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心にゆとりを持って 自転車を安全に乗ろう!
目次
出勤・通学時間、帰宅時間が自転車の交通事故が多い!
柏市内での自転車事故の時間帯別発生件数を見てみると、出勤・通学時間にあたる時間の午前8時~10時の間の発生が最も多いことがわかります。次に多いのは帰宅時間の午後4時~6時の薄暮時です。
自転車の事故統計(令和2年~令和4年)柏警察署資料より
自転車事故は、朝の通勤や通学中の急いでいる気持ちなどが契機となって発生している場合があります。
心にゆとりを持つことで自転車の交通事故は防ぐことができます。
スケアード・ストレイトによる自転車安全教室から学ぶ、自転車の危険!!
スケアード・ストレイトとは、プロのスタントマンが交通事故をリアルに再現することで、事故の「怖さ」を体感させ、交通ルールを守ることの大切さや無謀運転の危険性を学ぶことをいいます。
平成28年11月に、さわやかちば県民プラザでスケアード・ストレイト自転車講習会が実施されました。
自転車における危険にはどんなものがあるか、このスケアード・ストレイトの事例からご紹介します。
Case1 停車中の車のドアが開いたところに激突!
停車中の車の脇を何気なく通り過ぎようとしたら、「あっ!ドアが」。
急にドアが開いて走行していた自転車がドアに激突!
もしも、後ろから車が走って来ていたら、もっと大事故になるかもしれません。
駐停車している車の脇を通る時は、一度止まって前後の安全確認と運転手の有無を確認し、スピードを落としベルを鳴らして通過しましょう。
Case2 交差点での車との衝突!
見通しの悪い交差点で、一時停止しない自転車と自動車による衝突です。
自転車の事故は交差点で多く発生しています。
「いつも車が来ないから大丈夫」ではなく、交差点では一時停止し周囲の安全確認をしましょう。
Case3 巻き込み事故!車から見えない、死角の自転車
大型車両と自転車が同じ方向に走っていました。交差点にさしかかり、車が急に左折して来て車に巻き込まれてしまいました。
これは、大型車両の左折時の内輪差により、自転車に乗った人を巻き込んでしまった例です。
自転車で走行中に大型車両と並んでしまったら車の動きに十分注意し、交差点の角で待つときは、歩道に上がるか、角からさがって待ちましょう。
(補足)内輪差とは
車が曲がるときに、前輪より後輪の方が内側を通るときの距離の差を内輪差といいます。大きな車になればなるほど前輪と後輪の差は大きくなります。
Case4 自転車の規則違反による事故
自転車で2人乗りをして、同乗者に傘を差してもらいながら前が見えない状態で運転をしてところ、歩行者と衝突してしまいました。
2人乗り、傘差し運転は禁止です。
ふらついてしまったり、前がよく見えなかったりとても危険です。自分たちが危険なだけでなく交通事故の原因にもなります。
千葉県で新しい自転車条例が施行されました!
「千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」
平成29年4月1日(土曜日)に「千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行されました。
歩行者、自転車及び自動車等が共に安全に通行し、みんなが安心して暮らすことができる地域社会の実現に寄与することを目的としたものです。
自転車は車両です。交通ルールとマナーを守り、自転車を安全に乗りましょう。
千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
「千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」のポイント
- 自転車に乗るときは、ヘルメットを着用しましょう
- 万が一の事故に備えて、自転車損害賠償保険等に加入しましょう
(自転車の交通事故で相手を死亡させてしまうものも発生しています) - 夕方からライトを点灯しましょう
- 自転車の側面にも反射材をつけましょう
高齢者の交通事故を防ぐには!
交通事故の発生件数は年々減少傾向にある一方、高齢者が占める割合が高くなっています。さらに、近年では事故の被害者だけでなく加害者になるケースも増えています。
その背景には、高齢者人口の増加だけでなく高齢者特有の事情も影響しています。
市では交通安全教室や安全運転のアドバイスの機会などを設け、多くの高齢者への周知を実施しています。
高齢者の交通事故は、自宅付近の道路横断中や夕暮れ時に多く発生しています。
高齢者の交通事故を減少させるには、高齢者自身が交通ルールを守ることはもちろんですが、他の人たちも高齢者の行動に注意し、スピードを控えるなど安全運転をお願いします。
自動車教習所で高齢者交通安全講習会を開催しました
令和4年9月26日、実際に車に乗って教習所内を走行したり、ブレーキとアクセルの踏み間違えや車の特性の違い、道路の横断などを体験しました。
道路の横断では、駐車車両の直前や直後の横断の危険を体験しました。道路を横断するときは、少し遠回りになっても横断歩道や信号機のあるところを渡りましょう。
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