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更新日令和3(2021)年4月9日

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(第五次総合計画後期基本計画)柏市総合計画審議会(第5回)会議録

1開催日時

令和3年2月18日(木曜日)午後3時から午後4時40分

2場所

市役所本庁舎第5・6委員会室

3出席者

(1)委員

浅野委員(副会長)、飯島委員、岩田委員、小野委員(会長)、影山委員、川鍋委員、菅野委員、鈴木委員、関口委員、田中委員、長瀬委員、花里委員、林委員、山田委員(14人/15人)

(2)市・事務局

鬼沢副市長、飯田企画部長、稲荷田企画部次長兼経営戦略課長、他6名

4議題等

  1. 報告事項:前回の振り返り
  2. 議題1:パブリックコメントの実施結果について
  3. 議題2:後期基本計画(案)について(答申案の検討について)
  4. その他

5配布資料

6議事要旨

(1)報告事項:前回の振り返り

事務局より、資料3に基づき説明した。

(意見・質問なし)

(2)議題1:パブリックコメントの実施結果について

事務局より、資料4に基づき説明し、主に次のような質問や意見が出された。

(小野会長)

事務局より説明があった内容について、ご質問やご意見を頂戴したい。

(関口委員)

パブリックコメントの回答について一つ伺いたい。資料4の分野別方針3経済・活力のNo.8で、柏セントラルグランドデザインを本計画内に記載するとあるが、どこに書かれたのか。

(事務局)

今後、後期基本計画の資料編を用意するが、その中の一部として、柏中心部のグランドデザイン計画を紹介させていただく。

今回配布した資料には掲載されていないが、今後用意する資料編に掲載する。

(小野会長)

他にご発言はいかがか。事前に資料はご覧いただいているので、ご意見がないようであれば次の議題に移る。

(3)議題2:後期基本計画(案)について(答申案の検討について)

事務局より、資料5に基づき説明し、主に次のような質問や意見が出された。

(小野会長)

ただいま説明のあった後期基本計画案は、これまでの審議会の意見を踏まえた最終的なとりまとめの案となる。本編に加えて、まだ形にはなっていないが、資料編については会長に一任いただきたい。

答申案についてご意見や確認事項があれば、ご発言をお願いしたい。

(林委員)

今回最後なので確認として一つお聞かせ願いたい。16ページのデータで見る柏市について、以前もお話したが、人口のピークは令和7年に433,481人と表記されているが、現在1月、2月もこれより大きい形で人口が推移している。現時点でこの記載より多いことをどう理解すればよいか、見解をうかがいたい。

この計画案を採択するにあたり、現在すでに記載人口を超えていることを、どのような認識でいればよいのか。記載を変えるタイミングや、変えないのであれば議事録に残しておく必要があるので発言した。

(事務局)

現在の記載は平成30年に実施した人口推計結果であり、平成27年の国勢調査をもとに今後の人口の伸びを推計している。現時点で推計を超えていることはあるが、本年が国勢調査の実施年であり、この結果が出ないと、新たな将来人口推計が行えない。北部地域の住宅供給等によって、推計以上に伸びていることは我々も承知している。前述の理由から、本計画上への反映はできないが、今後弊市課内室であるデータ分析室等で人口分析を実施するなど、データをアップデートしながら、政策立案の際の分析や考察に役立てていこうと考えている。

(小野会長)

補足すると、現行計画の15ページに人口見通しの図があり、国勢調査をもとに推計しているとの記載のとおり、これを踏襲している。よって、毎年度の住民基本台帳ベースの推計とは一定の差が出ることはやむを得ないと考えている。

(林委員)

特に異論はないが、議事録にしっかり残すことで、現在すでにピーク時といわれる人口を超えていることを踏まえていただきたい。あらゆる計画の基礎はデータ、なかんずく人口と考えているので、人口推計だけでなく、これからも人口についてはしっかりと把握して、様々な計画に反映していただくようお願いしたい。

(長瀬委員)

分野別方針について、文章量が多く、「・」がたくさん並んでいて読みづらい印象を受ける。文章の記述が多いところは、何か分類をするか、キーワードを太くするなどの工夫が必要ではないか。

また、この計画はとてもコンパクトにまとめられていてよいと思うが、以前とだいぶ違う形態になっているため、新たに作ってこれから育てていくものだと思う。市の担当者が将来育てていくという視点も持っていていただけたらよいと思う。

(事務局)

ご指摘の通りだと受け止めている。現状認識と課題把握について、どこがキーワードや問題なのか分かりにくい部分がある。見出しや太字にするなど、見た目に分かりやすいよう対応していきたい。冊子デザインのタイミングで、見せ方を含めて検討させていただきたい。

2点めについてもおっしゃることはごもっともで、新しい計画をどう育てていくか、どういうふうに運用するかが大事だと思っているので、庁内にも伝え、私たちもこれを育てていくことを念頭において対応したい。

(長瀬委員)

WEB会議をするときに、発言しない人はミュートにしておかないと雑音が入ってしまうので、事務局からアナウンスした方がよい。

(小野会長)

ご発言の無い時はミュートにしていただくよう、改めてお願いしたい。

(山田委員)

一つ気になるのは、横文字表現がずいぶん多くなってきたことだ。文脈から理解できる用語もあるが、日本語でもわかるよう工夫できるところがあれば、考えてみてもらいたい。

(事務局)

冊子への反映の際に、一般化されていない用語については注釈を付けるか、日本語表記にするなど対応させていただく。

(花里委員)

2点ある。1点めに、6ページめの経営視点の説明について、一番上の緑色のボックスの説明を読んでも、具体的なことがこのページではわからない。具体的な部分は18ページ以降で、経営資源の活用方針として4つの方針と7つの取組が書かれている。経営視点とその具体的イメージに距離があるので、18ページめに誘導するような工夫があると理解が深まると思った。

もう1点、改めて確認だが。18ページめ以降の4つの方針と7つの取組が、その後の分野別方針とどのように関わるかが現在わからない。それぞれの分野で4つの方針を意識しながら、7つの取組についても目を配りながら分野別方針を進めていくのか。あるいは7つの取組については、分野を超越した作業チームが庁内につくられて検討されていくのか。19ページ以降に括弧書きで担当部署が書かれているが、それらの関係性が少しわからないので知りたい。

あとは、今後のことで、具体的なグッドプラクティスというか、こういう庁内の取組は、4つの方針あるいは7つの取組に経営視点を持って取り組んだプロジェクトであると整理して、市民にも具体的に説明できるようにすると、庁内での経営視点を活かしていく取組にも有効ではないか。

(事務局)

1点めの18、19ページの経営資源の活用方針と、2章以降の分野別方針との関わりについて、まさに庁内でも検討している最中だが、経営資源に書いた活用方針は、これからの柏市の行財政運営の基軸となる内容で、管理部門の総務部、企画部、財政部でワーキンググループを組織して、記載事項を年度ごとにブレイクダウンして整理し、各々がやるべきことについて、各分野の事業部局に働きかけていくことを考えている。本計画の53ページに記載した通り、経営視点をどのように分野別方針に落としこんでいくかが、今回の経営視点方針の肝になるので、先ほど申し上げた「行財政運営方針」と「部局運営方針」の連動を図り、

内部統制として行うことを、事業部局に働きかけていく。

例えば、保育事業などでの業務効率化について、管理部門から見てこんなことができるなど、事業部局と一緒に並走して課題を解決していくことを後期計画では考えている。

52ページに書いた通り、各分野の政策効果と政策体系を、それぞれの管理部局が事業部局とともに政策立案から事業の実装まで行っていくことを考えている。

そうした中で、2点めのご指摘にあったグッドプラクティスについて、現在ワーキンググループで検討している、次年度何をやっていくかというブレイクダウンした取組を、事業部局とともに働きかけながら、ある程度整理し、成果として動き出してくれば、何らかの媒体で、横展開をしていく一つの例示として整理していければと考えている。

(小野会長)

私からも確認すると、経営資源の4つの方針と7つの取組の対応関係は慎重に読まないと読みにくいかなと感じた。花里委員、いかがか。

(花里委員)

承知した。詳細は53ページに推進体制が書かれているということなので、読みやすさの問題になるが、推進体制については53ページに記載しているなど、ちょっとした誘導があれば読みやすいと感じた。細かな判断はお任せする。

(関口委員)

今回のパブリックコメントに際しては、柏商工会議所として多岐に渡る意見を申し上げたが、残念ながら大半は後期基本計画への直接の反映はされていないようである。最後の審議会のため、ここでは2つに絞って申し上げたい。シティプロモーションと子育て世代に選ばれるまちのことである。

何度も申し上げて恐縮だが、シティプロモーションについては、前回意見の整理やパブリックコメント結果にて、SDGsの整理でつなげたいとのことだが、後期計画の中で、シティプロモーションにつながることがどこに書かれているのかを改めて見ると、34ページ、分野別方針3の経済・活力の中で、北部エリアについて地域の魅力を発信するといったシティプロモーションのようなことが書いてあり、市の部局では中心市街地整備課や北部整備課となると思う。柏市のなかでシティプロモーションを所管するのは、まさに経営戦略課が担当されている。ただ、本市のホームページを流山市などのホームページと比較すると、柏市はシティプロモーションをやっているのだろうか、と見えてしまうのが率直な感想である。経営戦略課がどう捉え、どう具体的に取り組もうとしているのか、まったく見えてこない。後期計画に書き込めばよいということではなく、具体的かつ定量的にどういう状況にするかを目標として明確に定め、それに向けた有効な取組を展開することが必要なのではないか。人口増加していることに安住せず、ぜひ単なる言葉としてのシティプロモーションを書き込むのではなく、具体的な成果指標を置いて取り組むことを、経営戦略課の覚悟を示すうえで目標として掲げてはどうか。

また、密接に関連することとして、分野別方針1のこども・未来に整理されていることで、子育て世代に選ばれるまちを再三申し上げてきたが、事務局では安心して子育てできるまちではどうかという回答だが、非常に抽象的なので、人口の綱引きや都市間競争が激化している時代に、子育て世代に選ばれていくために、出生率や人口の流出の問題のほか、定量的な評価指標を置いて取り組むような、もう少し突っ込んだ計画にされた方がよいと思う。それほど重要な事項だと思うので、最後にもう一度申し上げておく。

(事務局)

シティプロモーションについては、ご指摘の通り当課が担当になっており、シティプロモーションをやらないわけではないが、戦略性をいかに持つかを内部で検討し、まずは見せ方よりも実のあるものを見出していければと考えている。周辺市の流山市、松戸市、我孫子市もシティプロモーション専属部門を置いており、見せ方として柏市は弱いというのは市民アンケートからもご意見をいただいている。見せ方としてどういったものが望ましいかは引き続き検討させていただきたい。

子育て世代に選ばれるまちについて、柏市の場合、市税収入において個人市民税が大部分を占めており、より多くの子育て世代に来ていただくことが、持続可能な行財政運営に必要になることは認識している。次年度以降について、担当部局と一緒に、新しい生活様式に合った、これからの子育て支援のあり方を検討しているので、実のある形になるよう整理する過程で、情報発信やシティプロモーションにもつなげていきたい。

(関口委員)

ご説明はわかったが、ぜひ単なる説明ではなくて、計画の中にも何らかわかるような形で反映いただけるとさらによい。具体的にどうされるかは最終回なのでお任せするが、ぜひそういうことも書き込まれるとよいと思う。

(小野委員)

この段階で工夫できるのはちょっとした文言の変更あるいは付録などに加えることで、付録が一番可能性があると思うが、検討したい。

ご質問と関連して、柏市でSDGsを取り入れる計画案をつくられたが、私は環境の研究者で実はSDGsは嫌いである。SDGsはインクルーシブ、包括的な、広い範囲でみんなの幸せを考える立場に立つので、環境のことを一生懸命に、最優先で考える立場からすると、ちょっと待てとなる。逆になぜそこまで広げて議論するかというと、研究段階でなく実施段階では、当該関係者以外の方が世の中にいっぱいいるので、あることを解決するときに問題の枠を広げて一括して同じ問題と言っておくことで、みんなが一緒にその時々の重点課題に協力するスタイルができる。そこまでの見通しがあってSDGsを使うと非常に強力だと思う。関口委員がおっしゃるように具体的に書けという気持ちもわかるが、狙いとしてはそこをやりたいのだろうと理解している。ご趣旨に適うように私も協力していきたい。

(影山委員)

ここまで作り上げていただいたことに感謝したい。今回は計画とはいえ、大きな方針を打ち出していくということで、包括された抽象度の高いものになっている。計画を実行していく中で、各施策の舵を切りながら効果的な事業を行うことで計画自体の意味が高まっていくと思うので、まさしく実行段階でプロセスマネジメントを行いながら、再三お話ししているとおり、プロセスの中に市民をうまく巻き込むことも重視しながら進めていただきたい。

また、これだけ流動性の高い社会なので、もしかしたら方向性や方針そのものも随時変えていかねばならない事態が起こり得ると感じている。52ページにも記載いただいたとおり、適宜、効果評価や外部点検・評価を行うとのことなので、その都度、方針自体の変更が必要であれば、いかに柔軟に対応していくかがコロナ禍の経営視点として大事だと思う。行政組織として柔軟性を持つのは難しいと思うが、ぜひチャレンジして、今後のよりよい事業の推進に邁進していただきたい。

あと、日本全体で人口が減っていく中、それでも選ばれるまちを目指すのはすごく大事なことだと思っている。個人的には、シティプロモーションでしっかりと柏市が市民に対して打ち出せる価値は何なのかを外部に伝えていくことが大事だし、その価値を認識するためには、今柏市に住んでいる人を大切にしていくことが大事である。柏市に住んでいて良かったと思えるまち、シビックプライドではないが、行政が遠い存在ではなく一緒にまちをつくる存在であると思えるようなまちにしていくことが、柏市が外に打ち出す価値を見出すポイントになると思う。ぜひこの計画を活かして、流動性の高い社会を切り抜けつつ、私もここからは一プレーヤーとして柏市の事業に携わったり、いいまちをつくるために、お力になれればと思う。

(事務局)

まさに我々も計画をつくるのが今年度のミッションではあるが、計画をつくるところには価値を見出していない。今回の部分では3章の実効性で、部局ごとに行うことは違っても、経営視点ではそれを市民の満足度や住みやすさにいかに還元できるか、部局ごとのセクショナリズムの中で動きがちなところを、管理部門が連動性を持って一体的に取り組んでいけるか、今後5年間でチャレンジしていきたい。

(山田委員)

現在、全力でコロナ感染の収束を図るところで、人との交流を抑えなければならない中、社会構成自体が危機となっている。加えて少子高齢化、人口減少時代にあって、柏市における人口は今後5年は微増と見通しているが、経済、社会、生活、ニーズの多様化社会に突入していく。少子化の加速を根本的に考えて、魅力あるまち、来ていただくポテンシャルを高めるよう行動に移していかねばならない。市民協働に向けた共生社会をいかに進めていくか。1年ごとに委員が外部点検・評価し、将来都市像に向けて柏市を育てていくという意見もあったが、窓口や入口を担う職員のみなさんの意識改革がとても重要だと思っている。市民を呼び込む、むろん市民の自主性も尊重するが、職員の意識改革をしっかり保っていただきたい。

(事務局)

職員の意識改革についてご意見をいただいたが、経営資源の活用方針3に人材・組織づくりを大々的に掲げている。

時代の変容に対応できる職員、従来の価値観が変わっていく中で柔軟な対応ができる職員の育成については認識しており、力を入れて取り組んでいきたい。

(小野会長)

他にご意見がないようであれば、この件についてお諮りしたい。本審議会として、これをもって市長に答申することとなるが、よろしいか。

 

(委員一同)

(賛同の挙手)

 

(小野会長)

皆様のご賛同をいただいたので、この件についてはご承認いただいた。本審議会ではこの答申案をもって市長に答申することとする。

(4)その他

(小野委員)

ご感想や今後の柏に対する思いなど、お一人ずつお話しいただきたい。

(飯島委員)

影山委員からコメントがあった通り、いかに具現化していくかをぜひともお願いしたい。事務局からセクションごとに陥りやすいとのお話もあったが、縦割をうまく打破していただきたい。また、コロナの問題で従来の地域課題や社会課題がよりクリアに見える化された。ピンチはチャンスとし、デジタルやオンライン化など早急な対応が求められると思う。最後に、市民の方々にどう見えるか、いわゆるQOLのほかに、クオリティオブコミュニティ、QOCという言葉もあり、このメジャメントはまだ明確ではないが、今日作り上げたものが確実に具現化することがQOCを上げていくものだと思うので期待している。今後も研究を一緒にやらせていただきたい。

(岩田委員)

学校現場から見ていて、前回の計画はだいぶ学力に傾いていて、市長の考えもあったと思うが、学校現場としては苦しくて、何としても学力を上げていかねばならないという負担も正直あった。今回の計画はデータよりも、環境や教育の中身という温かい部分に視点を当てて提案できているのでよいものになった。子育て世代に選ばれるまちになるという意見があったが、学校としても何ができるか考えながら、一緒にいい柏をつくる一助になるようこれからも頑張っていきたい。貴重な会議に参加させていただいて感謝している。

(影山委員)

本来であれば直接みなさんと顔を会わせてご挨拶できればよかった。素敵な場にお声がけいただき感謝している。これからが本番だと思うのでぜひ頑張っていただきたい。コロナ禍で色々な方々が色々な切り口で地域の問題や課題に直面していると思う。ピンチではあるが、逆に言えば今までどうしても寝に帰るだけだった地域に目を向けて、自分事として考える大いなるチャンスと捉えている。すべての市民を巻き込むことは現実的に難しくても、今まで関心を持ってこなかった市民が関心を持ち始めているので、行政はしっかりアプローチし、一緒にまちをつくっていく、いかに当事者意識を生み出せるかが、激動な社会を生き抜いていく一つの切り口になると確信している。一緒になって柏市を、日本を盛り上げていければと思うので、これで終わりでなく、今度ともよろしくお願いしたい。

(川鍋委員)

貴重な会議に参加させていただき感謝している。新しいZOOM形式などで参加しているが、私としては日本ガーデンエンジェルスでは人と人が触れ合う、コミュニケーションをとることが活動の一つなので、対面でひざを突き合わせて話せれば、もっとよい意見が出し合えたと思うが、こういうご時世なので仕方ない。生まれ育ったこの柏で、もっと色んな形でアピールして、色んな人が集まって、もっといいまちになるように、私も努力するので、行政の方々も、委員の方々もご協力いただいてやっていければと思う。

(菅野委員)

私自身柏で生まれ育って、柏が好きで、結婚しても住んでいるが、深いところまでは分からないことばかりで、今回色々なお話を聞けてとても勉強になった。コロナですぐには難しいかもしれないが、今後も柏が活性化して、周りからも柏っていいねと言われるまちになっていくとよいと思い、一市民として柏と付き合っていくことで、今後何かできればという想いを強く持った。

(鈴木委員)

私自身も会議に参加して、改めて柏の現在や将来について色々な視点から考えさせていただいた。仕事柄、子どもの育ち、ヒトの育ちに重要な部分があると考えている一人。抽象的な表現だが、そこに暮らす人たち、子どもからおじいちゃん、おばあちゃん、障害のある人も、色々な人たちが安心して幸せに暮らせる、育つことができるまちであってほしいと思っている。暮らしている人が柏っていいよ、と言うことが、他の人へのアピールになる。柏市って頑張っている、人のことを考えてくれている、努力してくれていることが伝われば、市民の感覚も変わってくると思う。子育て世代に選ばれるまちをつくっていくという意見があったが、人はどういうまちを選ぶのか、何を基準に選ぶのかをおさえることが必要だ。人によって望むことは異なると思うが、長い目で見て、柏で暮らすことや柏で育つことで郷土愛が育ち、いいまちに発展していけるとよいと思っている。

(関口委員)

5回にわたり毎度同じようなことを長々と言い申し訳なかった。お付き合いいただき感謝している。後期基本計画とは別にコロナの話があり、現在その真っただ中にあるコロナ禍を柏市としてどう乗り越えるか。柏の地域経済にかなり打撃が広がり深くなっている現状を踏まえると、行政だけでなく、沼南商工会や我々の柏商工会議所、行政が二人三脚、三人四脚で連携して、コロナの影響が深くならないように、打てる手を打って行動し乗り越えていくことが非常に重要だと思っている。

コロナ禍において後期基本計画を策定できたのは、ウィズコロナ、アフターコロナを踏まえた柔軟かつ機動力のある計画になったと思うので、それ自体は一つのアドバンテージ、スタートダッシュにできる可能性がある計画になった。ただ、実行段階が大事なのは言うまでもないが、フリーハンドの大きい計画だと思うので、外部評価も受けながら、実行段階では民間の意見や市民ニーズによく耳を傾けて、将来柏に住んだり事業進出することを考えている人のニーズも汲み取る形で実行していただければ、コロナ以降も柏が引き続き選ばれるまちになっていくと思う。経済界と行政が協力して取り組んでいければと思う。

(田中委員)

前回の審議会に引き続いて参加したが、今日の話をうかがっていて、前回も都市間競争や母になるなら流山などの話をして、あの当時は都市間競争なんてしなくてよい、という意見があったことを思い出した。この5年間で、色々な考え方がありながら、見直しながら変わっていくんだろうなと思った。前回は途中懇親会があって腹を割って話ができたが、今回は特にコロナでそういう機会もなかったが、また機会があれば参加して意見を述べさせていただきたい。

(長瀬委員)

(柏市医師会という)医療と福祉を専門とする集団として、何ができるかを考えると、流山市が子育てしやすいまちと言っているが、実際には小児救急をやっている病院はない。そのため、流山市医師会から柏市の救急を利用させてほしいと頼まれている状況にある。柏の場合、夜間や休日に小児科医を配置することで補助を出すような制度があり、そのおかげもあって小児専門医に診てもらえる充足率は86%となっている。流山市もそれを利用しており、柏市はそれほど卑屈にならなくてよいと感じている。

医師会では、超高齢社会への対応として、東大の飯島先生方と一緒に、在宅医療と介護では国のモデル事業を展開しているように、お年を召した方には対応してきた。これからは子育て世代や子育ちをどう支えていくかがとても大事だと思っており、これらに取り組むことがシティプロモーションにつながっていくと考えている。関口委員が熱く語られることは私も同じように思っており、今後、商工会と市が協力連携するだけでなく、医療も、加えて保育や教育も連携して、子育てしやすい、生まれた子どもたちが将来に夢を持って大人になっていけるような柏市になったらよいと思っている。

(花里委員)

これがスタートになって、今後計画を推進していくプロセスが非常に重要になると思っている。その過程で市民参加を含めて様々なステークホルダーを巻き込む時に、計画をどう見せるか、データをどう見せるか、ビジュアライズが参加を分けていくと思う。シビックテックも進んでおり、市民が色々なデータを見て考えられる時代になっていくので、計画をどう市民やステークホルダーと共有していくか。それがシティプロモーションにも関わる。計画を推進する方法論やアプローチについても庁内で十分検討されることが重要だと思う。委員の皆様それぞれの立場でのご意見から学ぶことが多かった。

(林委員)

どのような素晴らしい計画であっても、実行する人が重要だと思う。人を育てていく、人を呼び込んでいくだけでなく、市民も含めて特に職員の人材育成が今後の柏市の発展につながると考えている。これからも素晴らしい柏市を目指して努力していただきたい。

(山田委員)

色々と教えていただき勉強になった。私は日本の人口構成のトータルバランスを基礎に発言していたが、子育てするなら流山というフレーズに対して、何とか柏をよくするという郷土愛に燃えて、誕生するなら柏といった視点で頑張りたい。委員の皆さんの専門分野、熱い想い、将来を見越した視点などをうかがい、柏市がすべての発信局になればよいと思った。

小野先生にお願いです。総合計画が導く5年後の姿を想像しながら、またこのチームで会って、議論を重ねる機会をお願いしたい。

(小野会長)

今のお言葉を胸に受け止めさせていただく。

(浅野副会長)

今回携わられた会長、事務局、委員全員のみなさまに敬意を表したい。私も前回の審議会に参加していて、その最終回がバックトゥザフューチャーの未来に着いた日だったので、30年以上前につくられた映画の世界がどれだけ実現されたかについて話をした。半分以上が実現されていた。総合計画を通して10年後の未来をつくるとワクワクしながら話した記憶がある。ちょうど1年前にまた事務局から委員を依頼されて、正直今回はしんどいだろうと感じた。コロナがあって、対面ではなくZOOM利用した会議などあらゆる初めてのことが続いた。事務局や会長は本当に苦労されたことと思う。コロナで大改修をしなければならない方針を短期間で本当によくまとめ上げたと思う。これが実行に移されて、新たな柏ができていくことを祈っている。コロナで劇的に変化する時代、デジタル技術のおかげで、色々見える化されて、どうしても変わらざるを得ない外圧がある。変化できるまちになっていってほしいと思う。そういうポテンシャルを持っているまちだと思う。産総研の立場で、スマートシティをはじめ、柏を拠点に今後もまちづくりを一緒にやっていけたらと思う。これで終わりでなく、これがスタートということで、改めてよろしくお願いしたい。

(小野会長)

後期計画の見直しにあたって、私自身は人をまとめる力はなかったので、どこまでできるか不安であった。コロナがなければ皆さんが集える場を用意して親しく議論が進められる形をとるべきであったがが、ZOOMを使用して変則的な形でもなんとかまとめることができたことを皆様に感謝し、この役を仰せつかった私としては幸運だった。第1回で1時間遅刻したのは、頚椎の怪我をして、強い薬で神経を抑えてほとんど動けない状況であったためだが、1年経つと普通の状態が当たり前になった。その間世の中の状況も大きく変わった。

今回は、前回とはまったく違った形で議論ができた。前回はマクロ経済の行く方がわからず、財政赤字の問題など強い問題提起があった。今回はコロナの問題があって、同時に都市間競争で、商圏が小さくなるなど、色々な状況の変化があった。個人的な経験で言うと、時間との競争であって、我々自身が未来と競争していて、いずれ対応しなければならないことをいつやるかと捉えて、やるならば先を見て取り組むべきである。その意味では、この計画はなるほど経営視点に注力して、我々自身が学習しながら、後の世代に教育しながら長期戦を戦い抜くというサステイナブルな自治体のあり方を実現しようとしていることが、私自身も議論の最終段階でようやく納得できた。先ほどのSDGsに関するコメントはそういう思いを込めたものであった。その意味で事務局には大変感謝している。皆様の温かいコメントから、ここまで来られたのは皆様のおかげと感謝する。10年間責任を持ってというご指摘があったので、つくったものはそれ自体が命を持つが、自分の力もその中に反映するように気持ちを込めてつくったので、私自身も責任を負えるよう十分精進したい。これからもどうぞよろしくお願いしたい。

(鬼沢副市長)

最後に一言ご挨拶申し上げたい。小野会長はじめ委員の皆様には一年にわたる長い期間、審議会委員をお引き受けいただき、また後期基本計画をご審議いただき、心より感謝申し上げる。コロナ感染で大変な一年であった。通常であれば面談形式の会議であったが、書面やリモート形式となりご不便やご面倒をおかけして申し訳なかった。特に小野会長には会議の進行やとりまとめ、意見集約にご苦労をおかけしたり、会議開催もままならない中、また途中で策定方針の変更もあった。後期基本計画がまとまるか心配していたが、おかげ様で本日計画案としてまとめていただき、皆様方のご理解とご協力、お力添えのおかげである。

計画は作って終わりではなく、いかに進めていくかが重要だと思っているので、皆様からいただいた計画案に少しでも近づけるように、皆様の御期待に沿えるように5年間職員とともに鋭意取り組んでいく所存である。審議会にていただいた貴重なご意見やご指摘についてもしっかりと受け止めて、これからの市政運営、職員の意識改革にぜひつなげていきたい。ご期待いただきたい。審議会は本日で終了するが、計画のモニタリングも含めて、委員のみなさまにはご指導、ご協力、ご支援をよろしくお願いしたい。

(小野会長)

以上をもって第5回審議会を終了する。なお、答申は本来ならば全員で行うところだが、代表して会長の私と浅野副会長で行うので、ご了承いただきたい。計画がまとまった段階で、これ以降皆様と会う機会があればと願っている。

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