更新日令和3(2021)年2月26日

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令和元年度柏市保健衛生審議会会議録

1 開催日時

令和元年8月22日(木曜日)午後1時30分から3時まで

2 開催場所

柏市柏下65-1

ウェルネス柏4階 研修室

3 出席者

(委員)

小林会長、長瀬副会長、秋山委員、淺沼委員、大久保委員、髙本委員、鏑木委員、佐藤委員、野坂委員、平野委員、松倉委員、宮委員、吉田委員

(事務局)

山崎保健所長、能崎保健所次長(兼総務企画課長)、依田保健所技監、戸来保健予防課長、田邉生活衛生課長、竹田動物愛護ふれあいセンター所長、根本地域保健課長、相馬健康増進課長、大谷衛生検査課長

4 内容

  1. 各専門分科会(母子保健専門分科会・健康増進専門分科会)報告
  2. 令和2年度保健所新規・拡充事業について(令和元年度分の報告含む)

5 資料

6 議事(要旨)

(1)保健所長挨拶

保健所長挨拶

(2) 柏市保健衛生審議会について

配付資料「(資料5)柏市保健衛生審議会開催スケジュール」に基づき、事務局から柏市保健衛生審議会及び開催スケジュールについて説明

(3) 委員及び事務局紹介

事務局が委員を紹介。事務局については配付資料「(資料3)柏市保健衛生審議会事務局名簿」により紹介

(4) 各専門分科会(母子保健専門分科会・健康増進専門分科会)報告について

配付資料「(資料6)各専門分科会(母子保健専門分科会・健康増進専門分科会)」及び「(資料9)その他 報告事項(胃がん検診について)」に基づき、各分科会長(母子保健専門分科会:佐藤会長、健康増進専門分科会:小林会長)及び事務局から説明。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。

(松倉委員)

災害時の母子保健について、とても大事なことだと思っているが、具体的にどういうことを行ったのか。また、医師会として何かお手伝いできることはないか。

(事務局)

まだ、はじめたばかりではあるが、講師を招いてグループワークを行うような母子保健に特化した職員研修を開催した。「赤ちゃんとママを守る防災ノート」については、1歳位までの赤ちゃんが災害時に必要最小限、何が必要かを記載しているもので、妊婦全員に渡している。健康づくり推進員に対しても災害に関する研修を行っており、各推進員が自分の地域で講座を開催したりしている。

なお、研修の実施にあたっては市の防災安全課や課内、所内でも問題を共有している。

(松倉委員)

災害時に行政と話ができているのは、例えば産婦人科への電気供給について等だが、一旦、そこを出られた小さいお子さんへのミルクの準備も必要だろうし、我々としても小児科等と連携して力になっていきたい。

(5) 令和2年度保健所新規・拡充事業について(令和元年度分の報告含む)

【資料7新規・拡充事業実施までの流れ】及び【資料8令和2年度保健所新規・拡充事業について(令和元年度分の報告含む)】に基づき、事務局から説明。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。

(長瀬副会長)

新生児聴覚検査助成事業だが、現状、自己負担は5,000円位で、81.8パーセントの受診率は高いが、産婦人科では受けてくれない人が多いと聞いている。実際の受診率はどうか。実施した場合、初回、確認で2回やるということか。また、その後の精密検査の受け皿はどうなっているか。

(事務局)

新生児訪問で確認した結果が約87パーセント。残りの13パーセント位の方が受けていないか若しくは未確認ということで、実際の未受診者は10パーセント程度と認識している。市内5か所の産婦人科は、全て検査機器を持っており検査を実施している。

現状では母子健康手帳を確認した限りでは1回のみの検査が多いが、今回の助成にあたり2回行うこととしており、1回目は3日以内位、確認のために2回目を行うこととしている。異常なしか再検査ということになる。

精密検査を実施できる医療機関は周辺では小張総合病院と確認している。

(長瀬副会長)

精密検査を実施できる医療機関については、事前に根回しが必要。医師会でも協力していきたいので相談を。

食品営業施設監視・指導事業について、対象者はどの程度いるのか。

(事務局)

対象者は食品営業事業者でおよそ5,700程度だが、複数の許可を取っている場合もあるので、実際の施設数はもう少し少ない。なお、毎年、実施している施設監視の中でもHACCPに対する指導を行っている。

(長瀬副会長)

残りの方に受けてもらうということだと思うが、義務なのか。

(事務局)

全施設対象と法律で決まっていることなので、周知を図っていきたい。

(小林会長)

新生児聴覚検査助成事業について、聴覚の先天性障害者の割合は。

(事務局)

報告では両耳では1,000人に1人と言われているが、6,000人に1人という報告もある。実際の柏市では、1歳6か月児健診や3歳児健診において担当から報告を受けたものはない。

(松倉委員)

受動喫煙防止対策事業について、病院でも大変、苦慮している。喫煙者はなかなかやめられない状況でもあるので、禁煙への取り組みも合わせてできると良い。

5市での受動喫煙の取り組みがあり、情報共有していきたい。

(小林会長)

受動喫煙について罰則はあるのか。

(事務局)

違反者に対しては、指導、命令、勧告と段階が進み、最終的に罰金という流れになる。

(小林会長)

罰則を受けるのは喫煙者か施設か。

(事務局)

両方ある。

(長瀬副会長)

クリニックの敷地内に勝手に喫煙者が空き缶等を灰皿として設置した場合も、施設管理者が罰せられるのか。

(事務局)

法が施行されたばかりで事例がない。今後、どこまでやるか国、県の状況を見ながら検討していきたいが、おそらくそのケースで罰せられることはない。

(小林会長)

骨髄移植ドナー支援事業について、柏市での適合者は何人か。

(事務局)

柏市での適合者は公表されていない。人口で案分すると4名程度となる。

(佐藤委員)

受動喫煙について、妊婦やまわりの家族、女性等の喫煙率が高い印象がある。柏市全体の喫煙率は他と比べてどうなのか。たばこは特定健診受診者のリスクの1つになっているが、喫煙している人の状況はどうなっているのか。柏市で何らかの取組をしているか。

(事務局)

柏市の喫煙率について、平成23年度ベース値で16.3パーセント、平成28年度中間報告で14.0パーセントだが、女性は6.5パーセントから7.5パーセントになっている。全国的には17パーセントだが、調査方法が異なるので単純比較はできない。妊婦や周りの家族についても下がってはきているが、社会全体で取り組んでいかないとなかなか難しい。

特定健診の喫煙に関することは、健康増進計画の指標になっていないので把握していない。

(佐藤委員)

たばことお酒は一番やめるのが難しい。特定健診の方からもアプローチすべきと思う。

(宮委員)

猫の飼育実態調査について、長年の懸案で実態が分からない。やりようがない。動物由来の感染症、今ではマダニだが、どう防いでいくかが最終的な目的。

何か手をつけて実態調査の把握に努めて欲しい。

(事務局)

職員で何かできないか検討しているところ。ダニの問題では、収容される動物はスプレーで予防している。

(小林会長)

何とか実現できると良い。

(事務局)

方法的に難しいが何とかやっていきたい。

(6)その他 報告事項

【資料9胃がん検診について】に基づき事務局から報告。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。

(松倉委員)

補足として、胃内視鏡検査における胃がん発見率は0.7パーセントと胃エックス線検査の0.14パーセントと比較しても約5倍程度だが、胃がん以外の悪性病変も含めると1パーセント程度となり、結構な率だと感じている。さらにしっかりと進めていきたい。

7 傍聴

なし

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部総務企画課 (保健所)

柏市柏下65番1号(ウェルネス柏3階)

電話番号:

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