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WHO(世界保健機関)は、世界的レベルでのエイズまん延防止とHIV感染者・患者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を”WorldAIDSDay”(世界エイズデー)と定めています。
今年度のテーマは「このまちで暮らしている。私もあなたも。12月1日は世界エイズデー」です。
治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。
そこで、今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、HIV陽性者の方も陽性でない方もともにこの社会で暮らしていることを伝えるテーマとしました。新型コロナウイルス感染症の影響により、孤立・孤独が他人事ではなくなってきたいま、ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、正しい知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。
昨年1年間における新規HIV感染者報告数は742件で5年連続で減少となり、エイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数は315件で2020年度の345件より減少傾向となっています。
2021年の累積報告数は、HIV感染者23,231件、エイズ患者10,306件で計33,537件となりました。
HIV感染者・エイズ患者数は、近年減少傾向となっています。
しかし、HIV/エイズ・性感染症は、誰でもかかる可能性があります。これを機に身近な問題として一人一人が、HIV/エイズ・性感染症予防の大切さを考えてみましょう。
全国、どの自治体の保健所でも匿名・無料で血液検査を受けることができます。
自分がHIVに感染しているかどうかは、血液検査でしか確認することができません。
柏市保健所では、令和4年11月28日よりHIV検査を再開します。
HIV/エイズ・性感染症についての相談も随時、受けつけています。
あなたがエイズに関して偏見を持っていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージです。
HIV/エイズの流行開始から10年を経て、レッドリボンが登場したのはどうしてなのか。改めて考えてみましょう。
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