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市内医療機関における不適切なワクチンの接種の判明について(令和3年6月10日発表)
市内医療機関1カ所において、希釈後の規定時間を超過した新型コロナワクチンが、接種に使用されたことが判明しました。今後このようなことがないよう、市内医療機関に周知を図り再発防止に徹底してまいります。
1 判明した内容
概要
市内医療機関1カ所において、令和3年4月28日(水曜日)~6月4日(金曜日)までの間の11日間の接種日で34名(延べ44回の接種)のかたに、希釈後6時間以上経過したワクチンが接種されていました。
被接種者の特定
当該医療機関の医療従事者、近隣医療機関の医療従事者、訪問診療先の患者及び巡回診療先の施設職員の計34名。(うち31名を特定。残り3名については、被接種者の疑いがあるかた19名中に含まれており、抗体検査の結果により対応)
なお、現在のところ健康被害を訴えているかたはおりません。
使用ワクチン
ファイザー社製ワクチン「コミナティ筋注」
該当ワクチンは、希釈後、6時間以内に接種することが適切な取り扱いとされています。
不適切なワクチンの管理の詳細
当該医療機関は、朝に希釈したワクチンを6時間以上経過した夕方に接種していました。また、前日に希釈したワクチンを注射器に入れたまま冷蔵保管し、翌日希釈から6時間以内のワクチンを入れた注射器と混在させ持ち運び、接種に使用していました。
本件の事態の原因と判明について
ワクチンの使用期限について、当該医療機関従事者が冷蔵保管で24時間以内と誤認識していました。本件の事態は、当該医療機関内において、ワクチンの取り扱いを再確認し、市へ報告したことにより判明しました。
2 市の対応について
当該医療機関へ、ファイザー社製ワクチン「コミナティ筋注」の添付文書等を遵守した接種をすること、また、被接種者への事情説明及び抗体検査を実施するよう指導しました。また、市内の個別接種実施医療機関にワクチンの適切な管理について、改めて周知いたします。
本件に関するお問い合わせ先
柏市保健所健康増進課
電話:04-7128-7252
Fax:04-7164-1263
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