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更新日令和6(2024)年7月30日
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症に注意
劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは
レンサ球菌による感染症で、通常は咽頭炎や皮膚の感染症にとどまりますが、まれに通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入します。突発的に発症し、急速に重篤な症状へ進行することが特徴です。全国的に届出数が例年に比べ増加しており、メディア等では「人食いバクテリア」とも呼ばれています。
子どもが多く罹患するA群溶血性レンサ球菌感染症とは区別されます。劇症型溶血性球菌感染症は子どもから大人まで発症し、特に30歳以上の大人に多いのも特徴のひとつです。
症状
初期症状としては手足の痛みが多く、発熱、咽頭痛、消化器症状(食欲不振、吐き気や嘔吐、下痢)、全身倦怠感、手足の腫れ、筋肉痛などを生じます。
発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的なため、注意が必要です。
予防
手洗いや咳エチケット等、基本的な感染対策を行いましょう。
傷口に菌が入ることにより感染することがあるため、ケガをした時は傷口を洗うなど、清潔に保ちましょう。
不安な症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
劇症型A群溶連菌感染症による妊産婦の感染・死亡報告の増加について
子どもが多く罹患するA群溶血性レンサ球菌感染症も、まれに劇症化することがあります。妊産婦は劇症化のリスクファクターの1つであり、子どものいる家庭(経産婦)では特に注意が必要です。
劇症型A群溶連菌感染症による妊産婦死亡報告の増加傾向に対する注意喚起(日本産婦人科医会HP)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
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