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柏ゆかりの力士 初の横綱誕生 日本の故郷(ふるさと)として応援します
柏ゆかりの力士・豊昇龍関が「横綱」に昇進されました。
一昨年の夏、大関昇進の報告にお越しいただいた際「横綱として再び凱旋(がいせん)する」と語っていた豊昇龍関。その時の約束を果たしてくれました。
元々レスリングの選手だった豊昇龍関は、日体大柏高校の留学生として来日し、高校1年生の夏に相撲への転向を決意しました。抜群の身体能力で瞬く間に成長し、その3年後には初土俵を踏み、それからわずか7年で角界の頂点へ。まさに龍のごとく昇り詰めました。
その陰にはけがや不振と向き合う苦しい時期があったといいます。それでも数々の試練を乗り越え築き上げたその強さは、常に挑戦し続けてきた進化の証しです。
また、高校時代を柏で過ごした豊昇龍関は「柏は日本のふるさと」と語り、今でも場所や巡業の合間を縫って、柏の相撲少年団を訪れています。強さだけでなく、いつも柏のちびっこ力士を気にかけてくれる優しい姿は、子どもたちの大きな希望となっていることと思います。
そしていま語るのは「てっぺんより上へ」。
その尽きぬ向上心こそが大横綱への道を切り開く原動力となるはずです。横綱・豊昇龍関にとっての日本のふるさととして、より高みを目指す新たな挑戦を、私たちはこれからも応援していきます。
柏市長 太田和美
【広報かしわ3月号市長のスマイル通信より】