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「心に残る思い出を桜とともに」
咲き誇る桜を見ると、新たな出会いや旧友との別れなど、昔の思い出がよみがえることはありませんか。
私は、桜を見るたびにたくさんの思い出がよみがえってきます。昨年は、大堀川沿いに続く桜を家族とたわいもない話をしながら楽しみましたが、その時も小学校の入学式で、両親と桜の木の下で記念撮影をしたこと、子どもの頃、友人たちと桜並木を何往復もしたことなどを思い出していました。
柏市は都会的なイメージがあるかたも多いかと思いますが、駅から少し離れると自然も多く、桜の見どころがたくさんあります。およそ1.5キロメートルにも及ぶ新柏の桜並木、歴史的風景と桜が調和する旧吉田家住宅歴史公園、800本もの桜を見ることができる柏の葉公園など、都内や郊外に出なくても市内で春を感じることができます。
今号の1・2面でも取り上げているあけぼの山公園のさくら山もその一つで、江戸時代から桜の名所として知られ、何度も再生事業を繰り返してきましたが、このたび、たくさんのかたの思いを込めて、より美しい桜を見ることができるよう生まれ変わりました。
さくら山では、例年さくらまつりが行われていましたが、残念なことに今年もコロナ禍で開催されません。それでも、今年は生まれ変わったさくら山に、毎年桜を楽しみにしているかたも、まだ訪れたことがないかたも、感染対策をしっかり行い、足を運んでみてはいかがでしょうか。
コロナ禍でお花見の仕方も変わりつつありますが、市内の桜がこれからも皆さんの心に残る思い出の一つになればと願っています。
太田和美
【広報かしわ3月15日号 スマイル通信より】
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