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令和3年7月30日(金曜日)柏市消防訓練センターでショアリングの訓練を行いました。
ショアリングとは、地震等の災害によりダメージを受けた建物の二次倒壊を未然に防ぐため、角材などを使用して安定化を図る手技です。
主に国際消防救助隊派遣時に重要視されている手技で、柏市から6名の救助隊員を登録しています。
今回の訓練では、登録隊員6名を中心に27名の救助隊員で訓練を実施しました。
このページでは、今回の訓練で設定した2種類のショアリングを紹介します。
情報共有する様子
建物の床から天井へ突っ張りを設定し、倒壊を防ごうという手技です。
突っ張りというと脆弱に聞こえますが、角材を使用することにより、強固なものとなります。
Tポストショアは高さ330センチまでが有効で、その場合およそ5トン以上耐荷重となります。
Tポストショア
今回は、座屈した建物内にいる要救助者を想定した救出訓練を行いました。
「倒壊危険がある建物」であるため、迅速な判断、活動、正確性が特に要求されます。
要救助者に接触する様子
Tポストショアは床から天井、つまり上下の補強に対し、
スプリットレイカーは壁に強固な「つっかえ棒」を設定することで、横方向に対する補強をします。
この手技では、建物との密着性を高め、強い安定性を出す必要があります。
ショアリングの手技には複数の種類がありますが、建物の構造、重量、危険度など、さまざまな要素を加味した高度な状況評価、知識技術が必要となります。
本市消防局では、高度な知識を養うため、訓練計画に基づき若年層救助隊の養成に励んでいきます。
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