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更新日令和8(2026)年3月4日
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令和7年度第1回柏市総合教育会議
1 開催日時
令和8年1月21日(水曜日)
16時00分から16時45分まで
2 開催場所
柏市役所本庁舎 庁議室
3 出席者
(1)市長及び教育委員会
- 柏市長 太田和美
- 教育長 田牧徹
- 教育委員会委員 氏田青津子
- 教育委員会委員 渡部麻有
- 教育委員会委員 原康樹
- 教育委員会委員 大野正英
(2)同席
- 副市長 染谷康則
(3)事務局
- 総務部長 鈴木実
- 企画部長 小島利夫
- 教育総務部長 中村泰幸
- 生涯学習部長 宮本さなえ
- 学校教育部長 平野秀樹
- 総務部次長兼行政課長 橋本賢一郎
- 企画部次長兼経営戦略課長 恒岡厚志
- 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤元
- 学校教育部次長兼学校教育課長 原竜太郎
- 教育総務課長 高橋千代美
- 生涯学習課長 田中義通
- 経営戦略課統括リーダー 深町央
- 教育総務課統括リーダー 佐藤香
- 教育政策課統括リーダー 黒澤寿彦
- 他6名
4 傍聴者
3名
5 議題
- 柏市教育大綱の策定について
- その他
- 事務連絡
6 議事(要旨)
議題1 柏市教育大綱の策定について
事務局(経営戦略課長)から資料に基づき説明を行った。
主な協議内容及び委員からの意見は次のとおり。
(氏田委員)教育は人なり、百年の計は教育にあり、と言われるとおり、世の中が安全に豊かであるためには、教育の力が必要。時代や環境の移り変わりにかかわらず、人が育っていく上で、子どもたち、市民一人ひとりの幸福度が大切であると思う。それを感じられる行政であってほしい。そういう意味で、新しい教育大綱が改めて大綱として位置付けられることは、非常に意義深いことと考える。
教育とは、学校教育に限らず、生まれてからの幼児教育、社会教育、経済教育、家庭教育、そして生涯学習へと全ての面に及ぶので、大綱の位置付けは非常に大きい。
4つの柱の中で、私が一番先に感じたのは、「自律的に学ぶ力」を「自立」でなく「自律」としており、いわゆる他からの受け売りではなく、自分から能動的にいかに学んでいくかという意味合いがあるところ。そういった学校教育なり、社会教育なりを構築していくことは大切だととらえた。
2つ目の「多様な他者を尊重する力」については、今後ますますグローバル化が進み、共生の考え方について小さい頃からの教育が必要になってくるとの意図で2番目に来ているのだと感じた。
3つ目の「しなやかに立ち上がり、生き抜く力」については、災害が多く予測不能な出来事が起こる現代で生きることを考えると、自分の考えをしっかり持って生きていく力を育むことが、生涯にわたって大切であるととらえている。レジリエンス、回復力というものを小さい頃から育んでいくことが大切だと感じた。
最後の「生涯を通じて学び続ける力」については、人生100年時代において、いつでも学べる、いつでも学び直しができるという、学ぶ喜びや楽しさ、それが生きがいになるということを考えれば、非常に大切な力だと思う。これをどうやって実現していくか考えたときに、まち全体でどのように推進していくのか、柏市が持つ資産や魅力を生かした教育の機会をどう創造していくか、学びの保障をどうやってやっていくのか、色々考えると、非常に楽しみである。
最後にひとつ、今回、教育により求めるのが認知能力・非認知能力ということで、大綱の4年という期間は非常に短いと感じた。非認知能力は、数字では表せず時間のかかるものであるから、4年間という年月の中でどう育み、どう評価するのか、疑問には思った。
(渡部委員)提示された資料では、基本理念「誰もが学び続けられることで、人が育つまちを目指す」、それを支える4つの柱、そしてその柱を身につけるために育てたいという認知能力・非認知能力の構図が、色分けされてとても見やすくわかりやすかった。大綱案の太田市長のお言葉でも示されていたとおり、非認知能力を育むことの重要性を強く掲げていて、その部分に私も強く共感している。
3番目の「しなやかに立ち上がり、生き抜く力」は、不登校・いじめ・低年齢化する自殺等現在の教育現場における大きな課題にも関わると感じた。今生きている子どもたちや保護者に対して、「時には立ち止まっていいんだよ」、「そんなときは周囲の人に助けを求めるんだよ」と直接語りかけるような文章であるように読み取れて、保護者としても安心感を得られた。自分自身やそして他の人を尊重して大切にしながら生き抜く力は本当に大切に育てて欲しい力であるため、柱として掲げることはとても良い。
現代の子どもたちは、学習面ではGIGAスクール構想で学習の幅が広がったり様々な情報の入手が容易になったりし、人との関わりにおいては携帯電話などが普及して簡単に色々な人とつながることができてしまう。世の中がとても便利になった反面、時に目に入る情報に惑わされ振り回される様子も目の当たりにしている。そんな社会・環境に生きる現代の子どもたちだからこそ、自分の意思をしっかり持って判断できる力はすごく大切だと思う。
また、学習だけでなく、人との対話やコミュニケーションの中から得られる気持ち、オンラインだけでなく人と人とが関わって感じられるような気持ちを大切にできる子どもに育って欲しいと、心から願っている。
(原委員)大事なこととして4つの柱が掲げられており、内容も洗練されていると感じた。他委員の意見にもあったとおり、認知能力・非認知能力についても整理され、これらそれぞれを一体的に育むことの重要性がよく伝わってくる。
ただし、認知能力・非認知能力の全てを一体的に育むことはなかなか難しいのではと思うため、どの能力を優先するかを検討する必要があるのではないか。個人的には、ここでいうレジリエンス・回復力、何か困ったことがあっても立ち上がる力があれば、それはすなわちこの自律の力に結びつくと思うので、優先順位の高いところに挙げていただきたいと考える。
また、教育大綱は誰に宛てて作るものなのか、ということは考える必要があるのではないか。今教育を受けている子どもたちに向けて、例えば振り仮名を振ったり平易な言葉を使って子ども版を作ってみてはどうか。私自身の経験として、所属する千葉県弁護士会で、子どもの権利条約批准30年に際して、平易な言葉を使い全て振り仮名を振った子ども向けの会長声明を出したことがある。子どもに伝えたい思いがあったためである。同様に教育大綱にも、一般の市民向けのものと、子どもたちに向けたメッセージの二つの形があるとよい。
(大野委員)教育大綱案は、重要な点に丁寧に目配りされ、よく整理された優れた指針であると評価する。
私が感じたところを述べると、まず、今の子どもたちにとって私が一番重要だと思っているのが、自己効力感・自己有用感をきちんと持たせること。それがまず最初に明確に書かれている。また、4つの柱は、重要な内容が非常に丁寧に網羅されている。教育人間学の大家・下程勇吉先生によると、教育の3つの力(つくる力・つながる力・持ちこたえる力)というものがあり、これらがまさに4つの柱の1番・2番・3番に当たる。4番目はこれらを生涯通じてということなので、こちらも重要な事柄。特に、先ほどの自己有用感に加え、3番目の生き抜く力、レジリエンスについて明確に書かれていることを私は率直に評価したい。
それと、認知能力・非認知能力を明示的に示されて方向性がわかりやすく、可視化された点が良い。現在の文部科学省はウェルビーイングを強調していて、個人が幸せになることと、地域社会自体が幸せになることを同時に進めていくこと、その一番中核に置かれるのが教育なのだろうと思っている。そういった視点が、基本的なものとして盛り込まれているところが良い。
今後の具体的な事業展開に向けて、2点、私なりの視点を提起させていただきたい。
一つ目は、教育を独立させて考えるのではなく、地域活動・福祉・健康・防犯防災などと横断的に連携させること。
二つ目は、これから先の教育を見据えて、バランスを取りながらAIやDXを使っていくこと。どのみち必要なものであるため、きちんと使いこなす力を身に着けさせる、と同時に頼り切ってしまわないよう、機械は使って自分で考えさせること。今後の具体的活動では、これを踏まえてほしい。
(教育長)生涯学習は「学校教育」と「社会教育」に大きく分けられ、4つの柱のうち、特に2番と4番は社会教育の領域に関わる。小学校から大学まで行ったとしても学校教育は16年間で、その後の方がずっと長い。学び続ける意思があれば、学校卒業後の教育の方が、はるかにはるかに長い。人間として、どのように学び続けるかというのはとても大事なことだと思う。
今後の社会教育における重要なキーワードとして、2番と4番の「多様性」、「生涯を通じて学ぶ」のこの2つが一番大切になってくると思う。多様性に関して言えば、今はダイバーシティという言葉が多様性を認め合うというような意味で使われる。本市も例外でなく、外国籍の方、障害のある方、LGBTQの方など色々な背景のある方がいる。こういった方々を認めること、多様性を認めることが大事になってくる。
今は人口が微増している本市も、必ず人口減少に転ずる時が来る。そうして地域が廃れてくる時に重要になるのが、地域の人達の繋がり・コミュニケーションやお互いの支え合いだと思う。そういったものを土台にして学んでいくことが大事になってくる。我々行政としては、文言を理想として掲げるだけでなく、研修会や講座など機会を設けたり、場所を提供したりと、実行に向け保障していく必要がある。
これら4つの柱はよくまとめられていて、今後4年間の本市の方向性がよく示されている。ただ一つだけ、可能であれば、先程私が申し上げた「ダイバーシティ」という文言を柱の2番目に盛り込むと、より理解が深まるのではないか。
(市長)本大綱は、一人ひとりが夢や希望を持って主体的に生きる力を育むことを根幹としている。教育を通じて人生を豊かにし、幸せを実感しながら歩んでいけるよう支えていくことが、本市の未来につながるものと考える。
この教育大綱は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律において、総合教育会議での協議を踏まえ、地方公共団体の長が定めることとされているため、本日はその趣旨に従い、御意見を賜った次第である。御意見を十分に受け止めながら、最終的な取りまとめを行ってまいりたい。
意見も概ね出尽くしたようなので、ただ今の意見を踏まえ、引き続き教育委員会の皆様と連携しながら、本市の教育の充実に取り組んでいく。
議題2 その他
(市長)次に「その他」として、教育全般について意見等があれば伺いたい。
(意見なし)
(市長)それではこれで協議を終えたい。
議題3 次回の開催について
事務局(行政課)から、次回の総合教育会議の開催については、改めて日程調整する旨を報告した。
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