校を計画しています。
小中一貫校で期待されるメリット
一番大きなメリットとして、小学校から中学校への進学時に体験する大きな変化(中1ギャップ)の緩和が挙げられます。義務教育9年間の系統性・連続性に配慮しながら、小・中学校という枠組みを超えた教育を行うことで、学習面・生活面の向上が期待されるほか、夢や目標を持って、より充実した学校生活を送ることができるようになります。
そのほかにも、こんなメリットがあります。
- 小中9年間を見通した学習計画になることで、各教科ごとに学習内容のつながりや学力の向上が期待できる。
- 小学校と中学校の教員による、きめ細やかな指導、切れ目のない支援が行える。
- 上級生・下級生の交流によって、集団生活への安心感が生まれるほか、社会性が育まれる。
小中一貫校の学区(通学区域)
現時点での計画では、柏中学校の学区と同じ区域にする予定です。
開校までのスケジュール(予定)
令和5年度:どのような学校・施設にするかを検討
令和6~7年度:新校舎の設計、校舎配置等の検討
令和8~9年度:建築工事
令和10年度:新校舎完成、4月開校へ
これから整備予定の設備
- 約80平方メートルの広い教室(一般的な教室は64平方メートル)
- 活動に応じて、席の形態を変更できる
- 教室の前面・側面・背面に大型のホワイトボードを設置
- 防災機能が強化された体育館
- 既存の中学校体育館の他に、新たに体育館を整備し、十分な運動スペースを確保
- 地域の防災拠点としても機能できる丈夫さ
- 多目的に使用できる施設
- 保護者説明会、学年の集会、体育などで使用できる広々とした多目的ルーム
Q&A
令和10年4月の開校をめざし、新校舎の整備計画、一貫教育の具体的な進め方等の必要な準備を進めます。 |
小学校と中学校を1つの学校として、「小中一貫校(義務教育学校)」の設置を検討します。前期課程6年間、後期課程3年間が設定されます。 |
一貫校にすることで通学距離が長くなってしまう場合もあるため、スクールバスの運行を含めて通学路の安全対策を検討します。 |
小・中学校の児童生徒合わせて1,400人程度を見込んでいます。その分、教員も配置されますので、児童生徒一人ひとりに対応できるようになっています。 |
小学校段階の学習内容は、前期課程(1~6年)で取り扱う予定ですので、他の市立小学校と同様に影響はありません。 |
現地での建替えの場合、新校舎の完成までに「仮設校舎の整備⇒引越し⇒既存校舎の取壊し」を複数回繰り返す必要があります。その間グラウンド使用不可、運動会の実施困難、授業中の振動・騒音など、およそ5年以上教育活動に支障をきたしてしまいます。そのタイミングで通う子どもたちの教育環境のためにも最善策となるのが今回の計画です。 |
現時点では決まっていません。市全体としてより良い活用策を検討します。 |
令和6年2月から6月にかけて対面やオンラインでの説明会を開催しました。 |
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