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故・砂川七郎氏は、染色工芸家で人間国宝の芹沢銈介(1895年~1984年)の芸術に惹かれ、生涯にわたって芹沢作品のコレクションに情熱を注ぎました。
氏は自らの所蔵作品を一般に公開するため、昭和56年5月、自宅に「砂川美術工芸館」を設立。小さいながらもここにしかない逸品が揃い、芹沢ファンをはじめ、多くの工芸愛好家の関心を集めました。
しかし、開館14年目、砂川館長の健康上の理由により閉館。砂川館長は、「作品を持っているだけではしょうがない。集めた作品を散逸させないよう後世に伝え、柏市の文化振興に役立てたい。」と考え、自らのコレクションを柏市に託すことを決意。平成7年5月、コレクションのほとんどを柏市に寄贈しました。
砂川美術工芸館外観
柏市は砂川氏の遺志を引き継ぎ、平成8年2月、現地で「柏市立砂川美術工芸館」として再開しました。平成19年6月に閉館するまでに、合計32回の企画展示を行い、45,447人の入館者がありました。
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