令和5年度第5回柏市建築審査会会議録

1 開催日時

令和5年12月15日（金曜日）
午後2時から午後3時25分まで

2 開催場所

柏市役所分庁舎2第1・2会議室

3 出席者

（委　員）

武田会長、釜井会長代理、大越委員、シュピンドラー委員、釼委員、水田委員
※武田会長、大越委員はオンライン形式

（説明員）

建築指導課：平久次長兼課長、藤井副参事、福岡主幹、青木副主幹、井上主査、小林主任

（事務局）

都市部：市原理事
開発事業調整課：増渕課長、杉山副参事、影山副主幹、田中副主幹

4 議題

(1) 案件第1号
建築基準法第55条第4項第2号の許可
(2) 案件第2号
建築基準法第86条第3項の許可

5 議事（要旨）

案件第1号及び第2号については、説明員から案件の内容を説明した後、審議を行い、審議の結果、当該建築許可について同意することに決した。主な質疑応答審議内容は、以下のとおり

（案件第1号）
武田会長
必要な増築について、高さが本来の制限を超えているけれども、既存の建物が許可を得て建てられているものであり、日影なども全く変化がないという理解でよろしいでしょうか。
説明員
そのとおりです。
（案件第2号）
釜井会長代理
隣地斜線関係については、今回許可の対象にはなっているのでしょうか。
説明員
今回の許可対象にはなっておりません。
釜井会長代理
歩道状空地についての有効公開空地面積を算定する際の係数は1.8が適用されています。これは柏市の許可制度の取扱基準のなかの市街地環境の整備改善に特に寄与すると認められるものとして、1.2の係数が割り増しされているものと思いますが、そのあたりの説明をお願いします。
説明員
申請において、駅前の通行に関して利便性をはかるという考えのもとで道路沿いに空地を配慮されたことにより、妥当と判断しました。
釜井会長代理
敷地東側の歩行者通行に関してはいかがでしょうか。
説明員
東側隣地の建築計画については、今回と同様に総合設計制度を用いる予定であり、歩行者通路による通り抜けができるよう配慮されたものとして検討されていると伺っています。
武田会長
敷地東側の歩行者用通路は駅前ロータリーに近づくにつれて狭くなって隣地境界線と接していますが、その接した辺りの東側隣地部分は、東側隣地で総合設計制度を用いて建てられる建物の公開空地部分になり、通路として通り抜けができるようになるとの見込みを事業者側から説明されているという理解でよろしいでしょうか。
説明員
そのとおりです。
水田委員
ごみ処理に関する計画はどのようになっているのでしょうか。また、柏市として、対処法などについて内部調整等の進捗状況はいかがでしょうか。
説明員
環境部門が事業者側と協議を行っていて、ごみ置場の配置、規模やごみの量なども把握して進めています。ディスポーザーも配置されて生ごみにも配慮した計画になっていると聞いております。
シュピンドラー委員
着工時期と完成予定についてお願いします。また、柏市として新しく住民になる方々の防災に関する考えはいかがでしょうか。
説明員
工事竣工については2027年10月中旬頃と伺っています。また、防災に関しては近隣の学校や近隣センターが避難所になると思います。避難方法なども含めていろいろな意見が寄せられていますので、担当部署に報告をしております。
釼委員
容積率の緩和要件として、歩道や広場を設けることで市街地環境の形成を図ろうとするものとあります。他の高層マンションと比較して、市民の憩いの場としてどのように配慮されたものなのでしょうか。
説明員
緑地の部分には、ベンチ等を設けて市民のかたが憩うことができるような雰囲気としていると伺っています。また、駅を利用されるかたが使用する駐輪場の南側に通り抜けができるような通路が計画されています。東側隣地の計画では大きく通り抜けができるものと想定しています。
広場状空地としている所がロータリー部分を含めて一体感を醸し出しているところも公開空地として考えているものです。公的駐輪場も公開空地の一部とみています。
釼委員
自動車や自転車の交通量が増えて人の出入りが増えるので、今までとは変わってきます。それを相殺できる見晴らしが良くなるような所があれば良いと思います。
説明員
事業者側には可能な限りの配慮をお願いいたします。
シュピンドラー委員
駐車場は居住者用と賃貸用があるのでしょうか。
説明員
駐車場は居住者だけのものになります。居住者用の駐輪場は共同住宅の中にあります。
武田会長
公共的駐輪場の中で有効公開空地面積を算定する際の係数が2通りありますが、どのような違いなのでしょうか。
説明員
はり下が5m以上と5m未満のもので係数が違ってきます。これは柏市総合設計制度許可取扱基準によるものです。

6 傍聴

傍聴者1人

7 次回開催予定日

令和6年2月19日（月曜日）午後2時から