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市民の命は俺達が守る!仲間の命も俺達が守る!
仲間を助ける訓練RIT研修を実施
令和3年2月18日(木曜日)と同年2月19日(金曜日)の二日間,柏市消防局西部消防署の訓練施設でRIT/RICの訓練を行いました。
RIT/RICとは
Rapid(緊急)Intervention(介入)Team(部隊)/Crew(隊員)のことで,直訳すると緊急介入隊です・・・
あまり馴染みのない言葉ですよね!
火災現場で仲間が脱出困難(Rapid)救助に入る(Intervention)部隊,隊員(Team/Crew)を意味しています。
RIT/RICは,近年日本でも注目されている消防隊員の生還術です。
自分が脱出困難に陥った時の活動「セルフレスキュー」と脱出困難の仲間を救助する「チームレスキュー」の2部構成で,柏市消防局では初めての教育訓練となりました!
緊急脱出(ラダーベイルアウト)
仲間に希望をつなぐ!「セルフレスキュー」
自力脱出が困難になった隊員は,仲間の救助を待ちます。しかしただ待つのではなく仲間に存在を伝え,少しでも生存確率を上げるために努力します。個人で行う緊急回避や脱出をセルフレスキュー(セルフサバイバル)といいます。
ホースを手繰り開口部を探す隊員
災害現場では煙での視界不良,露出した配線による絡まりなど,様々なトラブルが想定されます。
視界不良の中でホースを探す技術や,限られた空気残量で救助を待つ方法など,状況に応じた行動をとらなければいけません。
技術研修では,面体マスクに細工を施し,視界不良を負荷したため,救助隊員が悪戦苦闘する場面も見受けられました。
露出した配線から脱出する訓練
仲間のために命を燃やせ!「チームレスキュー」
自力脱出ができなくなった仲間を助けるための緊急搬送や救出要領をチームレスキュー(チームサバイバル)といいます。
一人で搬送する方法や複数人で搬送する方法,窓から隊員を外へ救出する「ウインドウレスキュー」などの救出方法は様々です。現場の状況,人員など,数多くある判断要素から最善の救出方法を決断します。
隊員はおよそ20キロの装備を着装しています。身体の大きな隊員であれば100キロを超えますが,泣き言は言いません!
炎に負けないハートと技術で困難を突破します!
(左)引きずり搬送(二人法)
(右)隊員を抱えて梯子を降りる訓練
柏市消防局では様々な困難を想定し,市民の命を守るため,また,隊員の命を守るために継続的に救助技術を磨いていきます!
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