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更新日令和3(2021)年2月26日
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平成30年度第1回柏市保健衛生審議会会議録
1 開催日時
平成30年8月23日(木曜日)午後1時30分から3時まで
2 開催場所
柏市柏下65-1
ウェルネス柏4階 研修室
3 出席者
(委員)
小林会長、長瀬副会長、秋葉委員、秋山委員、淺沼委員、大久保委員、大松澤委員、鏑木委員、佐藤委員、中村委員、野坂委員、平野委員、松倉委員、宮委員
(事務局)
秋山市長、山崎保健所長、能崎保健所次長(兼総務企画課長)、戸来保健予防課長、田邉生活衛生課長、竹田動物愛護ふれあいセンター所長、根本地域保健課長、相馬健康増進課長、髙橋衛生検査課長
4 内容
- 委嘱状交付
- 市長挨拶
- 柏市保健衛生審議会について
- 委員及び事務局紹介
- 会長・副会長の選出
- 平成29年度保健所事業(柏市第五次総合計画重点事業)評価について
- 平成31年度保健所新規・拡充事業について
- 平成30年度保健所新規・拡充事業について(報告事項)
5 資料
6 議事(要旨)
(1) 委嘱状交付
審議に先立ち、委員に委嘱状を交付した。
(2) 市長挨拶
(3) 柏市保健衛生審議会について
配付資料「(資料5)柏市保健衛生審議会開催スケジュール」に基づき、事務局から柏市保健衛生審議会及び開催スケジュールについて説明
(4) 委員及び事務局紹介
事務局が委員を紹介。事務局については配付資料「(資料3)柏市保健衛生審議会事務局名簿」により紹介
(5) 会長・副会長の選出
小林委員が会長に、長瀬委員が副会長に選出された。
(6) 平成29年度保健所事業(柏市第五次総合計画重点事業)評価について
配付資料「(資料6)柏市第五次総合計画・保健所事業関係部分抜粋」及び「(資料7)平成29年度保健所事業(柏市第五次総合計画重点事業)評価」に基づき、事務局から説明。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。
(松倉委員)
妊娠から子育てまでの総合的な支援体制整備について、成果指標等は評価できるが、実績値が100パーセントにならない理由は何か。マスコミで取り上げられるような事件の当事者の中には、こういった面談に至らなかったケースも含まれているのではと推察される。
(事務局)
新生児訪問は本来、生後28週以内で訪問することになっているが、病院への入院や里帰り出産等で、事業の対象日数以内に連絡が取れないケースもある。また、平成27年度までは希望者のみを中心に行っていたが、平成28年度は第一子目は全員・その他は希望者、平成29年度からは全員と対象者を拡大している。電話で連絡が取れない場合はアポなしで訪問等もしているが、会えないケースもある。今後も周知徹底等を図っていきたい。
(松倉委員)
運動習慣に関する啓発・環境整備について、ウォーキングは、メタボ対策やフレイル対策など対策が多岐にわたる。メタボなら特定健診事業に関する医療機関、フレイルなら東京大学など、関係機関とうまく連携できればよいと考える。
(事務局)
市役所内では特定健診担当部署や保健福祉部が関係するが、連携しての周知が必要と認識している。また目的が違っても、ウォーキングすることで結果的に健康になればよいという思いで、民間も交えて検討を進めている。
(小林会長)
妊娠から子育てまでの総合的な支援体制整備について、妊娠の届出時等に、今後こういった訪問があることは伝えているのか。またその周知は十分であるか。
(事務局)
周知はしている。
(長瀬副会長)
健康的な食生活に関する啓発・環境整備について、大事な分野だと思うが事業の数が少ない。例えば学校やスポーツチームと啓発や活動において連携するなども考えられると思う。今までと違う工夫をしないと自己満足に終わってしまう。
また、運動習慣に関する啓発・環境整備について、資料に目的と対象の記載がなく、何をしたい事業なのかがわからない。
資料6及び7について、事業の目的や他の部署との連携、方向性等が見えない。保健所事業として進めるのであれば、対象者や、事業を推進することでどういった効果があるのかを示すべき。
(事務局)
食習慣について、この資料については主要な事業を記載しているため事業数は少ないが、その背景には学校や高齢者部門、こども部門等、各部門での目標がある。
運動習慣については、御指摘のとおり目的や対象を明確に記載していない。主に生活習慣病を対象にしているが、それ以外も対象となる。ウォーキング関連では庁内でも様々な情報があるが、連携ができていない部分もあるので今後取り組みたい。
(秋葉委員)
事業の実施にあたっては、何か問題があったため実施しているはず。事業を実施して問題がどの程度解決したかという結果がわからないと、事業の評価はできないと考える。
(事務局)
柏市第五次総合計画では事業を各課に割り振り実施しており、事業の評価は各課で行っている。最終的には企画部門において各課の連携も含めて取りまとめて総合計画としての評価を行っている。今回は保健所事業の報告のため、このような形式にしたが、他事業や他部署等との関わりが見えづらくなっているかもしれない。いただいた御意見を参考に、今後の報告について検討したい。
(佐藤委員)
今回は実施状況の評価となっている。実施の結果地域の方がどうなったかというアウトカム評価も記載してあると、事業の目的もわかり、わかりやすい資料になると考える。
(事務局)
単年度実績を積み重ね、最終的には事業の評価をする形となる。
(小林会長)
今回は重点事業のみピックアップしているが、今後、報告に重点を置くのであれば、事業の概要等も詳しく示した形式の資料とするなど、今回の意見を参考にしてほしい。
(7) 平成31年度保健所新規・拡充事業について
配付資料「(資料8)平成31年度新規・拡充事業実施までの流れ」及び「(資料9)平成31年度保健所新規・拡充事業について」に基づき、事務局から説明。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。
(松倉委員)
骨髄移植ドナー支援事業について、事業の目的はドナーの数を増やすことだと思うが、その場合市民がドナー登録の必要性を認識できる広報が大事だと考える。
(事務局)
今回の事業は、ドナー登録者を増やすことよりも、HLAが適合しても仕事を休めない等の理由で6割程度しか移殖に結びついていないことから、それらを少しでも解消することを目的としている。
ドナー登録に関する啓発活動については、既に日本骨髄バンク等と連携して行っているが、引き続き継続していきたい。
(小林会長)
柏市において登録者が多いとは言えない。ドナー登録の周知についても重要と思うため、引き続き取り組んでほしい。
(宮委員)
猫の飼育実態調査について、猫の数を把握する具体的な方法はあるのか。猫には飼い猫と野良猫がいて、野良猫にも地域猫とそれ以外の猫がいる。それぞれ性質が異なるので、対象とする猫やその方法等を考えて実施しないと、費用をかけても効果が得られない可能性がある。各町会ごとに回覧板で調査することも考えられる。地域の方や専門家と議論をして実施したほうがよい。
(事務局)
東京都では現地調査とアンケート調査を併用して実施している。柏市でも東京都の調査を参考によりよい方法を検討していきたい。
(長瀬副会長)
骨髄移植ドナー支援事業について、対象者や事業規模はどのくらいになりそうなのか。
(事務局)
既に同様の制度を導入している自治体に問い合わせたところ、年度中に10人未満程度という自治体が多かったため、柏市でも2桁程度の規模になると考えている。
(長瀬副会長)
猫の飼育実態調査について、最近では猫や犬以外のペットを飼っている方も多く、そういったペットを放すことで野生化してしまうケースもあると聞く。アンケート調査をするのであれば、猫以外のペットについても対象にするとよいと思う。
(事務局)
東京都が実施したアンケートでは猫のほかに犬も対象としており、その他の動物についても対象とすることは可能と考えるので、検討していきたい。
(小林会長)
アンケートを実施するなら、その他の動物も含めて実施したほうがよい。
(8) 平成30年度保健所新規・拡充事業について(報告事項)
配付資料「(資料10)平成30年度保健所新規・拡充事業について(報告)」に基づき、事務局から説明。その際に出された主な意見・質疑は以下のとおり。
(野坂委員)
子育て支援事業に関して、スマートフォンを用いた保健所から保護者に対するお知らせや、保護者から個別に質問できる仕組みなどはあるのか。
特に予防接種の情報は煩雑かと思うが、いつどのタイミングで何を接種するといった、その方独自の個別のお知らせは行っているか。
(事務局)
平成28年度から電子親子手帳を導入しているが、紙の母子健康手帳を補完するものという位置付け。電子親子手帳では保健所からのお知らせ機能はあるが、保護者からの問い合わせを受け付ける機能はない。
予防接種については、出生時に予防接種のスケジュールが記載された予防接種ノートを配付しており、保護者がそのスケジュールを見て、自身でスケジュールを立てたり、また医療機関と相談のうえスケジュールを立てているといった状況
(松倉委員)
自治体の検診でのがんの見逃しが最近ニュースで話題になったが、肺がん検診について、以前より学会等でもレントゲン検査は有効ではないという話は出ている。CT検査を導入している自治体もあるが、被ばく量や予算の問題もあり、自治体の検診での導入は難しい面もあると思う。ただし、低被ばくのCTもあるし、国の指針に限らずに、学術的なものも含めて検討していってもよいと考える。
(小林会長)
胃がんは減っているが、肺がんは増えている現状があるため、肺がん検診についても検討を進めてもらいたい。
(秋葉委員)
肺がんについて、進行がんや末梢型肺がん以外は胸部レントゲンでは写らず、CTで撮らないとわからない。ただしCT写真は数が多いため読影が大変。読影についてAIを活用するなど、読影の問題も考えなければならない。
7 傍聴
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