更新日令和6(2024)年11月28日

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柏市総合計画審議会(第8回)会議録

1. 開催日時

令和6年10月22日(火曜日)午後5時から午後7時10分

2. 場所

市役所本庁舎第5・6委員会室

3. 出席者

(1)委員

〔対面〕岩田委員、大竹委員、川瀬委員、木村委員、椎野委員、二瓶委員、箱田委員、深井委員、藤井委員、松清委員、松倉委員、宮入委員、山上委員

〔Web〕志村委員、野島委員、花里委員、吉田健一郎委員、吉田好邦委員

(18人/19人)

(2)市・事務局

小島企画部長、保木経営戦略課長、他10名

4. 議題等

次期総合計画について

5. 配布資料

  • 【資料1】次第
  • 【資料2】座席表
  • 【資料3】柏市第六次総合計画(案)
  • 【資料4】パブリックコメントの実施結果概要(案)
  • 【資料5】基本構想、基本計画に関する事務局案
  • 【資料6】グループ討議の内容
  • 【資料7】第8回会議の参加方法

6. 議事要旨

(1)議題 次期総合計画について

■基本構想及び基本計画(重点テーマ)等について

事務局より、資料4をもとに、パブリックコメントの実施結果概要(案)について主な修正箇所と事務局の回答案を説明した。また、資料5-1をもとに、パブリックコメントを踏まえ庁内で検討した、基本構想及び基本計画の修正案について提案した。

(宮入会長)

それでは、パブリックコメント意見に関する回答案と事務局から出された修正案について、ブラッシュアップしていくための意見や感想等を含めて、グループごとに30分程度議論いただき、各グループ5分程度で発表いただきたい。

(花里委員)

進行について質問だが、資料6の最終ページにある重点テーマの事務局案を議論すればよいのか。

(宮入会長)

資料6にある基本構想及び基本計画すべてが議論の対象となる。ただ、各施策の詳細な内容はグループ討議の対象にはなっていない。

【各グループでの議論30分】

グループワーク報告

グループB

  • 岩田委員
  • 川瀬委員
  • 椎野委員
  • 深井委員
  • 藤井委員

【将来の姿】

  • 「柏のまちは、こうありたい。」が4回出てくるのはくどい。韻を踏むとしても3回までとしては
  • 「社会共通の課題の解決を目指すことで、日本を、世界をリードしていくまち」は、上の段落につなぐ方がよいのではないか

【重点テーマ】

  • 重点テーマ2に追加された「四季折々の花で彩られたあけぼの山周辺」は、柏市の象徴的なものか分からないという意見もあったが、文化を感じる表現なので残してよいだろう
  • 同じく重点テーマ2の2つめで、柏駅周辺について「文化にあふれた場所となり」とあるが、後段の自然資源やあけぼの山にも掛かるように表現してはどうか

【政策推進の視点】

  • P78の地域区分の説明の最後の文章が誤っている。P74の見出し番号も修正を
  • SDGsを柱の一つとしているが、色々な事業の足かせになっている面があり、世界的にも達成が難しい状況がある中で、計画の柱としてよいのか。ただ、2030年は基本計画の見直しのタイミングと合致するためSDGsを残してもよいだろう。ただし、計画の最後にあると取って付けた感がある

グループA

  • 大竹委員
  • 箱田委員
  • 松清委員
  • 松倉委員

【将来の姿】

  • 事務局案でよい

【パブリックコメント回答案】

  • No.8の意見への回答にある、「重点テーマは部局横断の視点を意識して全庁的な取組とする」旨を、P14の重点テーマの説明に記載する方がよい
  • No.9の「どんな柏駅前を描くか総合計画で示しておく方がよい」という意見に対し、回答案では、「総合計画に具体の事業は記載しない」とあるが、市民参加を経たまちづくり、計画案の作成などのプロセスを回答してもよいのでは
  • No.10の意見への回答は基本的にはよいが、災害発生時の物資供給について、地域防災計画等に明記しておくことなどを追記するとよい

【政策推進の視点】

  • 政策推進の視点は、SDGsなどの用語説明になっているので、SDGsの視点や国土強靱化の視点から、柏市がどう取り組むかを記載する必要がある

グループC

  • 木村委員
  • 二瓶委員
  • 山上委員

【将来の姿】

  • 基本構想はポエムのようではあるが、伝わるだろう

【重点テーマ】

  • 重点テーマ1の見出し「全世代」の表現は範囲が限定されるとの意見については、事務局の対応案のとおり、具体的な対象を分かりやすくするため現在の表現に賛成
  • 重点テーマ2の「あけぼの山周辺」について、「あけぼの山公園」の方が伝わりやすいので「あけぼの山公園の周辺」としてはどうか。魅力ある場所ではあるが、なぜここをピックアップしたのか気になる
  • 重点テーマ2、元は「スポーツの魅力」だったが、「スポーツチームの魅力」に変更になっている。柏市に色々なスポーツがあることを示すなら前者、経済・産業の振興により集客するなら後者がふさわしいが、どちらの意味合いを持たせるのか

グループD

  • 志村委員
  • 野島委員
  • 花里委員
  • 吉田(好)委員
  • 吉田(健)委員

【将来の姿】

  • 事務局の対応案でよい

【重点テーマ】

  • (基本計画No.10の意見)重点テーマ2に各エリアの価値や強みをつなぐアクセスの改善が重要だが、交通だけでなく、沼南地域へのアクセスの課題を含めてより広義な利用しやすさの課題もある
  • 重点テーマ3について、「気候変動を抑えるため」と記載が変更されているが、「気候変動への対応」に戻すべき。理由は、気候変動対策は一つ目に緩和する意味があり、もう一つは気候変動に適応、順応していくことも重要とされているためである
  • 重点テーマ2について、あけぼの山に限らず、例えば「あけぼの山などの里山地域」などとし、里山地域にフォーカスしてはどうか。このほか、カシニワなどの取組も挙げられたが、重点テーマでは貴重な自然資源を重視することでよいだろう

【政策推進の視点】

  • (基本計画No.57の意見)の回答案について、ヒト・モノ・カネ・情報の活用方法に関する記載がどこにあるか分かりづらいので、計画書にある表現で回答する方がよい
  • レジリエンスを視点として掲げるには、国土強靭化が復興後の土木建造物の建設につながってきたという経緯があるため、ストーリーや説明が必要だ
  • SDGsは2030年までの目標であり、すでにポストSDGsの議論も始まっているので、計画期間中には、次の目標の検討状況などを捉え、考えていくことが必要である

(宮入会長)

各グループからの報告について、ご意見やご感想をお願いしたい。

(松倉委員)

すべてのグループが将来の姿の「柏のまちは、こうありたい」に違和感を持っているようだ。ラップのような感じで、個人的には計画にそぐわないと感じる。また、P74以降の政策推進の視点についても、違和感があるので、参考資料として分けた方がよい。

(宮入会長)

将来の姿の対応案については、キング牧師の”I have a dream(私には夢がある)”という有名な演説のように感じた。人を奮い立たせたり、ワクワクさせることを意図するならば、より多くの市民がそう思えるように、もう少し表現をブラッシュアップできるのではないか。

(松清副会長)

重点テーマ2について、あけぼの山自体は里山ではなく、江戸時代以降、観光地である。あけぼの山公園とあけぼの山農業公園の二つに分かれていて、成り立ちが違うので、現在の「あけぼの山周辺」という表現で仕方ないだろう。気になったのは、手賀沼を自然資源としているが、資源というと、どうしても活用が前提となってしまうので、守るべき自然環境として、財産の方がよいと思う。

(宮入会長)

各グループから、P74以降の政策推進の視点の唐突感が指摘され、グループAからは、どういう視点で取り組むかを記載した上で、補足説明として言葉の定義を示すアイディアがあった。グループDからは、SDGsは2030年がゴールのため、総合計画の計画期間にかかるので、柏市はどのゴールのどこまでを取り組むか考える必要があるとの指摘があった。また、検討事項として、気候変動に対する捉え方についても意見があった。全部反映するのは難しいかもしれないが、グループ共通で意見が出たところは検討をお願いしたい。

■基本計画(施策体系)について

事務局より、資料4のパブリックコメントの実施結果概要(案)のうち、施策体系に関する意見の黄塗部分(事前送付資料より変更した箇所)を説明した。全体を通じて、具体的な事業内容に関する意見は、総合計画に直接記載せず、部門計画で対応する方向で回答していること、資料3の第六次総合計画(案)のうち黄塗部分が修正箇所を示すことを説明した。

(宮入会長)

基本計画は多岐にわたるので、皆様のご関心のあるものを中心にご意見をお願いしたい。

(松清副会長)

先ほど意見のあった「全世代」という表現について、重点テーマ1では、学び・健康・社会参加が全ての年代で重要であることは納得しているが、全体を通して、障害者などマイノリティの視点から見ると、全世代とは健常者だけの話で、自分たちは排除されているようなイメージを抱きかねない。そういう点も配慮していることを記載した上で、パブリックコメントに回答する必要があるのではないか。

(宮入会長)

パブリックコメントの個々の回答には記載してあるが、冒頭などに、全世代や全市民の意味を説明しておくのがよいだろう。

(花里委員)

質問だが、例えば計画案P52の上下水道・雨水対策には黄塗で修正されている箇所があるが、パブリックコメントの意見には見当たらない。直接意見はないが修正した箇所があるということか。

(事務局)

直接の意見はないが、庁内確認の過程で修正した箇所がある。

(花里委員)

パブリックコメント意見になかった修正は、回答として公開されないのか。特に気になったのがP55の施策の方向性-2の修正箇所「生産地と消費地が近い柏の地域特性を活かし」の部分で、どういう意見があって修正されたのかと思って質問した。市民から見ると、パブリックコメント資料で確認できなかった内容が、計画として最終的にオーソライズされるように見えると思うが、手続き上その方向で進めるのか。

(事務局)

先ほどの基本構想と重点テーマのように新旧対照表を作成することも考えたが、資料のボリュームが多くなるため、すべての修正を計画案に反映して示した。

(花里委員)

パブリックコメントへの回答の際には、寄せられた意見以外のところについても、必要な見直しと修正をした旨の説明があるべきだろう。

(事務局)

市民に公開する際には、誤解のないように示していく。

(花里委員委員)

P63の消防・救急部分の修正箇所について、「身体機能が衰えがちになり避難危険などが高くなる」という表現が専門的な用語なので、避難が困難になる、容易な避難が難しくなる、など分かりやすい表現を検討してほしい。

(宮入会長)

パブリックコメント意見の回答案は、今後どのように示していくのか。意見を出したかたに個別に回答するのか。

(事務局)

本日示したように、一覧表形式で市ホームページにて公開する。回答案の表現で言葉が足りないものについては、最終的な公開までに言葉を付け加えるなど修正したい。

(宮入会長)

審議会やパブリックコメント意見でない部分の修正もあることは、理由も含めて、どう修正したか示す必要があるのではないかと思うが、いかがか。

(花里委員)

最終段階では事務局に一任するところもあると理解しているが、パブリックコメント意見をもとに修正した部分と、さらなる検討段階で修正した部分の両方が含まれているという一文はある方が親切だと思う。

(藤井委員)

先ほどと同じP63について、最近の研究では、グループホームでの火災発生時の対応で、自力での避難が難しい入所者などには危険性が高まるとの指摘があるので、高齢者などの施設と自宅に関する話は分けて議論すべきであると考えており、分かりにくい印象を受けた。

それから、パブリックコメント後の話について、基本的には会長と事務局に一任する形をとるが、それが一任をとる程度の修正かどうかは、審議会委員の目を通して確認してほしい。

(宮入会長)

最終的に計画を決定する時には、審議会の意見を踏まえることはもちろん必要で、できるだけ反映する形でお願いしたい。

【各委員から審議会を通しての感想】

(宮入会長)

本日いただいたご意見を踏まえて、松清副会長と私が代表して11月7日に最終答申を行う。ついては、以降のとりまとめを事務局と私に一任いただきたいが、いかがか。

【一同異議なし】

(事務局)

昨年から約1年間、全8回の審議会に、ほぼ毎回すべての委員のかたに出席いただき、グループワークを中心に非常に活発なご議論をいただいた。審議会の合間にも色々なお願いをし、ご多忙の中ご対応いただき感謝する。本日いただいたご意見を迅速にとりまとめ、答申案を皆様に共有し、また、パブリックコメント回答案についてはブラッシュアップして公開して参りたい。

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所属課室:企画部経営戦略課

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