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地震に関する知識(帰宅困難者編)
職場や学校、外出先など、自宅から離れた場所にいるときに、大規模な災害が発生すると、自宅に帰ることが困難になる人が多数発生することが予想されます。
帰宅困難に関する被害想定
千葉県が実施した地震被害想定調査では、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生した場合、都内や県内などにおいて、最大で約108万人の県民が帰宅困難者になると予測しています。
また、東日本大震災においても、県内各地で多くの方が帰宅困難者となり、自宅へ帰れない、または徒歩で帰宅した方が多く発生しました。
まずは情報収集から
地震等が発生した直後に、多くの人々が一斉に徒歩帰宅を始めた場合、路上や鉄道駅周辺では大混雑が発生し、集団転倒にまき込まれたり、火災や沿道の建物からの落下物等により負傷する恐れがあります。
むやみに移動を開始せず、身の安全を確保するとともに、落ち着いて交通情報や被害情報等を確認し、適切な行動を心がけましょう。
むやみに移動を開始しない!
- まずは自身の身の安全を確保しましょう。
- 慌てて移動を開始するのはやめましょう。
- 家族の安否や自宅の無事を確かめましょう。
- 交通機関の情報や道路の被害状況などを入手しましょう。
- 周囲の状況に応じて、安全を最優先に行動しましょう。
- 発災直後の安否確認の手段として、災害用伝言ダイヤル171(一般電話)、(外部サイトへリンク)携帯電話災害用伝言板、web171(パソコン)(外部サイトへリンク)などが利用できます。これらは、毎月1日などに体験利用が可能です。
- 電車や道路の情報は、県の防災ポータルサイト(外部サイトへリンク)や鉄道各社のホームページで確認することができます。携帯電話にも対応していますので、外出先でも情報を入手することができます。
日ごろからの備えも必要です
外出先で帰宅困難となった場合を想定し、日ごろから徒歩帰宅や一時的な避難に備えて必要な物資等を準備しておくことも大切です。
安全な徒歩帰宅のために
- 携帯ラジオや地図を持ち歩きましょう。
- 職場などに歩きやすいスニーカーや懐中電灯、手袋、飲料水や食糧などを用意しておきましょう。
- 事前に発災時の安否確認の方法や集合場所を家族で話し合っておきましょう。
- 徒歩やバスにより帰宅経路の状況を確認しておきましょう。
- コンビニやガソリンスタンドなどを確認しておきましょう。
徒歩帰宅者支援の取り組み
千葉県を含む九都県市では、コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、ガソリンスタンド等と徒歩帰宅支援に関する協定を締結しています。
これらの店舗では、水道水やトイレの提供のほか、道路交通情報などを可能な範囲で提供して頂けます。
こうした店舗には、「災害時帰宅支援ステーションステッカー」が掲示されています。
- 店舗やライフラインなどの被害の状況によっては、支援が実施できない場合があります。
- 九都県市:千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉市、さいたま市、横浜市、川崎市、相模原市
コンビニエンスストア等
千葉県石油商業組合に加盟する県内のガソリンスタンド
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