令和6年3月末、柏市に接種歴がない中学1年生に、個別通知(封書)、定期接種最後の年齢となる高校1年生に勧奨ハガキを送付しました。
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更新日令和6(2024)年4月1日
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※令和6年度は、平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれの方が対象となります。
※キャッチアップ接種(平成9年4月2日から平成20年4月1日の間に生まれた女性)は、「【キャッチアップ接種】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン」をご覧ください。
令和6年3月末、柏市に接種歴がない中学1年生に、個別通知(封書)、定期接種最後の年齢となる高校1年生に勧奨ハガキを送付しました。
子宮頸がんは、日本では毎年約1.1万人の女性が発症し、約2,900人の女性が亡くなっています。30歳までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も1年間に約1,000人います。子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交経験がある女性であれば、多くが「一生のうちに一度は感染する」といわれるウイルスです。感染しても、約90%の確率でウイルスは自然に排泄されますが、ごく一部のケースで、数年~数十年後にかけて前がん病変(がんになる手前の細胞)の状態を経て、子宮頸がんを発症することがあります。
HPVワクチンは、平成25年4月に定期接種として位置づけられましたが、ワクチンとの因果関係が否定できない持続的な痛み等がワクチン接種後に特異的に見られたため、同年6月から個別勧奨は差控えられました。その後、令和3年11月に開催された厚生労働省の審議会において、改めてワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和4年度より、定期接種対象者への個別勧奨の再開が決定されました。
接種にあたっては、以下のリーフレット等を参考に、ワクチンの有効性や副反応が起こるリスクを十分に理解していただき、医師ともよく相談し、検討してください。
接種を検討されている方 | 9価ワクチンのご案内 | 接種を受け終わった方 | |
【詳細版】HPVワクチンについて | 【概要版】HPVワクチンについて | 9価値ワクチン接種のお知らせ |
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ |
※画像をクリックするとリーフレットが表示されます
「予診票」※、「母子健康手帳」、「柏市の住所が確認できるもの(健康保険証など)」
※中学1年生の女性は、令和6年3月末に送付した予診票を、中学2年生から高校1年生までの女性は、令和5年3月末に送付した予診票をお使いください。紛失された場合は、接種する医療機関(柏市予防接種指定医療機関)にてお受け取りください。
※小学6年生のお子様には個別通知を行っていません。接種を希望する場合は、予診票を送付しますので健康増進課までご連絡ください。
画像をクリックすると大きく表示されます(PDF:278KB)
※事前にお電話等でご予約ください。
2千葉県内協力医療機関(松戸・流山・我孫子市など)
市外の医療機関での接種を希望する場合は、千葉県内予防接種相互乗り入れ制度の協力医療機関であることを、接種する医療機関または千葉県医師会のホームページ(外部サイトへリンク)などで確認のうえ、必ず柏市の予診票を持参し接種を受けてください。
3県外の医療機関
原則として、指定の医療機関で予防接種を受けていただきますが、病気療養などやむを得ず千葉県外で予防接種を希望するかたは、「市外で定期予防接種を希望される方へ」をご覧ください。
※事前に申請なく接種した場合は任意費用の払い戻しはありません。
公費で受けられるHPVワクチンは、防ぐことができるHPVの種類(型)によって、2価(サーバリックスⓇ)、4価ワクチン(ガーダシルⓇ)、9価ワクチン(シルガードⓇ9)の3種類があります。通常、すべての接種が終わるまでに約6か月の期間がかかります。標準的な接種間隔で接種できるよう、計画的に受けてください。
3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。※2・3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目からは2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また、稀に重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
画像をクリックすると大きく表示されます(PDF:144KB)
※接種した部位
サーバリックスⓇ添付文書(第14版)、ガーダシルⓇ添付文書(第3版)、シルガードⓇ9添付文書(第1版より改編)
因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状ふくめて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、サーバリックス®またはガーダシル®では約9人、シルガードⓇ9では約3人です。このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり、サーバリックスⓇまたはガーダシルⓇで約5人、シルガードⓇ9では約3人です。
お子様の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談のうえ、接種するかどうかを決めてください。また、お子様が以下の場合には、予防接種を受けることができません。
HPVワクチンの接種後に生じた症状について、より身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において「協力医療機関」が選定されています。協力医療機関の受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師にご相談ください。(外部サイトへリンク)
千葉県では、令和4年度から、積極的勧奨が再開されたことにより、接種後有症状者の診療が円滑に行われるように、より身近な地域でHPVワクチンの副反応について相談、診察、検査等に応じてもらえる医療機関として「地域連携医療機関」を指定し、支援体制を強化しています。地域連携医療機関の受診については、予防接種を実施した医師またはかかりつけの医師にご相談ください。(外部サイトへリンク)
HPVワクチン接種後に生じた症状に不安や疑問がある場合は、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた方に対する相談窓口」に相談してください。(外部サイトへリンク)
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、健康増進課に相談してください。(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)
※給付申請の必要が生じた場合には、診察した医師または健康増進課へ相談してください。
画像をクリックすると大きく表示されます(PDF:587KB)
HPVワクチンでは、全ての発がん性HPVの感染を防ぐことはできません。早期発見のためには子宮頸がん検診の受診が必要です。ワクチンの接種の有無にかかわらず20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。詳しくは、「柏市子宮頸がん検診」をご確認ください。
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