更新日令和5(2023)年12月14日

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令和5年度第2回柏市総合教育会議会議録

1 開催日時

令和5年11月16日(木曜日)10時30分から11時25分まで

2 開催場所

柏市役所本庁舎3階庁議室

3 出席者

(1)市長及び教育委員会

  • 柏市長 太田和美
  • 教育長 田牧徹
  • 教育長職務代理者 牧田謙太郎
  • 教育委員会委員 森秀夫
  • 教育委員会委員 氏田青津子
  • 教育委員会委員 渡部麻有

(2)事務局

  • 副市長 加藤雅美
  • 総務部長 飯田晃一
  • 教育総務部長 原田明廣
  • 生涯学習部長 宮島浩二
  • 学校教育部長 三浦邦彦
  • 教育総務部次長 松澤元
  • 教育総務部次長 中村泰幸
  • 行政課長 橋本賢一郎
  • こども政策課長 眞塩さやか
  • 子育て支援課長 渡会美保
  • 教育総務課長 籠希世子
  • 生涯学習課長 沖本雅樹
  • 図書館長 坂口園子
  • 行政課副参事 杉森弘
  • 教育総務課副参事 浦上義史
  • 生涯学習課統括リーダー 柳沼肇
  • 他4名

4 傍聴者

3名

5 議事

  1. 若者支援について ~児童生徒の居場所作りを中心に~
  2. その他
  3. 事務連絡・次回の開催について

6 議事(要旨)

議題1 若者支援について ~児童生徒の居場所作りを中心に~

 事務局(生涯学習課長)から資料に基づき説明を行った。主な協議内容及び委員からの意見は次のとおり。

(牧田委員)居場所というのは何かということを考え続けていたが、どうもしっくりする結論が出ない。その理由は、やはり一人一人どこに居たいというニーズが違うからなんだと思う。若者という一括りでここにどうぞというのは、多分、どちらにしても使いにくいところになるだろう。

 今、旧そごう柏店本館の脇に人工芝を張っていただき、ちょっとしたスペースができているが、放課後や休日に高校生や中学生が集まって、おしゃべりしたりご飯食べたりしている。自分の子もそうだが、高校生はなかなかお小遣いもないのでお店に入るのは忍びない。ただ、人気の食べ物は食べて、友達としゃべりたいという時にそういうところは非常に重宝すると言っていたので、やはりみんなが集まって何かしたいというニーズは間違いなくあるだろう。

 そこで、どうして居場所が必要かということを突き詰めて考えると、やはり人と触れ合うという基本的なところができるからだと思うので、これから居場所を作るという時は、まずその子がどういう人と接触したいのかということを見極めていかなければいけないと思う。

 普段、学校で快活に過ごしている子は、放課後や休日も同じ姿勢で友達と一緒にわいわい賑やかにやりたいということだと思うが、逆になかなか家から出られないという不登校の子だと、おそらく同じテンションで居場所等を作っても絶対そこには行けない。他の人達がワイワイガヤガヤやってるところには、むしろ自分は行けないということで、ますます引きこもりが強くなってしまうのかなと。なので、そのような、いま不登校になってる子は、また別の考え方で、居場所を作る必要があると思う。

 普通のお子さんは、あまり大人が介在すると鬱陶しいと言って、むしろ友達と好きにやらしてくれという人もいるだろうが、色々な家庭の事情もあるので、大人がきちんと手を差し伸べるという意味で居場所をつくるという視点も大事だと思うので、やはり分けて考えなければいけないのだろう。

 放課後子ども教室とか色々なニーズがたくさんあって、やはり大きな課題だということを改めて認識したので、優先順位をつけながら、できるところからどんどん進めていくと。

 あと、今、柏市で子育て複合支援施設を旧そごう柏店のアネックス館に作るということでやっているが、駅近にあるということはとてもいいことだと思う。駅から離れてしまうと、建物や土地が広くても、中高生が自分で行くことは難しく、そこに親が送り迎えするのもどうかと思うので、できれば駅前の空いたちょっとしたスペースを活用して、そんなに費用をかけなくても、あとは子ども達が好きにやれるというスペースもあってもいいと思う。

(森委員)私もなかなか難しい問題だなと思ったが、幾つか自分の考えを述べさせていただく。

 三つほどあるが、一つ目は単純に今の子ども達は、学習スペースがあるようで無い環境にあるので、図書館やパレット柏などの学習スペースがあることは承知しているが、順番待ちや場所取りで限りがある。特に塾や予備校の前後の時間に過ごすスペースを何らかの形で確保してもらえれば、勉強の居場所ということでは助かると思う。

 二つ目として、経済的に居場所がない子ども達もいるのではないかと思っている。先ほど10%以上の子どもが貧困層に当たるという説明があったが、家庭の経済的事情から食事も満足にとれない子ども達もいる。子ども食堂があって、提供してもらっていると思うが、なかなかすべての子どもに十分に行き渡っているとは思えないので、そのような意味で、市で体制を整えていただくことも経済的な居場所が確保できると思う。あと、進学のために市でも取り組んでいる事業があるが、やはり中三や高三で塾に行きたくても行けないという子ども達もいると思うので、今、会社を退職されやりがいを見つけていらっしゃる方もいるので、そういった方と塾に行きたいけれども行けないという子ども達をマッチングするようなサービスで、それがウィンウィンになるような事業があってもいいと思う。

 三つ目は、学校や家庭で人間関係の居場所がない子ども達がいると思う。精神的な面での居場所が必要な子ども達がいると思うので、ネット社会、バーチャルリアリティー、仮想空間で、自分が他の人になってコミュニケーションできるスペースのような、何かちょっと逃げ込むような感じというか、自分が違う自分で他の人と接してコミュニケーションをとれるような居場所が、今の時代は必要と思った。

(氏田委員)私はこの居場所づくりはとても必要で、今すぐにでもできればいいと思っている。

 まず、資料に児童生徒の…と書いてあるということは、高校生までをいうのか、その上に若者支援と書いてあるが、若者とはどこまでを若者と考えるのかなと思った。というのは、子ども達を見ていると、どこの学校にも行っていない、例えば高校中退している子、浪人している子、そのような子をよく見る。この子達の居場所が必要と考えているので、やはり若者支援といった時、児童生徒だけではなく、若者をもう少し大きく考えなければならないと思った。

 それから、児童生徒といった時、児童は小学校一年生から、6歳からの子ども達のことを考えるということは、やはり発達段階に合わせて、その場所なども考えていかなくてはならないと思う。例えば、駅の近くだけにしかなかったら、駅から遠くのお子さん達は来れずに利用できない。そうではなく、例えば小学校の中にある空き教室等を利用して放課後の教室等ができれば子ども達は安心でき、保護者の方たちも安心できるのではないかと感じる。なので、場所についても、やはり小中高それぞれの発達段階に応じて考えていかなくてはならないと思う。

 もう一つは、子ども達の話を聞いていると、自由に座れる椅子と机があるのがいいとか、ここに来ると他の学校の子ども達とも知り合いになれるとか、それから規制されることが少ない、自由でいられるという空間を子ども達は望んでいるということをすごく感じる。そして、雑然としたところ、静かな図書館のような勉強室ではなく、ちょっとガヤガヤしたところでも、子ども達はそんなに気にならずに勉強なり何なりができると。であれば、勉強だけに限らず、自分の好きなことが好きなようにできる空間と時間があるということが、子ども達にとって非常によいのかなと今の子ども達を見ていて感じる。

 すぐにでも必要と思うのは、やはり核家族が進んできて、放課後、学校が終わって家に帰っても誰もいないという状態が結構ある。核家族化が進んで両親が働きに行っているので、ある程度の時間、安心した居場所が必要なのではないかと思っている。

 あと、昔はあそこの空き地に行けば誰かがいるというような場所が決められていなくてもあったが、今は公園で自由に遊ぶことができないといったらおかしいが、ボール遊びなどはなかなか難しい。やはり安全が一番大事だと思うので、居場所があった方が子ども達は安心できると思う。

 それともう一つは職員というか、その子ども達を見守るスタッフが大切だと思う。それは学校の先生、勉強を教えてくれる人ではなく、かといって悪さをした時には、ちょっと注意してくれるような、みんなの安全を見てくれるスタッフとのやりとりが非常に大切になってくると思っている。そのように進んでいければ、子ども達にとって本当に良いと思う。

(渡部委員)子ども達の居場所を考えたときに、家や習い事、塾やスポーツ少年団、おじいちゃんおばあちゃんの家や学童など一人一人違っていて、求めるものも様々であると思った。家以外の居場所があることで、社会との繋がりを持つことができ、親でも教師でもない第三者との関係を持つことで新しい価値観に出逢い、視野も広がり、向上心や成長に繋がると思う。

 松戸市のひがまつテラスを視察したが、学習スペースだけでなく、音楽スタジオや娯楽スペース、フリースペースなど明るく開放的なスペースに工夫されたつくりになっていて、まさしくこんな場所が行ってみたいと思える場所なんだろうと思った。そのような施設を柏市でも実現できたらすばらしいと思う。けれども、やはり遠距離とか通いにくい子どもはどうしてもいて、いつでも気軽に通えて、安心できる居場所となるのは難しいのかなとも思った。

 柏市で目指している児童を誰一人取り残さないという考えを居場所づくりにも取り入れて、それぞれの地域で身近にふと立ち寄れるような場所や、気軽に行けて同じ地域の人と繋がりを持てるような場所があるといいのではないかと思う。

 それぞれの地域でとなると大変なこともあると思うが、既存の児童館や施設を利用するなど、できることから少しずつ進めていって欲しいと感じる。

 小学生に関しては、公園の減少などが意外と問題なのではないかと思った。近所で遊んでいる子ども達も、遊具が一部壊れていたり、せっかく公園に行ってもボールで遊べなかったりするので、家の前でボール遊びをしているとその周りの人から苦情が来たりなどして、それで周りの、その地域との関わりも乱れていってしまっているようにも感じる。

 子ども達が立ち寄れる安心できる室内の居場所作りも大事だが、小学校の校庭などをうまく利用したり、公園を整備したりして、安心して体を動かして遊べる場所、居場所の確保も大事な課題だと思った。

(教育長)先ほどの資料で、令和4年度に不登校が小学生中学生あわせて800人近くいるという数字が出ていたが、この不登校の理由の第一位は無気力。何もやる気が起こらないという児童生徒が多い。そこで、このような子ども達をどうするのか、どうやって人との繋がりや交流の経験をさせるのかというのが、私どもの仕事と思っている。

 学校は子ども達にとっては居場所ではないと考えているのが50%と数字が出ていたが、学校は基本的には学習をする場なので、居場所づくりに適しているという目的ではないとは思うが、ただ、学校、授業が終わった後の校舎・教室を、居場所として提供することはできるのではないかと思う。子どもルームとは別に。そのようなことをこれから教育委員会として進めていかなければいけないと思っている。

 先ほど無気力という言葉を出したが、今の子ども達はやはり目的が無い。図書館にしろ、学習塾にしろ、部活にしろ、地域のスポーツ団体にしろ、みな目的がある子が集まっている。今はそうではない、目的がない子ども達が大勢いて、その子たちをどのようにすくい上げてあげるかというのが大事なことだと思う。それで、このような子ども達を対象に場所を作る場合、目的がなくても居られる、何かそのような場所に行き、一人で居ても孤立感を感じない、何の違和感もない場所、誰か大人がいてその監視下でいなければいけないとか指示されない、ルールに縛られない、そのような場所が必要ではないかと思っている。

 私もひがまつテラスを見てきたが、一人でいる子が結構いた。本を読んでいたり、カードゲームをやっていたり、勉強している子もいた。多くの子を見ると、ダンスやバンドの演奏もやろうと思えばできる、卓球をやってる生徒もいたが、とにかく自由に何でもできるスペースがいっぱいあった。そして、そこに見守っている大人はいたが、一切口は出していなかった、そういった空間が必要なのかなと思った。

 高齢者には、何とか教室とか、何とか講座とか、非常に手広く色々なものがあるが、中高生や若者に対しては、今までそういったものがほとんどなかったと思う。目的がはっきりした施設はいっぱいあるが、先ほど言ったように、ふらっと居られてまた行きたい、ここだったら居てもいいと思えるような、そういう施設がこれまで無かったような気がする。こういったところをこれから、最初は行政が中心なってやるしかないので、少しずつ増やしていければと思っている。

(市長)本日の議題は児童生徒の居場所づくりということだが、先ほど氏田委員からもあったが、児童生徒だけではなく、広く捉えていくことも必要だと感じた。

 その上で、居場所といっても本当に様々だと思う。今いろいろな意見を頂いたが、例えば子ども食堂や学習支援、フリースクールや教育支援センターなどの子どもにとっては、それぞれが大切な居場所の機能を持っていると思う。単に子ども食堂であれば食事をするとか、学習支援であれば勉強をする場所ということではなくて、そこには自分を待ってくれる人がいるということが大切なのではないかと思う。

 そして、居場所の意味について私も考えてみたが、主観的な捉え方の心の拠り所となるような人間的な場所と、客観的な捉え方の建物、設備といった空間的な場所の二つがあると考えた。例えば、これから行政がその居場所を用意したところで、児童生徒たちがそこを居場所と感じてくれなければ、そこはただ形式的な空間にすぎないと思った。箱だけ作っても、子ども達の主観的要求を満たすものでなければ意味がないと思う。そうした前提の上で、まず中高生の居場所づくりについて考えてみた。

 市ではこれから、旧そごう柏店のアネックス館5階に、中高生の居場所を作ることを予定しているが、渡部委員から話があったように、本来であれば子ども達にとってアクセスしやすい小さい場所が複数あることが望ましいと考えた。ただ、ここはこれからの中高生の居場所のモデルとなることを期待している。その計画にあたり、まず教育委員会にお願いしたいと思ったのは、現在の柏市の子どもの行動分析を、ぜひ詳細に行っていただきたいと思う。やはり私たちの時代とは大きく変わっているところもあると思うので、これから空間的な場所として、それらが有効に使われるのかというところをもっと詳細に知りたいと思っている。

 当然、中高生の大部分は、平日の午前中は学校に居るが、その後、何曜日の何時まで部活動をしているとか、どのぐらいの子たちが部活動に入っているとか、そして、何曜日の何時から何時まで塾に行くとか、つまり、その場所を利用するとしたらどういう時間なのかということだと思う。

 そしてそこには長期休暇やテストの期間というのも考慮しなければいけないかもしれない。このような具体的なデータを集めて、計画に活かすことが必要だと思っているので、これからアンケート調査などをするのであれば、子どもの実態がよくわかるよう、設問をしっかり考えて作ってほしいと思っている。

 その上で、ではこの施設はどのような居場所を目指すのかということだが、まず子ども達がどのような施設なら行ってみたいと思うのか、これがやはり子どもに響かなければ、子どもはそこに行かないと思う。皆さんが視察に行かれたひがまつテラスのような場所もとてもいいと思う。緩くて自由、そして、お金がかからず、お茶も飲めて。牧田委員もおっしゃっていたが、高校生や中学生はお金がないからお店にも入れないということもあると思う。そして友達とおしゃべりもできて勉強もできる居場所カフェのような場所、それは客観的居場所として私は望ましいというように思っている。そして大事なのは、そこに子どもの味方である人がいるということだと思う。そのためには積極的に子ども達に関わりあうということではなく、けれども事務的な職員ではなく、困難を抱えている子どもに気付いてあげられる人、友人の悩みとか恋愛相談とか家庭環境の悩みなど、子どもの声を聞き出すことができる、いわゆるユースワーカーという共感力の高い人材が必要なのかもしれないと感じた。それができて、子ども達が人の繋がりを感じるとか、ここにいて心地よいと感じるとか、そして、ありのままの姿を見せられる居場所になるのではないかと感じた。このような居場所づくりが、今後、各中学校や高校で、校内カフェみたいな形で、そのような取り組みに繋がれば面白いとも思う。

 次に小学校の児童の居場所については、先ほどの説明であったように、先の市議会において、小学校の放課後の居場所に関する請願が全会一致で採択された。すべての子どもの放課後の安全安心な居場所として、平日の放課後、スタッフの見守りの中で、子どもが自由に過ごすことができる放課後子ども教室を実施してくださいというもの。私も、現在の放課後子ども教室というのは学習補充型で行われてきたと聞いているので、ぜひこれを居場所型として実施することが必要だと考えている。子どもは子ども社会の中で、遊びながら失敗をして、成長していくことも必要だと思う。かつて子どもの居場所というものは大人が作るものではなかったと思う。例えば、のび太君の居場所は空き地の土管だったが、今ではその空き地も無くなってしまい、小さい公園はもう禁止事項だらけで、遊ぶ場所がないというのが現状だと思う。そこで、放課後子ども教室に求めることだが、これは場所の提供であって、大人は最小限の見守りでいいと考えていて、それが学校の中にあるということだと思う。ぜひスピード感を持って進めていただきたいと思っている。

 そして最後であるが、政府は文科省と厚労省の垣根を越えて、子ども家庭庁を発足させた。子どもの居場所にも、教育的観点、社会福祉的観点があると思う。児童生徒の居場所については、生涯学習部と子ども部がバラバラにやるのではなく、垣根を越えて一緒になって議論をして欲しいと思っている。その中で、もし市の組織再編などが必要というのであれば、それを含めて検討もしていいと思う。

 牧田委員もおっしゃっていたが、やはり居場所というものは他人が決めることはできない。児童生徒の居場所を作るということは、今、新しい事業だと思うが、随時見直しをしながら進めてもらいたいと思う。多様化している子ども達それぞれが一人にならない居場所が見つかることを望んでいる。

 他に皆さんからご意見があれば賜りたいがいかがか。

(牧田委員)平日の放課後に子どもが自由に過ごすことができる放課後子ども教室を実施するということで請願が採択されたと伺ったが、それを学校の中に作るということは必要なことだと思うが、やはり再三我々が心配しているのは教員の働き方改革である。放課後、子ども達が残っていて、学校の先生も残っているという中で、やはり学校の先生に過重な負担をかけるべきではないというところがある。子どもは、放課後子ども教室だから気持ちを切り替えてということは当然やりませんから、日中の学校の教室の中での喧嘩が放課後子ども教室で再燃し、やれ殴ったとかやっていると、やはり学校の先生が呼び出されて対応しなければいけないということだと本末転倒なので、そのようなことも考えながら、今までやってきた改革が逆戻りしないようご配慮いただかなければいけないと思っている。

(市長)私も同感である。放課後子ども教室は、場所は学校であるが、やはり子ども達にとっては、家庭でもなく、学校でもない場所の提供であるというように思うので、学校の延長のような形で先生達が関わるのではなく、いろいろ人材を確保するのは難しいとは思うが、地域の人達にどう協力を得られるのかなど様々な工夫をしながら放課後子ども教室が実施されることが望ましいと思っている。

 その他、いかがか。

 (意見なし)

(市長)意見も概ね出尽くしたようなのでただいまの意見を踏まえ、教育委員会でさらに検討していただくようお願いする。

議題2 その他

(市長)次に「その他」として、教育全般について意見交換をしたい。ご意見のある方はお願いしたい。

 (教育長)報告となるが、ご承知のとおり、今年度の9月から部活動の地域移行がスタートした。今のところ部活に入っている1、2年生の該当する生徒のうち、約7割の2,500名が土日の地域移行に参加している。そして、それを指導する専門員に250名の登録があり、今のところ、順調な滑り出しである。

 柏市は全国でも先駆けて実施しているため、注目を非常に浴びており、全国から問い合わせや視察が来る。この間も北海道から見えたが、皆さんから、なぜ柏市はこういうことができるのか、うちの自治体ではまず無理だという質問が必ずある。

 一つは柏市にはいろいろなスポーツ団体などの受け皿があったということ、もう一つは市長を中心に市長部局から財政的支援があったことが大きいと思っている。この二つがないと、地域移行というのはなかなか進まない。先ほど言ったように非常に注目されている取り組みなので、私どもも注意しながら行っているが、今後いろいろな課題が出てくると思う。

 先ほど7割が入っていると言ったが、約3,600名の7割の残りの子たちは、土日どうするのかという問題も出てくる。 そこで先ほどの話に戻るが、居場所づくりというのはここにも絡んでくると思う。今後いろいろな課題が出てきて皆様の知恵をいただいたり、財政上のこともあるので市長や市長部局の方々にも相談し、ご協力いただきたいと思っている。今のところ順調にスタートしている。

(市長)その他いかがか。

 (意見なし)

それではこれで協議の時間を終えたい。

議題3 次回の開催について

 事務局(行政課)から、次回の総合教育会議は令和6年5月頃開催予定とし、開催日程は改めて調整することとした。

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