更新日令和6(2024)年3月8日

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令和5年度柏市教育福祉会館運営協議会第2回会議録

開催日時

令和6年2月13日火曜日午後2時から午後4時まで

開催場所

ラコルタ柏4階集会室3(柏市柏5丁目8番12号)

出席者

  1. 委員(8名)
    山﨑委員(会長)、青柳委員、赤松委員、金子委員、坂上委員、髙市委員、富山委員、野島委員
    ※欠席(1名)牧野委員(副会長)
  2. 関係部署(6名)
    谷口福祉部長、宮島生涯学習部長、渡辺福祉部次長兼障害福祉課長、虻川福祉政策課長、沖本生涯学習課長、牧野中央公民館長
  3. 事務局(12名)
    古川中央公民館副参事、高橋福祉政策課統括リーダー、鷺坂中央公民館副主幹、吉野中央公民館副主幹、石田福祉政策課主査、櫻井中央公民館主任、中村福祉政策課主事、影山ラコルタ柏コーディネーター、二瓶ラコルタ柏コーディネーター、石井中央公民館会計年度任用職員、柏市社会福祉協議会地域福祉課櫻井氏、柏市社会福祉協議会地域福祉課江里口氏

議題

(1)前回の振り返り

(2)令和5年度事業実施状況及び令和6年度事業計画(案)

(3)事業推進委員会の今後の進め方等について

(4)ディスカッション

テーマ:3年後の「集い つながる ひろがる」について

会議要旨

(1)議題(1)(2)及び(3)について、事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見・質問は、次のとおり。

ア 議題(1)及び(2)について

(青柳委員)

講座等でアンケ―トをとっているか。また、難しい点もあるだろうが、どこから来ているのか地域別までも把握しているか。

(牧野中央公民館長)

イベントや講座に参加した方へアンケートをお願いしているが、フリーで利用している人にはアンケートを実施しておらず来館者の住居地域は把握できていない。目安箱のようなもので簡易なアンケートをとっており、館の利用について意見を聞いている。

最近では次年度のラコルタ柏フェスティバルに向けて、館を利用している団体へアンケートを実施し、約200団体から回答を得た結果、同フェスティバルが開催されていることを知らない団体が半数程度あった。大規模なイベントであり、これまでに3回実施した経緯があるため、もう少し高い認知度であると期待していたところだが、どのように情報を届けるべきかという課題を認識した。

(青柳委員)

広報誌を極力見るようにしているが、ふるさと協議会でもチラシや回覧を全戸配布しても参加者が少ない。ふるさと協議会は高齢者の集まりではないかと思われているが、努力して若い世代を募っている。

新型コロナウイルス感染症により集まりの場が減ったが、少なくとも氏名や住所、電話番号程度は把握しておかないと何かあった時に対応できない。少なくともリーダーや講師になる人については必要で、場合によってはふるさと協議会との連携を深めながら中央公民館が発信したものを地域で実施したり、逆に地域で実施したものを中央でどう実施していくかという課題について、これから取り組んでいくためにも協力・理解してほしいと思う。

(坂上委員)

情報発信について、X(旧ツイッター)のアカウント統一により分かりやすくなった。こういったことにより、アンケートにより知らないという声もあったラコルタ柏フェスティバルについても今後変化がみられるのでは、と思う。

事業・イベントの年間予定に対し、実施回数が下回った要因は何か。また、ラコルタ柏フェスティバルは大きなイベントであるが、パレット柏やららぽーとといった他施設でのイベントと日程の調整はしているのか。市民活動団体からは、ラコルタ柏フェスティバルに参加したかったが、他イベントと重複しているために参加できなかったという声もある。

(吉野中央公民館副主幹)

資料の事業・イベントは12月末時点の実績である。現在実施中のものや今後実施予定のものもあり、予定通り進んでいる。また、ラコルタ柏フェスティバルは、たとえば市制70周年記念といった市全体のイベントは把握し調整しているが、それ以外の各部単位のものは把握が困難であり調整はしていない。

(柏市社会福祉協議会地域福祉課江里口氏)

講師が体調を崩して中止となった講座もあるが、今時点で3月末までに345回の事業やイベントを予定している。

(坂上委員)

当初より予定が増えた要因は?

(柏市社会福祉協議会地域福祉課江里口氏)

子育て関係の提案はパパママが多く、お子さんに関する行事予定が決まってから提案してくることや、ラコルタ柏で事業を実施された団体によりラコルタ柏の評判が口コミで広がっていることが挙げられる。

(坂上委員)

イベントのスケジュール調整は実際難しいところがあると理解できるし、イベントが増えるのは良い傾向である。

(山崎会長)

月に1度ラコルタ柏を利用しているが、ラコルタ柏フェスティバルのことは全く聞いていない。

(牧野中央公民館長)

今年度の募集は時期が遅れてしまい、館内各フロアのエレベーター横にチラシを貼るなど、これ以上ないくらい周知をした。SNSでの発信もしたが、前年の反省を活かしチラシの作り方を見直した経緯もあり、発信力が弱まったかもしれないという反省は同フェスティバル実行委員会でもされていた。今回、SNSを整理したこともあり、効果的な周知について中央公民館側と総合福祉センター側で協議・整理しながら、また、同フェスティバル実行委員会とも調整しながら、先ほどの半分届いていない皆様のところにも届けられるようにと考えている。また、先日開催した公民館運営審議会ではワニバース(コミュニティバス)に広告は出せないかという意見をいただき、バスの中の広告からSNSにつなげることもできるのではと思っている。

(赤松委員)

障害者の方々がもっと参加できるような呼びかけも必要だと思う。チラシやポスターを貼るのとは別に、手間はかかるが、障害者団体へ声掛けをするのはどうか。障害者でも参加を希望する方はたくさんいて、声が掛かれば参加しやすくなる。発信の仕方、声掛けというのも大切である。

(山崎会長)

チラシを貼るだけではなく、半歩前に出て、直接配るといった何かしらの働きかけがあれば良い。

イ 議題(3)について

(青柳委員)

良い一例の説明があったが、園芸等の事業はふるさと協議会でも行っている地域があるので、各ふるさと協議会にも投げかけてほしい。地域でも行っていることであれば、近くの地域を紹介でき、その方がもっと積極的に活動できる。ふるさと協議会の活動を中央では把握しているのか。広報かしわでは、様々なサークルが各々の催しを掲載しているのを見る。文化祭一覧のチラシでも各近隣センターの活動を掲載しているが、内容は詳しいものではない。各ふるさと協議会の活動を把握し、お近くの地域にどうぞ、という案内をしてもらえると、もっと参加者は増える。待っていても人は来ない。

ふるさと協議会の参加は町会や自治会やマンション管理組合が主流。柏市では町会加入率は低く、加入していない人も多く、加入していない人に関するK-Net(避難行動要支援者支援「柏市防災福祉K-Net」)の対応や災害時の避難所をどうするのかという問題がある。コミュニティスクールでは地域の人が学校へ出向いて授業をしている。広く活躍できる人を探せるよう、ふるさと協議会の活動把握や情報提供を検討してほしい。

(牧野中央公民館長)

幅広い意見をいただいた。公民館等では団体登録を受け付ける際に、関心がある方へ団体の情報を公開して良いかどうか確認している。良いと考える団体については、団体の照会を受けた時に窓口で紹介できる。それ以上になると、らんらんかしわ等、市のホームページで公開している情報を紹介することもあるが、ここまで情報を登録されている団体はかなり少ないので、把握はあまりできていないという状況はある。館では地域での活動を視野に入れた次年度計画があるので、いただいた御意見は大切にし活かしていきたい。

(青柳委員)

各ふるさと協議会でも200近くある文化団体の中で公開している団体はわずか。自分達だけで活動を楽しみたいという方が多い。これからの課題として公民館とふるさと協議会、みんなで考えていきたい。

(2)議題4ディスカッションについて事務局からの説明後、意見を発表した。その際に表明された主な意見・質問は、次のとおり。

ア 3年後の「集い」イメージ

(金子委員)

地域では子ども会や親子会が続々となくなっており、餅つきや夏祭りという昔から続いている地域の季節行事もなくなってきているので、各家庭では体験が難しい伝統芸や季節行事の体験が公民館でできたら良い。

ふるさと協議会は21地区ある。各ふるさと協議会の広報誌の片隅にラコルタ柏の行事について掲載すれば、広報かしわをめくるよりも目につく機会が増えるのではないか。また、地域ではラコルタ柏が生活の中になかなか入ってこなくて、ここに来るきっかけが何か探したい、見つけたいと思うので、広報によりチャンスが生まれるかと思う。

(青柳委員)

地域で広報を担当しているが、金子委員の意見はとても良いと思う。編集委員会を設けているが記事が無い時もある。ラコルタ柏が認知されていないこともあるので、来月に予定があるふるさと協議会連合会役員会で提案してみる。おそらく、各ふるさと協議会メンバーは了解すると思う。

(坂上委員)

こういうことをやっているという告知や広報は既にあるが、こういうことをやりたいので仲間を募集するという声を拾うものは無いので、そのようなきっかけがあれば、集うにもつながるのでは。

(赤松委員)

目を引いたり興味を惹くようなネーミングが必要。そういうものは必ず全部読んでもらえるし、興味を惹かないと読んでもらえない。また、お祭りは子どもが好きなので、行こうかな、と思われる。お祭りだと結構な人数が来る。

(二瓶コーディネーター)

ネットでも最初のタイトルや、クリックしたら読んでもらえるというのが大事。

(野島委員)

広報に関して、ネーミングももちろんだが、実際にどういうことができるのか見えると分かりやすい。ホームページでフローチャートによりマッチングされると可視化につながり良いと思う。

(富山委員)

音楽室の稼働率が高いので、増設できないか。規模を小さくしてでも分割してもう一部屋つくれないか。自身の大学のアカペラ部がよく利用しているが10人程の部員なので小さい規模の方が利用しやすく、音楽室が増えたら予約がしやすいという声がある。音楽室は定員80名と大きいので、小さい規模の需要もある。

(牧野中央公民館長)

防音設備を今から施すのはかなり厳しい。既存の部屋を、こういう使い方をすれば同様の活動に使えるという案内などができないか考える。

(髙市委員)

PTAのコーラスで、ショッピングモールにて季節や童謡の歌を歌っていたが最近は撤退した。柏には歌を歌う人が多く、なかなか音楽室を予約できないという声がある。季節の歌や童謡は子どもにとって心地よい。一般向けにコンサートをして、聞くだけではなく母親同士の交流はどうか。多世代交流スペースではできるかもしれない。歌であれば楽器も使わず、そういうことができると素敵である。

(赤松委員)

新たに部屋をつくるのは大変なので、例えば1年に1度全館音を出して良い日(イベント)を設けるのはどうか。

イ 3年後の「つながる」イメージ

(山崎会長)

何かをやりたいと思った時、どこに行けば良いのか分からない。例えば、不登校をテーマにしたカフェをつくりたい時はどこに行けば良いのか。

(影山コーディネーター)

私どもラコルタ柏コーディネーターは各団体の活動相談窓口としてのコンシェルジュ役も担っているので相談を受け付けている。

(二瓶コーディネーター)

コンシェルジュに相談していただければ。サポートコーナーとの連携も意識したい。

(青柳委員)

近隣センターはWi-Fiの利用は1時間限定だが、ラコルタ柏はどうか。近隣センターではロビーで子ども達がゲームをしてしまうということから制限しているとのことだ。ラコルタ柏はコミュニティの場でもあるので、使えるのであれば他の学校のこども達のコミュニティにもなりえる。

(牧野中央公民館長)

ラコルタ柏ではWi-Fi利用は無制限である。壁が防音の部屋ではつながりにくいということもあるが、時間に制限はない。

(富山委員)

同じテーマを通じて他の学校と交流できると良い。今は討論会といった場は数える程しかないので、ラコルタ柏がこういった機会を提供して欲しい。大学にも伝えてもらえたら参加者は絶対にいると思う。

(影山コーディネーター)

スタディホールという企画もある。単なる学習スペースという個人での勉強ではなく、お互いに学び合うスペースというもので是非、形にしていきたい。

(山崎会長)

学生は時間に余裕があるのでは。就職活動においては「手伝い」では採用側も興味を惹かず、企画した経験等については興味を抱く。例えばコンシェルジュ養成講座を学生向けに実施してみてはどうか。

(金子委員)

不登校の子の保護者は孤独を感じているが誰にも話せず、前に出て来れない。母親が悪いと言われがちだが、実際はそうではなく千差万別である。児童生徒の子育て相談や、そういう母親が集える場所が必要。乳幼児だけではなく不登校支援も必要。

ウ 3年後の「ひろがる」イメージ

(坂上委員)

デジタルやオンラインに強い世代も苦手な世代もいる。苦手な人も参画できるように教えられる人がいるなどフォローアップのようなしくみがあれば、事業を企画した時もつながりになっていく。苦手な人がとりこぼされないような仕組みを考えると「ひろがる」につながっていく。

(二瓶コーディネーター)

デジタル格差が問題である現在で大切なことである。

(影山コーディネーター)

学生が携帯電話を教える講座が非常に好評であった。こういったものをもう少し広げられたら良い。

(青柳委員)

当会議の資料を携帯電話のメールに送信してもらったが開けなかった。1人1人へのフォローを考えてほしい。

(山崎会長)

意欲をもって何かをサポートしたいと思っている人の伴走が重要。

(二瓶コーディネーター)

コンシェルジュとして対応している中で伴走もしている。こういった機会がより増えていく。様々な場面で担っている多くの人が介在していることがラコルタ柏の特徴でもあり、こういった機会が増えると良い。

(赤松委員)

他の施設とも一緒に活動できると情報がたくさん入り、行事も重複しない。早く分かっているものは広く情報提供して共有することで予定は重複せず参加が増え、広がっていく。

(富山委員)

小学生の家族がいる。小学生が参加する行事は保護者同伴が必須であることが多く、保護者の予定も含めて早い段階から予定を立てる必要があるため、早めに情報が入ることが重要。広報に力を入れないと広がらない。月初か1ケ月半前までに周知されると保護者も動きやすいと思う。

(影山コーディネーター)

一貫して広報が大切だと分かった。本日の意見と事業推進委員会での意見を合わせて「集い」「つながる」「広がる」の各々の3年後のゴールイメージを人の心をとらえる一言でまとめていく。

向こう3年に関しては、リニューアル後3年経過して様々な顔のつながりが見えてきて、ようやくここでアップデートできる時期になり、今回の意見を踏まえた上で向こう3年でつくっていきたい。「集い」「つながる」「広がる」の状態をしっかり共有しながら事業を実施していきたい。

(二瓶コーディネーター)

事業推進委員会でも検討しながらコンセプトの実現に向けていきたい。

(山崎会長)

充実した2時間であった。委員に着任し、意識的にラコルタ柏を見てきた。リニューアル後、着実に3年間が進んでいると思う。これからの3年間にワクワク感がある。

傍聴

傍聴者なし

会議資料

令和5年度柏市教育福祉会館運営協議会第2回資料(PDF:2,817KB)

 

 

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部中央公民館

柏5丁目8番12号(教育福祉会館内)

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