更新日令和6(2024)年7月16日

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柏市総合計画審議会(第5回)会議録

1. 開催日時

令和6年6月25日(火曜日)午後5時から午後7時

2. 場所

市役所本庁舎第5・6委員会室

3. 出席者

(1)委員

〔対面〕岩田委員、大竹委員、川瀬委員、木村委員、椎野委員、二瓶委員、箱田委員、藤井委員、松清委員、宮入委員、山上委員、吉田健一郎委員

〔Web〕志村委員、野島委員、花里委員、深井委員、松倉委員、吉田好邦委員

(18人/19人)

(2)市・事務局

小島企画部長、保木経営戦略課長、他11名

4. 議題等

  1. 次期総合計画について
    • 基本構想における将来の姿、基本的な目標
    • 基本構想の重点テーマに関する議論
  2. その他

5. 配布資料

  • 【資料1】次第
  • 【資料2】第5回座席表
  • 【資料3】第5回審議会資料
  • 【資料4】第5回会議参加方式及びグループ分け

6. 議事要旨

(1)議題1 次期総合計画について

事務局より、前回の審議会や意見照会の内容を踏まえ、全体構造の修正案の説明を行うとともに、将来の姿、基本的な目標の取りまとめた結果について、反映した内容の報告を行った。

また、続けて、「基本的な目標」の達成に資する「重点テーマ」について議論いただくため、グループ討議の方法について説明を行った。

(宮入会長)

ハードルが高いような印象ですが、事務局からの説明に関して委員からの質問や意見があればお願いしたい。どのような状態になることで、基本的な目標に繋がるかを皆さんで出し合っていただき、具体的な施策などもあれば、それも一緒に考えていただきたい。

Web参加の委員のみなさまは、ブレイクアウトルームにてホワイトボード機能を使って議論していただく。

10分ほど時間をとるので、事前に考えてきていただいた内容あるいは関連する施策案を個人で書き出してください。

【個人ワーク10分】

(宮入会長)

時間になりましたので、グループ討議へ移行し、テーブルの模造紙に付箋を貼りながら、グループで共有してください。すべて貼り終えたら、グループで重要なもの6~8個を決めて、模造紙に貼り出してください。

【グループ内での共有10分】

(宮入会長)

現時点で結びつきが考えられていない基本的な目標や、状態として追加した方がよいと思うことなど、自由に議論いただき、各グループの内容を深めていただければと思う。

【各グループでの議論50分】

(宮入会長)

それでは、各グループで絞り込んで整理していただいたと思うので、まず優先順位は別にして、重点テーマとして出たことや、それぞれの基本的な目標にどのように具体的に繋がっているのかや、もし、関連した施策があれば、紹介いただければと思う。

グループワーク報告

グループA

  • 大竹委員
  • 箱田委員
  • 松清委員
  • 防災、コミュニティ、あとは地域活動ということで、テーマを1つ入れている。「誰が」というところでは、NPO等という書き方をしているが、書面照会で出された意見を踏まえて入れている。基本的な目標は、地域防災力のアップ、安心して暮らすことができるような地域づくりをしていくということで、基本的な目標の「地域の個性」の部分で言えば、ともに助け合うとか、地域課題に応じた支援体制の構築をしていく、「創造的」な部分では、連携して守るというような書き方を付箋ではしている
  • 防災対応が、町会・自治会に偏っておりほとんど丸投げされているような状況の中で、やはり高齢化や地域によってはその担い手の減少など、できることがどんどん少なくなっている。災害時の課題は、例えば、全体的な話だけではなく、障害者や外国人など様々な課題があり、地域の現状では、日頃から子どもや高齢者の支援をしていたり、様々な活動をしている団体がある。そういった団体が、災害時にそれぞれの支援も入ることで、町会・自治会の中で連携して対応していくことがその地域によっても課題が変わってくる。例えば、比較的若い人たちが住んでいる地域であれば子育て支援の世帯が多くて、子どもに対するフォローがもっと重要になってくれば、子どもの支援をするような団体が入っていくことができる体制づくりというのを目指していくために、何をしたらよいかということを考えていければよいと思う
  • 全体にいえることだが、そういうところをコーディネートしたり、連携を強化していくための支援をしていく人たちの育成が非常に重要になってくるので、例えば生涯学習などの中で、実現できればよいと考える
  • 若者も入れた形での子どもの考え方について、ただ子ども・若者と言ってしまうと、同じ一緒くたにしてしまうと課題が同じような形になってしまうが、例えば、小学生も成人している18歳以上も今、こども基本法などでは若者としてとらえて、支援対象にしている部分もあるが、それぞれが持っている課題が違うので、一概には言えない部分があるが、ここではまとめて、基本的な目標としては、第3の居場所ができるとか、様々な人との出会いから学ぶことができたり、家庭や学校に居場所がない子どもも元気でいられるような地域がつくれたらいいなとか、そのようなところが「居心地」に繋がっていくのではないか。「地域の個性」としては、多様な学びの場を得たり体験の機会があることで、「創造的」な部分では、多様な経験や挑戦ができたり、学校に行っている子ども、逆に不登校でも、あらゆる子どもが自分たちのチャレンジができるというような機会がある地域づくりを目指していくことができれば、子ども・若者の支援ができるのではないか
  • 健康・福祉や高齢者について、高齢者の経験が活かせたり伝えられるなど、様々な人との出会い、元気が出るというようなところで、高齢者の健康に繋がっていくような部分と、小さいころから、体を動かすような健康的な活動ができる場所がその地域の中にできたり、心健やかに過ごすことができるということが繋がり、結果として、寿命を延ばすことに繋がっていけると考える
  • 産業振興のところでは、対象の「誰が」を人とまちの2つに分けて考えていきながら、キーワードとしては「居心地」の部分でにぎわいだとか、活気のあるような地域がつくれるということと、安定した生産や経営が期待できるような施策を展開していくことが必要ではないか。「地域の個性」としては特産品や、役務の提供、「創造的」なところでは、新たに生み出し、続けていくことができるような地域づくりに繋がっていくのではないか
  • 自然・みどり、景観、文化、農業、歴史、コミュニティと書いてあるが、書面意見で出させていただいているところで、寺社を中心に谷津の自然と景観の保全などそういう文章のところの内容に近いが、単純に自然保護と言ってもなかなか難しい部分もあるので、例えば沼南地域を考えたときに、今の状況で言うとやはり農業が中心となって地域を守っているような現実がある。今、谷津田というところが、農業振興のために、逆にその農業振興が進んでいって大規模集約が進んでいるがゆえに、効率の悪い水田などが放棄されているような現状もある。実は、その放棄されている水田が景観上非常に重要な場所にあったり、そこを誰が担っていくのかというようなところを考えたときに、多様な市民が多様な関わり方で、保全活動などに関われるような仕組みづくりをしていくことが必要なのではないか
  • 社会基盤のところでは、地域づくり、すべての分野に絡んでくるが、各特徴のあるエリアごとにまちづくりビジョンを作っていく必要があり、それを全市民が一緒になって、その地域ごとにまちづくりのビジョンを作り共有して、それを目指してまちづくりをしていくという流れ。その中で、その地域の個性だとか居心地だとかそういったものがすべて、担えていくのではないか
  • 生涯学習のところで、それらすべてのものを包含した形で、多様な学びや誰でも学べるような場があることで、それが地域への愛着にも繋がっていき必要なことである
  • 模造紙には書いていないが、共生社会だとかそういったところも非常に重要なテーマのため、重点テーマとしてあげたかったが、実は、すべてのテーマに関わっていることだと思うので、あえてここには入れていない

グループB

  • 岩田委員
  • 川瀬委員
  • 椎野委員
  • 藤井委員
  • 推しを上げるということで、テーマを4つに絞ってその中でテーマが、柏駅前、緑・緑地、教育、交通の4部門に分かれた
  • 柏駅前について、今の現状でいうと、学生がたむろしている空間が多く、高齢者の方だったりそういう人たちがどこに行くのかとなったときに、年代問わず休める空間というのが必要ではないかと思う。「地域の個性」の、そごうのようなまちのシンボルの建物を作るといった、年代問わず高齢者も若者も共存した環境が必要ではないかと思う。「創造的」では、北部には柏の葉キャンパスやららぽーとだったり、基本的に若い人はそういうところに行きやすいので、北部に負けない環境づくりというのが必要なのではと思った
  • 2つ目の緑・緑地について、緑というのは、散歩をしたときに身近に感じられる幸福感があるということで緑というテーマが出た。その中でも緑にしても社寺林や屋敷林、農地や公園といろいろな緑があり、その中でも特に都市農業というのも意見として出ており、都市農業というのは多面的で景観的だったり、防災にも繋がるしいろいろな緑がある。「創造的」な緑というのは、利用する緑と保存する緑があり、その中でも緑地をつなぐ取り組みや地球温暖化、精神面で与える影響がある
  • 3つ目の教育というのは、とにかく柏に愛着心・郷土愛がある子どもに育って欲しいという思いがある。具体的な内容としては、将来子どもが柏にふるさと納税をしてもらえる仕組みであったり、柏まつりに参加してもらえるような、とにかく柏に根づいた子どもであって欲しいという思いがある。その中でも、柏に根差した子どもになるためにも、場所や健康というものが大事であって、その中でもスポーツや芸術、例えば柏レイソルであったり、柏ならではの「地域の個性」というものが必要ではないかという意見が出た。その中でも、教育を超えた体験、個性ある学校という仕組みも大切ではないかという話が出て、柏版ネウボラ、年代に合わせた子どもをサポートできる環境が必要であったり、大人や子ども、親子で学べる環境が必要ではないか
  • 4つ目の交通について、藤井委員が文章に繋がるようにまとめてくださり、「居心地」では誰もがシームレスに移動できる、「地域の個性」では地域のニーズに応じた移動サービス、「創造的」では新たにモビリティー等の活用とあるが、地域のニーズに応じたということで、地域と言っても北部や手賀沼だったり、地域のニーズはそれぞれだと思うので、地域に根差したサービスというものが必要なのではないか。そこに、レンタサイクルなどがあればよいという意見も出た。また、新たなモビリティの活用として、柏の葉キャンパスには、東京大学などの学術的ないろいろな大学もあるため、技術的な面も活用してさらに柏が発展すればよいのではないか
  • 模造紙の2枚目は、2番目に大事にしたいという形で、1枚目ほどではないがそれなりの思いがあり書いたもの。特に、例えば「地域の個性」として日本初のペデストリアンデッキを主張できるようにと言った意見については、1階は交通があり、2階では人が歩いてることは安心安全にも繋がる。「創造的」なところでは、自治体や大学と連携したイベント、例えば、柏市の場合は音楽のイベントを公認してくれているとのことだったので音楽のまちにしたり、手賀沼だと、水害にならないように、防災では、ハザードマップによる個別対応だったり、それ以上の対応が必要がという意見が出た

グループC

  • 木村委員
  • 二瓶委員
  • 山上委員
  • 吉田(健)委員
  • コミュニティの形成や若者としての面を作成した。議論の中では、大人と若者の価値感の違いでもあるが、若者は、コミュニティが形成されているところに入っても、自分たちでコミュニティを形成するのでもどちらでも、フットワークが軽くて対応ができるというのが挙げられ、どちらかというと、大人の方々はコミュニティがある中に入る方が多いということで、そういった意味では、今も未来の柏で過ごせるとか、柏に住んでみたい、ずっと居たいという若者の方の意見を貫いて、新しい柏を作るという意味では若者の意見がとても大切であって、これから若者が柏を変えていってくだされば、有効的ではないかと考えた。ただ、同じような意見を持った方を集めるのではなく、例えば、ラコルタや市役所より柏の周辺でいうとパレット柏3階の自習スペースなどに、勉強に意欲のある学生さんなどが多くいるので、広報に載せるだけではなく、やる気のある人が話し掛けに行ったり、アンケートもやってもらい、その場でいろいろな意見を集めたりとか、一緒に活動ができる機会があれば、もっとよくなるのではないかと思う
  • 子ども未来というよりどちらかというと福祉に寄ってくると思うが、高齢者の方々をターゲットとして、そもそも自宅にしかいない方やリタイアして何もしていないところを、資源としてうまく活用できないか。ただ、就業支援などが具体的な策として挙げられるが、阻害要因がある。最大の阻害要因が、やはりプライドがあってなかなかマッチングがうまくいかない。例えば、そのプライドが阻害要因になっているのであれば、具体的に教育・強制ではないが、Cグループでは二瓶委員は「私が塾をやる」ということだったので、そのような何とかする方法が必要である
  • 人と何かやりたい大人や繋がりたい大人を、積極的に活用していくというか何か動けるように支援をしていくことが必要になってくるだろうというところで、そういった場は、何かしらの形で私たちが市と協力をしつつ、作っていけるとよいのではないか
  • 産業、経済、商業、農業のところで、やはり稼いでいくということが必要だと思う。その稼ぎがなければ、他のところにも当然お金が回せないという話になるので、お金で解決できることは当然あると思う。そのためには、当然柏に人が集まってくるようにしないといけないし、柏で何か楽しいことをビジネス、商売としてやってくれる人がいないといけない。トリタマではなく、供給側が先になるので、供給する側、商売をする側の人を、しっかりと戦略的に作っていかないと実現できないということになろうかと思う。がっつり儲けたい人も当然中にはいるし、少し儲けたい人、何かの足しにしたいという人もいる。それこそ、先ほどの二瓶塾を卒業した人でも、その塾を出たあとは、木村塾に通って少し農業をやったりとか、二瓶塾をでたらその受け皿をうまくつくれるといいんだろうなと思う。具体的な固有名詞を使った施策にはなかなかならないとは思うが、ただ、イメージとしてはそういうことになるので、最終的に何かうまく循環できるように、インセンティブではないが、うまくそれを実現できるといいかなと思う
  • 柏駅前のにぎわいをもう少し盛り上げたいというところもあるので、そのためにはチェーン店ばかりではなく、個人で何かやってくれるような人が増えるとよいと思うので、個人的優遇策のようなものもあってもよいのではないか。やはり、若い人が来てくれるというのはすごくよいと思うし、そしたらそのあと住んでくれる可能性も高くなるので、住んでくれるためには、例えば柏で実際に働いてもらうとか、柏で起業してもらうのが本当は一番よいかなと思うので、インセンティブになるような仕組みも何か考えられるとよいと思う
  • リタイア後も、変なプライドを持たずに地域に貢献して、満足して亡くなるというようなライフプランを柏で作れるのではないか

グループD

  • 志村委員
  • 野島委員
  • 花里委員
  • 深井委員
  • 松倉委員
  • 吉田(好)委員
  • 重点テーマについて、子育てや高齢者、サードプレイスやライフコースとあるが、1つ目は人に注目して、子育て期あるいは高齢期のそれぞれの世代に応じて、より豊かな生活環境があり得るのではないか。特に、それぞれが繋がっているのではないかと委員からもご意見いただいた。例えば、子育て期の子どもにとってはその時のよりよい環境が、大きくなった時によりよい環境に繋がっているだろうし、柏に住み続けるということも、やはり子育て期からのことが育まれていくだろうと感じる。子育て期の子どもにフォーカスすると、当然のように子育て世代への支援にもなっていくし、高齢者がどんどん増えていく中であるいは認知症の方が増えていく中で、そういった方々の支援も現役世代は担っていくことになるので、そのあたりの課題が、実は繋がり合っているのではないかということを意識しながら、それぞれの世代の施策、対策を考えていけるとよいのではないか
  • サードプレイスというのは第3の場という意味で、上記のことも踏まえて、何か自分が安心できるような場所が、このまちなかという社会の中にしっかりあるという環境も重要ではないか
  • もう1つ大きくカテゴリーで分けると、自然・農業あるいは防災というようなテーマがあり、やはり柏は自然が大変豊かであるというポテンシャルはある一方で、まだまだそれをもっと享受できるのではないか。自然を、しっかり保全と活用していくことと、かつ農業ということもその中に重要なテーマである
  • 自然、農業ついては、少し具体的な施策にも意見いただき、里山など環境の良い農地、優れている場所の調査が十分でないのではないか。されているかもしれないが、もっとうまく利活用できるのではないか、そういったことの具体的な意見もいただいた
  • 防災の部分に関しては、例えば様々な自然災害へのリスクが高まっていて、災害時のライフハックの共有というのが一番右側にあるが、その時に使える知恵のようなものを市民と共有していくようなこともすごく重要なのではないか。また、すぐにでも防災の対策としても取りかかれるような部分としてあるのではないか

(宮入会長)

毎回素晴らしい内容で深いご議論をいただき、大変ありがたいと思っているのですが、いつも時間が足りず申し訳ございません。

ご議論いただいた内容については、共通点や共通項など踏まえ、具体的に出していただいた施策も含めて事務局で取りまとめた後、次回までにさらご意見をいただくよう考えているので、引き続きよろしくお願いいたします。

(2)議題2 その他

次回以降の日程について事務局より説明した。第6回審議会は、7月19日金曜日の17時からを予定。

また、先ほど会長からもご案内したが、来週のなるべく早いタイミングで本日の内容を取りまとめて、書面にて意見照会をさせていただき、1週間程度の短い期間でのお伺いなろうかと思うが、何卒ご協力をいただければと思う。

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