「 柏に「神様からの贈り物」が誕生」

先日、大変うれしいニュースが届きました。ウクライナから柏へ避難している妊婦さんが、7月末に無事に女の子を出産されました。名前はボダナちゃん。ウクライナ語で「神様からの贈り物」という意味だそうです。
世界各地に避難しているかたは、望んで故郷を離れたわけではなく、複雑な思いを持って日々を過ごされていると思います。それでも、縁あってこの柏の地で誕生した新しい命は大きな希望であり、私たちにとっても尊い贈り物だと感じました。名前はご両親が相談して決めたとのことですが、今もウクライナに残るお父さんは、まだボダナちゃんに会えていません。一日も早く、その腕にわが子を抱ける日が来ることを心から祈っています。
市では受け入れに当たって、いち早く支援を打ち出し、国に先駆けて生活費の支給や住居の準備、通訳機器の貸し出しなどを行いました。さらに手厚い支援を行うため、ふるさと納税を通じて市民の皆さまから支援を募り、多くの寄付をいただきました。ご協力に感謝するとともに、全ての寄付を柏市に滞在されているかたの支援に充てさせていただきます。
現在、柏に避難されているかたは、ボダナちゃんを含め7人です。国や民間による支援も増えてきましたので、それらを含め、そのかたのニーズに合った支援が受けられるようサポートしていきます。

避難が長期化していることは残念ですが、柏にいる間は少しでも安心して過ごしてもらいたいと思っているので、ボダナちゃん親子にも、市民のかたと同様に保健師が新生児訪問を行って、生活面においても継続的に支援していきます。市民の皆さまにも、引き続き温かく、静かに見守っていただければと思います。

太田和美

【広報かしわ9月15日号 スマイル通信より】

【ふるさと納税のご案内】
引き続き、寄付は受け付けていますのでご協力をお願いします。
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