更新日令和3(2021)年2月26日

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第17回「芹沢銈介の風」 鯛泳ぐ文臙脂地

鯛泳ぐ文臙脂地(JPG:197KB)

「鯛泳ぐ文臙脂地」(1960年)

縮緬地に鯛が泳ぐ姿を生き生きと表しており、斬新な意匠と鮮やかな色彩が巧に調和している。房総に伝わる大漁時に網元が漁夫に贈る祝い着(万祝)を思わせる。津村時代の代表作でもあり、フランス文化館の前館長で画家のバルテュスが、蒲田の工房を訪れた際に大変気に入って所望し、持ち帰った一点でもある。パリ展開催のきっかけになった作品といえる。

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