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更新日令和5(2023)年3月22日
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令和4年度第3回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録
1.開催日時
令和5年2月2日(木曜日)午後2時~4時
2.開催場所
柏地域医療連携センター1階研修室
3.出席者
委員(敬称略)
須田仁、中山宙久、井部泰子、狩野宏樹、﨏久美子、平野清、堀田きみ、山名恵子、吉野一實、渡部昭(以上10名)
事務局等
保健福祉部長(高橋 裕之)
保健福祉部理事(吉田 みどり)
福祉政策課長(橋本 圭司)
福祉総務課長(虻川 純子)
地域医療推進課長(梅澤 貴義)
高齢者支援課長(宮本 さなえ)
地域包括支援課長(恒岡 真由美)
法人指導課長(渡邊 浩司)
障害福祉課長(渡辺 清一)
生活支援課長代理(渡辺 勝)
柏市社会福祉協議会事務局長代理(原 竜太郎)
4.配布資料
事前配布資料
資料1-1 第9期柏市高齢者いきいきプラン21 体系図(案)(PDF:654KB)(別ウィンドウで開きます)
資料1-2 介護保険制度の見直しに関する意見(概要)(PDF:709KB)(別ウィンドウで開きます)
資料2 柏市と他自治体との比較分析について(PDF:1,708KB)(別ウィンドウで開きます)
資料3 第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査の中間報告について(PDF:269KB)(別ウィンドウで開きます)
資料4 令和5年度柏市組織改編について(PDF:181KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5 会議次第(PDF:119KB)(別ウィンドウで開きます)
当日配布資料
当日資料1 資料3の差し替え(PDF:309KB)(別ウィンドウで開きます)
当日資料2 委員名簿(PDF:82KB)(別ウィンドウで開きます)
5.議事(概要)
(1)第9期柏市高齢者いきいきプラン21の方向性について(3回目) (2)柏市と他自治体との比較分析について
(高齢者支援課から、資料1-1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21 体系図(案)」、資料1-2「介護保険制度の見直しに関する意見(概要)」、資料2「柏市と他自治体との比較分析について」に沿って説明。)
(吉野委員)
他市の比較について、審査会のソフトが全国共通でプログラムの変更ができないことから、介護認定の結果、自立することや要支援1・2の方たちが元気でいることが明るい将来につながる為、早くからフレイル予防のための運動の機会をつくってあげることで柏市の未来は明るいといった内容に、認定審査会で恣意的にもっていくことが可能なのではないのか。
(事務局)
認定審査に関して、要介護認定は全国統一の条件、ソフトの為、どこで受けても認定結果は同じに出るはず。認定審査というのはあくまでもその方の現在の状態像を見るというのが大前提で、恣意的に軽くすることはできない。
要介護認定を申請される方は、何かしらの支援等が必要で申請されると思うので、フレイル予防や、指摘のあった要介護認定の申請に至る前の段階でいかにアプローチするかということが、課題だと考える。
フレイルチェックとか、まだ介護認定までいっていない方々に、今の元気な状態を維持するアプローチをしていくための様々な取り組みを挑戦しているところなので、認定結果を市の政策に合わせて意図的に変えることはできない。
(平野委員)
認定審査会で非該当になった方を、非該当で終わるのではなく、柏市でフレイル予防に誘導できるようなシステムを考えるべきだと思う。
他市との比較で柏市はかなり認定率が低く、重症化率も低いことから柏市は元気なお年寄りが多いとも言えるが、柏市の審査が厳しすぎる、もしくは他市が甘すぎるといったことも考えられる。
一次判定から二次判定についての柏市内のデータも出ているが、他市は逆に介護度を上げている比率が高いのか、下げている比率が高いのかということがわかれば、それを参考に、柏市の審査会の考え方を寛大にするかなど見直すことも必要かとも思うが、審査会によっては大盤振る舞いすることも厳し過ぎてもいけないと思うので、審査会の会長にも審査会の他市等の状況を教えていただき、報告をお願いしたい。
(須田会長)
非該当になった方は申請があるので誰かという把握ができる。今まで漏れていた方を要支援につなげられなくてもフレイル予防につなげていくことができると思う。
要介護認定に関しては、審査会だけではなくて、訪問調査の調査員の力量、特記事項の筆記の仕方、かかりつけ医など、様々な要因があっての認定になるので、複雑な要因が絡むと思う。
要支援に至らないような訪問型のサービス(総合事業)が少ない市町村だと介護保険しかないので、給付のサービスを利用せざるを得なく、本来なら非該当になってしまうところを、あえて認定を付けるといったことが行われているような話は聞いたことがある。柏市はフレイル予防に成功しているとしてよいのではと思うが、事務局はいかがか。
(事務局)
非該当になった方が総合事業を利用するケースが多いと認識はしているが、包括支援センター等と全くつながらずに申請し非該当だったというような方には、ちゃんと寄り添った対応ができるよう改めて見直していきたいと思う。
(吉野委員)
資料1-1のいきいきプラン21で「住み慣れた地域で安心して」といったフレーズがあるが、まちづくりの「安心」には、交通事故などの事故を予防するといった視点も大事だと思った。また、交通の確保という点において、免許返納等で交通手段に困っている人たちの交通手段をどのようにするのかお伺いしたい。
(事務局)
安全というところでは、安全という言葉は、安心の中でイメージとして包括し作っている。交通事故を防ぐ、免許返納に伴う交通手段の確保等の具体的な内容の確保については、来年度に示していきたいと考える。
(吉野委員)
交通手段のところでは、いきいきプラン21の中にこういったものを積み上げて作成するという方向でいる気がする。移動スーパーなどもあるが、全ての地域で利用できるとは限らない。それをどうやって支えていくのかといったところも含めて計画を作成してほしい。
(渡部委員)
資料1-1で計画策定の方向性の下の4番目のところに基盤整備、人材確保、重点1のところで介護人材の確保・定着とあるが、これは大変なことなので、官民一体、事業所、行政など、色々なところに色々な知恵を借りながら進めていかなければならない。深刻な問題なので、時間を割いてでも何かできることがあればと思う。
(事務局)
人材確保については、国も重要課題としており、国から施策の提示などがあったりする。これまでも柏市独自の取り組みや国・県からのメニューも活用しているが結果を示せてないのが現状。今回の計画の中にも具体的に示しをしていきたいと考えているが、そのためには事業所の方にも協力をいただく場面もあるかと思うので、ぜひよろしくお願いしたい。
(渡部委員)
今の60代、70代は若く、介護現場で働きたい人はいる。そういった元気な60代、70代の方にも介護現場で生きがいとして働いていただきたい。
(堀田委員)
資料1のところで、今回4つの基本方針となっているが、7、8期で使われていた政策目標という言葉が出てきていないため、前期と比較するためにも基本方針(政策目標)という言葉は残しておいた方がいいのではと思う。
また、計画策定の方向性について、4つの基本方針の各論となる部分と似ている為、ケアシステムの話や総論となる部分の書き方を変えたらと思った。大きな図にまとめられている場合は読み取るのは難しい。
今回、基本理念の「暮らせる」が「暮らす」という言葉に変更されているが、地域健康福祉計画には「共に」という言葉が入っている。基本理念を変更した際は、他の計画との調整し合って両方書くようにしてほしい。
(事務局)
政策目標については、今まで政策目標だったところを今回、基本方針という形にしている。内容としても政策目標に当たる部分になるので、基本方針の書き方も含めて検討していきたい。
また、体系図については、4つの基本方針までが基本的には総論にあたると考えており、今回、計画策定の背景・課題、計画策定の方向性、4つの基本方針、その中で整理し、示させていただいている。計画策定の方向性と施策に書いてあることが似ていることについては、意図的に似せており、各々が対応する形で事業を進めていかなければならないという意味合いの整理となっている。各施策については、取り組まなければいけないことがあり、それに対して取り組んでいくといった流れを整理しており、今後、体系図の中のどこに置くかは見直す必要があると思う。
基本理念の計画同士の言葉の調整はしたいと思うが、今回については、高齢者も支えられる側だけでなく、高齢者自身が主体となってという意味合いを重視し示している。
(堀田委員)
計画において、各々に言葉を追加していくと文章が長くなる可能性があるので、こういった場合には調整していただければと思う。
(狩野委員)
前回の体系図よりもかなり見やすくて分かりやすいという印象。複雑化、複合化した様々な課題を現場で感じており、この課題の解決を対処していくには、分野の垣根を超えて縦割りではなくて横断的、包括的に支援を進めていく必要がある。それを踏まえた上で柏市高齢者いきいきプラン21の基本理念から4つの基本方針、そして施策があり、その内容も基本理念が想像しやすくて、包括的に取り組む、取り残さないといった姿勢が見やすくなっていると思う。
1つ意見をあげるなら、基本理念のいきいきと暮らすというプラス面の内容が一目で分かるような書き方だとさらに良いと思う。
(事務局)
基本理念について、今回、これまでのものを継続している流れがあるので大きく変えられるかどうかは何とも言えないが、もっとポジティブに表せるか庁内で意見交換をしてみたいと思う。
(須田会長)
計画策定の冊子等をつくる際は、イメージできるようなイラストなども検討してほしい。
施策として、認知症の方のケアは大変だが、医療・介護でも今までやってきているので、あえて認知症の施策の推進が支えあいに入っているというのは、面白いと思った。認知症の施策と言われると要介護になると思うが、認知症理解の促進や、そういったところの見守り活動、早期発見というところに軸足を置いての施策として見ているというのは重要だと思う。
6.報告事項
(1)第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査の中間報告について
(高齢者支援課から、資料3「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査の中間報告について」に沿って説明。)
(2)令和5年度柏市組織改編について
(高齢者支援課から、資料4「令和5年度柏市組織改編について」に沿って説明。)
(渡部委員)
組織図は市長が変われば変わるのか。また市民が市役所に行ったときに、どこの課に行けばいいのか相談できるような総合窓口があればと思う。例えば関連する課を縦割りではなく横断的に案内できると市民の不安にならないのではないか。このようなどこへ行ったらいいのか市民の方が不安にならないように対応されるのか教えてください。
(事務局)
この組織改編については市長の意思で方針を定めるもので、市長がきちんと各部の課題、懸案事項などを把握した上での判断になると聞いている。
そして今回、法人指導課を指導監査課と名称を変えていたり、名称が一部変わっている課があるが、今回の改編に関しては4月1日の時点ではできる限り、現在の執務場所や課の名前等、あまり大きく変化をさせずに市民の方に迷惑が掛からないように調整している。
(吉野委員)
資料3において、介護サービスの従事者の意見を福祉政策に反映するために協力依頼をしているが、介護サービス従事者の結果の8%に驚いている。従事者や事業所の内訳というのは分かるのか教えて頂きたい。
資料4のところで、基本方針の中で支え合いが大事だと思った。これは柏市のオリジナリティーとして、自分たちが考え行動することで柏市が変わっていくのではないかと思う。現在の多様な社会だと難しいかもしれないが、だからこそ、みんなが助け合うことで大多数のことは解決されると思うし、その土台として支え合いがあれば問題も早期解決できると思う。
(事務局)
従事者調査に関しては、多くの方に回答してもらえるように事業所に電話をしたり、従事者の方々にアンケートに答えるように声掛をお願いしたが思うような結果にならなかったので、工夫が必要だったと反省している。
(須田会長)
従事者の方は、問題意識が低い、切実に感じていないと捉えられてしまうのが残念。
(事務局)
助け合いとか地域の住民同士の支え合いが、非常に危機的な状況である地域もたくさん出てきている現状もある。今回、新しい体制の中で新たな地域の助け合い、支え合いの仕組みや民間の方たちを巻き込んだやり方など新しい令和の時代の地域づくりというのはどういうものなのかというのを、皆さんと知恵を出し合い協力をしながら考えていきたいので、ご意見や知恵をお借りできたら思う。
(堀田委員)
今お話を伺っていて、「いきいきと暮らす」のところの表現がもう大分出てきたのではと思った。支え合いながら、サービスをする人もいきいきし、受けた人もいきいきしていく、というようなことが出来上がっていくというのを展望させるような内容が書かれていると、いきいきと暮らすまちになっていくというのを見て、支え合いなどポジティブな表現を入れやすいと思う。また、担い手がいないと嘆くだけではなくて、そのような知恵を私たちも身に付ける必要があると感じた。
7.傍聴
傍聴人数
4名
8.次回開催日程
未定
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