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柏の未来を育むため 令和7年度予算を編成
令和7年度予算の中で、まず取り上げたのが学びに対する支援です。経済的な事情で大学や専門学校への進学を諦めることがないよう、対象となるご家庭へ受験料を補助する制度や、児童養護施設などを退所したかたに対し、市が保護者の代わりとなって自立への支援を行う給付型の奨学金制度を新設します。
加えて、2人以上の子どもがいるご家庭への保育料の軽減や、病児・病後児保育施設の拡充など、安心して子育てができる環境を整備していきます。そのほかにも、昨年度は中学校体育館への空調設備の設置を進めましたが、今年度は小学校体育館への設置を進め、子どもたちの熱中症対策と避難所としての機能を併せて強化していきます。
また、若い世代への健康支援として、がん検診事業のリニューアルを行いました。乳がんや子宮頸(けい)がん検診等にかかる自己負担額を引き下げるほか、新たに「レディース検診」を導入し、これらの検診をセットで受診できる日や子連れでも受診できる会場を設けるなど、女性にとって受診しやすい環境づくりを進めます。さらに子どもを望むかたが経済的な事情で治療をためらうことがないよう、不妊治療における先進医療費用の助成を行います。
こうした子育てや健康といったさまざまな視点で編成した予算のもと、7つの重点分野を中心に取り組みを進め、私たちのまち柏の未来を育んでまいります。
柏市長 太田和美
【広報かしわ5月号市長のスマイル通信より】