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3月11日を風化させない ~私たちにできる防災対策~
2011年3月11日に発生し多大な被害をもたらした東日本大震災では、市でも震度5強を記録し、建物の一部損壊や2,000人を超える帰宅困難者が発生しました。私たちは、この震災の記憶を風化させず、教訓として将来世代に伝えるとともに、防災・減災のあり方を改めて考える必要があります。
日頃から家庭や職場で話し合い、市民の一人ひとりが防災・減災意識を高め、万が一災害が発生しても冷静な判断・行動ができるよう心がけましょう。
私たちにできる防災対策
1 家族会議を開こう
一番大切なことは一人一人の日頃の備え(自助)です。いざという時に備えて、日頃から家庭や職場で防災・減災の話し合いをしましょう。
2 食糧・水・常備薬などを備蓄しよう
食糧や飲用水は最低3日分を家庭で備蓄しましょう。
「普段づかいの防災備蓄」(普段よく食べる食品を多めに冷蔵庫にストック、風呂の水を流さずとっておくなど)を心がけ、無理のない継続的な備蓄を心がけましょう。
また、公共交通機関がストップし帰宅困難者となる恐れもあるため、職場でも可能な限りの備蓄に努めましょう。
3 家の内外の安全確認をしましょう
寝室や高齢者、子ども、病人等がいる部屋に転倒・落下しそうな家具や家電を置かないようにしましょう。
出入り口や通路には物を置かず、避難ルートを確保しましょう。
4 地域の防災訓練に参加しましょう
町会・自治会等が設立している自主防災組織では、防災訓練や講習会など様々な防災活動を実施しています。
町会・自治会等に加入し「顔の見える関係作り」を進めるためにも防災訓練に参加しましょう。消防・警察・自衛隊等はすぐに駆けつけられません。
5 家族との連絡方法を確認しておこう
災害時に携帯電話は使えません。「災害時伝言ダイヤル(171)」などの伝達方法を確認しましょう。
6 避難場所までのルートを確認しよう
誰にも頼ることなく避難場所まで安全に行けるよう、日ごろ複数のルートを確認しましょう。災害時には誰も誘導してくれないかもしれません。
帰宅が困難な場合の心得 「むやみに移動を開始せず、落ち着いた行動を」
多くの人が一斉に帰宅を始めると、火災や建物からの落下物などにより負傷する恐れがあり危険であるほか、救助・救急活動の妨げになりますので、次の点を心掛けましょう。
- まずは自分の身の安全を確保しましょう。
- 職場や集客施設等の安全な場所にとどまりましょう。
- 災害用伝言サービスで家族の安否や自宅の無事を確認しましょう。
- 交通情報や被害情報などを入手しましょう。
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