更新日令和6(2024)年3月21日

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第13期第1回柏市自転車等駐車対策協議会会議録

1.開催日時

令和6年2月20日(火曜日)10時から11時30分まで

2.開催場所

柏市役所上下水道局庁舎4階401・402会議室

3.出席者

  • 委員
    大沢会長、寺嶋副会長、松本委員、小原委員、長谷川委員、永安委員、岩﨑委員、深澤委員
  • 事務局
    柏市星土木部長、坂齊土木部次長兼交通政策課長
    自転車対策室 田島室長、村上、亀崎
    交通政策課 藤田、重田

4.報告事項

  1. 駐輪場定期利用者及び一時利用者の推移
  2. 放置自転車等撤去台数・回数の推移
  3. 令和5年度実施事業等について
  4. (仮称)柏市自転車活用推進計画策定について
  5. 今後の課題について

5.会議録

報告事項1・2・3について

報告事項について説明、質疑応答を行った。

  • 大沢会長
    資料を見ると、一時利用者はコロナ禍以前の数値に戻りつつある中で、定期利用者については、いまだ利用が伸びていない。おそらくリモートワーク等が増えた影響によるものと考えるが、柏市で、この状況についてどう捉えているのか?
  • 事務局
    専門業者等による分析は実施していないが、お見込みのとおり、リモートワークや在宅勤務の影響により、かつては定期利用者であった方が一時利用者に変わったなどは考えられる。
  • 大沢会長
    この状況であれば、各市営駐輪場の定期利用エリアは空きがあるか?
  • 事務局
    北柏駅北口第一、逆井駅東口第一、高柳駅西口第一(1・2階)の各駐輪場の自転車は満車である。
    その他の駐輪場については、空きがある。
  • 大沢会長
    一方で放置自転車撤去台数や回数が減っていることは非常に良いことだと思う。放置が減った理由は、駐輪場利用者が増えたことが原因か?
  • 事務局
    巡回している係員による声かけでなるべく放置にならないような工夫をしている。

報告事項4・5について

報告事項について説明、質疑応答を行った。

  • 岩崎委員
    柏の葉エリアでは、道路上の自転車の走行空間を広く整備されている。しかし、自動車が来ると、自転車が歩道に乗り上げてくるので歩行者と混在する。千代田区の歩道を見ると、歩道の真ん中に植木などを設置して視覚的にもうまくエリア分けしている。こうした一工夫があるだけで随分と違うと思う。
    また、危険箇所に人を配置するなどして、安心安全な走行空間を作っていくことが重要と思う。
  • 事務局
    ルールの周知を重点的に行うことが大切である。御指摘以外にも、例えば、自転車保険に加入しない、ヘルメットを被らないといったことにつながってしまうので、しっかりとルールを知ってもらうように対応していきたい。また、わかりやすい走行空間は大事な視点であるため、引き続き、実現に向けて検討していきたい。
  • 大沢会長
    具体的なハード整備も大切であるが、自転車に対するマナーや教育というソフト面の整備も重要である
  • 寺嶋副会長
    電動キックボード等の利用がこれから増えてくる。今のところこうした車両に対する交通ルール等の理解があまり進んでいないことや、時速6キロ以下を守らずに歩道も走行しているところを見ると、非常に危険であると感じている。高齢化社会の中で、20キロ以上の重さのあるキックボードが高速で人とぶつかってしまうことを危惧している。幅の狭い歩道を走ることに対する取り締まりの強化を行うと同時に交通ルールの理解を深めていくことが大切である。
    また、柏駅周辺は自転車の走行空間の整備がまだまだ進んでいないように感じるので、今後整備をお願いしたい。
  • 事務局
    バス事業者の方からは、電動キックボードや電動アシスト自転車(Eバイク)等が道路や歩道を走行している際に交通事故を起こすリスクが高まるといった声を伺っている。したがって、この点についての交通ルールや整備等を計画に盛り込むことを検討する。また、柏駅周辺の自転車の走行空間は御指摘のとおりなかなか進んでいないため、前向きに整備を進めていきたいと考えている。
  • 深澤委員
    柏駅周辺の自転車走行空間が少ないことを懸念している。柏駅周辺は道路が狭い場所があったり、自動車の路上駐車をよく見る。ルールを守って自転車を走行していたとしても危険な場所が多いように感じる。ぜひ交通政策審議会で走行空間について議論していただきたい。
    また、駐輪場の数が多いことについては満足しているが、ハンドル幅がある自転車や車体の大きい自転車の隣に止めることは、接触しやすくなって傷がついたり故障したりすることにつながる。車種に応じた止める空間の整備についても検討いただきたい。
  • 事務局
    駅周辺の走行空間の整備について、駅近くまで自転車を呼び込むような整備をすると、多くの歩行者と混在し、事故になりかねないので、歩行者と自転車の空間は分けて整備することが必要であり、今後の課題である。
    駐輪場のスペースについては、御指摘の大型自転車などの隣に止めることで車体に傷が付いたり破損するといったことが起こりかねない。したがって、こうした多様な車両を駐輪するためにはラックのないフリースペースを一部整備することが必要と考える。
  • 大沢会長
    深澤委員からお話があった走行空間を整備しても、路上駐車されることで自転車が走行できないといったこともある。総合交通計画と合わせて交通体系の計画整備が必要である。
    駐輪スペースについては、例えば施設の更新時期などの節目の際に社会ニーズに応じた駐輪スペースの整備をすることも考えていただきたい。現状として、定期エリアが満車になっていないところなどをうまく活用することによって、利用者の満足度を上げられると思うのでご検討いただきたい。
  • 小原委員
    交通政策審議会と自転車等駐車対策協議会の委員は同じなのか?
  • 事務局
    一部重複している。交通政策審議会にはバス事業者やタクシー事業者の方にも委員になっていただいている。基本的な委員構成は自転車等駐車対策協議会と同じである。
  • 小原委員
    それぞれの意見を両方の会議で報告して活発な意見交換を行って計画策定につなげていただきたい。
    キックボードについて、柏市内でシェアリングサービスは行われているか。
  • 事務局
    把握している限り、現時点では実施している事業者はない。
  • 小原委員
    柏市内の観光地に向かう際に、最寄りの駅がないため、何らかのシェアリングサービスがあると非常に有効である。
    計画に位置付けるかは別として、情報収集はしていただきたい。
  • 大沢会長
    ご意見は両方の会議で意見交換していけるよう努める。
    シェアリングサービスについても引き続き検討していく。
  • 永安委員
    新しい街や新しい道路には広い走行空間を確保できる。しかし、すでに昔から整備されている狭い道路については、どのように考えているのか。
    また、南柏の駐輪場について、入口が複数あるが、自転車が斜めになって道路を横断走行しており歩行者や自動車等と接触しそうになり危ない。入口の場所を変えるなどするべきではないか。
  • 事務局
    狭い道路については、これまでも課題として検討している。引き続き議論していきたい。
  • 事務局
    駐輪場については、入口案内を工夫することにより解消されるかもしれない。繰り返しになるが、自転車の交通ルールを周知していくことが重要である。ただし早期的な解決は難しいと考える。
  • 大沢会長
    駐輪場の入口の問題については、今できるところから着手していくことが大切である。例えば、矢印や看板などの案内を行うなどして解決していただきたい。
  • 長谷川委員
    柏駅周辺の地下駐輪場は照明がついているが怖い。また、歩道に高齢者が歩いていて電動自転車が後ろからスピードを出して追い抜いているところを見た。その他、無点灯の自転車なども見受けられる。このようなことを目撃したら、この協議会で報告させていただきたい。
  • 大沢会長
    入りづらい駐輪場はデザインで変えられると思う。引き続き何かあればご意見いただきたい。
  • 寺嶋副会長
    永安委員からあった狭い道路の整備について、例えば、柏駅東口第二駐輪場前の道路は狭いが、車がよく通る道でもある。自転車への交通ルールの徹底だけでなく、自動車の運転者にも自転車の走行空間に関する教育が必要と考える。
  • 大沢会長
    例えば多様な車両の駐輪という視点で考えれば、柏市市営駐車場に自転車等を駐輪できるような空間を整備することも良いと思う。
    また、店舗等にやってくる自転車について、駐輪場の附置の妥当性を検証していただきたい。
    さらに、放置自転車撤去保管料をはじめとする料金設定等についても、受益者負担の考えに基づいて積極的に早期に変更するべきだと考える。

5.その他について

  • 事務局
    柏の葉キャンパス駅定期B駐輪場において不審火があったことを報告する。柏市としては、首都圏新都市鉄道株式会社への謝罪と被害箇所の修繕整備、駐輪場管理会社への指導を行っていく。

6.傍聴者

なし

7.配布資料

お問い合わせ先

所属課室:土木部自転車対策室

柏市柏255番地(柏市役所分庁舎1-1階)

電話番号:

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