更新日令和3(2021)年2月26日

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令和2年度第3回柏市教育振興計画策定有識者懇談会会議録

1 開催日時

令和2年12月28日(月曜日)午前10時から午前11時55分まで

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎 大会議室(柏市大島田48番地1)

3 出席者

委員

南部座長、山田副座長、中田委員、中村委員、寺田委員、加藤委員、吉田委員、荒井委員、鈴木委員、高橋委員、露木委員及び長澤委員

事務局

河嶌教育長、宮島生涯学習部長、増子学校教育部長、後藤学校教育部理事、沖本生涯学習課長、山岡中央公民館長、野口学校教育課統括リーダー、関根学校教育課副主幹、杉浦教職員課長、浅野学校施設課長、中村学校保健課長、逆井指導課長、須藤児童生徒課長、麻生教育研究所長、石田教育総務課長、渡会教育総務課統括リーダー、関谷教育総務課担当リーダー、栗田教育総務課主任、矢代教育総務課主事

傍聴者

2名

4 内容

(1) 開会

(2) 第2次柏市教育振興計画 新4つのC及び指標等について

事務局より資料1に基づき説明

ア 説明に対する質疑応答及び意見

【吉田委員】

資料等の作成、そして御説明いただきありがとうございました。今までの意見を反映されているということで,これから質の高い教育を目指していけるのではないかなと実感しております。

そういった中で、いろいろな指標と、4つの新しい項目ということで提示いただきました。

育ちのその基礎部分ですかね。意欲とか、そういったことなので、具体的なことはあえて書いていなのだと思うのですが、その意欲を育てていく。その先にいろいろ磨く面とか、人間関係の育成とかがあると思うのですが、その中の1つとして、これから社会で特に必要な力と言われると、やはり創造力ですとか、表現力ですとか、そういった文化的な力の育成というもの。例えばAIにはできない、機械にはできない、そういった非認知的な力にもつながっているかなと思いますので、そのような文化的な力を含めていただけるような計画立案を今後も進めていただければと思います。

【南部座長】

ただいまの御意見について、御要望について、事務局どう受け止められますでしょうか。

創造力とか、表現力とか、そういう文化的な面の能力育成などについて、ぜひ含めていただけないでしょうかという吉田委員からの御要望と承ってよろしいでしょうかね。いかがでしょうか。

吉田委員、具体的に言うと、この中でどの辺に当たりますでしょうか。4つのCのどこかに入れてほしいということでしょうか。

【吉田委員】

可能であればということです。こちらの表の中に既に含まれているというのであれば、問題ないかなと思うのですけれども。

資料3の1ページのところの4つのCに関して一覧が出ていますけれども、この中を読み取ったときに、この力の部分が紐立たされているので、その表現力というんですか、力というのは何なのかというあたり、ちょっと私の中で整理できていなくて恐縮なのですけども。

【教育総務課担当リーダー】

この文化的なというところですが、確かに記載がないかなというところはあるのですけれども、想像力とかにつきまして、例えば相手の立場に立って考える力とか、そういったところで想像もしつつというところ。あと、その地域との関わりなどで、地域とか社会に関心を向けてというところで、そういった力を育てながら総合的に学校の実態に合った形で、そういったところの力も育成、進めていければというふうに考えております。

【南部座長】

今の事務局の説明をお聞きになり、多分しっくりこないのではないかなと思いますけれど、吉田委員いかがですか。

【吉田委員】

そうですね。私が発言させていただいた力がもう既にここに入っているというか、今,1点あったかなとも取れますけれども。そういった力を育てるには、この4つの力の全てが必要だなというのも確かにありますので、よりちょっと具体的なことを言ってしまったかなというのがすごく私の中にはありまして。

というところで、創造力、表現力というのは、すごく平たい言い方でもありますので、何かこの文言の中にもし入れることができればなということが,私の意見になります。

創造的なところの見通しですとか、挑戦する力あたりが、それにふさわしいのではないかなというのは思いますけれど。

【南部座長】

ただいまの吉田委員の御意向、御意見等は、どう受け止められるか、また後でお時間が必要かと思いますので、もしお答えできるようでしたら、あるいは項目検討ならば検討でもいいですし、ちょっと受け止めていただければなというふうに思います。

確かに、挑戦するというところあたりと関係があるのではないかなというふうに思いますけれど、よろしくお願いいたします。

【荒井委員】

私も今、吉田委員のように創造ですとか、表現って大変重要だと思っておりまして、おそらくこの40から18に数を減らして、すごくフォーカスされていて素晴らしいなと思っております。

おそらくそのアクティブラーニングですとか、そういった部分で創造ですとか、さらに伝える力。相手の話を傾聴しながら、それで自分で論理立てて伝える。そういう部分が、この中に盛り込まれているとは思うんですけども、この辺を勘案して進めていただければと思っております。

前回の40項目のときに、トレースして、そこのフィードバックがしづらかったというようなお話があって18にされたので、大変素晴らしいなと思うのですけれども、これも各校でいろいろな取組をしていただいて、その結果をどのようにフィードバックしていくのかを教えていただければと思います。

【南部座長】

全ての学校じゃなくて、取組指定校で、具体的にどこかの項目に焦点化した実践を取り組みいただいたということを踏まえての今度の改定ということのようでございますので、この辺のいきさつをお聞きしたいという荒井委員の御質問でございました。どうぞ。

【教育総務課担当リーダー】

次の計画においても、この数字を平均でならしていったときに、やはり見えにくさというのは絶対に出てきてしまうかなというところがありまして、かつ、各校で数個というふうに選びますと、全ての項目が上がっていくわけではありませんので、ますます見えにくくなってしまうかなと思うのですけれども、平均で見ていくというよりは、ここについては、もう少し事務局の中で、各校ヒアリングとかを含めて実態を、例えばどのように目標を立てていて、それで実際どのように改善していったかとか、そういったところを見ていくとか。あとは、示し方として、どうしても平均だと見えにくいところもありますので、例えばこの中で相談する力とかが、極めて低いというところだと、それはちょっとSOSを出しにくいというところがあって、いじめなどにもつながってしまうというところもありますので、そういった平均値ではなくて、例えば数値が本当に1とか2であるなど、そういったところに着目して見ていくとか、数字の動きだけでなく、本当に細かく学校ごとに見ていく必要があるかなというところで、事務局としてどのように動いていけるかというところは、今、体制を模索中ではあるのですけれども、なるべく実態の改善につながっていくように頑張っていければというように思っております。

【南部座長】

ちょっと私から今の荒井委員からの御質問について、事務局にお聞きしたいのですが、幾つかの学校で、全ての項目じゃないけれど、どこかに特化して取り組まれたということのようですが、その辺の具体的な、どの小学校でどの中学校でどんなことを取り組んで、どんな成果があったなどをちょっと御説明いただけませんか。

そうすると、荒井委員の御質問にお答えすることになると思いますが。その情報をお持ちの課はございませんか。

【教育研究所長】

学びづくりフロンティアプロジェクトは、特にこの4つのCの指標を基に取り組み、各学校の課題を改善していくという取組をしています。

特に、中学校区で実施しているのがフロンティアプロジェクトの取組なのですが、まず、コミュニケーション能力というところで、そこに力を入れて、学び合いとかそういったものを授業に入れていく。

また、支援員が入っておりますので、そこを活用して、相談体制とか支援体制を強化するということで、コミュニケーション能力ですね。関わり合う力の部分が、指標として効果が上がっていったというものがございます。

【南部座長】

ありがとうございました。

ただ今のように、全てではないのですけれど、今、学びのフロンティアプロジェクトは市内何か所ですか。

【教育研究所長】

現在は、手賀中学区と柏中学区になっておりますから、6校です。

【南部座長】

6校に、中学校区での取組のその1つが、コミュニケーション能力の育成という辺りに焦点化した取組だったと。その結果、かなり支援員さんの教え等があって、かなり子どもたち同士の学び合いによるコミュニケーション能力の向上あたりは見られたと。このように受け止めてよろしいですか。

【教育研究所長】

はい、そうです。今、現在のところというよりは、以前、もう既に取組が3年間終わったところに効果が出ているというところで、手賀中学区、柏中学区は現在今進行中ですので、来年度結果が出るかなというふうに思っております。

【南部座長】

ありがとうございました。このような事務局の説明ですが、荒井委員いかがですか。

【荒井委員】

はい。私の住んでいるところは、柏中学区なので、まさにその学びフロンティアプロジェクトをやられています。ティーム・ティーチングですとか、いろいろな教科によって。あとやはり数学に力を入れるですとか、いろんな取組をされているので、大変ありがたい学区であり、小学校も含めていろいろな取組がされております。

【南部座長】

はい、ありがとうございました。

ちなみに、柏中学校のフロンティアプロジェクトの取組は、この4つのCの中で言うと、どのあたりに焦点化しての取組ですか。

【教育研究所長】

申し訳ありません。手元にないので、また後で。

【南部座長】

ございましたらね。

【教育研究所長】

はい、申し訳ありません。

【南部座長】

何か柏中は、今の荒井委員のお話ですと、TT等によって、数学の学力向上を。

【荒井委員】

いろいろな科目でティーム・ティーチングが非常に有効に活用されて、底上げと、トップの子の引上げと両方行われています。

【南部座長】

そうですか。ありがとうございました。

きっと、その成果は、前の4つのC40項目のどこかに合っているのではないかと思います。

ありがとうございました。事務局、もし分かりましたら教えてください。よろしくお願いします。

【鈴木委員】

私の方からも、資料を見させていただいて、この18項目というのが、とても素晴らしいなというところを見させていただきました。

私の方からは、意見になります。

資料2を見させていただいていて思ったのですが、私自身、子どもが4人おりまして、うちの子どももそうなのですが、例えばこの夢・目標というところが、とても当てはまるというのが4点。多分4点満点なのでしょうけど、思うのが、夢を持っていない子どもというのが、今、非常に多いかなと思います。
これは、私個人の見解なのですが、やはり何事も勉強をやるにしても、遊びをやるにしても、友達を作るにしても、全てを目標だとか、夢だとかというのが通ずるものがあるのではないかと思っております。だから、是非、夢ぐらいは見させてあげられるような教育であってほしいなというところを感じております。

意見となります。

【南部座長】

ありがとうございました。

大変重要な意見だったと思います。やはり、柏市内の小・中学校の児童生徒の皆さんに、これから学校で学んだ結果、社会に出て、高等学校へ行って、大学に行くとか、社会に出て、どのようなキャリアを自分で積んでいきたいかという辺りの将来への見通し、夢等を是非、児童生徒の皆さんにどの子にも、全て抱かせていただくことが大事なのではないかという、非常に鈴木委員からの学校教育に対する御期待が、今、おっしゃってくださったことではないかなと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。

何かこの件について、事務局、今、それについてはこんな取組していますよという辺り、いかがですか。学校現場ではこんな取組をしていますよとか、どの学校、小学校では、どの中学校ではとか。特に中学校などはキャリア教育という進路指導とかの関係で、きっと何か関わっているのではないかなと思いますけど、どなたかお答えいただける方ございませんか。いかがですか。

【指導課長】

おっしゃるとおり、キャリア教育という形で夢や目標を持つことということを指導しているところでございます。

今年度から特にキャリアパスポートというような指導が加わりまして、それはもう小学校1年生から高校3年生まで一貫して1つのファイルを持って、各学年で指導した項目をファイリングしながら、小学校1年生から高校3年生まで継続して、キャリア形成についてを指導していくと。そういった取組を今年度から始めたところでございます。

ただし、コロナ等の影響で、なかなか思うように今年度は進んでいないのが現状ではございますけれども、これからそういった形の取組がスタートしたということでございます。

【南部座長】

大変期待の持てる取組のように思いますが、今の説明をお聞きになって、鈴木委員いかがですか。

【鈴木委員】

はい、期待しておりますので。あと、何か協力できることがあれば、何なりと言ってもらえれば、協力させてもらいます。よろしくお願いします。

【南部座長】

ありがとうございました。

【高橋委員】

私のほうは、確認というか、教えていただきたいのですが、資料1の2ページ目、新4つのCの狙いということで、三角印3つ目。先ほどの御質問等とも関わってくるのですが、全ての項目ではなく、学校の実態に応じていくつかの項目を選択するという部分なのですが、この選択するのは、4つのCの中から選択するのかということを教えていただきたいのと、指標の18項目は全部とるのかとか、その辺りと、あと選択する場合にどのように選択する形になるのか。その辺りを教えていただきたいと思います。

【南部座長】

いかがでしょうか。実際に運用していく場合にどうするのかという話ですが。

【教育総務課担当リーダー】

まず、指標の点数自体は悉皆調査で行いますので、全て点数自体はとっていくという形になります。

ただ、この全ての指標を上げていきましょうというように学校に流してしまうと、もうちょっとそれは大変だろうという意見がワーキンググループの中でも出まして、ですので、実際の行い方としては、例えばその最初の年度の数値が出たときに、うちの学校はここが低いねというところに着目して、それで次の年度でそこについてこれを上げていこうというような目標を立てていただくということ。

3つ選ぶとかという形については、それがその学校の経営目標になるのか、それともそれよりちょっと下になるのかは分からないですが、そういったところで位置付けていただいて、伸ばしていただくということを想定しています。

あと、この4つのC自体、一応そのワーキンググループ内でいろいろ考えて絞ったものではあるのですが、やはりいろいろこういった力も伸ばすべきだとか、そういう話というのはもちろんあると思いますので、そこが具体的に学校によって、例えばそれを測っていけるのであれば、それも4つのCとは別の部分で伸ばしていただくということも、もちろん重要なのかなというように思っております。

【南部座長】

ありがとうございました。

実際に4つのCが新しく確定したならば、来年度から実際に市内の小・中の児童生徒の皆さんに対して、あなた自身、今どうですかという辺りをきっと聞かせていただくような調査になっていくと思うのですけれど。2年生から中3までですか。その場合に、結果は一応初回全員で全数調査はするけれど、各学校が具体的にその結果を受けて、どのように本年度の重点目標にするのかという辺りは、学校の先生方と教育委員会の御指導等の下で、様々御判断いただいて、今年度はそのうちのどこにしましょうかという辺りは、各学校の校長先生を中心としたお考えで取り組むという形になっていくのではないかなというような回答でございましたが、高橋委員いかがですか。

【高橋委員】

そこにその運営協議会とかとの関わりとかというのは、どうなりますでしょうか。

【南部座長】

そうですね。コミュニティ・スクールの方向で言うと、学校だけで策定というより、むしろ運営協議会等にも御意見等を頂いてはどうですかということですが、担当部署お願いします。

【学校教育課副主幹】

学校教育課関根と申します。本日、課長の代理で出席させていただいております。

学校運営協議会の中でも、校長先生の策定する基本的な学校経営方針につきましては、承認という形を取りますので、学校のみで決定していくことではなくて、参加していただいている委員の方と一緒に、学校も進んでいくという方向で動いております。

【南部座長】

学校単独で独自にというより、むしろ是非運営協議会の皆さんの御意見も賜りながらという方向で、各学校取り組んでいただくという方向を、教育委員会としてお考えであるということでございますが、高橋委員よろしいでしょうか。

はい、ありがとうございました。

【露木委員】

今回のこの新4つのCという項目につきまして、私も大変興味深く拝見させていただきました。

また、私の専門の方でありますスポーツという点で、スポーツで指導者を育てるという中の文言や、そういうものと比べてみたりしてみて、元々40項目ある中から、この4つのCに限定してという形。しかも、それぞれを数が重要なものはここなんだよというのが、やはり出ているような、私としては大変素晴らしいお仕事をしていただいたなというふうに思っております。

特に、私の方のスポーツの指導という形から見ますと、特に関わり合う力に関しましては、まさにここに出ている7項目が大変重要に捉えられていて、それぞれがスポーツの指導であっても、学校の教育であっても、基本的な考え方はやはり同じなんだなというように自身も納得をした次第です。特に何だかんだという意見は、全くございません。とても良く、ここまでうまくまとめたなというふうに認識しております。ありがとうございます。

【南部座長】

露木委員からは、非常に18項目、実際に1つずつ見てみると、大変良く整理できているんじゃないかなという御意見でございました。ありがとうございました。

【長澤委員】

私も新4つのCということで、18項目にまとまっているものを見させていただいて、とても分かりやすくまとめられているなというふうに思いました。

先ほどちょっとお話がありましたキャリア教育の観点なのですが、私ごとで申し訳ないのですが、専門学校で仕事をさせていただいております。専門学校教育に携わって20年近く経ちますけれども、私自身の仕事としては、高校に回って、進路ガイダンスというものをやらせていただいているのですが、かねがね専門学校の中でも、もっと早い段階でこういった就職進路ガイダンスというようなものができればいいのにねという話をしております。小学生にしてはちょっと早いかもしれないのですが、こんな仕事があるんだよとか、こういう仕事はこんなことをするんだよというものを、早い段階で子どもたちに伝えていくことによって、例えば高校を選ぶときにこういった仕事に就きたいからこの勉強ができるこの高校に行きたいなとか、こういう部活があるからこの高校に行きたいなというふうに、進路選択の役にも立つのではないかなと考えております。

先ほど小学校1年生から高校3年生までキャリア教育をという話がありましたけども、具体的なものとして、そういった専門の人を呼んだりですとか、専門学校の職員を呼んで、少し話を聞く機会というのがあってもいいのかなというふうに思います。最近子どもたちに大きくなったら何になりたいのと聞くと、大体みんなユーチューバーとか、お花屋さんとかそういったことで、どんな仕事があるのか知らない子たちが多いのかなというふうにも思いますので、一つ意見として、そういった方法もあるということで話をいたしました。

【南部座長】

この指標等々が明確になってくるとしたら、これを具体的に児童生徒の皆さんにどのように各学校で先生方を通じて指導していただくか。是非この生かし方というか、その辺りについての御意見として承ってよろしいですか。この辺は、多分今日、教育委員会の関係部署の皆さんお集まりです。特に学校関係の指導をしてくださっている方もいらっしゃいますので、きっと今の長澤委員からの御要望等は受け止めていただけるのではないかと思いますが。事務局から今のことについて何かございますでしょうか。よろしいですか。

はい、ありがとうございました。

【加藤委員】

先ほど高橋委員がおっしゃっていた4つのCの評価というものですが、運営協議会もそうなのですが、学校長の立場から、学校評価は必ずやっております。その学校評価においても、この4つのCだけでなく、学校で作る学校評価項目も照らし合わせながら評価を見て、次年度の学校経営を作っていくということになっております。そこら辺のことをしっかり項目立てて、目標を立てることはとても大事かなと改めて思いました。

私の方からは、2ページ目、矢印4つ目の「参考資料として、各項目を高めるための取組例を示していく」とあると思います。是非、取組例を具体的に示していただければと思っておりますので、よろしくお願いします。

それから、3ページ目、2つ目のぽちのところに、「多様性の尊重に関連する力を中心に」と書いてあります。やはりこの方向性とすると、多様性というのは非常に大事になってくると私は思っているのですが、これと資料3の1ページ目の自律する力の見出しの1番最後、規範意識。決められたルールを守ることができると。何を言いたいかというと、もう学校としては、約束、要するに決まり、決まりで子どもたちを縛る時代ではもうありません。多様な考え方の下、多様性を尊重していく時代になっております。と考えれば、この規範意識そのものの項目は、ちょっと違うものに当てはめてもらいたいなと私は思っているのです。多様な考えの下、自ら持するというような表現で、分かりやすく何か項目立てできたらなとは思っておるのですが、ここら辺をちょっと変えたほうがいいのかなと私は思っております。

あと、最後。3ページ目、3つ目のぽちの児童生徒への質問項目。この子どもたちへの質問項目は、できるだけ分かりやすく、子どもたちがその質問が全部答えられるような文言で、表現で書いていただければと。項目を作っていただければと思います。

【南部座長】

大変重要な点を御指摘くださったんじゃないかなというふうに思います。学校経営に携わっている加藤先生の立場から、4つのCはさることながら、さらに学校評価目標との関わりも踏まえてということをお考えになって、実際に関わっておられるということでございました。

あと、その取組例をぜひ柏市内で共有をしていただくという、非常に重要なことを御指摘くださったなと思います。取組例については、具体的にどのように紹介するという予定があるかどうか。もしあったら、お答えいただけませんか。

【教育総務課担当リーダー】

取組例については、例年指導課の方で、学校教育指導の指針というものを作っているのですが、その在り方を含めてこちらの見直しを今行っているところでして、そういった形で各学校に何か示すタイミングがあるかと思います。そこでどのように示していけるかというところで、検討は進めているところではあります。

取組例については、そういった形です。

規範意識のところで、文言を変えたほうがという御意見を頂いたかなと思います。確かに決められたルールそのものを守ればいいというわけではないというところで、この取組例を考えていく中でも、やはりまず、しっかり守らせるというところは大事かと思うのですが、自分たちでルールを考えさせるとか、そういった取組もしていくというような取組例の案などもワーキンググループで出てきておりますので、ここの表現については、単純に決められたルールを守るにするかどうかというところは、少し検討をしたいと思っております。

【南部座長】

非常に大切な御意見も賜りましたので、その辺を踏まえて、事務局でまた御検討いただければと思いますが、その中で加藤委員さんから御発言のあった、まさにその多様性、ダイバーシティということ、前もお話ししたかなと思いますけど、非常に重要な観点になってきます。

また、様々な個性のお子さんが学んでいる、いないとは別に、あることに非常に興味を持っているお子さんもいれば、また別のことに興味を持っている、子どもたちは非常に多様であるということを、どう子どもたちが自分自身を振り返るときに見つめてみるのか、見つめていくのか。多様性をお互いに認めながら、お互い違っていていいんだよというあたりをどのように柏市内の小中学生に十分に浸透するかという辺り、非常に重要なことを御指摘くださったんじゃないかなと思いますので、それを踏まえたときに、この4つのCのこの各Cの具体的な下位目標の辺りの見直し及び説明の言葉ですね。項目の説明辺りに、少々この辺を加味していただくというような御意見を賜ったんじゃないかなというふうに思っております。ぜひ、その辺御検討いただければと思いますが、加藤委員の御指摘、非常に大切なことを御指摘くださったように思います。

あと、もう1つ最後には、これを具体的に小2から中3の児童生徒の皆さんにいろいろあなた自身を見つめてみなさいという声掛けをするときに、よりその具体的に子どもたちが分かるような書き方、きっとこれは担任の先生方がなさるのか、あるいはこの調査用紙にきちんとその辺まで具体的に質問形式で表記するのか。この資料2のような形にするのかと思いますので、その辺是非、加藤委員からの御提案を是非踏まえていただきたいということでございます。事務局、是非よろしくお願いします。

加藤委員、代弁して私そんなことを話しましたが、よろしかったでしょうか。

【加藤委員】

はい、ありがとうございました。

学校を経営する立場からすると、やはり子どもたちが主体的にどれだけこれから動いていくということが大事だと思います。教え込む時代ではないので。ですので私、子どもたちを育てる学校ではなくて、子どもたちが育つ学校をどう作っていくか。ここを考えないといけないかなと思っております。そのためには、何が必要でというところでは、新しいこの4つの力。この項目立てしているというのは、とても大事だなと改めて思います。

【寺田委員】

先ほど来、柏中学校が何回も出てきまして、大変そこで手を挙げてすぱっと発表できなかったので、一生懸命過去の資料を調べておりました。前回、コミュニティ・スクールについてのお話合いをということで、本校の学校運営協議会の資料を実は持ってきておりまして、それらを見ながら前回参加をしたのですが、今年度柏中では、学びについては3つの重点項目を挙げています。授業改善の強化、学びづくりフロンティアプロジェクトの活用、その中に思考力、判断力、表現力を育成するための授業改善を挙げております。

もう1つが、図書館教育の充実ということで、フロンティアプロジェクトの関連になりますと、従来の40の項目が挙がっている資料2の見通す力の欄になりますと、学習のめあて、学習方法。次のページになりますと、ノートの工夫。さらに次のページの積極的な発言、意思表示。最後のページの授業への集中、家庭学習といったところに力点を置いて、日々指導に当たっているところだと思うのですが、今年度、やはりコロナの対応で、なかなか生徒を密に集める授業、指導が難しく、大変苦慮しているところであります。それでも、今年度講師の先生をお招きしての授業研究等をそういった中でも行いながら、授業改善に取り組んでいるところです。

私、これとは全く別で、実は私、特別支援学級の担任をしておりますけども、専門教科は保健体育でありまして、実は従来の40ある項目の自律する力のページに、運動への意欲、運動習慣というのがあったんですね。今回の絞られた18の項目には、特に運動とか体力という、すぱっとそこに焦点を当てられた文言はないのですけれども、やはり従来の知・徳・体というバランスから考えたときに、今、多くの生徒たちの運動経験の少なさ、体力の低下は、非常に私も憂慮しているところでありますので、言葉がここに入らなくても、体力の向上というものは、常に4つのCの中のどこかにと考えますと、どこにと自分もすぱっと分からないのですが、運動を先ほどの露木さんのお話にもあったように、スポーツや運動経験を通しての人間性の向上ですとか、体力そのものの向上といったものも、どこかに入れながらの4つのCということをお考えいただけるとありがたいなというふうに思いました。

【南部座長】

実際に柏中さんでは、これまでの40項目のどこかに焦点を当ててということで、今の説明を頂いたようなことで取り組んでまいりましたという御説明を頂いた後で、あと、御要望としてなんですが、かつての40項目の中に力、運動への意欲等との項目にありましたけどということで、今回は特にそこは新しいCには含まれていませんが、是非そのあたりを考慮していただくとありがたいという辺りの御要望でございました。これについては、是非、関谷さんどうぞ。

【教育総務課担当リーダー】

4つのCにつきましては、どちらかというと知・徳・体の中で、徳に近い部分なのかなというふうに思っておりまして、実はその知の部分も載っていないと言えば、載っていないところがございまして、これについては個別の指標のところで、例えば知については、計画本文の21ページのところで、全国学力・学習状況調査の結果。あと、柏市学力・学習状況調査の結果というところで、特に柏市では、全国平均正答率未満の割合を出しながら、改善に向かってやっていくというところを記載しておりまして、保健体育の体育の部分につきましては、27ページのところで、運動能力・運動習慣に関する指標というところで、体育の授業が好きかとか、あと柏市で小学校体育サポート教室事業をやっていたり、民間施設を活用した水泳指導なども計画したり、あと児童生徒の運動習慣というところで、細かい部分で指標を拾っておりますので、その計画全体として総合的に推進していければというふうに思っております。

【南部座長】

はい。ただいまの関谷さんの説明で、この資料4の中の体育に関した27ページ辺りでということですが、寺田委員いかがですか。

【寺田委員】

はい。本当にこの4つのCのところは、心の部分でというところは、非常に私もそうだなと思いながら見ておりましたが、一応体育科の人間として、体力の面も是非ということをお伝えしたかったということで、ありがとうございました。

【南部座長】

でも、実際に先ほど加藤委員からの意見の中で私触れませんでしたけど、子どもに身に付けさせたい4つの力と、こういうタイトルなんですけど、加藤委員は、その育てたいというよりむしろ、是非、子どもたちが自ら育っていくという方向が表に出てくるといいのではないかという御意見や、また今の寺田委員の御意見等々も非常に重要な御指摘のように思いますので、是非この辺りを加味できるのであれば、また全体の振興計画の中か、4つのCの中にということになると思いますが、御検討いただければという御意見がございました。加藤委員、寺田委員ありがとうございました。

【中村委員】

各委員さんがいろいろと御質問をしてくださいましたので、私のほうは新4つのCの項目案で、見通す力の中に、4番目ですか。分かる努力、分からなかったことを友人や先生に聞いたり、調べたりすることができるという。これ例えば、挑戦する力の方の粘り強さに何か近いものがあるのかなと。こちらの方に入れるというアイデアはないでしょうか。もし、見通す力という方で入れるとしたら、この分かる努力というのは、どういった観点で見通す力のほうに入っていくのかというのが1つです。

それから、今後子どもたちへの調査という文言については、お考えいただくということなんですけども、例えば「挑戦する力」の「粘り強さ」とか、挑戦というのを現行の資料2のほうで見ますと、「困難さへの挑戦」の質問、「難しいことでも失敗をおそれないで挑戦していますか。」、粘り強さの「困難に直面してもあきらめずにいろいろな方法を考えていますか。」という、これ、子どもたちの質問項目なんですけれども、これって小学校2年生も、中学校3年生も全部同じ項目なんですか。違いますか。それぞれの年代に合わせた聞き方に変えていくのかどうかというのをちょっと知りたいんですけれども。

【南部座長】

質問がありました。具体的に資料2は、小2から中3まで行ったというふうに書いてありますので、あれなんですが、ただいま中村委員からの御質問では、小学校と中学校、児童と生徒でこの辺の文言というのは、より小学生なら小学生に分かりやすい文言にしたほうがいいようなという中村委員の御意見等にも承りましたが、事務局どうですか。

【教育総務課担当リーダー】

まず、「分かる努力」がなぜ「見通す力」に入っているのかというところですが、当時4つのCを作った方の意見等も聞きながら、「見通す力」の考えとしては、PDCAを考えているというところで、計画を立ててやってみて、振り返ってみて、それで分かる努力をしてという改善につなげていくというところで、ここに入れたというところです。ただ、各指標、やはり絶対にここという、しっくり来ないところもあるかなと思うのですが、一応そういう思いでPDCAというところで、ここに位置付けているということです。

質問文についてですが、ちょっと記憶の頼りになってしまうのですが、漢字とかが平仮名になっているとかで、同じような文言になっているのかなというふうなところはあります。ですので、ちょっと難しいかなというところは正直ありまして、この新4つのCを作る中でも、話合いの中で、能力も発達段階に応じて分けたほうがいいのではないかとか、いろいろそういう議論もしたのですが、逆にそうするとちょっと細分化され過ぎてしまって、それは本来意図していた力とも違うよねみたいな形になってしまい、なかなか先ほどの規範意識のところもそうなのですが、意味が違ってきてしまうというか、小さい学年だとルールを守ることができるということでいいかなと思うのですが、中学2年とかであると、ルールの意味も理解した上で、守るというか、大切さを理解できるとか、場合によってはルールを変えることもできるとか、そういったところまでになってくるのかなとも思うのですけれども、それをまとめ上げる文言として、じゃあ何がというふうに変えていくと、非常にちょっと難しいところがありまして。その問題点は把握しつつも、実際、実現としてどこまで分かりやすくできるかなというのは、ちょっと厳しいのかなというのが正直なところとしてございます。

ただ、規範意識については、そういう思いで守る、守らせるという形にまとまったような気はするのですが、小学校高学年、中学生ぐらいになってくると、もう単純に守るだけでは違うかなというところがありますので、ここは個人的にと言ってしまうとおかしいのですが、変えたほうがいいのかなというところで検討させていただいて、ほかのワーキングの委員の方とも意見を出し合いながら、もし変えなくてもいいという意見が多ければ、また変えないかもしれないですが、変えるということであれば、変える方向で考えていこうかなと思っております。

【南部座長】

中村委員、今、事務局はそんなふうに考えていて、まだ課題として残っているということですが、いかがですか。

【中村委員】

ありがとうございました。分かる努力というのは、見通す力のPDCAサイクルというのが良く分かりました。
実は、高校生でも困難さへの挑戦とか、粘り強さというのが難しいことというのが、それぞれ本人、個々に難しいことも違ってきますし、それから何をもって失敗の判断、失敗を恐れずにいくかという、困難に直面してというのは、どういったものをいうか。
高校生ぐらいになったらある程度イメージしますけれども、小学生の低学年辺りの子たちが、これが具体的にどんなものをイメージしているのかというのが、イメージできないと、せっかく回答してもらったものの、何というか、妥当性が少し揺らいでしまうから、何か小さい子どもたちも分かりやすい、こういうものについてこういうふうに聞いているよというのが分かるようなものになるといいのかなと思います。

【南部座長】

貴重な御提案だったと思います。是非、事務局は実際に4つのCの策定とは別に、実施する場合にどのような具体的な質問項目になるのかという辺りまでも、ちょっと御検討いただきたいという中村委員さんの貴重な御意見だったと思います。

【中田委員】

まず、4つのCについての自分の感想といいますか、それを1点と、それから項目についてということでお話をしたいと思います。

自分は、平成27年度から教頭になりまして、ちょうどこの5年間を教頭職で務めておりました。正直なところ、このアンケート結果をうまく活用できない毎年の思いがありました。非常にイメージはできたんですが、ではそれを学校の先生方と共有して、どう変えていこうかというときに、ちょっと細かくてうまく載せられないという思いをずっとしてきたように思います。それで、この項目を経て、今回の18項目になったというのが、皆さんおっしゃっていたように非常に、上手にまとめていただいて、この項目であれば、先生方と共有をして、自分たちの学校の子どもたちが実態から、じゃあこの項目が自分たちの学校ではちょっと頑張りめあてになるねみたいな話を、とてもしやすくなったなというふうに思います。

実際に、本校では12月に先生方と柳っ子って今どう、という話をしたところだったんです。そのときに出てきたのは、粘り強さがないねということと、それから関わり合いは持てるのだけど、にこにこしているのだけど、自分の言いたいことが言えないよねということと、それからやっぱりちょっと自信がないかなというところが出たんですね。これは、もう先生方の言葉で出たんですけど、それが今、ここに出ている項目の中から、この項目と、この項目と、この項目だなというのが、すごくしっくりくる。ですので、柏市でこれを狙っていますよ、こういう子どもたちの力を付けようよと言ったときに、実態がこうだから、じゃあこの項目だねというのが、すごくシンプルに進めやすいなというのを今回思いましたので、是非、どの学校でも活用をしていって、経営の中に入れ込んでいけたらなというふうに、とても感じました。

また、苦手なところだけではなくて、今言った私が子どもたち、コミュニケーションのにこにこはできるよねという。だから、結構相談しやすい子たちだな。じゃあ、そこをもっと伸ばしてあげる。いいところを伸ばすという点でも見ることはできるかなというふうに考えました。

項目については、実は加藤先生と私も同じ意見を持ちまして、これ順番に上位というわけではないと思うんですけれども、トップに将来の夢や目標を持つことができるとあるのもすごくいいなというふうに自分では思って、一番最後が、この決められたルールを守るというと、ちょっとフェードアウトしちゃうなという、すごくイメージで申し訳ないんですけれども、規範意識のところに自分たちでつくった先ほどと重複しますけれども、そういったちょっと内容が加味できると、より良くなるかなというふうな思いは持ちました。

【南部座長】

実際に、高柳小の柳っ子、先生方、うちの子ってどういう子どもたちかなというのは、具体的にお話を挙げた中に、具体的な子どもたちの姿が見られましたよというお話、非常に私もきめ細かに先生方も、御自分の学校のお子さんを御覧になっているんじゃないかなというふうなことが、今のお話からうかがえましたけど、何かそういうところから踏まえたときに、自分の学校のお子さんたちの更にいいところを伸ばしましょうという辺りを先生方で考えていく。あるいは、保護者の皆さん等に御協力頂ければ考えていくというところにも、この4つのCは、1つの指標として使えるんじゃないかなということでございますが。
でも、順番ということで、だんだん上から下に来ると、だんだんに何か子どもたちを枠にはめてしまっているような意味合いに受け取られてしまうので、何かそのあたり、特に規範意識のあたりは、順番はこうであったとしても、何か加藤先生の御発言にあった多様性等も踏まえながらの、あるいは中学生になると、自ら自分たちでルールを作って、自分たちが作ったルールを自分たちで守っていくというふうな、その辺りも含めたところまで込めるといいのではないかという御意見という事で承りました。

ありがとうございました。

非常に皆さんから重要な御指摘がたくさんありまして、事務局、今、混乱しているんじゃないかなと思いますが、どうしようかと思いますけど、でも、どの委員さんからの御指摘も非常に重要な御指摘だったんじゃないかと思います。
一回りちょっと皆さんからお伺いしたんですが、さらにということを御発言いただきたいのですが、吉田委員どうぞ。

【吉田委員】

資料3の8ページの部分を御覧いただきたいのですが、その前に各目標設定値があると思うんですけども、これは、決め方というんでしょうか。大体私見ていても妥当だなと思うのですが、目標設定値の全体的な話として、決め方をどういうふうに決めたのかというのがまず1つ。

あとは、その全部、資料3の8ページにつながっていくのですが、3-1の教職員の育成のところで、一番下のところに資質・能力の育成状況というところで、現状、令和元年度が4段階の中の2.94となっていますけど、令和7年度が5段階になっているんですね。ですので、これ4段階から5段階に変更したというと、あとそれに伴って、例えば一番上のところ、研修の満足度から言うと、現状3.46なんですけど、7年度は5段階中の3.6になるので、これは実はアップしていないんじゃないかなというふうに思うんですよね。4分の3.46から5分の3.6になったので、これはちょっと、目標が上がってはいないのではないかなという、ちょっと今、計算していませんけれど、そんなところを挙げさせていただきました。

続いて、育てたい子どもの力、能力としての4つの力とございましたけれども、それプラスやはり一番重要と言っても過言じゃないんですが、やはりこの8ページにあるように指導力というところではないかなと思っていまして。ですので、そこのところを読み取っていくと、この3-2の働き方改革の推進のところで言うと、教職員が子どもたちと向き合う時間がどれだけありますかという質問になったときに、それほど高くない値を示されておりまして、例えば自己研鑽なんかは17パーセント、中学校の自己研鑽は16パーセントという、これ自己評価だと思うんですけど、かなり低い値かなと思いますので、そのやはり指導力の資質向上というところに向けた指導もしっかりと進めていく必要性があるんじゃないかなというふうに思っています。

やはり近年、この団塊の世代の先生方がどんどん退職されていて、若い世代になっていくと思うのですが、教員免許の更新などもありますけれども、やはり時代の変化、時代のそういったものに例えばですけれど、本当に力を育てたいときに、逆行するような指導を行っているような教師がいなければベストなんですけれども、そうではないケースも私は実は多々聞いているところでありますので、そういった時代に、こういった変化に逆行することがないように、教員育成の中でもしっかり指導していただくのと、あとそれに適さない場合がもしあるとすれば、フィルターがあって、この教育現場には、やはりちょっと今、向くことができないかなというような判断を、やはりふるいと言ってはあれですけども、仕組み作りもやはり必要なんじゃないかなと思うのです。
各学校長の先生方が、大半はこの良いです、悪いですということを、なかなか言いづらいと思いますので、まず市全体としてそういったふるいみたいなものが、しっかりと育成の制度の中であると、言いやすいのではないかということを、実は最近感じたことがありましたので、発言させていただきました。

【南部座長】

非常に大切なところの御指摘でございます。

まず、最初の質問項目ですが、資料3の施策展開の1から順番にずっと施策の中に目標値というものを設定してありますが、この目標値はどのように決めたのでしょうかという御質問。プラス、特に8ページの教職員の育成というところで言うと、4段階から5段階になっていますけど、この辺も何か4段階から5段階に新しい令和7年度末指標として、5段階にしたのは何か理由等お考えがあるんでしょうかという御質問。プラス、最後、先生方の資質向上辺りについてはいかがでしょうかという御質問というふうに吉田委員から承りましたが、御回答いただけるところ。教育研究所どうぞ。

【教育研究所長】

研修を担当しています。研修につきましては、この評価のところが大変難しいところでして、この満足度、理解度につきましては、その時間に取っているものです。その研修が満足したか、理解したかというところで4段階で現状取っているところで、現状よりもさらにちょっと向上というところで取ったところです。

ただし、私たちが実際にきちんと評価すべきところは、その研修したものがいかに学校現場でそれを実行し、子どもに還元できたかというところをすごく大事に捉えております。それが研修内容を現場で活用しているという意識、これも昨年度から取り始めて、現状、それをもって研修が子どもに還元できたというところで評価していかなければならないというところになっております。

資質・能力の育成状況につきましては、千葉県の方で人材育成指標が新たに作成しまして、変わっている段階で、5段階ということで書いていますので、今年度から変わっております。それで、また来年度、再来年度で評価して、やって、指標として見ていかなければならないと思います。

ただ、この資質・能力の育成状況につきましても、本人がどれだけこの1年を通して育成状況を達成できたかという評価でございまして、実際に教員がいかに資質・能力育成できたかということに関しましては、やはりその子どもへの還元度、その部分も踏まえて、きちんとその研修の成果を評価していかなければならない、そこの時間だけの満足度で終わらせない、いかに子どもに還元できるか、そこは私たちの研究所の課題として見てまいりたいと思います。

【南部座長】

大勢柏市では教鞭に立っておられますので、先生方の資質向上が、結果としては児童生徒の皆さんの学びにつながっていくわけだということで、その辺はしっかりと柏市としての、中核市ですから、教員研修は県の指導とは違って、柏市は独自の教員研修体制が組まれておりますので、その中で取り組んでおられるということでございますが、吉田委員から御指摘の非常に重要なことは、やはり最終的には先生方の子どもたちの学び支援に向かう力量を是非向上していただきたいという辺りの思いが、吉田委員さんからの御意見の中にもたくさんあったかなと思いますので、この辺は十分に柏市教育委員会としての1つの取組に大切にしていかなくてはいけないのではないかなという辺りは、認めていく必要があるかなというふうなことを今思っております。

あと、4段階を5段階になりましたというのは、県の指導が一昨年に策定されましたので、教員の育成指標というのができたので、それを用いて5段階で今年から取り組んでいるということだそうでございますので、御理解賜れればと思っております。

吉田委員、今の御説明をお聞きしていかがですか。

【吉田委員】

そうですね。本当に、これからということがたくさんございますので、私もできることは、いろいろと御協力させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。

【南部座長】

大切な御指摘であったかなというふうに思っております。
実際の柏市の教育振興計画の中でも、非常に重要な要素を、ほかの要素、子どもたちの育成もそうなんですが、先生方の資質向上も非常に重要な教育振興計画のポイントになろうかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

では、ほかの委員からまだ項目でも結構ですが、関連でも結構ですので、荒井委員さんどうぞ。

【荒井委員】

今のお話でも、やはりこの重要ないろいろな指標が結果出てきますので、各校ではその指標を生かした学校経営に。そこがやっぱり中田先生は難しかったとおっしゃっていたので、やはりそういうふうに。その出てきた数字を基に何ができるかということにつながるデータでありたいなと思います。

もう1つ、先ほど先生方から規範意識のところが、年齢によってただ守るだけでない、ある意味疑問も持ったり、自分たちでのルールをつくり出す。そういったところも含めたり、あるいは創造性ですとか、表現性なんていうお話ありまして、この第2次では結構なんですけど、例えばクリエイト、それもCで始まりますので、創造する力ですとか、そういったところも含めていただけると、そのカテゴリーに納まってくるのかななんて、ちょっと皆さんのお話を伺いながら感じました。

【南部座長】

はい、ありがとうございました。

基本的には、何のための指標策定なのか、指標を用いていかに子どもたちの実態や先生方の実態を調査するのか。結果としては、柏市全体の教育の振興改善に生かせる方法であるということは押さえておきたいという荒井委員の御指摘、非常に大切な御指摘であったんじゃないかなと思います。

ほかに、いかがでしょうか。

露木委員さん、どうぞ。

【露木委員】

今、吉田委員のほうから御提案というか御指摘がありました、資料3の8ページの下の取組の方向3-2ですね。これを私もちょっと予習で飛ばしてしまったもので、御指摘を受けて確かにそうだなというふうにちょっと思っております。

この教職員アンケートで、子どもに向き合う時間がありますかと回答した教員の割合。つまり、数値が多ければ、これは喜ばしいことなわけですよね。ということにもかかわらず、残念ながら小学校では授業の準備にかけられる時間がありましたよというのが、たったの2割しかいらっしゃらない。自己研鑽もできましたよというのは17パーセント。中学もほぼ、ちょっと数字が大きくなるのか小さくなるのか、大体同じようなレベルであると。ここら辺のところの改善ですね。
私、第1回かなんかのときに、ちょっと発声させていただいたと思うんですけれど、教職員の方々の何ていうんでしょう。教育の方針としては、確かに生徒・児童を守らなければいけないし、向上しなきゃいけないんですけども、それを教え導いていただいている教職員の方々自身の研鑽ですとか、元はと言えば、最初から言えば安全とか、そういったところからいろいろとあるんでしょうけれども、取りあえず御自身が喜んで、しっかりと子どもたちの教育に携わっていけるという立場をつくっていただくように、お願いをしたいということを第1回のときにちょっとお話ししたんですけど、その現在の状況はこんな感じかなというふうに数字が出ております。
これにつきましては、何か改善の方法とか、お考えがあれば、お聞かせいただければと思います。

【南部座長】

露木委員から重要な御指摘がありましたので、どうぞお願いします。

【教職員課長】

私たちの課で、働き方改革につきましては取り組んでいるところなのですが、そこに出ている数字、それが本当に現実の状況であります。やらなければならないことを、先生方がやりたいことが、なかなかできていない。ほかの業務に振り回されているという現状は確かであります。

であるにもかかわらず、超過勤務が非常に多い。超過勤務をしなければ、それまでの準備であるとか、子どもと向き合う時間を確保するということができないという状況が、非常に厳しい現場の状況であります。

昨年度、今年度、全職員、それからまた今年度は働き方改革推進校ということを決めまして、そこを一応モデル校としていろいろな取組をしているところであります。
昨年度の全職員へのアンケートの中で、各学校の課題であるとか、先生方が抱えている課題を一応見える化するというところから取り組みまして、具体的に、じゃあ何ができるのかというところ。学校ができること、それから行政ができること、先生方が頑張ること、保護者と連携して頑張ることなど、項目整理しながら取り組んでいるところであります。
実際に成果が出ている学校もありますので、そういう好事例を、また全校に広めながら取り組んでいきたいというふうに思っています。

【南部座長】

この案件は、教育委員会としても非常に重要なこととして受け止めて、具体的に推進校を取り入れて、推進校を指定して取り組んでいただいている、その成果も上がっているということなので、その事例等を市内63校に御紹介して取り組んでいただくような方法を考えていただくというふうな教職員課さんからの御回答でありましたが、露木委員さん、今の回答としていかがですか。

【露木委員】

はい、承りました。

簡単に何ていうんでしょう、目標値まで持っていけるような課題でないことは重々承知しておりますが、子どもも一生懸命見るけれども、教員の方々もぜひ見ていただけたらなと思います。

【南部座長】

そうですね。大事な御指摘だったと思います。

ほかに、いかがでしょうか。ほかの委員の様々な御発言等をお聞きして、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

はい、ありがとうございました。非常に今日は第3回目の回でございましたが、皆さんから非常に重要な御指摘を頂き、また事務局等も回答いただきましたが、様々、今後さらに改善すべき点がたくさん出てきたのではないかなと思いますので、是非、これらの今日の皆さんからの御意見を踏まえながらと思っておりますが。

関谷さんどうぞ。

【教育総務課担当リーダー】

すみません、最初に吉田委員から御質問、御意見頂いたところが、こちらの設営不足で申し訳ないのですが、実はよく聞こえていなかった部分がございまして、申し訳ないのですが、再度その御意見を頂ければと思っております。ちょっと回答もかみ合っていなかったかなというところがありますので、今、荒井委員の御発言とかも伺って、「そうぞう」が、何かを創るという創造という趣旨でおっしゃられていたというところですね。最初の4つのCのところが、ちょっとしっかり聞けていなかったので、申し訳ないのですが、再度御質問頂ければと思いまして。

【南部座長】

分かりました。

吉田委員は、クリエイティビティでお話しになったのか、イマジネーションでおっしゃったのかという辺りですね。

はい、どうぞ、吉田委員さん。

【吉田委員】

創り上げるほうの創造性というところですね。本当に今何もないところから新たな物を創り上げる力というものが重視されるのではないかなと思います。

【南部座長】

荒井委員もそういうことでしょうか。

【荒井委員】

はい。

【南部座長】

ということだそうですが。

【教育総務課担当リーダー】

そういった力を4つのCに入れていくべきというような御意見でよろしいでしょうか。

【荒井委員】

この4つの中に落とし込めればそれでいいですし、はい。入り込まなければ、たまたまクリエイトでCという事で。第2次でなくてもいいですけど、5つにしても数が増えない程度に。

【教育総務課担当リーダー】

こちらの4つのCと、創造とを比べると、若干その創造の方が、より高いレベルなのかなというふうに思っていまして、何かを創り上げるためには、まず自分だけでは当然できないので、関わり、ほかの人と協働したりとか、あと自分が主体的に行動していくとか、そういったこの4つのCで培っていく力を組み合わせていくような形なのかなというふうに、私の方で思っていまして、実は想定で課題解決とかというのも出てくるかなと思ったのですが、あと対立をまとめ上げるとか、話合いで対立を克服していくとかそういったところも、今後やはり今の社会を考えると大切なのかなというところで思ってはいるのですけれども、義務教育を主に内容としている4つのCというところからすると、少し難し過ぎるかなというところもあって、実際どう高めていくかというような事例も考えにくいところがあったので、そういったより高次の大切な力のその前提となるような基盤というところで、それぞれその主体性とか、思いやりとか、相手の立場に立って考えるとか、そういったところを育てていって、それでその創造性とかというところにつなげていければというふうに考えております。

【荒井委員】

すごい難しいことを創り出すということで言っているのではなく、いろんな教育の現場で普通にみんなで協働して、何か調べ物をして、学級新聞を作るですとか、そういう歴史を調べたりとか、そういう1つ1つの創り出すでよくて、相談しながら相手の意見も聞きながら、でも自分のことも言いながら、そして中田先生おっしゃっていたように、にこにこしながらそれがみんなでできれば一番いいので、そういうレベルでの創り出すで、何かすごいノーベル賞級のことをやってくれとかということを言っているんではなく、そういうみんなで粘土を触って何か作ったとかそういうことでもよくて、1つ1つ何かこうゼロから生み出す喜びを毎日感じてくれればうれしいな、そういう創造するです。

でも、この4つのCでの説明について、いろんなほかの切り口があって、アクティブラーニングとかそういうところの、そういうことを目指しているんですよ。それをこの4つのCで説明つくんですよということであれば、別にそれでいいと思います。私は少なくとも。

【南部座長】

吉田委員と荒井委員の先ほどの御発言の意図はそこにあったということだそうでございます。
様々ないろいろ皆さんの御発言を聞いていると、4つのCが子どもたちに身に付けさせたい4つの力になっていますけど、子どもたちに身に付けさせたい4つの力は、まさに皆さんからの御発言にありましたように、知・徳・体のバランスみたいな話になってくるのですが、そうすると、もっと別の切り口みたいなのが出てきてしまうわけで、今回の御提案のこの4つのCはどちらかというと、平易な言葉で言ってしまいますと、学びに向かう力という言い方がいいのかどうか分かりませんが、何かそういうような見通しを持って取り組む様々なものに、学びに挑戦していく。それから、お友達と一緒に関わり合いながら、一緒に地域の方とも関わり合いながら取り組んでいく。また、教師から言われた、親から言われた通りばかりではなくて、自分から主体的に様々なものに、また「私って非常にかけがえのない自分だよ」という辺りを自分自身でも自分を褒めていくというか、何かそういうような感情というか、そういうまさに学びに向かう姿勢というか、力というふうなものを、何か4つのCのようなところで表現しているものに整理してくださっているんじゃないかなという辺りが、皆さんに共通理解していただくことで、というふうなまとめてはいけないですけど、そんなふうに私も皆さんの御意見をいろいろお聞きしていると、思ったところでございます。

当然、ですから規範意識のところも決まりをただ守るということではない部分ですね。まさに、特別活動で狙っている部分だろうと思いますので、そんなところも踏まえてこの4つのCについての1つの方向性。だから4つのCをどういう観点で、どう作ったかという説明がいるのかもしれませんけどね。そのあたりが、私なりに今、皆さんの御発言と事務局の説明等を聞いていて思ったところでございます。
ありがとうございました。

時間が大分迫ってきてしまいましたが、皆さんから他に御発言ございませんか。

事務局よろしいですか。特に何かございましたらなんですが。よろしいでしょうか。

それでは、ありがとうございました。非常に今日は活発な御意見等を頂けて、大変ありがたかったなというふうに思っております。

それでは、皆さんとの懇談の時間を取りあえずここまでとさせていただいて、この後、山田先生から今日のやり取り等と今日の資料等について、御意見等を頂ければと思います。

【山田副座長】

今日は皆様の本当に一生懸命、現場の子どもたちのことを考えながら御発言頂いた。現実に、皆様の目の前でお子さんたちがいて、そのお子さんたちのことを考えながら発言をしてくださっているというその姿勢で、とても感動いたしました。

それと、私は発達心理学の立場ですので、どうしても、この小学校1年生、2年生と高校生とはまるっきり受け止め方が違う。これは先ほども中村委員からお話が出ましたけれども、それは現場の先生方が一番よく知っていらっしゃる。
これも、今日出された4つのCというものについて、御自分の目の前のお子さんのことを考えながら、これをどう落とし込んでいくかという作業が、これから先生方皆さん、現場の方々皆さんのお力によって実現していくものだというふうに感じました。
後から、行政としてはやはり評価をしていかないといけないので、評価をするときにできる限りそのお子さんの声がきちんと吸い上げられる。そういう形での評価ができていくといいかなというふうに思いました。

今日は本当にありがとうございました。

【南部座長】

非常に貴重な御意見を賜ったなと思っております。ありがとうございました。

それでは、私からはいろいろもう既にお話しさせていただいておりますので、時間も来てしまいましたので、この辺で今日の懇談会を閉じる方向に持っていきたいと思います。

それでは、事務局に今後の予定につきまして、お願いします。

(3) 次回日程確認

【教育総務課長】

今回の御意見を踏まえ、事務局内で内容の調整をさせていただいた上で、パブリックコメントを令和3年1月15日の金曜日から、2月14日の日曜日までの間ということで実施し、内容の調整を3月25日の教育委員会議の議決を経て、第2次柏市教育振興計画の策定となります。

第4回につきましては、今回の懇談会で頂いた意見への対応、パブリックコメントによる意見の対応について、2月末頃に報告をさせていただく予定でおりますが、日程の都合により、書面等により会議を行う場合もございますので、御了承頂ければと思います。

【南部座長】

ただいま課長から御説明ありましたように、今後、パブリックコメントということで、一般市民の皆さんから様々御意見を頂くことを行った後、3月25日の教育委員会の議決の前に、当懇談会の第4回目があるんですかね。

【教育総務課長】

その予定で今検討しております。

【南部座長】

次回は2月の後半辺りをその第4回の最後の回にしたいということでございますので、追ってまた皆さんに御連絡を差し上げることになろうかなと思っております。時にはお集まりいただくようなことがちょっと御無理のようでしたら、書面での御審議になろうかなという御発言がございましたので、御協力いただければと思っております。

それでは、本当に1時間53分にわたって、本当に充実した皆さんの活発な御意見を賜りましてありがとうございました。

【教育総務課長】

南部座長、ありがとうございました。最後に教育長の河嶌より御挨拶させていただきます。

【教育長】

それでは皆さん、改めましてこんにちは。今日は本当に暮れの28日なんですよね。私も結構行政長い方かもしれませんけれど、暮れの28日にこれだけ熱い会議が開かれたというのは、初めての経験かもしれません。本当にたくさんの意見をありがとうございました。
我々この意見を基に、また令和3年度からの教育計画を作っていくわけですけれど、その中でやはり我々考えなければいけないことが1つありまして、今、国の方でも中教審の方で大分話が出て、今、中間のまとめかなんか出ていますが、令和の日本型学校教育というものがございます。明治以来続いている日本の学校教育の在り方を考えなければいけないということで、たくさんいろんなことがあるのですが、その中の1つに、やはり学びの主体をもう一度考え直そうと。さっき、皆様の意見の中にうちの子の実態という言葉がありましたが、これが多分一番大事なんじゃないかなというふうな気がします。
うちの子の実態があって、その実態をどういうふうに学校、地域、保護者が支えていくか。それがない限り、うちの子の実態がない部分での教育が進んでしまいますと、ただ学びの主体が教える側の主体になっていきます。

今、柏市でもいろんな学校づくりをしてきていまして、今、学校のリフォームとか、新しい学校づくりしていますけど、教室を教える部屋から学びの部屋に変えていくということで、設計等もしております。3面ホワイトボードも、教室のほうにもう出来上がって動いています。
簡単に言えば、多分教室から教壇が消えるんじゃないか。教師が前に立って一斉にやっている授業は、もうこの先は消えていく。そのために教師もまた勉強しなきゃいけないんですけど、そのために先ほどお話があった教師の働き方改革ということも詰めていきたいと思います。

また、このような場がありましたらば、忌憚のない御意見を頂きたいと思います。

今日はありがとうございました。どうぞ、皆様良いお年をお迎えください。

(4) 閉会

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