更新日令和5(2023)年2月18日

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令和4年度第2回柏市史編さん委員会会議録

第2回

開催日時

令和5年1月18日(水曜日)午後1時30分~午後3時

開催場所

柏市役所本庁舎5階第一委員会室

出席者

委員

髙橋委員長、上山副委員長、髙林委員、関委員、横山委員、平野委員、渡邉委員、浦久委員(8名)

事務局

生涯学習部長、他4名

傍聴者

なし。

報告事項

(平野委員)資料の受け入れの際、柏市では燻蒸をしていないのか。

(事務局)はい、現状は行っていない。

(平野委員)千葉県文書館では受け入れる際は全て燻蒸してから入れている。

(高橋委員長)沼南通史も刊行の見込みということで一区切りついたと感じている。デジタル化を進めており、検索ができるようになり、市民や研究者の方にかなり役立っているのかなと思う。

(上山副委員長)平野委員が言ったように、受け入れる際の問題とか、デジタル化という時代に応じた事業以前に、きちんとやっておくべきことも忘れずにやっていただきたいと思う。

(事務局)上山先生がおっしゃったように、やるべきことをしっかりと緊張感をもって行政の責任としてやっていかなければと考えている。今後とも、いろいろなお立場からのご意見をよろしくお願いしたい。

(関委員)私は先生方のようなご研究の立場ではなく、市民サイドからの感想、印象にすぎないが、今後の見通しも含めて未来のことも考えながら市史編さんのあり方みたいなのを考えていただきたいと思う。

(高橋委員長)資料管理の問題については研修等に参加されているということで、問題に対して適宜対応し、資料をきちんと保存していただけたらと思う。

 

(2)についての質疑応答

(事務局)資料の補足だが、30年、20年という非常に長いスパンでの今後の事業だが、ある程度最初の10年で何かしらの形は示したい。今後5年10年、市民に向けてどういう形で柏の歴史を伝えていくかを踏まえ、先生方のご指導をいただきながら進めていかなければならない。来年度しっかり考えさせていただきたい。

(高橋委員長)長期的スパンと短期的スパンいろいろあるかと思うが、委員の先生方からもいろいろご意見をお願いしたい。

(関委員)柏市の人口の大半は首都圏で仕事をしており、足元にある地域というものを意識する、そういう機会にあまり恵まれていなかったし、省みる時間や暇もなかった。郷土への関心、足元の地域への愛着、そうしたものをどうやって醸成するかが課題として続いている。私が市民としての意識が少しずつ出てきたきっかけが古文書だった。

とても残念に思うのは、柏市は40万都市なのに目立った文化施設、集中して郷土を意識したり、アピールする場所、拠点がないことだ。箱モノが良いというわけでは決してないが、何もないというのはやはり残念。柏市にも独自の文化や歴史はある。近現代の文人、文芸人もいる。また近代遺産として軍都としての歴史に焦点を当てても良いのでは。

団塊世代が後期高齢者となり、親や祖父母から受け継いだ写真や手紙、古文書などの私的な文化財が廃棄される臨界点を迎えている。

これらを市民が保存・維持できるように柏市のノウハウを提供して欲しい。好事例として他の自治体の具体例を2点挙げる。

1令和4年10月開館福井県一乗谷朝倉氏遺跡博物館、所在は僻村。

2滋賀県五個荘町の市民が母体となる発信拠点が誕生。

(上山副委員長)これまでの柏市史編さんについて。

当初委員は3名だった。近隣の自治体と比較しても資料集め、聞き取りをきちんとやっていた。当時私は委員ではなく近代敗戦までの執筆を担当しており戦後史はこの3名が書く予定であったが、結果的に叶わなかった。近代編刊行後、戦後史について市へ要請したが、市史編さん委員会は一旦解散となり、その後当時の市長や教育長、市議会へ戦後史の発足に向け請願し、一部成果(一冊の本)は得られたが、40万都市としては不十分な結果であった。柏は戦後本当に大きく変わった、そういった変わりぶりというのを、すぐに文書に残すことができなくともデータや文書或いは部門の方からの聞き取りを行い、きちんと残す努力をぜひやっていただきたい。そして、子どもたちに伝えていただきたい。

(事務局)どうもありがとうございました。先ほどの関委員のお話も含めて、事務局として皆様のこれまでのご努力と思いをしっかり受けとめて、今後の事業の進め方について取り組んでいきたいと思う。

上山先生のおっしゃられた、柏市が持っている今まで積み重ねてきていただいた資料等を整理・確認しながら、まずは来年検討を進め、戦後史というより柏市の歩みとして、しっかりと事業を進めていかなければならないと思う。

(高橋委員長)今の課長さんのお話にもあったように、今後も続けていくということで楽しみだ、よろしくお願いしたい。

人が変わっても、続いていけるような事業計画というのが重要だと思う。20年というのはかなり長いスパンのように思いながらも、結構早くたってしまうところもある、まず10年後に何かきっちりとしたものを作っていただけるということなので、お願いしたいと思う。柏市は人口も多いが、やはり先立つものがないと何もできないということは確かであるため予算など、国の事業計画の方もぜひうまくとっていただけると良いと願っている。

時間になりましたので、皆様のご協力もいただきすべての次第を終えたというふうに考えさせていただきたい。私も議事進行をさせていただきましたが、これをもちまして任を解かせていただきたい。ありがとうございました。

(事務局)ありがとうございました。

 

(3)髙林委員退任挨拶

以上

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