更新日令和4(2022)年2月14日

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令和3年度第1回柏市通学区域等審議会会議録

1.開催日時

令和4年1月25日(火曜日)午前10時から午前11時40分まで

2.開催場所

WEB会議形式で開催(事務局は沼南庁舎大会議室で出席)

3.出席者

委員

南部会長、寺本委員、阿比留委員、塚本委員、芳賀委員、大木委員、植松委員、佐々木委員、前川委員、吉田委員、染谷委員、下藤委員、小川委員、佐藤委員、星委員、坂本委員

事務局

河嶌教育長、須藤学校教育部長、後藤学校教育部理事、松澤学校教育課長、同課田村統括リーダー、浅野学校施設課長、同課糸川担当リーダー、並木指導課長、同課石井統括リーダー、藤崎児童生徒課長、同課竹之内担当リーダー

4.傍聴者

1名(沼南庁舎501会議室にて傍聴)

5.内容

  • (1)開会
  • (2)教育長挨拶
  • (3)議事
  • 柏北部東地区新設小学校(移転する田中北小学校)整備に係る進捗状況等について
  • ア柏市立小学校設置条例改正の概要
  • イ通学区域変更区域(小青田)児童の就学先意向調査結果
  • ウ通学路の安全対策
  • エ新設小学校建設工事の進捗・開校までのスケジュール
  • を「資料3」に基づき事務局より説明した。
  •  

委員からの質問・意見は以下のとおり。

(星委員)

通学路の安全対策について伺います。資料3のスライド15で危険箇所として説明のあった3.の場所への対策として、「グリーン線を設置」するとの説明でしたが、グリーン線とはどのようなものでしょうか。また、交通量の多い箇所にグリーン線を設置するといった対策だけで十分なのでしょうか。

(事務局)

スライド13の3.の写真を御覧ください。

現場を確認したところ、当該道路はおおむね歩道が整備されてはいますが、一区間だけ歩道がない箇所があったため対策を講じました。本来であれば歩道が整備されることが望ましいところですが、法令上、歩道を整備するだけの幅を確保できない状況であったことから、次善の策としてグリーン線を整備しました。

(星委員)

グリーン線というものが一般の人にはイメージしづらいものですが、これは、今回のように十分なスペースがなく歩道が整備できない場合などに、全国的にも市内の他のエリアでも一般的に行われている安全対策なのでしょうか。

(事務局)

グリーン線は、法令上の規制を伴うものではなく運転手に注意喚起を促すものではありますが、全国的にも市内の他のエリアでも慣例的に実施されている安全対策の一つです。該当の箇所では、比較的幅広いエリアにグリーン線を引き、運転手に注意喚起を促してまいります。

(南部会長)

確かにドライバーに注意喚起を促す一定の効果は見込まれると思いますが、登下校時の安全を確保するためには、教員から児童への指導等も必要になると思いますが、このあたりはどのように考えていますか。

(事務局)

道路の構造上、対策を講じてもなお不安が残る箇所については、学校教職員や地域の方々等による人的な対応で補う必要があると考えますので、登下校時の安全確保について、関係者と協議してまいります。

(星委員)

危険箇所については人海戦術も含めた形で安全を確保していただきたいと思います。

(前川委員)

交差点だけではなく通学路の中で区分けされた歩道がない箇所というのは市内にどのくらいあるのでしょうか。

また、通学距離が遠くなる児童への対策として、以前の審議会でスクールバスの運行について話が出たと記憶していますが、その点についてはどのような協議が行われているのでしょうか。

(事務局)

まず始めにスクールバスの運行についてですが、この件については、当審議会からの答申の中でも附帯事項として盛り込んでいただいたところです。確かに今回の学校移転により一部の児童の通学距離が遠くなってまいりますが、最も通学距離が遠くなる児童であっても約2.9キロメートルの通学距離となりまして、国が示している小学生の通学距離の基準である4キロメートル以上とはなりません。また、市内の他の小学校では、4キロメートルに近い距離を通学している児童もいることから、他のエリアとの公平性も勘案し、このたびの学校移転に伴ってスクールバスを運行する予定はございません。

ただ、通学路の安全対策は非常に重要であると認識しておりますので、遠距離だけでなく通学路が変更となる場合も含めて、柏警察署や道路管理者等と連携し、開校までの間、引き続き、必要な安全対策に取り組んでまいります。

市内の通学路における歩道の有無については、正確な数は把握しておりませんが、歩道のない生活道路も多くあるものと認識しております。このたびの新設小学校の学区の中で、区画整理区域の道路はしっかりとした歩道がある箇所が多くありますが、大青田や船戸山高野といった市街化調整区域の道路には、歩道がない箇所も多くございます。

(前川委員)

八街市で発生した児童が巻き込まれた事故を考えると、交差点だけでなく、まっすぐな道路でも歩道がないと危険だと感じるため、しっかり安全確認をしてもらいたいと思います。

また、柏市の小学校では集団登下校を実施しているのでしょうか。

(事務局)

集団登下校について一律で決まりを作っているわけではございませんが、一部の市立小学校で集団登下校が行われております。割合としては20パーセント程度で、旧沼南地域の学校で多く取り入れられております。田中北小学校においては、学校として集団登下校をルール化しているわけではありませんが、それぞれのエリアにお住まいの方々が自発的に集団登下校を行っている状況です。

(阿比留委員)

本審議会では、通学路の安全対策に対する責任をどの程度持つものなのか伺います。本日の説明は、単に紹介されていると考えるのか、そうではなく、安全対策について審議会の了承を得て進めています、と考えるのか、我々委員はどのようなスタンスで今回の通学路の安全対策に関する説明を聞き議論すれば良いのか伺います。

その上で、スライド16の交通量調査の結果までは理解しましたが、それを受けてそれぞれの箇所ごとにどのようなエビデンスを持って安全対策を講じたのか、口頭ではなく、資料で示して説明してもらいたいと思います。

(事務局)

本審議会の位置付けとしましては、あくまでも通学区域に関する事項を審議するもので、通学路の安全対策を審議するものではありません。しかしながら、通学区域と通学路は密接に関係するものであることから、答申事項の附帯意見としましても、通学路の安全対策及び遠距離通学対策について御意見をいただいたものと認識しています。

それぞれの箇所の安全対策を講じる上で踏んだプロセスとしましては、警察、道路管理者、教育委員会の関係者が合同で現地調査を実施し実現可能で有効な安全対策について協議し、各箇所ごとの安全対策を進めてまいりました。それら安全対策が必要な箇所の把握にあたっては、PTAや学校関係者から意見や要望を聴取し、具体的にどのような安全対策が求められているのかを確認してまいりました。法令上の規制や道路事情から、保護者や学校関係者が求める満点の対策を実施することが難しい場合には、関係者が知恵を絞り協議の上、次善の策に取り組んできたところです。

(阿比留委員)

本審議会の役割については理解しました。

その上で、スライド15の交通量調査箇所3ヵ所のうち、1.と3.の箇所について、どのような対策を講じたのか資料から読み取ることができません。また、スライド18,19の箇所がどこを指しているのかも確認できませんでした。全体の流れとして、危険な箇所を確認し、交通量調査を実施し、危険箇所についてどのような対策を講じたのかが把握できるような資料作りをお願いします。

(事務局)

資料の構成がわかりにくく申し訳ございませんでした。

通学路の安全対策について、全体の流れが把握できるよう、資料を一部加筆及び修正させていただきます。

(佐藤委員)

全国的に子供の人口が減少する中、教育委員会が様々な工夫を凝らした小学校が新たに建設されることはすばらしいことだと思います。

新設小学校が完成した暁には、学校見学会を開催するなどして、地域住民にも周知してもらいたいと思います。

また、これまで、新設小学校の開校へ向けて、町会等の地域住民とはどのような話し合いがなされてきたのでしょうか。

(事務局)

これまでにも、田中ふるさと協議会や関係町会・自治会の方々に多大な協力をいただき、たびたび説明会を開催させていただいたり、文書で新設小学校について機会を捉えて周知してまいりました。学校は、地域にとっても財産だと思いますので、地域の方々にも親しみを持っていただけるよう、今後、見学会の実施も含めて周知方法を検討してまいります。また、あわせて、今後も、新設小学校に関する情報を開校準備だよりとしてとりまとめ発行することで、できる限り積極的な情報発信に努めてまいります。

なお、開校準備だよりは第2号を来月以降に配布予定で、来年度にも複数回の発行を予定しております。

(塚本委員)

通学路の安全対策について2点要望します。

1点目は、スライド11や13にあるような、既存の横断歩道や外側線で消えかかっている箇所については、塗り直しの対応をお願いします。

2点目は、交通量調査箇所1.について、信号機を設置できるよう、引き続き取り組んでもらいたいと思います。また、交通量調査箇所2.についても、警察等と協議し安全対策を進めていただきたいと思います。警察への要望に対する回答については、ぜひ、警察から設置ができない理由を文書でいただいてもらいたいと思います。

(事務局)

外側線や横断歩道が消えかかってしまい用をなさなくなっている箇所については、確認の上、塗り直し等の対応を進めてまいります。

また、交通量調査箇所における信号機の設置についても、引き続き、警察に要望するとともに、文書での回答も求めていきたいと思います。

 

(4)【報告事項】

市立小中学校の大規模改修状況等について、「資料4」に基づき事務局より説明した。

委員からの質問・意見は特になし。

5.閉会

関連ファイル

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