更新日令和4(2022)年3月16日

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第29回柏市下水道事業経営委員会会議録

1開催日時

令和4年2月24日(木曜日) 午後3時~5時

2開催場所

水道部新庁舎401・402会議室

3出席者

(委員)

落合委員、板倉委員、北川委員、北嶋委員、佐藤委員、椎名委員、鈴木委員、髙橋委員、谷委員、富田谷委員、中屋委員、沼澤委員、吉澤委員

(事務局)

内田土木部理事、伊藤下水道経営課長、松崎下水道整備課長、片山下水道維持管理課長、浅野河川排水課長 他4名

(注意)委員氏名の記載は、順不同です。

4議題

  1.  「水道・下水道事業の組織統合」と「新たな審議会における審議予定事項」

5議事(要旨)

「水道・下水道事業の組織統合」と「新たな審議会における審議予定事項」(資料1),下水道使用料のR3.2.22答申に基づく今後の検討について(資料2)

 事務局から「水道・下水道事業の組織統合」と「新たな審議会における審議予定事項」、下水道使用料のR3.2.22答申に基づく今後の検討について説明を行い、質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

(髙橋委員)水道と下水道のマスコットキャラクターは、組織統合後どうなるのか。

(事務局)御意見等も伺いながら、これまで通り今後もこの2つのキャラクターを活用し、広報していきたいと考えている。

 

(谷副委員長)現在の水道と下水の職員数と、統合後の職員数を教えてほしい。

(事務局)正確な数字は持ち合わせてないが、常勤職員については、現在水道が60数名、下水道が40数名で、合わせて110数名となっている。市全体で職員削減の流れがあるので、その調整で多少人数が変わる場合もあるが、組織統合を理由とした人員削減は考えていない。

 

(中屋委員)工事部門は水道と下水で分かれているが、きちんと連携が取れるのか。

(事務局)水道と下水をひとつにする選択肢もあるが、組織が大きすぎると逆に動きづらくなってしまう場合もあるので、今回は水道と下水を分けている。工事部門を集約することで、色々なノウハウを課内で共有し、効率化や技術向上を図る。将来的な組織体系は、毎年の見直しで考えていく。

 

(佐藤委員)雨水関連の業務はどこが担当するのか。

(事務局)工事や維持管理は下水道工務課、大きな計画については経営企画課で担当していく。

 

(佐藤委員)雨水は上下水道とは違うものであり、お金の流れ方も違うと思うが、上下水道局で担当するのか。

(事務局)雨水の経営は下水道使用料ではなく、普通の税金で負担するものなので、一般会計からのお金を繰り入れたうえ、上下水道で業務を行っている。そのような自治体が多いと思うが、一般会計の部署で直接業務を行っている自治体があれば、参考にしていきたい。

第1期包括的民間委託の実施内容と第2期包括的民間委託の事業内容について(資料3)

 事務局から第1期包括的民間委託の実施内容と第2期包括的民間委託の事業内容について説明を行い、質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

(鈴木委員)増員無しや工事完了までの期間短縮などのメリットがある一方で、民間委託はある程度のコストが発生する。プラス面とマイナス面を比較したときに、どの程度のメリットがあったのか。

(事務局)人件費等でいうと、導入当初、年間1億円削減できるということで包括委託がスタートし、実際に人員を増やしていないので、それくらいの効果が出ているのではないかと考えている。あとは、全体でまとめて発注できるため、落札金額も市の計算より安くなっている。

 

(北川委員)改築延長について、第1期の計画は4.1kmだったが実際に実施できたのは2.7kmだったので、第2期で15kmの改築延長にプラスして積み残し分が何kmか発生すると思うが、その辺りはどうなっているのか。

(事務局)実際に設計してみると、管更生という管の中に管を作る工法ができない箇所が出てくるので、当初の予定よりも延長が減る傾向にある。第1期の計画は4.1kmだったが、実施できた2.7kmは、計画値の約65%となる。緊急度1.・2.を対象とした第2期の15kmという計画についても、若干の減少があると考えている。8割程度だとすると約12kmなので、積み残し分を入れて15kmくらいになると予想している。

 

(北川委員)12km程度を予想しており、積み残しとあわせて15kmということが分かるように資料の書き方を変えたほうがいい。

(事務局)承知した。

 

(落合委員長)第2期でも緊急度が高いものが出てくると思うが、それは第3期に回すことになるのか。

(事務局)第2期で調査したものについては、第3期で改築していく。

 

(落合委員長)緊急修繕が必要となった場合は、どのように対応していくのか。

(事務局)第1期では市が別に発注していたのでタイムラグがあった。第2期の包括委託では、調査したときに修繕もできるようにしていきたいと考えている。

 

(落合委員長)第1期でも実施はしていたが、項目としては記載されていなかったということか。

(事務局)第1期でも行っていたが、市が別で発注していた。第2期では包括委託の中に入れて実施したい。

マンホールトイレの整備状況について(資料4)

 事務局からマンホールトイレの整備状況について説明を行い、質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

(富田谷委員)学校にある既存のマンホールを使用するのか。また、道路上のマンホールなど、学校以外を整備することは検討しているか。

(事務局)既存のマンホールではなく、新たにマンホールトイレ専用の管を工事し、その上にマンホールトイレを整備している。道路上だと通行の邪魔になるなどの理由で検討していないが、将来的には中学校や近隣センターなどの他の避難所にも広げていきたい。高校には、この形式ではないが既に整備されているところもあるようだ。

 

(中屋委員)既存のものは使うことが出来ないのか。既存のマンホールや汚水桝で使えたらいいと思うのだが。

(事務局)資料の図だと分かりにくいが、口径450で造られている太い管であり、3日分程度の汚水を貯めることができる。マンホールや汚水桝だと貯められない。また、避難所は皆さんが集まる場所なので、効率がいいと考えている。

 

(落合委員長)既存の管だと細く、すぐに詰まってしまう。新たに太い管を入れ、その上にトイレを整備するため、費用もかかるということですね。令和3年度は計画通り進んでいるのか。

(事務局)計画通り進んでいる。

 

(吉澤委員)これまで大きく被災したことがないので、実際に使ったことはないと思うが、鍵の保管はどのようにしているのか。また、トイレの照明、トイレに流す水は、実際に使う時はどのようになるのか。

(事務局)下水部門で整備・所有しているが、運用は防災安全課へ移管している。将来的には、地元や避難所に集まった方に組み立てていただくのが理想である。以前、ふるさと協議会で見学会をしたことがあるので、今後も防災安全課を通して普及を進めていきたい。鍵は、防災安全課と下水部門で所有している。照明はトイレ内には無いので、懐中電灯を備品倉庫に用意している。貯めた汚水を流す水は、マンホールトイレはプールの近くに作るようにしているので、プールの水をくみ上げ、ホースで水を投入し流すこととなる。

 

(吉澤委員)運用は防災の部署に移管しているとのことだが、組み立てられなければ使うことができないので、防災部署とも協議し、実際に被災した時に速やかに使うことができるような状況を整えてほしい。

柏市での下水道革新的技術実証事業について(資料5)

 事務局から柏市での下水道革新的技術実証事業について説明を行い、質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

(佐藤委員)川崎地質と下水道事業団の共同研究事業として国に申請し、国が補助金を出している。柏市はそのフィールドになっているだけということか。

(事務局)地元として意見を述べ、事業に反映されることもある。

 

(佐藤委員)下水道だけでなく、道路も関係する内容だと思うが、市の事業としてはどのような位置づけなのか。

(事務局)何か異常があったら、下水と道路が共同で動くのが理想だが、この事業は国主導のものなので、どうしても縦割りとなってしまう。まずは、何か異常がある、ということが分かることが重要と考えている。現在は下水起因の異常がある場合にはどのようにデータに現れるかなど調査している状況である。

 

(佐藤委員)維持管理の費用を抑えるとても有用な技術だと思うので、素朴な疑問として質問させていただいた。資料5のP.3の地図にバツ印がついているが、これらの地点で実際に異常が発見されたのか。

(事務局)そうである。

 

(落合委員長)この事業がどれだけ有効性があるかの検証だと思うので、是非やっていってほしい。包括委託の第1期調査で見つかった修繕が必要な箇所での調査はしたのか。

(事務局)当初にそのデータとの突合せをしていた。

 

(落合委員長)第2期包括委託で、新技術を活用するという話があったが、これもその一つとなるのか。

(事務局)そうなる可能性もある。

 

(板倉委員)何か年事業なのか。

(事務局)去年と今年の2か年である。

 

(沼澤委員)大雨が降った際、雨水で近所が浸水してしまうことがある。この新技術や包括委託のカメラ調査などで何か異常があった際に、市民はどのようにすればいいのか。ここに異常があるということが分かると安心である。

(事務局)カメラ調査については、管の老朽化状態をメインに調べているため、浸水については違う調査が必要である。柏市の管渠は1時間に50ミリの降雨量まで対応しているが、最近はゲリラ豪雨などで、それをはるかに超える雨が降ることがあり検討が必要。新技術で何か使えるものがあれば、活用していきたい。包括委託業者からの技術提案で、柏駅前については、管の水位を監視している。水位を監視することは有効だと思っているので、来年度は柏駅周辺の水位を試験的に把握もしていく予定である。

 

(沼澤委員)この事業は道路などにも関係し、下水だけでなく市全体で行う方が進歩していくと思うので、よろしくお願いいたします。

(事務局)道路を調べるうえでも有効な手段だと思うので、検討していきたいと思う。

6傍聴

傍聴0人

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