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琴勝峰関が初の幕内最高優勝 角界に輝く柏の大力士!
柏出身の力士・琴勝峰関が7月の大相撲名古屋場所で見事に初優勝を飾りました。その姿は柏の多くのかたに夢と希望を与えたことと思います。
柏出身力士の幕内優勝は史上初の快挙で、これはかつて同じ柏出身力士として活躍した麒麟児関でさえ成し得なかった偉業であり、柏の歴史に名を刻む大力士が、また一人誕生しました。
琴勝峰関は柏で生まれ育った生粋の「柏っ子」で、土俵で締める化粧まわしの一つには、中央に大きく「柏」の一文字が入り、その姿がひときわ目を引きます。そんな柏愛にあふれる琴勝峰関が先日、優勝報告のために柏市役所へお越しくださいました。
4歳のころに相撲を始め、市内の小・中学校に通いながら地元の柏相撲少年団で稽古に励み、高校3年生で佐渡ヶ嶽部屋へと入門。若くして幕内昇進を果たしますが、度重なるけがで2度の十両転落を経験し、気持ちが折れそうになったといいます。それでも諦めず、数々の試練を乗り越え、ついに念願の賜杯を手にされました。普段は落ち着いた寡黙な性格といわれていますが、その場で見せた真っすぐなまなざしと「まだまだ挑戦者です」という言葉からは、静かに燃える闘志と強い覚悟が感じられました。
市では、この快挙を祝して、街の皆さんと共に市内で優勝記念パレードを開催する予定です。柏の大力士・琴勝峰関のこれからの挑戦を、私たちは、ふるさと柏からずっと応援していきます。
柏市長 太田和美
【広報かしわ9月号市長のスマイル通信より】