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「柏から世界へ」を体現 市民の心に永遠に残したい国枝さんのレガシー
国枝さんは柏市出身で、テニス四大大会制覇とパラリンピック金メダル獲得を含む生涯ゴールデンスラム達成など前人未到の偉業を成し遂げられました。
今年1月に世界ランキング1位のまま惜しまれつつ引退。その功績がたたえられ、パラアスリートとして初の国民栄誉賞を受賞されました。
元々野球少年だった国枝さん。9歳の時、脊髄の病気で車いす生活になり、大好きな野球ができなくなることに…。そんな少年の人生を変えたのが11 歳で出会った車いすテニスでした。
それからおよそ30年、「俺は最強だ」と自身を奮い立たせ、車いすテニス界の頂点に立ち続けた陰には、病気やけがと向き合う苦しい時期があったといいます。度重なるけがや襲いかかる重圧を乗り越え、自らと戦い続けてきたその姿は多くの市民に勇気と夢を与えてくれました。
車いすテニスを通じ、誰もがその人らしく活躍できる社会の実現に向けて国枝さんが果たした輝かしい功績。私たちの心を動かしたそのレガシーは、市民の心に永遠に残り、次の世代へ継承されるはずです。それこそが、いま私たちの目指す「つづくまち・柏」の実現につながると信じています。国枝さんありがとう。
柏市長 太田和美
【広報かしわ8月号市長のスマイル通信より】
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