更新日令和4(2022)年1月24日

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令和3年度第3回柏市健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

令和3年11月25日(木曜日)10時~12時

2 開催場所

 柏市役所本庁舎5階 第2・3委員会室

3 出席者

 (1) 委員(8人)

中川委員(会長)、山名委員(副会長)、阿部委員、小松委員、長瀬委員、古川委員
平野委員、堀田委員

 (2) 関係部署(12人)

高橋保健福祉部長、小川保健福祉部次長兼障害福祉課長、橋本福祉政策課長、宮本高齢者支援課長、吉田地域包括支援課長、矢部生活支援課長、根本地域保健課長、相馬健康増進課長、恒岡子育て支援課長、仁尾協働推進課長、柏市社会福祉協議会原次長

 (3) 事務局(3人)

 高橋福祉政策課主幹、吉田福祉政策課副主幹、(株)名豊池上課長

4 議事

  1. 令和4年度~ 柏市重層的支援体制整備事業の方向性 事業概要
  2. 第4期柏市地域健康福祉計画中間年度見直し案(素案)
    中学生・高校生を対象とした若者アンケートについて
  3. 報告事項
    市民アンケート調査の結果報告書について

5 議事(要旨)

「議題1 令和4年度~ 柏市重層的支援体制整備事業の方向性 事業概要」

  • 事務局から説明
  • 資料3の2ページの差し替え部分について、生きやすい、生きづらいかの違いで、表現を変えたとのことで、再度説明をお願いしたい。(堀田委員)

⇒地域共生社会を従来から目指しているが、差し替え前の「生きづらい」、「支援しづらい」の2つが集まると地域共生社会に結びつかないので、「生きやすい」、「支援しやすい」という形で表現の整理をさせていただいた。(事務局)

  • 相談件数について、あいねっとの相談実績が数値として出ているが、具体的にエリアごとでケースを見ていこうということだと思うが、どのくらいの規模を想定しているのか。どのくらいを予想しているのか。(古川委員)

⇒現行の延長と話をさせていただいたが、現行でも地域包括支援センターを中心に個別のケア会議を行っている。そこに漏れてしまう人がいるので、今回、その場を整理すると考えているので、爆発的に増えてくるものではないと思っている。

  • かなり作業量が増えるのではと思っている。今やっている状況で、こぼれないようにという形だと思うが、連携会議をやっていくと、そこで作業量が増えるのではと思う。やらなければいけないが、関係者への理解をいただいているのか。(古川委員)

⇒関係者1つ1つの理解は、これから丁寧にやっていかなければいけないし、作業量は増える部分はあると思う。なるべく既存の枠組みを活用しながらやっていきたい。会議体を作るだけでは意味がないので、人が同じであれば、地域包括支援センターのケア会議の後に行うなど、業務量が増えないように、模索していきたい。(事務局)

  • ゼネラルコーディネーターはどのような方を想定しているか。連携をしていく中で、情報をどのような形で管理していくのか。個人情報の絡みもあるので、どうなのか。データ、情報をどのように取り扱うのか。(古川委員)

⇒エリアコーディネーターとゼネラルコーディネーターについては、詳細は決定事項ではないが、福祉の相談窓口が市域全体の総合相談窓口を行っているので、ゼネラルコーディネーターは、そちらの職員が行って行くイメージ。エリアコーディネーターは例えば社協が地域に出ているので、いきいきセンターの管理をするような職員を想定している。データ管理のところは、我々も悩みつつ、2つの側面があると思っている。データ管理を一元的にやらないと、紙でやると煩雑になる。一方で、現場のサイドからすると、個人情報の課題で、個人情報を出すことにハードルを感じている。今年の1月から、総合相談窓口同士の連携を始めているが、同意書のひな型をつくって情報の渡し方を整理したが、そういった中でいきなりは難しいが、うまく情報共有をしやすい仕組みを整理をしながら連携することからスタートをしていきたい。(事務局)

  • 資料3の10ページで、自殺願望のある方に対しての重層的支援の1つの例があった。実際に自殺をする人の数は、コロナで増えてきている。ただ、柏市でみれば、50から70人くらいの間で、そんなにたくさんではないとも言えるが、このような方々には、様々な原因があって死にたいと思うわけで、たまたま周りに支えてくれる人や相談できる人がいればとどまることができるが、支援が届かなかった人たちに何らかのタイミングがあったときに生じてしまうものだと思う。本来は、死にたいと思っている人は50~70人ではなく、その10倍くらいいるのではないかと想像するが、そういうところを深堀していかないと、10ページの死にたい願望のある人へのアウトリーチをどのようにアプローチをするのかが欠けると思う。自殺願望を持つ人はまれではない。ただ単にタイミングが至らないで死なない人が多くいる。このところを考えると、どこにアプローチしたらいいのかが見えにくい。自殺予防対策連絡協議会で死亡個票を調べたことがあり、どんな状況で、どんな人が、どこで死んだかを調査をした。数はそれほど多くはなかったものの、ある程度、どの地域の、どんな方たちが悩んでそうなったかを、そのデータから読み取った。現状をさらに分析して、そういう人たちの悩んだことを見切らないと、ここのアプローチができないと思う。もう一度、過去のもの、最近のものも含めて、死亡個票を分析して、柏市で、どこにアウトリーチをすればいいのかが見えないと、具体的なアプローチが見えないと思う。直接的なアプローチを嫌がる人もいるので、対面式アプローチではなく、WEBでのアプローチも一つだと思う。相談や会議が多くなると、手間がかかると言う話があったが、今後はWEB的なものは多様化していく。コロナ禍で発達して来たので、どのように用いていくのかを考えて、盛り込んでいくことも必要だと思う。(長瀬委員)

⇒自殺の方に対して、どこにアプローチするかが課題というのはその通りで、10ページのアウトリーチ、矢印が表しているのは、その体制を取ると言うことを表していることに過ぎなく、どのようにアプローチするかはこれからだと思う。一つは地域住民、民生委員との連携は非常に重要であり、誰にどのようにアプローチしていくのかの手段を広げていかないといけない。死亡個票も検討しており、予算との関係もあるので約束はできないが、検討しつつ考えていきたいと思っている。WEBアプローチもごもっともで、コロナ禍でZoomの会議もやりつつある。ただ、専門機関の中では、WEBの環境が整えきれないところもあるので、そこも含めて、令和4年度に15ページにあるビデオ通話をモデル的に行っていきたいと思っている。2ブロックのエリアを選定して行うことを検討している。相談する方もWEB相談をしてみたいと思っているし、専門機関同士もそこに行かなくてもいいように、3者で行うことも考えている。もう少し充実できないかを考えていきたい。(事務局)

  • 柏市も若い女性の自殺が多いと伺っている。どうして相談機関までいかないのか、行く前の時点で、孤立、孤独を感じて、自殺という選択を選んでしまうところがあると思う。地域によっても特徴がある。この地域は特に若い女性の自殺が多い、この地域は高齢者が多いなど、地域別での調査も含めて行ってもらうと、地域別でのアプローチの仕方も違ってくるのではと思う。(小松委員)

⇒地域別の分析をしていかないといけないと思っている。会議体も、市域全体だけではなく、個別、中会議体として整理をし、分析した情報を提供したうえで、地域毎で対策をとっていけるようにうまく回していきたい。(事務局)

  • 10ページの民生委員とあるが、小学生や中学生は、民生委員というよりも主任児童委員も含んだ形だと思う。学校との関連もあるので、主任児童委員も含めて行ってもらった方がいいと思う。地域住民の中で、民生委員や町会、自治会も活動は行っている。ただ、個人情報があるのでなかなか表には出せないが、この機関にいくとよいなどの宣伝もしていただき、そこで町会の中に掲示してもらうなど、行政もうまくやっていくことがより理解をしてもらうことにつながる。スタートして問題も出てくると思うが、まずはやっていく中で、変えながら前に進めていくことが大事だと思う。この点については、事務局で整理をして、その内容については私一任でお願いしたい。(中川会長)

「議題2 第4期柏市地域健康福祉計画中間年度見直し案(素案) 中学生・高校生を対象とした若者アンケートについて」

  • 事務局説明
  • 資料4の24、25ページの新規事業が上がっているが、評価指標をどのようなものを考えているのか。もう一つは、中学生、高校生を対象にした若者へのアンケートはいい取り組みだと思っているが、内容を見ると、担い手としてとらえているのか、この層のニーズをとらえていきたいのか、どのようなことを想定しているのかわからないので教えてほしい。(古川委員)

⇒アンケートの属性の項目に関しては、性別、年齢、住まい地域などを設問として、地域社会に関しては町会の行事に参加したことがあるか、これから参加したいと思うか、今ご近所との付き合いはどうかという質問を考えている。ボランティア活動については、ボランティア活動に参加しているか、その理由について聞く。参加したことがない人には、なぜ行きつかないのかという質問や、どのようなきっかけがあれば参加できるのかを聞きたい。地域福祉については、漠然としているが、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくことが重層的支援体制事業の大きな目標となっているので、そのためにはどのようなことが重要かということ、例えば、交流できる場所など、いくつか選択肢を設定しながら考えていきたい。また、自分自身が住み慣れた地域で心がけていることはあるか、福祉の視点となるが、例えば、困っている人がいたら声をかける、席を譲る、点字ブロックは空けるようにして歩いているなどのいくつかの選択肢を並べて設問を考えていく。次に、24、25ページの指標については、活動指標を基本は記載していく。活動指標については、福祉の総合相談支援事業については、相談件数であったり、複数にわたるものがどのくらいあったのか、つなげないといけないものはどのようなものだったのかを活動指標として考えている。多機関協働事業は、エリアコーディネーター、ゼネラルコーディネーターを配置して、どのような会議をどの程度実施するかを形を作るうえで検討していかなければならない。今のところは活動指標を掲げて考えていきたい。(事務局)

  • アンケートは大規模でやろうとしているので、目的と内容をしっかり詰めて、地域健康福祉という枠があると思うが、もう少しやっておけばよかったというのがないようにして行ってほしい。趣旨があまりわからないので、やるのであればいいものを行っていただきたい。(古川委員)
  • アンケートの件で、生きづらさについてもう少しわかるように、生きづらさを感じたことがあるか、そういった心の部分が、中学生、高校生が持っているのか、孤独を感じているのか。そういったものを調査の中に入れて、子どもがどういう心の状態なのかがわかるようにしたアンケートにしてほしい。コロナ禍だからこそ、感じているところがあると思う。WEBでの勉強であったり、今の時代だからこそ答えられるような内容のアンケートにしていただきたい。ただやったというアンケートにはしてもらいたくない。子どもの心が見えるようなアンケートをお願いしたい。(小松委員)
  • アンケートについて、できればまちづくりへの提案、柏市をどのようなまにしたいのか、そのようなことを聞いてみてもいいと思う。中学生、高校生は自分たちの意志や考えをきちんと持っている。そのことも聞くことは大事で、参考になると思う。(長瀬委員)
  • アンケートの場合、2つだと思う。1つは、客観的な事実を知ること、もしくは仮説を立てて検証すること。やるのであれば、ある種の仮説を立てて、検証する形でやった方がいいと思う。2年後に再度実施されるので、はっきりしたほうがと思う。事実を調査して重ねようとするのであれば、それはそれで連動させればいい。たくさんの設問を並べることはできない、限られてくると思う。私は、自治会をやっており、地域の視点から見ると、アンケート調査も中学生と高校生が対象となっているが、高校生は地域にほとんど住んでいない。コミットしていないと思っている。それに対して中学生は100%、地域とコミットしている。防災を考えると、中学生は戦力として考えるが、高校生は戦力としては考えることはできない。趣旨によって、対象の問題も考慮する必要があると思う。心の問題なのか、地域の問題が中心になるのかわからないが、もう少しクリアにしていかないといけない。(阿部委員)
  • 資料6に関連して、10ページ、分析結果で情報の入手がしにくいと感じている人が増加していることが結論として出している。これはどのように区切っていくかによって変ってくると思うが、入手しづらい人と、どちらかといえばしづらいの2つを一緒に考えるのか、しづらいと言い切った人だけにするのかの違いだと思うが、両方合わせたものを比較すると、減ったものが逆になっている。どこで切るかによって、増加、減少が逆になっている。(堀田委員)

⇒資料6の31ページで、入手しやすいとどちらかと言えば入手しやすいをどこまで入れて分析をしていくのかであるが、あまり入手しやすくないまでをいれると減っているが、一番厳しい評価を見ると増えているということで、どこで区切るかという話。最終的には入手しやすい人が100%を目指しているが、今回の指標としては、しづらい、わかりづらいというところを指標、ターゲットとして、令和3年度に15%にするという目標を立てた上で、達成できなかったという評価をした。(事務局)

「議題3 報告事項 市民アンケート調査の結果報告書について」

  • 事務局説明
  • 資料4の10ページは、相談相手のことと関連して分析をしている。増加、減少どちらにするかは選べると思うが、それと相談相手を一緒に分析するのは、それは別問題だと思う。(堀田委員)

⇒どこかに窓口があったり、情報を入手しやすかったり、相談しやすいということ、一人で抱えないということで、情報を受け取ったり、相談をする人として大きなカテゴリとしているが、別の質問の方が整理しやすいかもしれないので、検討する。(事務局)

  • 回収は830となっている。3ページの地域別のデータがあるが、地域によって差がある。処理としてはいいが、オーソライズして出すときには、難しい。地域別の取り扱いは注意しないといけない。(阿部委員)

6 会議資料

7 傍聴者

1人

8 次回開催予定日時

令和4年2月24日(木曜日)午前10時から12時まで

 

お問い合わせ先

所属課室:福祉部福祉政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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