更新日令和3(2021)年2月26日

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堀田清治作者紹介

堀田清治(1898年~1984年)

堀田清治自画像

福井県福井市生まれ。中学入学後、油絵を描き始めた堀田は、大正9年(1920)に上京、太平洋美術研究所に入所し、高間惣七に師事します。
大正13年(1924年)、再度上京した堀田は、創立当初から塊樹社に加わり、昭和元年(1926年)には「大樹のある風景」で念願の初入選を果たします。
またこの頃、恐慌の影響下に喘ぐ当時の思潮を反映したプロレタリア的な画題の作品を多く生み出しました。その後も帝展への出品を重ね、昭和33年(1958)には、アトリエを構えた武蔵野を拠点に新塊樹社を創立し、後進の指導にあたりました。
さらに、激動の時代とともに堀田の制作は変化を繰り返します。2年間に渡る滞欧中には、宗教をモチーフにした作品を中心に描き、その画業に更なる研鑚を積みました。
1970年代以降は「大威徳明王」をはじめ、各地の磨崖仏や観音像を題材に、晩年まで現地への取材と制作を繰り返し行いました。
武蔵野市立吉祥寺美術館などでも作品を鑑賞することができます。

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