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小中学校の配置・規模
柏市立学校を取り巻く状況
柏市では、昭和50年代以降に児童生徒数の増加に合わせて市立学校の整備を進め、令和5年4月1日現在、小学校42校、中学校21校、高等学校1校の合計64校の市立学校を配置しています。
市立小中学校の児童生徒数は、昭和60年をピークに減少を続け、近年はおおおむね横ばいで推移しておりますが、将来にわたり大きく減少していくことが見込まれています。
エリア別に見ますと、つくばエクスプレス沿線駅周辺や大規模な住宅の整備が進む一部エリアでは、中高層共同住宅の建設や宅地開発、大規模な土地区画整理事業等の影響で人口の流入が進み、児童生徒数が増加傾向にあります。一方で、通学区域の大半が市街化調整区域のため人口流入が限られる地域や少子高齢化が進む地域では、今後の児童生徒数の増加が見込まれず、クラス替えができない単学級となっている学校もあります。
このように、大規模校や小規模校が混在する状況は、教育環境に不均衡を生じさせ、学習面、生活面並びに学校運営面等に様々な影響を及ぼすことが懸念されます。
また、その他、不登校者数の増加、教職員の多忙化、特別支援学級のあり方等、学校教育の現場には様々な教育課題が存在しており、これら教育課題の解決に向けて取り組む必要があります。
「より良い教育環境」と「教育の質の向上」を目指した基本方針の策定に向けた取り組み
柏市では、平成27年1月に文部科学省が、学校規模の適正化に関する手引「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を策定したことを踏まえ、平成28年3月に「柏市立小学校及び中学校の適正配置に関する基本方針」を改訂しました。
このような学校の規模や配置に関する課題とあわせて、不登校を始めとした今日的な教育課題の解決を図り、さらには、子ども、保護者、教職員等、学校に関わる全ての人のウェルビーイング(持続的な幸せ)の実現を目指し、令和5、6年度の2ヵ年をかけて基本方針の策定に取り組みます。
基本方針の策定にあたっては、教育委員会の附属機関において慎重かつ活発な審議を重ね、多面的に検討を進めてまいります。
【平成28年3月】
柏市立小学校及び中学校の適正配置に関する基本方針【改訂版】(PDF:12,965KB)
【平成27年1月】
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