トップ > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症情報 > 感染症に関するお知らせ > 海外渡航時の感染症対策
更新日令和7(2025)年4月25日
ページID34235
ここから本文です。
海外渡航時の感染症対策(ゴールデンウィークに海外に旅行される方へ)
年末年始やゴールデンウイーク、夏休みなどの長期休暇を利用して、海外に出かける方も多いと思います。海外では、日本国内には存在しない感染症や、日本国内より高い頻度で発生している感染症が報告されています。
感染症にかからないように、海外の感染症とその予防方法について、正しい知識を身につけましょう。
渡航前の準備
- 渡航先の感染症流行状況について知っておきましょう。海外へ渡航される皆様へ(外部サイトへ別ウインドウで開きます)
- 感染症の流行している地域に行く場合は、あらかじめワクチンを接種するなど、感染症の対策をとりましょう。
海外で気を付けること
食事について
- 食事は十分に加熱された、信頼できるものを食べましょう。
- 生水・氷・カットフルーツの入ったものは避けましょう。
- 食事前には石鹸や流水でよく手を洗いましょう。
~予防できる感染症~
A型肝炎、腸チフス、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、コレラなど
蚊に対して
- 長袖、長ズボンを着用し、定期的に虫除けスプレー等を使用しましょう。
- 素足でのサンダル履きは避けましょう。
- 白など薄い色のシャツやズボンを選ぶようにしましょう。
~予防できる感染症~
マラリア、デング熱、日本脳炎、黄熱、ジカウイルス感染症など
ダニに対して
- 長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避けましょう。
- 家畜などにむやみに触らないようにしましょう。
~予防できる感染症~
リケッチア症、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症、クリミアコンゴ出血熱など
動物に対して
- むやみに動物に近づいたり、触ったりするのは控えましょう。
- 動物に触れた場合は手洗い等の手指衛生を行いましょう。
~予防できる感染症~
狂犬病、鳥インフルエンザ、中東呼吸器症候群(MERS)など
人に対して
- 咳や発熱、発疹などなんらかの症状がある人との濃厚接触は避けましょう。
- 性感染症に注意しましょう。
~予防できる感染症~
風しん、麻しん、梅毒、HIV感染症など
もし症状が出たら
- 帰国時に症状があった場合や、蚊に刺された・動物に咬まれたなど心配な出来事があれば空港や港の検疫所に申し出ましょう。
- 発熱や下痢などの症状や体調不良となった場合には、すみやかに医療機関を受診してください。
- トイレの使用後や食事の前には、石けんや流水でよく手を洗ってください。また、調理や食品の取扱いにも注意してください。
- 咳やくしゃみの症状がある場合は、周囲の方への感染を防ぐために、マスクを着用するなどの咳エチケットにご協力ください。
※潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長い感染症もあり、しばらくしてから症状が出ることもあるため、2週間程度は健康状態に留意しましょう。
※受診する際は、海外渡航歴があることを医療機関に伝えましょう。
麻しんについて
厚生労働省より、海外渡航者に対し麻しんに関する注意喚起がされています。流行地域等を事前に確認しましょう。
麻しんについて(厚生労働省)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
参考リンク
厚生労働省検疫所 FORTH(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
お問い合わせ先