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災害時に注意すべき感染症(水災害)
令和8年8月13日に発生した令和8年8月千葉豪雨では、県内各地で浸水被害が発生しました。
- 災害時には、汚染された土壌や水からの感染、怪我をした傷口からの感染など、感染症の拡大リスクが高まります。
- 体調不良となった場合は、早めに医療機関を受診し、自身の被災内容や活動内容(大雨で被災した、家屋の清掃作業を行ったなど)を伝えましょう。
- 清掃作業時には、ほこりから目や口を保護するためにゴーグルやマスクの着用、けがの予防のために丈夫な手袋や底の厚い靴などを着用するなどの対策が推奨されます。
災害時に注意が必要な感染症のうち、水災害でリスクが高まるものとして、以下の3疾患に注意が必要です。
レジオネラ症
自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息しているレジオネラ属菌による細菌感染症です。重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎」と一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」の2つの病型があります。
症状
レジオネラ肺炎は、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難といった症状を呈します。
高齢者や免疫機能が低下している人がかかった場合や適切な治療がされなかった場合は、急速に症状が進行し、命にかかわることもあります。
ポンティアック熱は、突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、一過性で、自然に治癒します。
潜伏期間
2~10日
感染経路
河川の汚染された水等を吸引・誤嚥したことによる感染、汚染された土壌の粉塵を吸い込んだことによる感染、エアロゾル(細かい霧やしぶき)を発生させる環境を感染源とする感染などがあります。
感染対策
エアロゾルが発生する高圧洗浄や、粉塵が発生する腐葉土の取り扱い、清掃やがれき、汚泥の除去等の作業は、レジオネラ菌を含む粉塵やエアロゾルを吸い込む恐れがあるため、マスクの着用等の感染対策が有効です。
参考
破傷風
土壌中に含まれる破傷風菌が産生する毒素によって引き起こされる感染症です。
症状
開口障害(口が開けにくい)、首筋の張り、顔面のけいれん、嚥下困難(飲み込みにくさ)などから始まり、呼吸困難や後弓反張(全身を弓なりに反らせる姿勢)が現れます。
重篤になると呼吸筋の麻痺により窒息死することがあります。
潜伏期間
3~21日(平均10日)
感染経路
土壌中に含まれる破傷風菌が傷口から体内に入ることによって感染します。
感染対策
破傷風トキソイド含有ワクチンが有効です。
土壌などに汚染された恐れのある傷がある場合は、傷口をしっかりと洗浄しましょう。
ワクチンによる曝露後予防を行うこともあります。
参考
レプトスピラ症
げっ歯類をはじめとした野生動物や家畜などが保菌する病原性レストスピラを病原体とする感染症です。
症状
突然の悪寒や発熱で発症します。軽症型では発熱や筋肉痛などの風邪様症状のみで軽快しますが、重症型では黄疸や出血、腎障害などが起こり、死亡することもあります。
潜伏期間
5~14日程度
感染経路
げっ歯類をはじめとする保菌動物の尿で汚染された水や土壌に、傷や粘膜が接触することで感染します。
豪雨や台風による洪水後の発生や大雨後の沼地や河川での作業、農作業による感染が各地で報告されています。
感染対策
川や池、湖などに入ったり、水田などでの農作業などをする際は、汚染された水や土壌と傷口や粘膜が接触しないよう適切な服装をしましょう。
参考
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