更新日令和3(2021)年4月30日

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令和2年度柏市総合教育会議会議録

1 開催日時

令和2年10月14日(水曜日)午後2時から午後2時40分まで

2 開催場所

柏市役所本庁3階 庁議室

3 出席者

(1)市長及び教育委員会

柏市長 秋山浩保

教育長 河嶌貞

教育長職務代理者 牧田謙太郎

教育委員会委員 森秀夫

教育委員会委員 深田恒子

教育委員会委員 氏田青津子

(2)事務局

副市長 鬼沢徹雄

総務部長 高橋直資

生涯学習部長 宮島浩二

学校教育部長 増子健司

学校教育部理事 後藤義明

行政課長 藤井利夫

企画部次長兼経営戦略課長 稲荷田修一

教育総務課長 石田清

指導課長 逆井俊彦

行政課統括リーダー 鵜飼信行

教育総務課統括リーダー 渡会美保

指導課統括リーダー 大内俊郎

他4名

4 傍聴者

2名

5 議事

1. 教育大綱の策定について

 大綱策定の考え方について

2. 令和3年度教育重点施策について

 GIGAスクール構想の推進について

3. その他

 次回の開催について

6 議事(要旨)

議題1 教育大綱の策定について

事務局(経営戦略課)から資料1-1~1-3に基づき説明を行った。主な協議内容及び委員からの意見は以下のとおり。

(氏田委員)基本的な方針、案の2つ目の「豊かな心の育成を目指し、他者を認め合い……」のところ、前にはあった「健やかな身体を育む」という文言がなくなっている。子どもの成長にとって知・徳・体のバランスが必要と思うので、この文言が入っていない経緯を知りたい。

→(事務局/稲荷田課長)(分野別方針は担当部長の考え方を反映させたものであるため)いただいた御意見を担当部局に伝え、確認し、策定の参考とさせていただく。

(牧田委員)今のような氏田委員の意見等も踏まえて、文言も変わってくる可能性があるのか。

→(事務局/稲荷田課長)次回11月26日審議会、パブリックコメントを経てまた来年審議会を行うため、若干の文言修正の可能性はある。案として示している内容を大きく逸脱することはないという想定である。

(牧田委員)大きな方針としては問題ないと思う。今の指摘されたところや、細かいところも配慮していただきたい。

(森委員)2つ目の項目「より良い教育のための体制・環境を整備します」の部分、児童・生徒に対してはもちろんよいが、一方で、教職員の職場環境も整っていないと充実した教育は望めないと思う。教職員の立場も教育整備の部分で明確になると、働き方改革につながるのではないかと考える。御検討いただきたい。

→(事務局/稲荷田課長)その点に関しては、教育大綱でなく部門計画の中に入ってくると思う。分野別方針にその文言を入れるかは、担当部局と審議会の意見も踏まえ参考とさせていただきたい。

(河嶌教育長)令和3年度以降も第五次総合計画の教育的分野に沿った大綱とすることで、引き続き市長部局とも連携しながら、柏市の教育を推進していきたい。

議題2 令和3年度教育重点施策について

事務局(指導課)から資料2に基づき説明を行った。主な協議内容及び委員からの意見は以下のとおり。

(牧田委員)説明いただいて具体的なイメージはできた。GIGAスクールはなんでもITで解決するというイメージもされているが、いきなりすべての問題が解決するものではないと思う。できるところからやっていくしかないと思う。個人としてはなんでもITで解決するとは思っていないし、だからこそ苦労や失敗などリアルな経験も必要だと思う。コロナの中で集団の学習ができないので、待ったなしの状況ではないか。目的や効果が多少定まっていないところについては、使いながら探り当てて、できるところからやっていくしかない。

今申し上げたように、ITで解決できないこともある。例えば、算数の苦手な子がクラウドのデータから学習のつまずきの傾向を提示してもらうなどのことはITで解決するのは非常に効率がいいが、他方、なぜつまずいているか無自覚のまま受け入れてしまうと、将来的にその子が困難を自覚して乗り越えることにつながらない。ITを活用しつつ、解決できないことも体験しつつ、それをどうやって乗り越えていくかを考えることを学校でも家庭でも実践するのが大事だと思う。

(氏田委員)私も牧田委員と同じ意見で、GIGAスクール構想はもう後戻りはできないと思う。これからどんどん進めなくてはならない、これからを生きるためには必要なことと思う。教育ってなんのためにあるのかというと、子どもたちがよき社会人になるためではないかなと思うので、そうしたときに、読解力や計算力、いわゆる基礎学力がきちんと身につかなければ技術だけで終わってしまう。そういったことのないように、というのが私の願い。

(氏田委員)サポート体制について、ICT支援員の増員配置とGIGAスクールサポーターの配置というのがあるが、これらはどこがどういうふうに違うのか。

→(事務局/大内統括リーダー)ICT支援員は、主に学習のICTを活用した先生方の支援を中心としている。GIGAスクールサポーターは期間限定で、導入時の機器のトラブルを主に、機器の使い方が分からない、ネットにうまくつながらないなどの際に細かいサポートをする予定。

(森委員)取組の今後の予定に研修体系がしっかり示されていて素晴らしい。年齢層の高い教職員などITリテラシーにばらつきがある先生方もいらっしゃると思うので、不安になったり対応しきれない教員が出ないよう、研修計画に沿ってやっていただくのはもちろんのこと、随時の相談体制も取っていただきたい。このGIGAスクールが元で早期退職を希望する教員が出てしまうと困るので、そういった体制をしっかり構築していただきたい。

(深田委員)環境が整っていない家庭に対する支援は、どの程度までやっていただけるのか。

→(事務局/逆井課長)国における補助金の基準に準じて、低所得者世帯を対象にWi-Fi環境のための補助を行っていく。それ以外の家庭については、現在のところ特に補助は考えていない。今後は、家庭での持ち帰り活用を含め、Wi-Fi環境の整っていない世帯について対応を検討していきたい。

(河嶌教育長)これからの時代を生き抜く子どもたちの育成には、学びにおけるデジタル化は必要不可欠なものと考えている。新しい学習指導要領においても情報活用能力を学習の基礎と位置付け、各教科においてもコンピュータを活用した授業の実施を求めている。また、学びの個別最適化の面からも必要であると考える。したがって、教育委員会としては、それを支える環境整備とデジタル機器の効果的利活用、直接子どもたちの指導に当たる教職員の研修を含めた支援の充実を、市長部局の理解を得ながら推進していきたい。

議題3 次回の開催について

事務局(行政課)から、次回総合教育会議の開催日程について意見を求めた。

事務局説明に異論はなく、令和2年度第2回の開催は必要に応じて調整、特になければ令和3年度に開催することとなった。

 

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