更新日令和7(2025)年6月30日

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【定期予防接種】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんなどの予防に効果的なワクチンです。
キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性)は【キャッチアップ接種・期間延長について】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンをご覧ください。

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柏市に住民票がある小学6年生~高校1年生相当の女性は定期接種の対象であり、接種が無料

対象者

小学6年生~高校1年生相当の女性

接種場所

  1. 柏市予防接種指定医療機関午後5時~午後7時半実施指定医療機関
  2. 千葉県内協力医療機関(外部サイトへリンク)(松戸・流山・我孫子市など)
  3. 指定の医療機関以外(県外)
    やむを得ず千葉県外で予防接種を希望するかたは「千葉県外で予防接種を希望されるかたへ」をご確認ください。

持ち物

  1. 母子健康手帳
  2. マイナ保険証など、柏市の住所が確認できるもの
  3. 予診票
    ※柏市では中学1年生の時期に予診票を郵送しています。柏市へ転入されたかたや紛失されたかた、小学6年生で接種を希望するかたは以下の方法で予診票を受け取ることができます。

予診票は柏市予防接種指定医療機関で受け取ることができます。

千葉県内協力医療機関や県外で接種する場合は、柏市の予診票が必要となりますので、窓口・電子・郵送のいずれかの方法で予診票交付申請を行ってください。

【窓口】健康増進課(ウェルネス柏3階)必ず母子健康手帳、申請者の身分証明書をお持ちください。

【電子申請】予診票交付申請(外部サイトへリンク)

【郵送申請】予診票交付申請書(ワード:23KB)、母子健康手帳(表紙・予防接種の全ページ)の写し、申請者の身分証明書の写しを健康増進課へ郵送してください。

1.子宮頸がんとヒトパピローマウイルス(HPV)

子宮頸がんは、日本では毎年約1.1万人の女性が発症し、1年間に約2,900人の女性が亡くなっています。30歳までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も1年間に約1,000人います。子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交経験がある女性であれば、多くが「一生のうちに一度は感染する」といわれるウイルスです。感染しても、約90%の確率でウイルスは自然に排泄されますが、ごく一部のケースで、数年~数十年後にかけて前がん病変(がんになる手前の細胞)の状態を経て、子宮頸がんを発症することがあります。

2.積極的勧奨の差し控えと再開

HPVワクチンは、平成25年4月に定期接種として位置づけられましたが、ワクチンとの因果関係が否定できない持続的な痛み等がワクチン接種後に特異的に見られたため、同年6月から個別勧奨は差し控えられました。
その後、令和3年11月に開催された厚生労働省の審議会において、改めてワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和4年度から定期接種対象者への個別勧奨の再開が決定されました。

3.種類・接種間隔

HPVワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類のうち、原則として1種類を接種します。接種が完了するまでに約6か月の期間がかかります。3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。

一般的な接種スケジュール
※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。※2・3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目からは2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

4.効果

  • R5HPVの種類の割合とワクチンで予防できる範囲サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。また、ガーダシルは、HPV6型、11型の感染とそれによる尖圭コンジローマ(生殖器にできるイボ)を予防する効果もあります。
  • シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

5.副反応

HPVワクチン接種後には、多くのかたに接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また、稀に重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

HPVワクチン接種後の主な副反応

出典:厚生労働省ホームページ「HPVワクチンに関するQ&A」

副反応

接種にあたっては、以下のリーフレットや厚生労働省のホームページ(外部サイトへリンク)等を参考に、ワクチンの有効性や副反応が起こるリスクを十分に理解していただき、医師ともよく相談してください。

【詳細版】
HPVワクチンについて
【概要版】
HPVワクチンについて
9価ワクチンのご案内 接種後の注意事項

令和6年度HPVリーフレット詳細版

令和6年度HPVリーフレット概要版

令和6年度HPVリーフレット9価

R5HPVリーフレット(受けた方へ)

接種後の注意事項

  • 接種直後から、強い痛みやしびれを感じた場合はすぐに医師にお伝えください。
  • 痛みや緊張等により、接種直後に一時的に失神や立ちくらみ等が生じることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして安静にし、様子を見るようにしてください。
  • 接種を受けた日は、激しい運動は控えてください。
  • 接種後に体調の変化を生じた場合は、接種を受けた医師またはかかりつけ医にご相談ください。
  • HPVワクチンを接種し、1回目、2回目に気になる症状が生じた場合は、2回目以降の接種をやめることができます。

6.接種後の症状に関する相談先

接種後に気になる症状があるとき

HPVワクチンの接種後に生じた症状について、より身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関(外部サイトへリンク)が選定されています。また、千葉県では接種後有症状者の診療が円滑に行われるように、より身近な地域でHPVワクチンの副反応について相談、診察、検査等に応じてもらえる医療機関として地域連携医療機関(外部サイトへリンク)を指定し、支援体制を強化しています。

HPVワクチン接種後に気になる症状が生じたかたは、まずは予防接種を実施した医師またはかかりつけの医師にご相談ください。「地域連携医療機関」や「協力医療機関」への受診については、予防接種を実施した医師またはかかりつけ医からの紹介状等が必要となる場合があります。

不安や疑問、困ったことがあるとき

HPVワクチン接種後に生じた気になる症状に対して不安や疑問、困ったことがある場合の総合相談窓口を設置しています。詳しくは以下の厚生労働省のホームページをご確認ください。

【厚生労働省】ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について(外部サイトへリンク)

7.健康被害救済制度

予防接種法に基づく予防接種を受けたかたに健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、健康増進課にご相談ください。(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)

【厚生労働省】予防接種健康被害救済制度(外部サイトへリンク)

柏市子宮頸がん検診
HPVワクチンでは、全ての発がん性HPVの感染を防ぐことはできません。早期発見のためには子宮頸がん検診の受診が必要です。ワクチンの接種の有無にかかわらず20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。詳しくは、柏市子宮頸がん検診をご確認ください。

 

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部健康増進課 予防接種担当

柏市柏下65番地1(ウェルネス柏3階)

電話番号:

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