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更新日令和3(2021)年11月22日
ページID26706
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令和3年度第1回柏市教育福祉会館運営協議会会議録
開催日時
令和3年10月21日(木曜日)午後2時から午後3時40分
開催場所
ラコルタ柏4階 集会室3
出席者(会議録参照)
委員5人
牧野委員、金子委員、林委員、根本委員、一ノ瀬委員
事務局、関係部署16人
副市長、保健福祉部長、生涯学習部長、関係部署の所属長ほか
議事
- 協議会の位置づけと役割
- 2階施設の有料化について
- 令和3年度 ラコルタ柏における事業報告
議事(要旨)
「議題1 協議会の位置づけと役割」について
橋本福祉政策課長が【資料3】を用いて説明
議題1について、委員から表明された意見は次のとおり。
(根本委員)
前の準備会の際には部会にも参加していたが、どのような講座を開催するか、講師は誰にするかなど部会で計画や実行の細かいところまで決めようとしてしまい、回らなくなってしまったというところがあった。また、以前は3部会に分かれていたが、今回の協議会の下では事業推進委員会と1つになり、現在4回開催されている。コーディネーターが2名おり、意見を集約し少しずつ実行に移すことで、以前の部会より前進していると感じている。
ただ、現在の事業推進委員会の中で懸念されているところは、承認権限をどうするのかというところであり、委員会でもある程度承認権限がないと実行に移すことができない。承認を経てからでないと実行できない事項は、走りながら決めていかなければならないだろう。事業推進委員会で全て細かい事項まで行うことは難しいので、分科会のような機関を設置するなども事業推進委員会で考えていかなければならない。
また、中央公民館運営審議会と柏市教育福祉会館運営協議会との関係はどのようなものなのか。中央公民館部分は中央公民館運営審議会で諮るのかなど、どのような切り分けをしているのか伺いたい。
(牧野会長)
現在は事業推進委員会から報告を受ける形となっているが、承認権限の問題や既存の審議会との関係について、事務局から意見があれば伺いたい。
(中央公民館 山岡館長)
【中央公民館運営審議会と柏市教育福祉会館運営協議会との関係について】
ラコルタ柏に関する附属機関として、柏市教育福祉会館運営協議会と中央公民館運営審議会がある。それぞれ意思決定承認機関であり、役割・位置づけとしては1階から5階の館全体に関わるものは柏市教育福祉会館運営協議会にて議論・決定承認を行い、3階から5階の中央公民館部分のみの内容は中央公民館営審議会にて議論・決定承認を行うといった、場所の違いがある。協議会と審議会で重複している部分については、あえて棲み分けをしていない。重複している部分を区切ってしまうと、館の一体的運用から離れていってしまうと感じるため、線引きをしていない。柏市教育福祉会館運営協議会と中央公民館営審議会のどちらでも議論できるような形で、今後も柔軟に行っていきたい。
(福祉政策課 橋本課長)
【承認権限について】
通常の館運営に係るものということでいうと、新たに想定されるものがどのくらいあるのかによる。まさに今行っている事業であったり、提案のあった新規事業についてコーディネーターに相談し、定期的に月1回事業推進委員会にお諮りしながら良いものを作り上げていきたいと思っている。例えば、他市との連携など、今まで行っていないところまで踏み出していく場合に改めて運営協議会の場で大所高所からアドバイスをいただきたい。また、通常の館運営のチェックについても、運営協議会の場でお諮りしたいと考えている。そういう意味では、通常の事業推進委員会とコーディネーターをベースにしつつ、運営協議会の方でチェックしていただくといった役割分担で今後行っていかなければならないと考えている。
(牧野会長)
教育と福祉の融合といった初めての試みということもあり、進めながら考えていくことがあってよい。また、現場の判断で動けるようにしておいたほうが自由度が高まってよいだろう。後から報告を受けるため、その際に見直すべき内容についてはアドバイスをしたい。基本的にコーディネーターを中心に現場で動かしていただき、運営協議会で報告を受けアドバイスやチェックをしていくという流れで運営できるとよい。
(北村経済産業部理事)
運営協議会は、年度初めの事業計画や年度終わりの事業報告について承認、チェックしていただく場だとよい。
「議題2 2階施設の有料化について」について
橋本福祉政策課長が【資料4】を用いて説明
議題2について、委員から表明された意見は次のとおり。
(林委員)
今までの福祉団体は1階を使っている。そういう方は優先団体に入って先に確保できるシステムになるのではないかと思う。社協のボランティア団体は含まれていると思うが、障害者団体はどうか。また、団体の母体が小さいところが予約に苦慮してしまう可能性がある。
(橋本福祉政策課長)
教育福祉会館でありつつも、1~2階は総合福祉センターであるため、地域福祉の拠点として活動を目指さなければならない。これまでの利用団体が排除されてはならず、この点を改めて踏まえ、新たな活動を生み出していかなければならない。優先予約については、ボランティア団体と障害者団体は優先予約として確保していく。
有料化については活動の内容で線を引くことが難しいため、団体の意向は確認しており、減免の方向性について提案をした。
また、利用料金が必要のない多世代交流スペースのようなオープンスペースの活用も視野に入れて検討している。
(林委員)
制度的にはよいが、団体や個人として弱小であった方(例えば、働けない方など)が会合をしたい場合の時を考え、登録の仕方についてもわかりやすく対応してもらいたい。どのような手続をとればいいのか、ルール作りが目に見える形で確認する方法があればよいと感じた。
(根本委員)
質問が2点ある。1点目は優先予約がバッティングしたときはどうするのか。
2点目は市自身が活用する場合はどのように対応するのか。支払が発生しないのか。
(橋本福祉政策課長)
1点目については、これまでも優先予約の仕組みはあった。アナログではあるが、各団体の調整を行い譲り合いをしてもらいながら対応している。今後の対応も同様とする予定である。
2点目について、市主催は減免となる。
(牧野会長)
福祉センターの予約であると思うが、4~5階について、一体的に活用できるようにすればよいと思うがどうか。
(橋本福祉政策課長)
相互利用が可能なように対応する。公民館登録と2階のボランティア団体においても一体的な利用を可能としたいため、料金設定も中央公民館に準じた。
(林委員)
3階から上は公民館法によって定められている。これによって、就労支援団体である我々は利用できないと伝えられている。国によって運営されている団体であるが、事業実施において市民のための施設を使えないということになっている。使いたいということであれば、市の事業としてまたは社協の事業としてやってほしいと言われた。運用が難しいと感じている。
(牧野会長)
社会教育法上は禁止事項はないと思うが、条例でそのように対応しているのか?
(山岡中央公民館長)
これまで、社会教育法に基づく社会施設として設置された「中央公民館」であるため、社会教育を目的とした施設の利用としてきた。営利目的がないという前提はもちろんのこと、社会教育の枠から外れてしまうものは利用できない区分としていた。
但し今後は教育福祉会館一体的に利用するという方針としているので、1~2階を利用していた福祉分野の団体も中央公民館の利用団体と同じ取り扱いをさせていただく。利用内容についても社会教育の考え方で判断していたが、柔軟に対応させていただく。物販等の難しいものもあるが、厳しい制約はないため、空いているところを使いやすいよう対応したいと思っている。
(牧野会長)
この議論は奥が深くなるが、物販も可能である。営利で物販してはいけないとなっているものの、事業展開のために必要であれば物販も認められている。金儲けのために部屋を借りてはいけないとなっているのは事実である。
今後は一体化して使われていくため、従来のような厳しい制約はなくなっていくと解釈してよいと思われる。市民の方が使いやすいように変化してほしい。
「議題3 令和3年度ラコルタ柏における事業報告」について
中央公民館和島主査が【資料5】を用いて「ラコルタ柏フェスティバル」について説明
村田実行委員長が「ラコルタ柏フェスティバル」について補足説明
(村田実行委員長)
実行委員長が引き受ける条件として、「従来の公民館登録団体はこれまでの形に捉われないこと」「福祉団体を広く募集すること」「事業推進委員会と一緒に取り組めるフェスティバルとすること」を提示し、皆に賛同を得られたことから引き受けさせて頂いた。
従来の発表会に留まらず、館全体を回遊する企画としたいと提案した。各団体からもその提案に賛同を得られ進めていたが、場所決めの段階となると団体からこれまでどおりに3階を利用したいとの主張が多数あった。この議論について、協力してくれている日体柏高校の生徒が、議論が趣旨から外れていると指摘。これによって団体の主張を収めることができた。高校生が介入してくれたことにより、良い方向に向かうことができた。
館で行っている講座の受講生から広がっているイベントも開催できている。2階団体とも積極的に関わってもらい、いい状況で展開できていると感じている。
「議題3 令和3年度ラコルタ柏における事業報告」について
影山コーディネーターが【資料5】を用いて「プログラミング講座」について説明
(影山コーディネーター)
高校生からプログラミングに興味があると話があり、石原先生と繋がっていたためプログラミング講座を企画した。石原先生はレゴを使ったワークショップを行い、アプリ開発のためのプログラミングを教えている。海外では既に、学生が自分の身のまわりの課題を解決するためにアプリ開発を行っている。日本で唯一石原先生がその取り組みを行っており、お声がけをした。今回はコロナ禍ということもあり参加人数を絞っているが、今後人数を増やして取り組みを広げていきたい。まずは高校生を対象とし、日本で初めての取り組みを行う。プレスリリースなどもできたらよい。
「議題3 令和3年度ラコルタ柏における事業報告」について
二瓶コーディネーターが【資料5】を用いて「探検ツアー」「ハロウィンデコ」について説明
(二瓶コーディネーター)
【探検ツアー】
8月22日(日曜日)1回目・参加者4名 8月26日(木曜日)2回目・参加者13名日体柏高校の生徒が事務局として参加してくれたり、3階にあるカフェ・ペジーブルにも開店してもらうことができたりなど、多数の方に御協力いただいた。参加者からは、「予約しないと見ることができない部屋を見ることができすごくよかった。」「また開催してほしい。」「イベントの中止が続いているなか、感染対策をし開催してくださり、ありがとうございます。」と御意見をいただき、とても嬉しかった。また、壁に落書きをすることができる「4階 交流室」と調理場が整備されている「4階 料理実習室」を使用してみたいという声が多かった。また、料理実習室で料理教室を開催してほしいとのリクエストが多かったことを受け、12月に開催することとなった。料理実習室は現在稼動率が低くなっているが、料理教室の開催によりどなたでも利用することができるという宣伝効果が期待されるだろう。
【ハロウィンデコ】
参加者・55名 幼児からシニアまで幅広い年代の参加があった。10名次回も参加したいとのことで、11月に開催する「クリスマスデコ」の案内を10名にする。ハロウィンデコの参加者以外にも、今後新しい参加者を呼び込みたい。
現在多世代向けや障害者向け、認知症理解、うつ、ひきこもり、子育て支援といった福祉関係のイベントはもちろんのこと、学習支援や健康づくり、家庭教育といった生涯学習のイベントも行うことができている。多世代交流スペースでは様々な方が利用しており、自然に多世代の交流が広がっていると感じている。教育と福祉の一体的運用の効果も生まれてきているだろう。多世代交流スペースに来ている高校生から企画の提案があり、中央公民館との連携事業で学生講師講座を12月実施予定。
これからもラコルタ柏コーディネーターとして、様々な企画をコーディネートしていきたい。
議題3について、委員から表明された意見は次のとおり。
(根本委員)
ハロウィンデコに参加した。公募委員の立場から振り返ると、皆さんが一体
となって取り組んで非常に良かった。また、次にもつながっていくように参加
者にメールや住所を伺うところなど、素晴らしい取り組みだと思う。1~2階、
3~5階の壁がなくなった瞬間だと感じた。
地域元気情報が2階に配架され、ラコルタ柏がハブ機能として役割を果たし
ている。今年度に入って前進していることを感じる。
(一ノ瀬委員)
率直にすごいと思う。わくわく人形劇まつりの実行委員をさせてもらっているが、実行委員の重い腰を上げるのが難しかった。フェスティバルの参加団体の多さに驚いている。人形劇まつりは感染対策が難しいことから、対面が難しく、映像での対応となっている。このコロナ禍においてもこれが成功すれば非常に影響を受けると思う。
(牧野会長)
いい形で普及し展開できるとよい。
(金子副会長)
この協議会に参加する前まで、この館が何をするところだろうと考えながら来た。報告を受けて、目的に合ったいろんな世代の方が使える施設になったんだと感じた。これまで高校生が出入りするなんてことは少なかったと思うし、小さな子供が気軽に行けるところがなかったと思う。ふらっと立ち寄れる場所ができたことに、とてもうれしさを感じるし、自身の地域に口コミで周知させていきたいと思う。チラシをもらって帰り、活動時に案内したいと思う。地域でできることを協力していきたい。
(林委員)
フェスティバルの実行委員会では高校生と一緒でパワーに圧倒された。プログラミング講座は若い人たちに受けが良い。この講座に誘いたいと思う利用者もいる。できれば何度もやってもらいたい。不登校の子たちの居場所づくりを考えているが、どのようなものがいいかわからないところもあるため、連携させてもらいたいと思った。
開かれた場所としてイメージが良い。引きこもりの人が何となくいられる場所がないかと思っていたが、今この館がそのような場所になりつつある。イベントがない時も居場所として活用し、それが周知されるとよい。今後が楽しみである。
(牧野会長)
皆と同じ感想を持っている。特徴的なのは「高校生」という単語が何度も出てきたことである。大人は総論賛成で各論反対となりがちであるが、高校生がしがらみがないため、先を見て自分たちの意見をいえるんだと感じる。高校生がこの場所で色んな自分たちの企画を仕掛けられたら面白い。最近多くの自治体で前面に中高生が活躍している。中高生が自分たちの言葉で発言し、自分達で事業をやろうとする取り組みが見える。また、彼らの武器にICTがある。プログラミングを単純に学ぼうというだけでなく課題を解決していこうというところが面白い。いい形で広がってほしい。
館に自分のものが展示されたり掲示されると、館が自分のものとして感じられ、もっと多くの形で使われていくのではないかと思う。また館を大事に思える。従来のような教育とか福祉とかという縦での割り方でなく、もっと一緒に生活できるというインクルーシブな考え方で動いてくるし一緒にやっていくといった館のあり方そのものや市民の方に対する見え方も変わってくると思う。
小さいお子さんを抱えたお母さんが来られてご飯を食べているうちに新たな交流が生まれ、孤立しないようになっていくことが可能になると思う。
現場の裁量でどんどん進めてもらいたい。報告を聞いていると、関係者がきっちりと館の理念を抑えてくれている。理解して進めてくれているので、権限を持ってもらい、現場の裁量で活動してもらい、それを後ほどこの運営協議会で確認ができればよい。今後も事業を進めてもらいたいと思う。
会議資料
1.会議録
令和3年度第1回柏市教育福祉会館運営協議会会議録(PDF:316KB)(別ウィンドウで開きます)
2.会議資料
資料1 次第(PDF:187KB)(別ウィンドウで開きます)
資料2 委員名簿(PDF:110KB)(別ウィンドウで開きます)
資料3 協議会の位置づけと役割(PDF:488KB)(別ウィンドウで開きます)
資料4 ラコルタ柏2階施設の有料化について(PDF:545KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5-1 ラコルタ柏フェスティバルについて(PDF:245KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5-2 プログラミング講座(PDF:791KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5-3 ラコルタ柏探検ツアー(PDF:448KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5-4 みんなで飾ろうハロウィン・デコ(PDF:381KB)(別ウィンドウで開きます)
資料5-5 みんなで飾ろうクリスマス・デコ(PDF:1,238KB)(別ウィンドウで開きます)
次回開催予定
令和4年2月17日(木曜日)午後2時から午後4時まで
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