「新年のごあいさつ」

明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、新年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨今の新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、国際的な情勢不安や、急激な円安による物価高騰が続いています。
この局面を乗り切るため、柏市では、子育て世帯に対し、子ども1人当たり1万円の給付や第3子以降の給食費の無償化に加え、水道料金における基本料金について、2カ月分の減免に取り組むなど、市民の経済的負担の軽減を図り、広く市民生活を支援してまいります。
昨年は、スポーツ界で世界トップレベルの選手や、市のホームタウンチームが偉業を成し遂げた1年となりました。柏市出身で車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手が、全豪、全仏、ウィンブルドン、全米、パラリンピック全ての大会で優勝するという、生涯ゴールデンスラムを達成したほか、市に本拠地を置く女子バスケットボールチーム、ENEOSサンフラワーズが皇后杯全日本バスケットボール選手権大会で優勝し、前人未到の10 連覇を達成しました。こうした喜ばしい結果に、元気をもらったかたも多かったのではないでしょうか。
さて、私の任期も2年目に入り、今年の重点施策の一つとして掲げるのは、子育て・教育環境のさらなる充実です。そこで、子どもたちの好奇心や学ぶ意欲の手助けとして、18歳以下の子どもに1人5千円分の図書カードを配布します。また、独創的な遊具を提供するボーネルンド社と昨年に協定を結んだことで、同社の遊具を市内の児童センターなどに配置できるようになりました。こうした取り組みにより、新たな体験や学びが生まれ、子どもたちが心身ともに成長していくことを願っています。
最後になりますが、市民の皆さまが健康に安心して過ごしていただけるよう、「住みやすい街・柏」に向けて、全力で市政運営に取り組んでまいります。
本年が皆さまにとりまして幸多き年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

太田和美

【広報かしわ1月1日号　より】